小川洋子のレビュー一覧

  • カラーひよことコーヒー豆

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    エッセイ集。2006.10~2008.9『Domani』掲載。

    美しい日本語と、的確な言葉で綴られる日常。
    読んでいると、陽だまりで休んでいるような穏やかな気持ちなれる。

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    2015年11月04日
  • 最果てアーケード(2)

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    (2015-11-03L)(2015-12-27L)(2017-02-19)(2022-02-12)

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    2022年02月12日
  • 最果てアーケード(1)

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    7月26日は幽霊の日、ということでこの本を思い出しました
    もっかい読み直そうかな
    (2015-11-03L)(2015-12-27L)(2017-02-19)(2022-02-12)

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    2019年07月26日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    2008.6~2012.3『毎日新聞』掲載のエッセイ。

    文中より
    「こんなことをやって、何になるんだろう」と、ふと無力感に襲われるようなことでも、実は本人が想像する以上の実りをもたらしている。

    この言葉に励まされた。そうであってほしい。
    そして著者のエッセイに何度も顔を覗かせていた無邪気なラブ。ラブが出てくるたびに、そっと顎から頭を撫でている気持ちになっていた。ときに抱きつき、ラブに何かを許される気持ちになっていた。
    ラブのご冥福をお祈りします。

    2016.11再読

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    2016年11月18日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    小川さんの日常を綴ったエッセイ
    とても控えめなお人柄が伺えます

    書下ろしの「ジュウシマツの芸術」がお気に入り
    鳥には興味がなかった小川さんがジュウシマツの生態に感銘を受ける件がいい
    小川さんの「芸術」に対する考え方が伺える

    ジュウシマツは求愛のために歌の練習をし本番に挑む
    練習と本番では遺伝子の発現パターンが異なるらしい

    さらに、究極の歌をうたうオスが出現する、そのオスは
    メスには求愛せず、自分の歌に聞きほれ満足する

    「求愛という目的が消え去り、ただうたうためだけの歌、つまり芸術がここに誕生する。(中略)孤独を愛し、より繊細な美を追い求め、いつしかそれを芸術にまで高めることのできる彼ら

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    2015年10月25日
  • 偶然の祝福

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    なんでこの人の書く物語は
    こんなにかなしくて絶望的でくらくて
    なのになぜか優しくてどこかにひっそり希望が隠れてるんだろう

    そして、夢と現の狭間のような世界

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    2015年09月25日
  • 原稿零枚日記

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    2015年の41冊目です。

    主人公である”作家”の私の奇妙な日常を、日記風に書き綴っています。小川洋子作品に欠かせないな「奇妙な職業」を持つ人を始めとし、「奇妙な料理」、「奇妙なツアー」が出てきます。日常の中に描かれている非日常的かる不思議な世界が、現実から読み手の意識を引き離していきます。引き離された意識が自分なのか?置き去りにした無意識が自分なのか?奇妙な世界から、「あなたは何者?」と問われている気持ちになる。
    苔料理店、ツアー参加者が次々に迷子になりながらも時間通りに進んでいく現代アートの祭典見学ツアー、物語の”あらすじ”をまとめるあらすじ係という職業、楽譜めくり係、、、。この奇妙な世

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    2015年09月16日
  • 偶然の祝福

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    基本的に人間は信じていない私ではあるが、それでも人生のどこかで誰かに助けられた場面があったことは認めざるを得ない。いかに人間嫌いな私でも、たった一人で生きてきたわけではない。普通の人は助けてくれる人というのは家族であったり恋人や友達であったりするのかもしれない。だが極端に知り合いの少ない私は、いざというとき力になってくれたのは、赤の他人であることが多かった。通りすがりの優しいおばちゃんや、名前も告げずに去っていったサラリーマン。よくぞあの時あのタイミングで、と奇跡を信じたくなるほどありがたい助けもあった。
     たぶん、世の中はそいういうふうにできているのだ。不幸と幸福のバランスがとれるように、な

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    2022年09月27日
  • 世にも美しい数学入門

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    「博士の愛した数式」の小川洋子さんと、数学者の藤原正彦さんの対談集

    この本のすごいところは、入門として得られる知識について、地理的背景のほか、特に有名な人物や各種の定理・予想などの幅の広さにもあると思います。
    有名なフェルマー予想(サイモンシンのフェルマーの最終定理が詳しい)の他に、ゴールドバッハの予想(6以上の偶数はすべて2つの素数の和で表せる)という問題にも触れられていて、そこから、ゲーデルの不完全性定理(正しいとも正しくないとも判定できない命題が存在するということを証明)を提示し、 コンピュータの父であるチューリングによる、ある命題が真偽を判定できない命題であるかどうかをあらかじめチェ

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    2015年08月18日
  • やさしい訴え

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    林の中にいるようで涼しくなれる物語。
    静かな気持ちになれる。
    ただ主人公が女くさくて、イマイチ好きになれないかも。ただ引き際は潔い。

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    2015年08月13日
  • アンネ・フランクの記憶

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    アンネ・フランクを辿る旅に出ることは、すなわち、過去の戦争と向き合うこと。
    小説家を志すきっかけとなったのがアンネ・フランクの日記だったという小川洋子さんが、アンネゆかりの地を訪ね歩いたときのエッセイだが、とても重い旅だったのではないだろうか。

    私の場合、ゴールデンウィークにアンネ・フランクの家を訪れたことから、もう一度アンネについて知りたいと思い、アンネの日記を再読し、小川洋子さんのこのエッセイを読み、そして映画「シンドラーのリスト」を観た。その結果、アウシュビッツには行っていないものの、あまりの悲惨さ残酷さに直面し、かなりの疲労感を感じてしまった。

    小川洋子さんも、旅立つ前にある程度予

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    2015年05月24日
  • 科学の扉をノックする

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    「博士の愛した数式」などの作品で有名な作家、小川洋子氏が、それぞれ分野の違う7人の科学者たちを訪ねるという内容。

    文系の人が書いた自然科学の本ということで、科学本としては読みやすい部類に入る。
    ただ専門用語や若干複雑な説明も書いてあるため、理数系はからっきしだめという人には、ちょっと辛い部分があるかも。

    ただこの本の魅力は、単に科学に対する見識を深められるというところにあるのではない。
    そうではなく、小川洋子氏の科学への純粋な興味と、作家ならではの独創的な解釈。
    そういった単なる知識ではないところにこそ、この本の面白さがあると思う。
    だからこの本を読むときは科学の知識を理解する、理解しよう

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    2015年05月20日
  • 刺繍する少女

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    着想は桐野夏生そっくりなんだけど、仕上がりは全くの別物( ´ ▽ ` )ノ。
    いつものように、ほのかな死の予兆を描いたものが多い( ´ ▽ ` )ノ。
    ゼンマイの話は、もろ死後の世界の物語で、マシスンの「奇跡の輝き」みたいだった( ´ ▽ ` )ノ。
    ケーキのかけらとアリアは合わせると、「サンセット大通り」みたいだね( ´ ▽ ` )ノ。
    これぞ小川洋子、という短編集で、まだ彼女の世界に触れたことのない人にぜひ勧めたい一冊( ´ ▽ ` )ノ。
    2015.4.14

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    2015年04月14日
  • 沈黙博物館

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    最後が安部公房の砂の女のように主人公が囚われる
    庭師が怖かった

    文章は美しかった
    小川さんの話の中で怖くなった話だった

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    2015年03月29日
  • 世にも美しい数学入門

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    小川洋子と数学者の藤原正彦。
    数学はどこに行っても普遍で完全な世界。定式の発見はセンス。豊かな所で生まれ育ち、感性がある人に神様がそっと教えてくれる。江戸期の日本に立派な数学者がいてびっくり。この本を読んで、芸術ともいえる数学を感じることができた。

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    2015年02月28日
  • 刺繍する少女

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    時々チラっと見える凶器がまた悲しくもなる
    そんな物語が多数でした。

    たんたんと語られる、なんでもないような雰囲気が大好きです。

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    2015年02月15日
  • 世にも美しい数学入門

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    数学は美学。美学は世の中の役には立たない。数学もしかり。であるが故に純粋。
    美学者迷亭を思い出した。『吾輩は猫である』の世界。

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    2015年02月11日
  • アンネ・フランクの記憶

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    小川洋子さんは少女時代に「純粋な文学として」アンネの日記と出会い、自らも物を書く喜びに目覚め、そのことが作家になるきっかけにとなった。
    そのことをアンネの日記の翻訳者で本書の解説を務めている深町氏はアンネ〜との最も幸福な出会い方だと述べています。

    アンネの親友だったジャクリーンさん、擁護者だったミープさんと会うくだりは特に印象的です。
    ちょっとどうかと思う質問もありますが……。

    一作家のエッセイとして色々な感想が素直に書かれていて、読みやすかったです。
    ホロコーストの善悪をどうこういう本ではありませんが、あらためてナチによるユダヤ人迫害や収容所での扱いは人間の尊厳を根こそぎ奪うものだった

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    2015年02月03日
  • 刺繍する少女

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    読み終わって最後のページを見たら、初版は1999年・・・もう15年も前の短編集なのですね。
    小川洋子ワールド全開の短編集で、全く古さを感じない・・・と言っても15年しか経ってないか。
    どれも日常のちょっとした心の隙間に、現れそうなお話。
    怖いけれど、なんかわかるなあ~って感じ。

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    2014年11月20日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    カラーひよことコーヒー豆の感想で信頼する読友のはこちゃんさんが小川さんを腐したことを実は根にもっていたのだが(笑)… ひょんなことから続けてエッセイを読むことになってその腐す理由がわかるような気がしてきた。
    居丈高な態度は大嫌いなのだが謙遜、それもひとつの分野で地位を確立している人においての過度の謙遜はやはり鼻に付くものなのだ。
    例えばお土産で「つまらない物ですが…」と言うよりも「美味しかったんで是非とも食べていただきたくて…」と言われたほうが自分のことを思ってくれてる度は格段に高く嬉しさも倍増する、そういう事でないか?
    でもね、巨大化する心配事などを読むとやっぱり小川さんはいい人なのよ…あ、

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    2014年11月10日