カラーひよことコーヒー豆

カラーひよことコーヒー豆

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

ささやかな日常から真理を見いだす作家の目

『博士の愛した数式』『ミーナの行進』などで知られる小川洋子さんのエッセイ集。

インドとドイツの区別がつかなかった子供の頃。「君、明治生まれ?」とボーイフレンドに揶揄された学生時代。
身近なエピソードからはじまり、単行本にしてたった5ページ弱で人生の真理にまでたどり着く展開は、作家ならではの発想の豊かさゆえ。
そんなエッセイの醍醐味を堪能させてくれる29の掌編が詰まった、宝石箱のような一冊です。

収録作品の多くは、ファッション誌「Domani」に連載されたもの。
小説を書くとき、登場人物の職業を最も重要視するという著者が働く女性に向けるまなざしは、温かな励ましに満ちています。
日々忙しく働く中で、つい“ドラマ”を求めてしまい、平凡な日常を退屈なものと思いがちですが、繰り返されるその日常こそがかけがえのない幸せなのだと気づかされます。

仕事、プライベートで、ついがんばってしまう女性たち。
そんな彼女たちに「今日は元気を出さなくてもいいかなと感じたときに読んでもらえたら」と小川洋子さん。
ふとたちどまり、肩の力を抜いて、自分自身を見直す--そんなきっかけをくれるエッセイ集です。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    カラーひよことコーヒー豆
  • タイトルID
    :
    148244
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年03月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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カラーひよことコーヒー豆 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    題名に強烈に惹かれて手に取った。小川洋子のエッセイ。どの作品も読みやすい。印象的なのは題名と同じ話。ほんわかした内容かと先入観を持って心躍らせながら読み進めると「そうきましたか!」と膝を打っていた。発想力が素晴らしい。

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    エッセイとは知らずに手に取った。
    とても、とても素敵だった。小説もすごく好きだけど、小川洋子さんのあたたかな人柄がにじみ出た本当に素敵な1冊でした。
    なんだか知らずに抱えていたやるせなさとかかなしみとか、いろんな思いをふっと軽くしてくれるような、そんな本だった。素直に心の奥まで染み込んだ。今の私に絶対に必要だった気がする。出会えてよかったなぁとしみじみ。

    0
    2021年10月12日

    Posted by ブクログ

    犬好きでタイガースの熱狂的なファン、どこにでもいそうなどちらかといえば垢抜けないおばさん。
    レジに並ぶときはもたもたして後ろの人に舌打ちされないように万全と小銭の準備をし友達と食事した後に喋りすぎたのでは?と不安になる。
    なるべく世間の端っこで生きるよう努力しながらおこがましい気持ちで小説を書いている。
    でもね小川さん、神様はあなたの小説の才能に特別な計らいをされているのですよ、多くの人が感動するカレンの歌声のようにあなたの本を読むことは私たちにとって至福の喜びなのです。
    いつか阪急電車でお会いしたらお礼を言おうと密かに思ったりしています

    0
    2014年10月04日

    Posted by ブクログ

    毎日の中でスルリと零れてしまいそうなひとコマを
    大切に丁寧に書かれたエッセイたち。

    不平不満をこぼさず、たくさんのことを
    じっと我慢して超えてこられたお料理の先生の
    謙虚な笑顔と誠実な人柄のお話。

    大好きな須賀敦子さん、堀江敏幸さん、
    柴田元幸さんの話もうれしく、
    「枕草子」に対する想いに、そうそう!と
    うれしくなったり。

    人を結びつける本の話もとても素敵だった。
    同じ本を読んでいるだけで、とても話が弾んだり
    言葉にできない深い繋がりを感じたりする。
    読書ツールでの出会いも然り。
    たかが1冊、されど。

    人との縁、結びつき、大切にすること、
    丁寧に続けていくこと、楽しむこと。
    たくさんの優しさに心が柔らかくなる読後でした。

    0
    2014年06月09日

    Posted by ブクログ

    小川さんはとても気になる作家さんだった。なのに、まだ小説はひとつも読んでいない。とりあえずお近づきになりたくて、これを読んでみた。
    Domaniという女性誌の連載なので、職業について書かれているものが多く、働く女性にさわやかなエールを送っている。清少納言は千年前の職業婦人だが・・・枕草子をそう読み解きますか!?この一文で、小川洋子さんが大好きになった。

    0
    2014年07月20日

    Posted by ブクログ

    作家・小川洋子さんのエッセイ。
    著者の人々に注ぐ暖かなまなざしが感じられ、優しい気持ちになれる本です。

    中心から少し視線をずらした時、世界の見方が変わることがある。

    心に沁みました。

    0
    2013年06月06日

    Posted by ブクログ

    もう見慣れた雨粒。

    水面に落ちて、波紋が広がろうとも
    特に気にする事もなく、さっと目を逸らしてしまう。

    小川さんは
    目を逸らさない人だな、と思った。
    ニコニコと面白そうに
    いつまでも波紋を見続ける事が出来る人。

    雨粒達は、ちょっと嬉しくなって
    本のなかから、思い出のなかから、言葉のなかから、日常のなかから、
    (彼女に褒めてもらおうとして?)
    次々飛び出してきては、ポンポン白いページの中へとダイヴして行く。

    不規則ではあるが、その跳ね上がるような言葉の調べがなんとも心地よいエッセイ。

    0
    2013年02月12日

    Posted by ブクログ

    雑誌掲載分に書き下ろし5作のエッセイ集です。

    作者の小説は沢山読みました。作者の描く美しく繊細なもの、端っこのこと・・なるほど、こういう考えがベースになっているんだなと思いました。

    作者との共通項が多く(阪神ファン、居住地、年代など)、関心事の話題(ジュウシマツ、靴、料理など)も多かったです。ちなみにカラーひよこも分かります。
    自分と縁のあることが多い話題に惹きこまれました。

    作者がエッセイの中で「ハッ」と気づくことに自分もハッとしたり。
    あと1篇が適度な長さで読みやすかったです。雑誌連載の賜物でしょうか。

    「働く人の姿」「大人の女性とは」「黙々と労働する人」「本物のご褒美」「結晶のような個性」「ジュウシマツの芸術」「靴は人生の同伴者」「届かなかった手紙」そして最後に「理想の一日」で、なんだ、今の自分の暮らしもまんざら捨てたもんじゃないなと思う心地よい読後感。堪能しました。

    0
    2012年09月14日

    Posted by ブクログ

    言葉一つ一つがきれい

    私にだってちゃんと若い頃はあった。疲れを知らず、恐れを知らず、時間に限りが

    あるなどと考えもせず、今目の前を行くあの子のようにずんずん突き進んでいた。愛してくれない人を恨み、自分より愛されている人をねたみ、いつも、自分自身を哀れむために泣いていた。それでも思う存分泣けば案外とすっきりし、むくみも食欲不振も目の下の隈も、一晩で解消した。そんな時代があったはずなのに、ちょっと油断し

    ている隙に、すべてが遠くなってしまった。なぜだろう。あの日々は一体、どこへ消

    えてしまったのだろう。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    ラジオのまんま! 小川洋子さんの本を初めて読みました。
    ラジオでは10年以上前から知っているはずの作家さん。
    弾んだ声に、本当に本が好きという気持ちという気持ちがこもっていて、好きです。
    本の語り口調もそのまんま。
    博士の愛した数式の著者だと知ったので、思わず読みました。

    0
    2026年01月12日

カラーひよことコーヒー豆 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    カラーひよことコーヒー豆
  • タイトルID
    :
    148244
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年03月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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