小川洋子のレビュー一覧

  • 妖精が舞い下りる夜

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    小説を読んでいてもわかるように、言葉を大事に大事に丁寧に丁寧に積み重ねてるんだとわかる。
    小川さんの小説の書き方、出来上がる工程は、私には不思議だ。そんなふうにして出来上がるなんて!という感じ。
    遅筆なんですね。でも、それだけ言葉一つ一つに想いが込められている。
    子育てのこと、阪神のこと等、プライベートな話は笑えた。
    やっぱり小川さん、好き。いいわぁー。

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    2013年02月14日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    小川さんて本当にお茶目な感じがする。妄想が小説のままな感じ。心配性のとこ、睡眠のこと、自分にもあるから、すごく共感できて嬉しかった。

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    2013年02月05日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    癒されます。
    幸福なお化粧、小川さんならではの感覚だと思った。
    電車の中で化粧してる人を見て、これから誰に会いに行くのか、そんなに熱心に化粧してるんだから大切な人に会いに行くんだろうな、幸福な時間が過ごせますように…なんて、私は思ったことないもの。
    本当に小川さん目線になれば不快なことが軽減されるだろうな。

    カラーひよこ、知らない人は若いんだよね。
    私知ってるー。もう虐待でやめになったのかな?

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    2013年01月24日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    本当に染み渡る文章である。

    特に「書く」ことについて書かれている部分が本当によい。
    そして数学についての経験と考察は共感できる部分や体験がかぶるところもあった。
    『博士の愛した数式』を読み返そうと決意。
    たぶん最初よりずっとずっと楽しめるはず。
    特に博士の自己紹介の場面や江夏の背番号など、発想がすさまじい、常人ではない。
    なのにさらりと書いているところがすごい。
    感動してしまった。

    そして熱狂的阪神ファンである小川さんが執筆当時の阪神ネタを書いていて、
    そのとき能見のルーキーイヤー。
    まだいまひとつ、だったようだけど、阪神を背負って立つ選手と書いている、ご慧眼。

    阪神からアンネフランクま

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    2013年01月08日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    小川洋子好きで散歩好き。
    この本を手に取らない理由がないです。
    40有余のエッセーを綴ったこの本には、
    一編にかならず1冊以上の本が紹介されている。
    何冊かは、すでの読んでしまった本だもあるが、
    手にしたこともない本にお目にかかれる。
    エッセーは、改めて語る必要がないほど、
    仕上がりもよいし、とてもよいブックガイドにもなっていて、
    一石二鳥の楽しみ。

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    2013年01月20日
  • 科学の扉をノックする

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    p.146「解剖学で進化を研究するのは、歴史学と同じなんです。歴史を研究する人が、お墓を発掘したり、古文書を解読したりして多角的、総合的に皆を納得させるような歴史像を描いてゆく…」

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    2012年11月28日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    『Domani』の連載に数本の書下ろしを加えたエッセイ集。
    表題作にもなっている『カラーひよことコーヒー豆』はどうやら連載中に読んだらしいと、この本を読んで気付きました。何時・どこで読んだかも覚えてないのですが、とにかくこのエピソードだけは頭の中に残っていました。それだけ自分のなかで驚いたのだと思う。
    全体に流れる柔和な空気は小川さんの他の作品に通じるものがあって、全ての作品には筆者の人となりが表れるのだなぁ・・・と改めて感じた一冊。
    作家さんのエッセイを読むと毎回思ってしまうのだけれども、こんなにも多感で疲れてしまうことはないのでしょうか。
    読むとほっこりする。そんな本でした。

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    2012年11月21日
  • 最果てアーケード(2)

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    「ふたつめはない」
    お父さんからもらった石鹸も、友達も、お母さんも。
    壊れてしまったら、目の前からいなくなってしまったら、もう取り戻せない。二度と手が届かない。
    現実のルールは厳しい。

    だからこそ後悔して終わるんじゃなくて、最後まで走り抜けた大家さんはかっこいい。
    また小説が読みたくなった。

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    2012年10月24日
  • 最果てアーケード(1)

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    やっぱりこの物語が大好きだなぁ。
    漫画になっても好きだ。

    レース屋さんのイメージがかなり変わった。こんなに可愛い人だったのかぁ。
    他の人達も小説を読んで想像していたイメージと比較すると、皆さん総じて若い印象。

    小説の最果てアーケードに上書きしないで、もう一つの最果てアーケードとして楽しめた。

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    2012年10月23日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    小川さんは「猫を抱いて象と泳ぐ」でその小説世界を堪能させてもらったけれど、エッセイはまた違った印象でこちらもとても良かった。

    『Domani』に連載されていたものだからか、働く人や女性に対する応援のようなものが多かったように思う。
    そしてなんだか泣けてきたりもしたのだ。

    自分が年を重ねるにしたがって人をいとおしく思う気持ちが強くなっていく気がする。
    人がそれぞれの生きている場で自分の務めをはたし毎日を暮らしている、そのことを思うと胸がいっぱいになる。

    様々な場面でのそうした人達をみつめ優しくそっと応援してくれる小川さんの言葉が心に沁みる。
    心が柔らかになっていく気がする。

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    2012年09月13日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    ネタバレ

    働く女性のためのエッセイ。
    何も言わないけれどそっと側で見守っていてくれているような、そんな温かい目線の本です。

    慎ましやかで、我慢強く、いつどんな時も感謝の心を忘れない、愛情深い明治生まれの女性だったおばあさんのお話。「思い出からやってくる人」

    基本的に何に対しても自信の持てない性格であるという小川さんが落ち込んでしまった時のとっておきの救済策
    「小さな命に救われながら」

    友人との待ち合わせの時に、見知らぬ(失敬な!)女性に‘こんなにも大変なものを背負っておられるのに…’と言われた
    「ただごとじゃない人生」

    他にもたくさんあるけど、この3つが好きでした。


    何の前触れもなく、静かに

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    2013年01月28日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    実はエッセイだと気づかずに手に取り読んだ1冊だったものの、「小説の最も大事な要素は、主題でも事件でも登場人物の魅力でもなく、言葉である…(引用P53)」という一文には思わず感動。小川さんの小説をもっと読んでみたくなりました。

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    2012年05月11日
  • 博士の本棚

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    物語を書くということのエッセイと、著者による書評本。
    この書評にとても弾かれた。

    というのも、遠い異国の地にいる時にこの書評本を読んでしまったものだから、読みたい本がたくさん発見できたのに、簡単には手に入らない状況。
    現在手元にはその時メモした「帰国したら読みたいリスト」が。

    物語を書く・読むことで、人生がこんなにも潤う。
    ということを感じさせてくれる一冊。

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    2012年03月19日
  • 心と響き合う読書案内

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    広くいろんな本を紹介している。

    今まで近寄らなかった分野の本もいろいろあり,
    これを参考に読んでみようかなと思う。

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    2012年02月14日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    「博士」と「アンネ・フランク」を中心とした、作品のバックステージ的なエッセイ。岡山の話や阪神タイガースの話が強烈で、ますます共感を覚える。小川作品は"熱狂的"から遠い作風の様ながら、ワタシの様に熱いファンが多いような気がします。ところで、エッセイと随筆の違いって、何だっけ。

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    2012年02月04日
  • 心と響き合う読書案内

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    読書案内が好きである。取りあげられた作品と紹介者の魅力が同時に伝わるから。
    大好きな『銀の匙』『山月記』『100万回生きたねこ』それから強く惹かれる『死の棘』など興味を持って読んだ。
    評価の高い『富士日記』はいつか読んでみたい。

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    2012年01月09日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    小川洋子氏初のエッセイ。

    小川さんの作品は、小説よりエッセイが好きなのだが、何作か読んだ後での本書なので、内容が重複している部分も見受けられる。

    それでもやっぱり小川さんのエッセイはいい。
    特質すべき点はないけれど、静かで簡素なありふれた日常にスポットライトを当てて綴られたエッセイには、小川さんが寄せる思いの「ぬくもり」が伝わってくる。

    小川さんが語ると、自分が興味関心がなかったことにも関わらず、まるで自分のことのように慈しみを感じる。

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    2012年01月02日
  • 心と響き合う読書案内

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    読書案内というタイトルにふさわしい語り口とラインナップだろう。でてくる本全てを手にとってみたくなる。小川さんのジャンルを問わない読書姿勢はみならわなくっちゃなあ。

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    2011年12月29日
  • 博士の本棚

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    読書エッセイを読むのがたまらなく好き。

    本の話ができる友達が周りにほとんどいないから、(友達自体ほとんどいないが)自分が好きな作品や既読の作品について書いてあると心のなかで相槌打ったり言葉を返したりしながら読んでいる。

    それで、その中の気になった作品を本屋に買いに走ったり、また読み返して、もう一度そのエッセイを読む。報告するみたいな感じで。

    というわけで今回は「アンネの日記」を読み返し、「富士日記」を買いに行きます。

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    2011年12月28日
  • 博士の本棚

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    小川洋子さんのエッセイ集。

    今まで自分が読んできた本の話かなと思って読み始めたら、
    それだけでなく、愛犬の話や作家という職業への思いや
    日々の生活の中で起きる事件や出来事、そこで考えた事などが、
    淡々と、しかしとても大切に、愛情をこめて、書き連ねてある。

    このエッセイを読んで感じ入ったのは、
    小川洋子さんの持つ謙虚さ。

    芥川賞をはじめとして多くの賞をもらっている
    才能溢れる作家であるにも関わらず、
    白紙の原稿用紙を前にして、自分の胸に湧き起こる
    「もしこのままずっと書けなかったらどうしよう。」
    といった焦りや弱気を読者の前に広げて見せてしまう潔さ、
    ある作家の著作を読み、その作品の魅力を

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    2011年03月13日