小川洋子のレビュー一覧

  • 沈黙博物館

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    なんだかぞっとしながらも、読み進めずにはいられない。
    小川さんの著書はそういうものが多い。
    「博士の愛した数式」が有名だが、こういうちょっと不気味な作風の方が好みではあるな。

    有名でもなんでもない、全く普通の人物の形見を集め、博物館を作ろうとする話。
    その博物館の沈黙を想像するだけで・・・
    横隔膜、縮む。

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    2015年02月01日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    数学についてのエッセイから始まるこの本、最初は読んでいても<???>でしたが、数学の章を抜け出したあたりから、どんどこ面白くなりました。 小川さんの作品をカタチ作っているキラキラの粒子がつまったような一冊です。 

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    2009年10月07日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    彼女の死生観や、数学者と小説家に対する関係性の考え方は凄く好きです。あと、空間の捉え方。息づかい。不思議な空間の世界を描いているのにその中を生きる人物を包む現実感の秘密が、少し分かった様な気もします。この死生観については高校時代の模試で出て来た「欧米人と日本人の死生観の違い」といった内容の論文をすごくその考え方の綺麗さに感動しながら、文章を読んでいた事を思い出した。(また読みたいけど、何の論文だったか忘れてしまった。)もう一つ、この本の好きな所は解説です。一つ一つに対して解説している人が愛を持ってこの本を読んでいる事が分かって凄く好感が持てました。やっぱり大好きです。

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    2009年10月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    初めてのエッセイ。
    「モノ書き」として出発した学生時代から岡山での暮らしぶりが垣間見れます。
    特に面白かったのは家族揃っての阪神好き。
    これでもっかって程の熱狂なのに、本人は至って「普通」だと思っているギャップが凄い。

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    2009年10月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

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     エッセイ集。比較的古いもので、1988年から1993年まで。阪神ファンぶりとかも面白いし、小説に対する考え方も面白い。それまでに書いた小説の紹介があったり、阪神日記があったり。
     芥川賞の裏話、出産と同時に作家生活が始まった話などなど。

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    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

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    2回読みました。数字がこんなに素敵で楽しいことを感じ、幼い子供がこんなに大切なものだと博士を通して見えてきた気がしました。

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    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

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    数式の話がでてくると、理解するために読むペースが遅れた。(笑)なんだかホッと心が温まる人間性溢れる話。
    博士と、ルートと家政婦の過ごす時間が好き。

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    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

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    小説や映画より先行してマンガ版を読みました。小説と映画も観たくなってきました。原作の小川さんとの対談がとても良いです。

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    2009年10月04日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    めちゃくちゃファンタジーなのですが、文章が読みやすく、登場人物たちのイメージが湧きやすかったです。さらに挿絵なんかもあると、もっと小説の世界観に入り込めた気もしますが。チェスのルールを知っていたら、もっと楽しめたと思います。それこそ、リトル・アリョーヒンに教えてもらえたなあと。

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    2026年02月08日
  • アンネ・フランクをたずねて

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    アンネの隠れ家生活の支援者であったミープさん宅を訪問したおり筆者がミープさんにサインをお願いしてもらった文章、
    〝…… we were no heroes, we only did our human duty, helping people who need help.〟
    「…… 私たちは英雄ではなく、助けを必要とする人々を助けるという人間としての義務を果たしただけなのです。」

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    2026年02月08日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    チェスを通して主人公リトル・アリョーヒンの生き様を感じた。生まれた時から口が開かず手術を迫られたり、また十一歳のまま成長が止まるなど、人とは違う経験を経て、どのような気持ちでチェスに向き合っていたのだろうと想像すると興味深いです。

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    2026年02月07日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    幼い子に読み聞かせた絵本「てぶくろ」がウクライナ民話であることを思い出させてくれた。いま人びとに大切なことが、、、

    『どんなに小さなてぶくろでも、求める者があれば喜んで分け合おうとする精神があり、それを文学の形で受け継いできた事実だけは、厳然として存在している。子どもの手で持てる薄い絵本の中に、尊い真理が詰まっている』

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    2026年02月06日
  • 不時着する流星たち

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    ネタバレ

    実在の人物や物事に着想を得て書かれた短編集。
    最初は面白いコンセプトだなと思ったんだけど、読み進めていくにつれて狂気を感じた。

    「第八話 若草クラブ」「第九話 さあ、いい子だ、おいで」あたりがそのピーク。怖い。小川さん作品は時々こういう訳わからない話があるから面白いんだけど、でも好みではない。

    そもそも"世界最長のホットドッグ"をモデルに書かれた短編(第九話)って何???って意味わからなすぎて怖くなっちゃった。そういうモデルから着想を得て創作できるって単純にすごいと思った。

    全体的に掴みきれなくてよくわからなかったかも。最後の「第十話 十三人きょうだい」はいい感じ。

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    2026年02月02日
  • 博士の愛した数式

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    読むと穏やかな気持ちになれる本。詳細な数式についての説明が始まると途端に脳がフリーズしてしまい、自分の理解が追いつかないところが我ながら残念だった。

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    2026年02月02日
  • いつも彼らはどこかに

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    何かがそばにいるだけで、自分が存在しているような、、、
    実際に存在していないものが実在してそこにいるかのような、、、

    祖み終えたときは、不思議な話の中に取り込まれていくような感覚だった。

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    2026年02月02日
  • サイレントシンガー

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    内気な人々が集まって暮らす「アカシアの野辺」で雑用係のおばあさんの孫であるリリカは、その沈黙の里で歌を紡いでゆく・・・
    内気な人たちが、自発的にコミュニティを形成するのかなという違和感はあったものの、優しい語り口で、童話のようなファンタジーのような小川さんの世界観はとても心地いいです。
    リリカには、この物語をうまく成立させなくてもいいから、料金係さんと幸せになってほしかったなぁという思いが残ります。
    ドボルザーク「家路」、小学生のころ下校時に放送されていました。

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    2026年02月01日
  • 密やかな結晶 新装版

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    ネタバレ

    密かな結晶を読んで

    まず結論から言うと正直私にはハマらなかった。なのでなぜハマらなかったのかを考察していきたいと思う。
    これは私の悪い癖なのだが、ミステリーを読むことが多いので’伏線のようなもの’を探してしまうきらいがある。
    特に伏線レーダーに引っかかった点は、左足が消滅しても普通に歩ける秘密警察(→秘密警察は消滅の影響を受けない側の人間という伏線では?)、遺伝子で記憶を失わない人間を判断できるという内容(→みんなで記憶を失わない方向に行くのか?母が記憶保持者だった主人公はなんらかして記憶を取り戻すのか?)、なぜR氏はR氏という呼び名なのか(名前消失したの?)など、、、

    何が評価されている

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    2026年02月01日
  • 博士の愛した数式

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    全体として、派手な展開はないのに、読後には深い余韻が残る作品です。数式の美しさ、言葉の節度、そして人のやさしさが、過不足なく釣り合っている。静かだけれど、確かに心の奥をあたためてくれる一冊だと思います。

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    2026年01月31日
  • 博士の愛した数式

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    母の愛読書のため読む。
    少し前は断念したけど、今回は読み終えた。
    と言うくらい、日常を描いた静かなお話だった。
    それでいて、数学を解くことしかこれまで考えてなかったけど、博士は難しい数学も知っていながら、身の回りに溢れている、数やその理論を愛していることが不思議で仕方がなかった。数の描写がその数字の性格を示すようで、面白く、そこまで面白がれたら全てに意味があるようで楽しいだろうなと感じた。
    博士のルートへの愛と、ルートの博士を信じる心は今の私が持たなければいけないところだ。子ども達を全身全霊で愛し時には甘やかし、信じないといけない。
    そんな1月の末。

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    2026年01月30日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    博士が主人公に対しては無頓着な態度をとっていたけど、ルートに対しては人が変わったように優しく丁寧に接しているところが素敵だなと思った。主人公がルートの出生時の体重をすぐに言えるところや、キャンプに行ったルートを過剰に心配するところなどから子への愛情を感じてよかった。博士が主人公と出会って友愛数の話をするところが宇宙の広大さなどを感じて好きだったけど、80分しか記憶を持たない博士にとってそれは忘れてしまう出来事の内であり、心通じ合えた感動が主人公の中にしか残らないところが切なくて、自分だったらまた足のサイズとか聞かれた時に一瞬でも悲しい顔とかしてしまいそうだと思った。あと主人公の、毎回自分の記憶

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    2026年01月25日