小川洋子のレビュー一覧

  • 心と響き合う読書案内

    Posted by ブクログ

    作家小川洋子が52タイトルの文学作品を紹介している。それぞれの作品が如何に心に響くのかを丁寧に綴っている。
    『博士の愛した数式』『猫を抱いて像と泳ぐ』などの著者である小川洋子が「未来に残したい文学作品」を紹介するラジオ番組で取り上げた作品の読書案内を本にしたもの。作家としての小川洋子の視点からそれぞれの作品について、その内容だけではなく、読み方、読みどころなどが語られており、作品に対する深い共感と愛情が読み取れる。取り上げているのは『万葉集』『たけくらべ』『銀河鉄道の夜』『こころ』『蛇を踏む』『悲しみよこんにちは』『変身』『星の王子さま』『朗読者』『夜と霧』など52の作品。既に読んだことがある

    0
    2010年07月15日
  • 刺繍する少女

    Posted by ブクログ

    なんでこんなに綺麗で繊細な言葉なのに緒っとずつ怖いっていうか暗いっていうか、そんなギャップが好きなんだけれども。

    どの話も世界観が大好きですが、特に「ケーキのかけら」が好き。
    世にも奇妙なみたいな。定点カメラで撮影してほしい感じ。
    終わり方もこう…歯がゆくて。息苦しい。

    0
    2021年08月18日
  • アンネ・フランクの記憶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (「BOOK」データベースより)
    十代のはじめ『アンネの日記』によって言葉が自分を表現することに心ゆさぶられ、作家への道を志した小川洋子が、長年の感慨をこめてアンネの足跡をたどる旅に出た。命がけで物資を運びフランク家の隠れ家生活を気丈に支えたミープさんや無二の親友ジャクリーヌさんら老齢の今も美しく、真の魅力を放つ女性たちと語り、生家→隠れ家→アウシュヴィッツへとたずねていく―。アンネの心の内側にふれ、極限におかれた人間の、葛藤、尊厳、信頼、愛の形を浮き彫りにした感動のノンフィクション。

    0
    2013年01月28日
  • 心と響き合う読書案内

    Posted by ブクログ

    〝心と響き合う〟ってのがピッタリな小川さんの読書案内。
    名作と言われてる作品が多いんですがずっと以前に読んだことのある作品は再読したくなり、まだ読んだことがない作品は読んでみたくなるそんな気持ちにさせてくれる贅沢で芳醇な読書紹介本でした。

    0
    2009年11月08日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    エッセイ集

    野球に興味はわかないけど
    金井 美恵子さんの本は読んでみたくなった。
    買ったまま、放置してた映画のDVD「ミュンヘン」
    週末、観ようかなー

    0
    2009年10月27日
  • 犬のしっぽを撫でながら

    Posted by ブクログ

    やはりこの人は頭が良いんだなぁ。
    そう、英知を感じさせるクールな文体。
    なのにあたたかな人間への目線が特徴的。

    0
    2009年10月04日
  • 心と響き合う読書案内

    Posted by ブクログ

    09.08
    木を植えた男
    風の歌を聴け 春樹
    日の名残り カズオイシグロ
    富士日記  武田百合子

    0
    2009年10月07日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    小川洋子のエッセイ兼書評。
    自身の小説の説明も書いてあります。
    一つ一つ短いですが内容は非常に濃いというかところどころ重複してる部分もあります^^;

    村上春樹の作品を読んでいることに驚きです。「主婦作家」と呼ばれることが嫌いとか。

    これはこの本だけに限ったことじゃないですが、スポーツの話は常に変化するので(誰がいつどこで勝ったとか或いは勝ちそうとか)いつも飛ばしてます…。
    あまり興味がないということもありますが笑

    0
    2009年10月04日
  • 心と響き合う読書案内

    Posted by ブクログ

    まず購入する前に、この本で紹介されている本をどれだけ読んだことあるのかを数えました(半数強はあったので、安心)。

    モモと山月記に関するところでは少し目からウロコ。
    若干??と思える箇所(漱石の「こころ」とか)があったけれど、でもそれも作者が「反論OK」みたいなことを言っているので安心して読めました。

    現在周りに本の話をできる人がいないので、この本を読めて結構リラックスできました。
    他にこの手のような本はないのかな??

    0
    2009年11月01日
  • 犬のしっぽを撫でながら

    Posted by ブクログ

    面白かった。『博士の〜』の裏話とか日常とか。
    この人は本当に真摯に作家活動を続けているのだなぁと感じる一冊です。

    中学生の時に苦しくなって読むのを中断した『アンネの日記』を読みたくなりました。

    0
    2009年11月01日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    正直、この乙女ちっくな題名と装丁に「……」となりました。


    自分も好きな春樹のこととか、作家としてなるまでの大学生活とか、やわらかくぼんやりとした調子で書かれていて「あぁこの人の文章上手いなぁ」と思いました。

    他のエッセィも読んでみよう。

    0
    2009年11月01日
  • 沈黙博物館

    Posted by ブクログ

    なんだかぞっとしながらも、読み進めずにはいられない。
    小川さんの著書はそういうものが多い。
    「博士の愛した数式」が有名だが、こういうちょっと不気味な作風の方が好みではあるな。

    有名でもなんでもない、全く普通の人物の形見を集め、博物館を作ろうとする話。
    その博物館の沈黙を想像するだけで・・・
    横隔膜、縮む。

    0
    2015年02月01日
  • 犬のしっぽを撫でながら

    Posted by ブクログ

    数学についてのエッセイから始まるこの本、最初は読んでいても<???>でしたが、数学の章を抜け出したあたりから、どんどこ面白くなりました。 小川さんの作品をカタチ作っているキラキラの粒子がつまったような一冊です。 

    0
    2009年10月07日
  • 犬のしっぽを撫でながら

    Posted by ブクログ

    彼女の死生観や、数学者と小説家に対する関係性の考え方は凄く好きです。あと、空間の捉え方。息づかい。不思議な空間の世界を描いているのにその中を生きる人物を包む現実感の秘密が、少し分かった様な気もします。この死生観については高校時代の模試で出て来た「欧米人と日本人の死生観の違い」といった内容の論文をすごくその考え方の綺麗さに感動しながら、文章を読んでいた事を思い出した。(また読みたいけど、何の論文だったか忘れてしまった。)もう一つ、この本の好きな所は解説です。一つ一つに対して解説している人が愛を持ってこの本を読んでいる事が分かって凄く好感が持てました。やっぱり大好きです。

    0
    2009年10月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

    初めてのエッセイ。
    「モノ書き」として出発した学生時代から岡山での暮らしぶりが垣間見れます。
    特に面白かったのは家族揃っての阪神好き。
    これでもっかって程の熱狂なのに、本人は至って「普通」だと思っているギャップが凄い。

    0
    2009年10月04日
  • 妖精が舞い下りる夜

    Posted by ブクログ

     エッセイ集。比較的古いもので、1988年から1993年まで。阪神ファンぶりとかも面白いし、小説に対する考え方も面白い。それまでに書いた小説の紹介があったり、阪神日記があったり。
     芥川賞の裏話、出産と同時に作家生活が始まった話などなど。

    0
    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    2回読みました。数字がこんなに素敵で楽しいことを感じ、幼い子供がこんなに大切なものだと博士を通して見えてきた気がしました。

    0
    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    数式の話がでてくると、理解するために読むペースが遅れた。(笑)なんだかホッと心が温まる人間性溢れる話。
    博士と、ルートと家政婦の過ごす時間が好き。

    0
    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    小説や映画より先行してマンガ版を読みました。小説と映画も観たくなってきました。原作の小川さんとの対談がとても良いです。

    0
    2009年10月04日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    数学や算数が苦手だった方も楽しめる一冊です。おもわず、一緒に計算をしたくなる、その数式本当か??と気づいたら手元にあった紙で数字を書いてします!
    私は感動というより、心が温かなる話しでした。

    0
    2025年12月20日