小川洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
百科事典のセールスマンの話題が出てきた。
いろんな押し売りに混ざって、百科事典のセールスマンも子供のころ我が家にも来た。
小川洋子さんは欲しかったが(欲しいと口にもできず)買ってもらえなかった。
私は(欲しいと言って)買ってもらった。
1冊の厚さは4センチほどあり、全部で10巻か12巻だったと思う。
今思うと、きっと我が家にとっては高価なものだったのだろう。
お気に入りの1冊か2冊をペラペラと捲るだけで精いっぱいだった記憶がある。
5章構成になっている本だが、最後の章は本の紹介になっている。
私にとっては、読んでみようと思う本はなかった。
読んでいた本は、赤染晶子さんの「じゃむパンの日」だけだった。
「私が愛する10冊」も紹介していたが、うち外国の著者が7冊で日本の著者3冊に男性は入っていなかった。
小川洋子さんが読む本と私が読みたいと思う本は違うみたいだ。
興味をそそられない話もチョコチョコ混ざっていたが、小川洋子さんの奥ゆかしさと優しさが伝わってくる。 -
Posted by ブクログ
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く、大好評エッセイ集『遠慮深いうたた寝』第二弾。
前作で装丁が素敵すぎて大優勝だったのだけれど、今回も同じでとても良い。陶器のようなつるっとした感じで珍しい。小川洋子さんの静かで穏やかなまなざしが透けて見えてくるエッセイで、読んでいるとこちらの心も落ち着く。子供や動物など小さきものへの優しい目にほっとするな。ハプニングがあって演劇の前に人助けをした筆者のエピソードがとても印象に残っている。こういう優しい人だけで世界が構成されていたら戦争なんて起こらないのだろう。物語を作る側の苦労はとても計り知れないけれど、これほどの有名な作家さんでも本当にもがきながら生み出しているんだなと思うと、それらを読める読者は幸せだなあと感じました。