小川洋子のレビュー一覧
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瑠璃子 という女性の 物語。
家族で行った別荘。
そこに8年ぶりに 行く。
なんとはなしに、家出を したかったから・・・・
そこで、チェンバロ 製作者 新田氏と
恋人を失った経験を持つ 薫さん にあう。
森と湖の中で、物語は進んでいくが・・
何という 軽い ストーリーなのだろう。
いまの人たちは こういうのが好きなのだろうか?
チェンバロという楽器のもつもろさ、せつなさ、・・・
ピアノのように ハンマーで 弦をたたくのではなく
鳥の羽根で 引っかいて 音を出す。
ちょうど、そんな風な
鳥の羽根で 引っかくような 感じの物語。
人々は みなやさしく、
すべてをいわないで・・・ベールの中に -
Posted by ブクログ
『リンデンバウム通りの双子』がよかった。
逆にそれ以外は、老婆や身体の一部など不気味さを連想させる要素による、おとぎ話的なわざとらしさが強く感じられた。その点があまり好みではなかった。
・飛行機の中で古書商の男が語った「眠りの物語」。死の要素に満ちたその物語とともに私は眠りに落ちてゆく。『飛行機で眠るのは難しい』
・12日の木曜日に見知らぬ老婆にもらった中国野菜を育てていたら夜中に光るようになった。老婆の畑を訪ねると、そこには駐車場しかなかった。『中国野菜の育て方』
・レストランの前で倒れている男を助けたことをきっかけに、少女は、島にある男の家に通うようになる。男の家のハムスターにはまぶ -
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アンネの日記、アウシュヴィッツ、博士の数学 つながり
1 図書室の本棚 子供の本と外国文学
・図書室とコッペパン
・秘密の花園、小公子、小公女
・抱き寄せたいほどに愛らしい兄弟の物語
・うさぎとブリオッシュ
・映画『クロエ』と『うたかたの日々』その幸福な関係
・博物館に収蔵された物語
・死に彩られたファンタジー
・金曜日の夜、読みたい本
・空想倶楽部結成
・小さな果てのない世界を作る才能
・泉に沈める宝石箱
・クリスマスツリーはどこから来るか
・ジム・ナッシュの墜落
・私の夢は唯一、ものを書くことだった
・斜視の瞳に映る記憶
・偶然の意味を読み取る作家
・時間と空間を宙に浮かんだ塊に彫刻