小川洋子のレビュー一覧

  • 博士の愛した数式

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    この3人の物語が終わらないでほしい、そんな空気感のある物語だった。
    なぜ泣いているかもわからない、涙が止まらなかった。

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    2026年03月01日
  • 最果てアーケード

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    アーケードの人は、下世話な噂ばなしはせず、みんなひそかに、お互いを温かく見守る。お父さんと「私」のことも、輪っか屋さんの恋模様も。

    「私」ももう亡くなっていて、霊のようにゆらゆらと出てきては思い出を語っているのかな。小さいもの、目立たないもの、死んだものに視線を向ける。このアーケードでは、そういうものが大切にされ、尊重されている。

    目立たないけど、役に立つかどうかわからないけど、そのままでいいよ、と言ってもらえるような物語だった。

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    2026年02月28日
  • 博士の愛した数式

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    タイトルは知っていたけど、内容は知らなかった本。
    小説を読んでみたかったが、選び方が分からなかったので、「第1回本屋大賞受賞」「泣ける」という言葉を見てこの本にした。

    この本から感じたことは、当たり前だと感じているモノにも、言葉に表しきれない美しさやがあるということ。ずっと数学に苦手意識がある私だが、数式の美しさを感じ取れたのが嬉しかった。。。
    ちょっと数学を勉強しようかな、というような気にもなれた。

    この本から得たメッセージとしては、、、もう電車を降りる時間だから、また後日言語化する。

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    2026年02月28日
  • 博士の愛した数式

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    なんてあたたかい物語なんだろう。

    博士も家政婦も、ルートも、みんな心が純粋で美しい。

    数字や数式の美しさ、それを語る言葉から愛おしさが溢れている。

    決してハッピーな場面ばかりではないけれど、どの場面も小川洋子さんの美しい描写と文体で描かれ、本当に愛おしい物語となって伝わってくる。

    読んでよかったなぁ。

    また読みたいと思えるお話でした。

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    2026年02月26日
  • 博士の愛した数式

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    初代本屋大賞受賞作とだ毛あって読んでいる時の没入感や感情移入ができるか、読後の気分などとても他の作品では味わえない感覚を教えてくれました。80分しか記憶がもたない博士だけれど博士と関わってきた時間自体が消えるわけではないし例え記憶に残らなくても確かにそこにあったのかと思います。大好きな作品なので文庫で再読しました。

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    2026年02月25日
  • サイレントシンガー

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    小説は読者の精神の状態によって響き方が変わる。また読まれる環境によっても受け取り方は変わる。こんなにうるさくてせっかちな世界に生きる私にとって、鎮静剤のような物語だった。一枚の舌より二つの耳を重視する人々に囲まれてリリカは美しい声で歌い、それを認められた。ずっと彼女の『家路』が流れる町であってほしいけど、いつかは新しく明るく賑やかな歌と取って変わるのだろう。それでも小川作品の愛読者は、静かなシンガーを求める少数者がいることを知っているだろう。時折こんな世界に触れて心を落ち着けたいものだ。

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    2026年02月24日
  • 博士の愛した数式

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    第1回本屋大賞を受賞。あまりきれいでない身なりの博士と博士が語る数学の美しさの対比が絶妙。純粋さが感動を与えるのだろう。

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    2026年02月23日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    小川洋子さんはエッセイでも文章が静謐で丹念で素晴らしいです。でも書かれている内容はフレンドリーで、小川さんにもこんな面があるんだ…!と楽しくなってしまう。文鳥やコビトカバの章では、ことりだ!ミーナだ!と盛り上がれるのも嬉しい。

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    2026年02月23日
  • 博士の愛した数式

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    "博士の記憶は80分しか持たない"

    つまり80分経ってしまうと思い出が上書きされて無くなっていく儚さがあるが、数学者の博士は数式を通じて想いを残す事で、記憶が塗り替えられたとしても何度でも気持ちは蘇る。
    博士の愛情に心が揺さぶられました。

    私が学生の頃、祖母が認知症で大変なことも多くありました。
    だけど、孫である私の事を1番に可愛がってくれていて、私が孫であることすら忘れてしまった時でも変わらずに可愛がって接してくれる祖母の言動がなんだか愛おしくて好きでした。
    認知症と本書を照らし合わせるのは少し違うのかもしれないけど、読んでいたら祖母との記憶思い出させてくれて嬉しい気

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    2026年02月21日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    博士とルートの間の愛情、家政婦の博士への恋愛とはまた違う愛の形がなけました
    数学は全く好きじゃないけど、数の面白さを少し理解できました

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    2026年02月20日
  • 博士の愛した数式

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    号泣しながら読みました。
    数式についてはちんぷんかんぷんでしたが、数式を美しいと思う博士と主人公の温かい気持ちは、すごく伝わってきました。今度時間がある時に、数式を理解しながら再読チャレンジしたいです。
    小川洋子さんの小説は登場人物がみんな温かくて、ギスギスした毎日の生活の中で癒しになっています。
    あと、夕立のシーンですが、本から雨の匂いが漂ってくるような、自分がその場面に一緒にいるような気分になりました。

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    2026年02月20日
  • まぶた

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    バックストロークは何回読んでも感動する。どんなに荒んだ心でもぐんぐんしみこむ小川洋子の言葉はすごいと思う(i_i)

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    2026年02月17日
  • 密やかな結晶 新装版

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    「わたし」が暮らしている島では、ある日突然に物事が消滅する現象が起こっていた。
    玩具、貴金属、本などの物的な物だけではなく、言葉、記憶、そして人体までもが消滅の可能性がある社会なのだ。

    「わたし」は父親を早く亡くし、母親と二人で暮らしていたのだが、母親は消滅現象が起こっても記憶を消失しない能力があったために秘密警察に連行されてしまう。
    それ以降、「わたし」は小説を書いて一人で暮らしている。
    「わたし」には二人の大切な人がいる。
    一人は「わたし」の両親のもとで色々と働いてくれていたお爺さんで、常に「わたし」の側に立って助けてくれていた。
    もう一人の大切な人は編集者のR氏で、「わたし」の小説を常

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    2026年02月16日
  • 博士の愛した数式

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    正直一番好きな本と言って良い。
    内容もそうだが、何度も読みたくなるという点で好きである。博士の子供への愛、ルートと家政婦の博士への愛、そして博士が愛した数。

    小ネタの数学の雑学も好きだし、感覚的な数学の美しさも共感できる。言語化は難しいけど、写真や絵画を見て美しいと思うよに、美しいと感じる数学もある。

    数学が嫌いな人ほど読んで欲しい本である。

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    2026年02月16日
  • 博士の愛した数式

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    自分の勝手な解釈で、的外れかもしれませんが…

    この作品を通して、人の感情に関わる問題で悩み解決しようと考える事に、捉え所がないが、数式について同様に捉え所がない、答えが出ない事を考えるならば、後者に集中する事が、まだ、健全かつ美しい世界が見出せる希望が、登場人物の『博士』を通して感じさせられました。

    主人公の『私』と息子の『ルート』そして赤の他人の『博士』の素数が友愛数(友愛三つ組)として繋がっていくドラマは素晴らしいです。
    数式と尻込みする難しい世界というより、ほのぼのとしたクスクスっという笑いもあって、読みやすいです。

    とはいえ、ここまで本格的な知識を仕込んだ『小川洋子』さんにリスペ

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    2026年02月16日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    小説家・小川洋子さんと心理学者・河合隼雄さんの対談本。

    最近、私のなかで対談本が、アツい。
    この本を読む前に、村上春樹さんと河合隼雄さんの対談本を読んだ。
    宙をただよう概念が、思いもよらぬところで、ふっとつながるような体験が、なんとも快感だった。
    その熱量をそのままに、今回この対談本を手にしたのである。

    個人的には、次の一節が、心に響いた。

    「世界中にあふれている物語を書き写すのが自分の役割だとすれば、私はもうちっぽけな自分に怯える必要はないのです。物語は既にそこにあるのですから。」

    小説家・小川洋子さんが、河合隼雄さんとお話しして得た気づきである。

    書くときに、人はものを作り出そう

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    2026年02月14日
  • ミーナの行進

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    主人公はごく普通の中学1年生・朋子。家庭の事情で伯父さんのもとで暮らすことになります。
    この伯父さん、飲料メーカーの社長でお金持ち。芦屋の洋館で過ごす1年はまさに絵に描いたような夢の暮らし。
    しかも母親がドイツ人の伯父さんはイケオジ、その息子・いとこのお兄ちゃんももちイケメン!シャンデリアのお屋敷、池のある広大なお庭…まさに少女マンガの世界。
    そしてもう一人のいとこ・ミーナは小学6年生。美少女でか弱くまさに蝶よ花よ。あ〜ハイハイ知ってますこういうの、やっぱマンガだね。と思いきや!

    ミーナはバリバリ関西弁、お屋敷の池に住むのはコビトカバ。そしてミーナはそのカバ「ポチ子」に乗って登校(!)するの

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    2026年02月14日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    久しぶりの小川洋子さんの文章。エッセイはもしかしたら初めてか。
    まず、書かれた媒体の幅広さに圧倒され。高校生に読書の魅力を伝えた文、想像力を働かせる登場人物たちへの愛、見知らぬ迷子への愛、そして本書のラストはアンネの日記を例に挙げつつ文章を書くということへの賛美。
    本のあちこちに著者の優しさ温かさを感じられた。洋子さんの愛情深さに触れ、だいぶ久しぶりに著者の名著たちを再読したくなりました。何から読もう。

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    2026年02月12日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    博士からルートへの眼差しが優しく、本当に子供を愛しているんだなということが伝わって胸が温かくなった

    その愛をルートがまっすぐに受け取っていて、周囲の大人よりも博士の本質を見定めて、しっかり懐いているのがまた微笑ましい。ヒヤヒヤするシーンもあり、博士死ぬんだろうなと思っていたが最後はルートが数学の先生となって再会するという予想外のラストで、不覚にもホッとしてしまった

    個人的にハッピーエンドはあまり好まないのだけど、本作はこの終わり方で良かったと思った。記憶が持たないとはいえ、一目見たらルートがもう大人になっていることはわかるはずなのに、博士から見たら彼はいつまで経っても可愛い「子供」なのだか

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    2026年02月11日
  • 博士の愛した数式

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    博士と家政婦とその息子。
    三人が寄り添い合い、献身的だったからこそ産まれた温かい関係。
    シンプルでいて美しい物語。

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    2026年02月09日