小川洋子のレビュー一覧
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\\『 アンネの日記』のイメージが変わった //
ホロコースト文学。
けれどそこにいたのは一人の等身大の13歳になった少女。
『アンネの日記』は思春期の少女のリアルな声が描かれている文学作品でもあったんだ!
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【タイトル】NHK 100分 de 名著ブックス言葉はどのようにして人を救うのかアンネの日記
【 著者 】小川洋子
【 出版社 】NHK出版
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私はまだ『アンネの日記』を読んだことがありません。有名であらすじも聞いたことがある。
アンネがナチス・ドイツから逃れるために屋根裏で隠れ住んだ、とても悲惨で陰鬱な日々を描いた日記、そういうイメージをしてい -
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小川洋子さんの作品。ファンタジックでノスタルジー的な感じ。最近、わかんないなぁと思うものが多かったけど、これは読めた。
第1話 紗和子の父が亡くなって施設の私物を引き取りに行った中に、紗和子の結婚の年の半券とパンフレットがあった。屋根の上のバイオリン弾きのものだった。目が見えなくなってからの時期なのにと思う。
第2話 劇場のステンドグラスの裏で寝起きしている少年の話。
第3話 ビンゴゲームで当たったチケットを譲られた。モーツァルト!のチケット。
第4話 帝国劇場には幕内係が5人いて、さまざまな雑用をこなしている。
第5話 帝劇のロビーには幸運の椅子がある。
レ・ミゼラブルのパンフレッ -
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出会えて良かった一冊でした
悲劇の少女、ではなく、感受性豊かでどんな困難な状況下でも希望やユーモア、人を愛する悦びを捨てなかった一人の少女という切り口からアンネを描いた一冊だった
第2次世界大戦時において、すでに時代を先にいく価値観を持っていたアンネ
ペーターとの恋が静かにすすんでいく様子が良き
素敵!理想のひと!ととびつく恋ではなく、言葉を交わしながら少しずつ相手を知り、思慕をつのらせていった。
わずか14歳で、なんて大人で素敵な恋だったのだろうと脱帽した。
様々な彼女の一面を知ることができた
フランク一家連行時、床に散らばったもののなかに見つけたアンネの日記をこっそり回収保存した -
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読んでいる間、ずっと泣きたくなるような小説だった。
悲しいとか、辛いとか、切ないとか、そういった単純なものではなくて、例えるなら、母の柔らかな膝の上に頭を預けて眠った幼少期の懐かしい記憶をふと思い出したときのような、胸がぎゅっとなるような優しい温もりと、それが過去のものであることに気付いてどうしようもなく泣きそうになるあの感覚。
ドラマチックな起承転結がある訳ではない。ただ穏やかに博士と私とルートの日々が綴られる。私の記憶の中で、指先でそっと撫でるように、慈しんで語られる。
読む人はきっと、博士が好きになる。なんて温かな人なんだろうと。一風変わり者で、才能に満ち溢れていて、子供みたいに純粋で -
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盲目の父が遺した劇場のパンフレットと手紙「ホタルさんへの手紙」
ステンドグラスの裏側に住む、不思議な少年による舞台裏「内緒の少年」
観劇のチケットをめぐる、少女と研究所補助員と薬剤師、3人のドラマ「一枚の未来を手にする」
黒が表で赤が裏、着到板をひっくり返す幕内係「スプリングゲイト」
ロビーの一角にある〈幸運の椅子〉の存在を知るのは売店で働くたった一人「こちらへ、お座り下さい」
蘭の花咲く温室で、吹き矢を飛ばす「サークルうてな」
帝劇で生まれた僕と母の物語「長すぎた幕間」
パラソルを開き、2階席からの階段を降りてくる1分間だけ女優でいられたパラソル小母さん「劇場は待っている」
帝国劇場を愛す -
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初めての小川洋子さんの作品。大昔、博士の愛した数式は映画だけ見たことがあったのだけど、小説は読んだことがなくて、今回初めて読みました。
全体を通して、とにかく無駄な言葉がなくきゅっと密度の高い、それでいて透明感のある文章が本当に素敵。物語全体が常に不穏な空気を纏っているはずなのに、それが不思議と和らぐ感じ。それでいて温度感を感じさせないから、描かれる空気を自由に解釈できるような。
妊娠カレンダーは、日常に潜む隠れた狂気の描かれ方がとても印象的だった。姉もそうだけど、姉の旦那もかなり私とは波長が合わない。つわりで気分が悪いという姉につられてしまう旦那も、めかしこんで受診に行く姉も、とにかく全 -
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ネタバレ大切な本のひとつになった。
温かくて愛に溢れていながらもどこか切なくて、読んでる間ずっと泣きそうになる不思議なお話。
異なる分野の定数が最も基本となる数字1と0で結ばれている事から「世界で最も美しい公式」と言われているオイラーの公式『e^πi+1=0』、最後までこの意味は明かされなかったから気になって検索すると「声に出して読むんだよ」と。
読み終わった時も泣いてたけど、これに気付いてまた泣いてしまった。
あと、博士・私・ルート・未亡人と、名前が出てこないからぼんやりとしたイメージしか浮かべられないのに、江夏だけはガッツリ鮮明に江夏なのがちょっと面白かった。