小川洋子のレビュー一覧

  • 密やかな結晶 新装版

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    私はこの島の住人じゃない。「消滅」に影響の受けない全く無関係なただの読者なのに、この本を読み進めるにつれて胸の真ん中にぽっかり穴が空いて、それがどんどん広がっていくような気がした。

    静謐で、艶美で、常にもの寂しさが付き纏う物語。
    最初は「消滅」を従順に受け入れていく主人公たちが怖いと思っていましたが、いろいろなものが消滅していくにつれて、消滅したものを忘れることができない「彼」の方が異質に感じてしまいました。そのくらいのめり込んでいました。

    再読するときは冬に読みたい。

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    2026年08月24日
  • ブラフマンの埋葬

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    淡く幻想的だが、常に死の匂いがする、終わってほしくない水彩画のような世界を描くのがうますぎる。ブラフマンとのひと夏にいつまでも浸っていたかった。

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    2026年08月21日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    小説家・小川洋子さんと、臨床心理学者・河合隼雄さんとの対談集です。

    小説家は、例えば、生きていくうえで辛い出来事や厳しい現実に直面して苦しむ人間の姿を、言葉というものを紡いで、「物語」として表現することを仕事としていて、
    臨床心理士は、それぞれの人生の物語のを見失った人に対して、新たな物語を発見して自分の物語を生きていけるよう手助けすること(いわゆるカウンセリングと言われるもの)を仕事としていることから、

    小説家が小説を書けなくなったときに、どうしたら書けるのかと悶え苦しむのと、人が「どうやって生きていったらいいのかわからない」と言って苦しむのとは、どこか共通するところがあるのではないか、すなわち、人々の物語作りの手助けをする専門家として、人間と向き合っている臨床心理士と、意識的に人間の物語を創っている小説家とは、どこか通じ合うものがあるのではないか、ということで実現した対談です。

    この対談の中で私が最も印象に残った言葉は、「厳密さと曖昧さの共存」というタイトルの中で、河合隼雄さんがお話しされた「人間は矛盾しているから生きている」という言葉でしたが、奇しくも、この文庫本に巻かれた帯(裏面)に書かれていた言葉でもありました。(読み終えてから気づきました)

    最後に、「少し長すぎるあとがき」として、河合隼雄さんへの小川洋子さんの想いが綴られています。2007年に河合隼雄さんが亡くなられてから書かれたものですが、河合隼雄さんへの心からの敬意とそして慕情に溢れた内容でした。

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    2026年08月17日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    ネタバレ

    チェスをする少年の静かで、切ないけれど暖かい話。
    リトル・アリョーヒンとマスターや令嬢やミイラなど、様々な対局者との間にチェスを通してあたたかい時間や会話がなされていて、本当に素敵だった。最後、ミイラに言いたかったことは言えなかったけど、きっと手紙でのチェスを通して伝わってたんじゃないかな。
    マスターが亡くなったり、令嬢がチェスを忘れていたり悲しいことは沢山あったけど、何故か自然と受け入れることが出来たのは、そこにチェスをさした時間があったからなのかもしれない

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    2026年08月12日
  • 薬指の標本

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    小川洋子さんの小説はどれも落ち着いた不思議さがあって大好き。その不思議さにも2種類あると思っていて、教科書に載っている作品のような、奇跡みたいな不思議さと、不気味とも奇妙とも言い難い不思議さ。この本にあるお話はどちらも後者に近いような気がする。私はそういうお話がとてもとても好きなので、しみじみ楽しめました。

    どちらの短編も、何かに執着してしまう女性の話だった。でもその執着が悪いものではなくて、スルスル絡みついて離れない仕方のないものみたいな印象を受けて……それがすごく好きだった。
    「薬指の標本」はよりゾクゾクする美しさで、読んだあとの余韻がすごく心地よかった。糸を引く不気味さ。でもすごく綺麗。素敵な物語と巡り会えて嬉しい。

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    2026年08月12日
  • 不時着する流星たち

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    実在する人物や出来事を組み込んだオマージュ作品集。主人公たちは皆、秘められたものを静かに守っていて、その静けさや危うさが心地よかった。

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    2026年08月10日
  • 劇場という名の星座

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    ネタバレ

    地方住みゆえ、帝国劇場には行ったことがないまま休館になってしまったのですが、宝塚やミュージカルは大好きなので、随所にその要素が散りばめられていて宝探しをしながら読んでいっている感覚でした(^^)

    場所にまつわるストーリーといえば、私の中では辻村深月さんの「東京會舘とわたし」がまずうかぶのですが、本作の雰囲気もとっても素敵。

    劇場って、思い浮かべるだけでわくわくするし、すべてが一期一会で2度と同じ体験はできないですよね。

    だからこそ、そこで生まれるストーリーは一人一人の宝物であり、時間がどれだけ経とうとも色褪せないものだと思います。

    映画だとエンドロールに名前が載るかどうかわからない1人1人にまでスポットが当てられている短編小説集です。あたたかい気持ちになれます(^^)

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    2026年08月04日
  • 海

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    何処か変わってる登場人物たちが愛おしくてたまらない。
    不器用だけど優しくて、でもちょっと変。
    あっという間に読み終えちゃった。

    ひよこトラックとガイドの話が面白かった。
    [思い出を持たない人間はいない]
    私も題名屋さんに行ってみたいな〜。

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    2026年08月01日
  • まぶた

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    小川洋子の作品は2作目だけど、
    こんな雰囲気だったっけ?と思った。
    どこか翳りがあって静寂があって、
    その中に優しさもあって艶やかな文体に魅了された。

    文体かあるいは主人公たちの考え方に妙なエロティシズムを感じ、それがささやかで心地よいものだったのも不思議な感覚。

    いざ読み終わってみるとどれが突出してよかったということはなかったように思えるけど、強いていうなら「飛行機の中で寝るのは難しい」が1番よかった。

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    2026年07月28日
  • 人質の朗読会

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    人生の1冊は何と聞かれたら、この本と答えようと思う。普通の人たちの普通の生活のかけがえなさ。ずっと心においておこうと思う。

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    2026年07月27日
  • NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

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    \\『 アンネの日記』のイメージが変わった //

    ホロコースト文学。
    けれどそこにいたのは一人の等身大の13歳になった少女。

    『アンネの日記』は思春期の少女のリアルな声が描かれている文学作品でもあったんだ!

    ◇◇◇◇◇◇

    【タイトル】NHK 100分 de 名著ブックス言葉はどのようにして人を救うのかアンネの日記
    【 著者 】小川洋子
    【 出版社 】NHK出版

    ◇◇◇◇◇◇

    私はまだ『アンネの日記』を読んだことがありません。有名であらすじも聞いたことがある。

    アンネがナチス・ドイツから逃れるために屋根裏で隠れ住んだ、とても悲惨で陰鬱な日々を描いた日記、そういうイメージをしていました。

    けれども100分de名著ブックスを読んでイメージが変わりました。

    ホロコースト文学。
    けれど、そこにいたのは一人の13歳になった思春期真っ只中のひとりの少女でした。

    ◇◇◇◇◇◇

    『アンネの日記』はユネスコによって『世界で最も読まれた10冊のうちの1冊』にあげられ、2009年には『世界記憶遺産』にも認定されています。

    ナチス占領下のオランダで何が起きたかを証言する貴重な財産であり、
    ホロコーストの犠牲者の代表者、反戦や差別撤廃を訴えるシンボルでもあります。

    ◇◇◇◇◇◇

    アンネの日記は1942年6月12日から始まります。

    この日13歳の誕生日を迎えたアンネフランクは誕生日プレゼントとして格子柄の日記をもらったことがきっかけです。

    そして日記が途切れるのは1944年8月1日。

    アンネは3日後の8月4日ゲシュタポ(ナチスの秘密警察)に連行されてしまいます。

    隠れ家時代の中心とした2年余りの期間を彼女が綴った心の記録。それが『アンネの日記』なのです。

    ◇◇◇◇◇◇

    アンネは『キティー』というこの世に存在しない人物に当てて手紙を書くという形を取り、

    毎回必ず最後に『アンネより』あるいは『アンネ ・M・フランクより』と署名した。

    毎回名前を刻むことは、『私はここに生きているのだ』と確認する作業にもなったはずだといいます。

    この形式をとることによってより物語化を感じさせられるものになったのだとも。

    ◇◇◇◇◇◇

    みずみずしい青春の息吹。
    大人への不満。とりわけ母親に対する反抗心や理由のない苛立ち、性へのあこがれ、将来の夢。

    大人が思春期を回想して書いた文章とは違う、思春期の少女のリアルな声がここにはある。

    それを読んだ時に、『アンネの日記』の中には、今と変わらないたったひとりのアンネという人間。
    思春期を生きるひとりの少女の息吹を感じました。

    そう。時代も環境も違うけれど、
    変わらない『ひとつの命』が生きていることを知りました。

    その事を感じ取ったとき、『アンネの日記』のイメージも変わり、アンネという人を知りたい。その時代にしっかりと目を向けたい。と思うようになりました。




    1947年オランダで後ろの家を意味するヘト・アハテルハイスと題して日記が出版されました

    紙は人間よりも辛抱づよい


    ジャクリーヌさんにアンネが急にいなくなって寂しかったでしょうと尋ねた時、いやむしろ喜んだとの意外な答えが返ってきました。
    前触れもなく友達がいなくなることなど日常茶飯事だった。当時姿を消したということは連行されたのではなく、どこかで無事に生きていることを意味していた

    父であるオットーは自分の欠点を直せとは言わず、人間は皆欠点を持っているから許し合おうと解きます。そしてお前は決して退屈せず、いつもさわやかな風を運んできてくれると、アンネの良さを認めて肯定する


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    2026年07月27日
  • 耳に棲むもの

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    表紙のイラストに惹かれて、どうしても読みたくなった一冊。
    補聴器を販売して歩く男の連作短編集。
    男が亡くなって、耳鼻科医が骨壷の中から、四つの小さな骨を取り出した。
    カルテットが、耳の中で涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれていた。
    ひっそりと、静かに、ときには悩みながら生きてきた男の生涯。
    素敵な物語が、じんわりと響いてきました。
    やっぱり読んでよかった。
    この装丁もやっぱり素敵すぎる。
    抱えたまま眠りについて、耳の中の自分なりの演奏を聴きたい気持ちになる。
    どんな演奏なのか、今晩じっと耳を澄ませてみたい。

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    2026年07月25日
  • 劇場という名の星座

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    小川洋子さんの作品。ファンタジックでノスタルジー的な感じ。最近、わかんないなぁと思うものが多かったけど、これは読めた。

    第1話 紗和子の父が亡くなって施設の私物を引き取りに行った中に、紗和子の結婚の年の半券とパンフレットがあった。屋根の上のバイオリン弾きのものだった。目が見えなくなってからの時期なのにと思う。

    第2話 劇場のステンドグラスの裏で寝起きしている少年の話。

    第3話 ビンゴゲームで当たったチケットを譲られた。モーツァルト!のチケット。

    第4話 帝国劇場には幕内係が5人いて、さまざまな雑用をこなしている。

    第5話 帝劇のロビーには幸運の椅子がある。
    レ・ミゼラブルのパンフレットに元息子の名前を見つける。

    第6話 サークルうてなには3人のメンバーがいる。ガクさんは楽屋係。つき美さんは付き人。やっ子さんは通訳。

    第7話 3/7はローマの休日が上演されていた。臨月の母は見に行った。陣痛が始まった。

    第8話 税理士さんは劇場の前を通りかかる。

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    2026年07月25日
  • 小川洋子が読みとく『アンネの日記』 NHK「100分de名著」ブックス編

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    出会えて良かった一冊でした

    悲劇の少女、ではなく、感受性豊かでどんな困難な状況下でも希望やユーモア、人を愛する悦びを捨てなかった一人の少女という切り口からアンネを描いた一冊だった

    第2次世界大戦時において、すでに時代を先にいく価値観を持っていたアンネ

    ペーターとの恋が静かにすすんでいく様子が良き
    素敵!理想のひと!ととびつく恋ではなく、言葉を交わしながら少しずつ相手を知り、思慕をつのらせていった。
    わずか14歳で、なんて大人で素敵な恋だったのだろうと脱帽した。

    様々な彼女の一面を知ることができた

    フランク一家連行時、床に散らばったもののなかに見つけたアンネの日記をこっそり回収保存したミープ氏に感謝
    彼女のとっさの行動がなければ、世界中で読まれているアンネの日記は世に出ることはなかった

    夏休みの感想文にもオススメの一冊

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    2026年07月25日
  • ことり

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    小鳥の小父さんの何でもない人生。
    小鳥を通して繋がる人々との物語。

    驚くような出来事はないんだけどあっという間に最後のページ。面白かった〜。

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    2026年07月22日
  • 妊娠カレンダー

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    初めての小川洋子さんの作品。大昔、博士の愛した数式は映画だけ見たことがあったのだけど、小説は読んだことがなくて、今回初めて読みました。

    全体を通して、とにかく無駄な言葉がなくきゅっと密度の高い、それでいて透明感のある文章が本当に素敵。物語全体が常に不穏な空気を纏っているはずなのに、それが不思議と和らぐ感じ。それでいて温度感を感じさせないから、描かれる空気を自由に解釈できるような。

    妊娠カレンダーは、日常に潜む隠れた狂気の描かれ方がとても印象的だった。姉もそうだけど、姉の旦那もかなり私とは波長が合わない。つわりで気分が悪いという姉につられてしまう旦那も、めかしこんで受診に行く姉も、とにかく全てがちょっとずつずれている。積み重なる不和に、こちらの気も滅入りそうになった。この2人とリアルに生活していて、グレープフルーツのジャムだけで済んでいるの、ある意味すごいかも。

    ドミトリイはかなり印象的だった。私は、天井裏にあったのは本当に蜜蜂の巣だと思っていて、先生のことをつい殺人犯かと疑ってしまった自分の気持ちが愚かしいとすら感じたのですが、それは幻覚で実は…という意見も多数あったのが面白かった。それにしても、先生のことを何処か聖人のように感じていそうな主人公にも終始違和感があった。私はもしかして、その違和感にすっかり取り込まれてしまったのかもしれません。

    夕暮れの給食室と雨の日のプール。こんなに全てを投げられた、委ねられたと感じたのは初めてだった。色鮮やかな風景が浮かぶ中で、問題の親子だけはどうしてもセピアでしか想像できなくて、常にうっすら気持ち悪い世界でした。なぜそれを話したの?それで終わりなの?と思わせる父の語り草に、ある種健常ではないような、ほんの少し何かがずれている奇妙さを感じました。

    小川洋子さんの文章がとにかく好きだと感じたので、また別の作品も読もうと思います。薬指の標本が気になる。

    2026/7/20

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    2026年07月21日
  • 海

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    小川洋子さんの短編集。
    ほのかな哀愁、優しさ、不気味さ。
    世界観に浸りました。
    ”ガイド”が一番好きです。”博士の愛した数式”を
    彷彿させるお話で、とても好みです。

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    2026年07月19日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    小川洋子さんの文章を読んでいると自分がきれいな人間になったような気がしてくる(例えそれが阪神を激烈に応援する文章であっても!)。小川さんの文章そのものが持つ清廉さみたいなものが私を一時的に浄化してくれるんだよな。そのひとときだけでもきれいな人間になりたくて読んでるみたいなとこある。

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    2026年07月19日
  • 小川洋子が読みとく『アンネの日記』 NHK「100分de名著」ブックス編

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    アンネ・フランクと文章を通して出会った小川洋子さん。そしてその出会いから生まれた文章を今読めていることに感謝しなければならない。 

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    2026年07月19日
  • サイレントシンガー

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    ネタバレ

    羊と人間の対比の美しい表現に胸打たれた。
    静かに流れていく物語。
    心をあまり揺らしたくない夜に読み返したい。

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    2026年07月18日