小川洋子のレビュー一覧

  • ミーナの行進

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    小川洋子さん特有の、品のある美しい表現と、淡々と描かれる情景の中にある優しさや温かさが、沁みました。
    私は、小川洋子さんの、冷たくて少し怖いくらいの描写や物語が好きだったし、その毛色の小説しか読んでなく、どことなく末恐ろしい結末を予想していたので、それが覆されて嬉しい発見だった。

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    2025年11月09日
  • 遠慮深いうたた寝

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    私たちに近い日常も、小川さんの目を通すと全く違う世界が広がり、偶然居合わせた一瞬にさえ光を見出す。その眼差しが見つめる先から新たな物語が始まるのだとわくわくが止まらない。
    まるで短編集のような珠玉のエッセイ。

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    2025年10月28日
  • ミーナの行進

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    『博士の愛した数式』『猫を抱いて象と泳ぐ』『ブラフマンの埋葬』を過去に読んだことあり。ブラフマンがかなり純文系で、以降あまり手に取らず。久々に手に取った。

    いい本だった。やはり作家の書く文章に限る。半端な訳者の文とは読みやすさが違う。

    西の魔女よろしく、田舎での素敵な思い出が綴られた形式の作品。日常のちょっとした所作や会話に光を当てて、美しさを感じさせる文章だった。

    ちょっと自分でもやってみる。


    好きな季節というものが決まっていなかったのだが、今年で明確に「秋」になった。

    仕事から逃げるように、金曜日の午前中に、メトロにのって江戸川の汽水域に。太陽光をキラキラと跳ね返す川面を眺めながら、ハゼ釣りを満喫。途中、天気雨に降られたが、日差しを反射して、はっきりと視認できる雨粒が、星のようだった。

    今年は秋刀魚が豊作。ラグビー選手みたいなイカつい上背をしているのが、250円くらいで買える。IHコンロに乗せたフライパンで塩焼きに。小さい一人暮らしの部屋、グリルがないのが残念。何回も食ったが、最初に食ったやつが一番美味かった。

    海産物のコーナーにいくと、1,000円もあれば贅沢できることがわかる。白子を1パック買って、まるごと白子ポン酢に。臭みがでないように、丁寧に下処理をしてから、九条ネギとポン酢に浸して、缶ビールと。調理の儀式を経ると、自然と食べる頃には、感謝の気持ちが湧いてくる。

    サザエも丸ごと2個買って、壷焼きにして食ってやった。友達と行った居酒屋、「時価」と書かれたサザエが、1個2500円。2人でそれだけで5,000円もぼったくられたことを、俺はまだ忘れていない。正しい値段を確かめるように食ってやった。そうだ、お前は2個で700円だ。

    ラフランスと柿がスーパーに出始めた。季節が早いから、自宅で追熟。段ボールの中に、まだ色が青いやつらと、リンゴ・バナナを同封しておくと、追熟が促されて甘みが増してくる。毎日箱を覗きながら、今日で10日くらい。ラフランスを一つ頂戴。手間のかかるやつだが、熟したときの甘さと香りはやはり格別。


    「日常のちょっとした所作や会話に光を当て」るつもりが、会話など存在しておらず、飯しか出てこない件。

    友達と会って、旅行にでも行って、酒を飲みながら、こういう話をしたい、こういう体験をしたい。なぁ。

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    2025年10月26日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    好きな本。とにかく、装丁から世界観がとってもよい。どこを読んでも小川洋子さんの世界。当たり前なんだけれど、言葉の紡ぎ方と展開にハッとさせられながら、とても安心する。

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    2025年10月16日
  • ブラフマンの埋葬

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    犬でも猫でもない謎の生き物である「ブラフマン」がとても愛おしい。人物や場所の名前が「ブラフマン」以外に出てこないのも特徴で、その為か、現実感に乏しく幻想的な雰囲気がある。好きだけど悲しい。

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    2025年10月11日
  • ミーナの行進

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    主人公の朋子が従妹・ミーナとその家族とカバ・ポチ子と過ごした1年間。裕福でおばあさんがドイツ人で、少し変わった家族たちとカバのポチ子。何が起きるわけでもない家族たちの日常ひとつひとつが宝物のように大切に描かれていてなんだか懐かしい気持ちになる。歪んだ心の持ち主などが一切でてこない本当に美しい物語。読んでよかった。

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    2025年10月10日
  • 不時着する流星たち

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    ネタバレ

    ヘンリー・ダーガー他、過去の人たちのエピソードから
    インスパイアされ書かれた10の作品。
    とても小川さんらしさに溢れた短編集。

    母乳ババロアをこんなにさらっとそこに自然にむしろ必然的に
    あるように書けるのは小川さん以外いない、と思います。

    過去の人たちのエピソード自体も面白く
    装丁もとても良かったです。断然文庫派なので
    文庫待ちですが違う絵になってしまってたら
    ハードカバーを買うかも。。

    2025年10月7日再読
    結局文庫を購入しました。

    1度目のときに書いた「母乳ババロア」が書かれた作品で
    「再読だわ…」と思い出しました。

    誘拐の女王
    主人公よりお姉さんのその後が気になります

    散歩同盟会長への手紙
    今回のNo.1。小説を書いてみたい、と思ったことはないんですが漫画を描いてみたい、とは思ったことがあるので主人公の気持ち、ちょっと分かるなぁ

    カタツムリの結婚式
    これは作品よりパトリシアハイスミスの経歴に目が行ってしまった。カタツムリを300匹飼育…。

    臨時実験補助員
    赤ん坊は本当にいたのかどうか。静謐なホラー。

    肉詰めピーマンとマットレス
    娘がいたらこんな感じなのかな、羨ましい。

    若草クラブ
    少女の妄想力がすごい。

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    2025年10月07日
  • ミーナの行進

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    朋子が過ごした立派なお屋敷ではないけれど、子どものころ、一時期祖母の家で過ごした日々が、今でも色濃い思い出となっていることを、改めて感じました。

    朋子にもミーナにも、伯父や伯母、ローザおばあさん、米田さんに小林さんにも、朋子の母にも、そしてポチ子にも心のどこかに影はあって、それでも、温かく過ごした日々を想像すると涙が滲みます。

    そして、いつか来るお別れも、すべてが消え去ってしまうわけではなくて形をかえるだけなのだと思うと、私自身にも必ずいつかは訪れる様々な人との別れ、自分自身との別れ(本作を読んだあとでは、別れという表現は違う気がしますが)が、恐ろしいものではないのかも知れないなと思うことができました。

    寂しい気持ちになったとき、また読み返したいと思います。

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    2025年10月07日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    敬愛する御二方の対談は、読めども読めども、自分自身の未熟さばかりを思い知らされるものだった。どのように生きれば、人とこのような対話を交わせるようになるのか。。。10年後の自分よ、その片鱗でも分かるようになっていて欲しい...!

    とりわけ小川洋子先生のあとがきからは、小川先生のお人柄が文章からこれでもかと伝わり、随所でうっとりとしてしまう。
    内容もさることながら、まるで水面にしとしとと降る静かな雨のように、優しく、美しく、やわらかな日本語が、体に染み渡っていく。

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    2025年09月29日
  • 博士の愛した数式

    購入済み

    心温まる

    言わずと知れた名作。
    不器用ながら愛に溢れた博士と親子の交流に、心が温かくなります。
    博士の過去などを詳しく描かず、匂わせる程度なのも良かったです。

    #ほのぼの #切ない #癒やされる

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    2025年09月21日
  • 科学の扉をノックする

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    科学のスペシャリスト7人のお話は、平凡な暮らしをしている私には到底聞き及ぶ事のない分野のお話ばかりで、時に難解なものがあるのは当然のこととして、とても興味深く貴重なお話の数々、感動しながら読みました。
    そもそも科学の扉をノックする小川洋子さんが流石だな〜というのと、それを読みやすくまとめてあるのがまたすごい。

    村上和雄先生のサムシンググレート。
    アポロ宇宙飛行士もその言葉を発したのではなかったでしょうか。
    偉大なる何ものか。先生の本も読んでみたい。

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    2025年09月21日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    『小川洋子のつくり方』の中の全作品紹介を読んで興味を持った一冊。
    大学で心理学を専攻した身として、河合隼雄はもちろん知っていたけれども、なぜかどうしても著書を読む気持ちにならず、当時周りがみんな読んでいたのに、何となく話を合わせて読まなかったわたし。
    今この本に出会えて良かった。

    ''人間は矛盾しているから生きている、整合性のあるものは生き物ではなく機械です''
    矛盾を意識し、折り合いをつける。その折り合いの付け方が個性であり、物語だ、と。2人がそこで共感していて、共感し合えることが素晴らしいと思った。

    その物語を小説にして見せてくれる小川洋子さんの作品は、だから心に響くのか。

    「傍にいること」の章では、''苦しみ、悲しみを受け止め、一緒に苦しむけど、望みを失わずにピッタリ傍にいれればもう完璧''だ、と。
    娘に対しても、仕事上でも、常に心に留めて行動すべき金言だと思った。

    必要な時に必要な本に出会えるんだなぁ。

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    2025年09月15日
  • そこに工場があるかぎり

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    すごく面白くて1時間半ほどで一気読み。見学する工場に基準はなく、とにかく著者の気になる工場に行ったそう。

    出てくる工場は、
    ·エストロラボ(細穴屋)
    ·グリコピア神戸
    ·桑野造船(ボート)
    ·五十畑工業(サンポカー)
    ·山口硝子製作所(ガスクロマトグラフィーの部品)
    ·北星鉛筆

    時々出てくる著者の妄想劇が面白くてクスッとする。作家さんってやはり想像力が豊かなのだろうか。

    また、工場見学のレポは細やかで温かな視点で書かれており、これまた笑ったり、なるほどと唸ったりと読んでいてとても楽しかった。

    同著者の『科学の扉をノックする』も読んでみたくなった。

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    2025年09月14日
  • ホテル・アイリス

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    ネタバレ

    かなり食らった
    官能小説だと聞いて読んだが官能的なものもエッセンスにありつつも穏やかで脆く儚い小川ワールドが広がっていて、それに加えていつもよりも激しさを増した表現が響いた
    主人公の気持ちに入り込みやすかった 心情表現の奥ゆかさも凄い

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    2025年09月07日
  • ブラフマンの埋葬

    「ブラフマンの埋葬」

    この小説は、人にも場所にも名前がないおとぎ話だ。年代不詳、どこかの国の、山と海と川と沼に囲まれた村。

    芸術家の桃源郷「創作者の家」で管理人を務める若者の僕は、森で親とはぐれた小動物を「ブラフマン」と名付けて飼い始める。
    よそ者の男とつきあう雑貨屋の娘への僕の恋心。

    ひと夏が過ぎ、季節風が死の気配を運んでくる。
    この得も言われず愛らしい生き物がなんという動物なのか書かれていないが、そこが限りない夢想を誘って効果的だ。

    読み手に具体像を思い描かせない力があり、それがこの小説をファンタジー以上のものにしているのだ。
    映像文化に押されている小説だが、この小説を読むと、今もって言葉だけに成し得る魔術がある事を再認識させられた。

    ブラフマンとは何者だろう? 象徴的な解釈はいろいろあるだろうが、読み終えて、ほーっとため息をつくしかなかった。

    小川洋子の小説は、いつも余韻がとりわけ素晴らしいのだ。

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    2025年09月02日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    「生きるとは、自分の物語をつくること」
    物語は、既にそこにある。
    なんか、分かりそうな言葉だなと、最近感じる。自分の視野で見えているものは一時的で、その瞬間瞬間に過ぎないけれど、人が生きてるだけで、それは全く瞬間的でない。そこには間違いなく過去があって、歴史があって、今までとの繋がりがあって、多様な偶然が折り合った果てに、今の自分がここにいる。
    何となく毎日を生きてると、すぐに忘れてしまうし、今この感想を書いている間も、自分が「そういった意味」で現実を見れているかと問われると、見たいように認知している部分があるし、確かとは言えないよなと感じる。
    近代化学の発展から、合理的で効率的であることが求められる社会だけど、個人的には、そういう「物語」とか、その人がそこに存在してる理由,意味みたいなものが魅力的だと最近感じるし、それを社会の渦に巻取られて忘れてしまわないようにありたいと、思う。でも、自分は能力値が高い訳では無いし、中々難しいだろうなと感じてもいる。
    だから、今を大事にしたい。最近、思い出に支えられていると感じることがある。それは全部事実だけど、母の愛だったり、家族の愛だったり、誰かの労りとか,「思い」であることが多くて、思いが形には見えないけれども、確かに存在するのだから、今を大事にしたいかな、とか考える。
    うっちーにこの前言われた、「逃げてる」ってのもそうだと感じるし、相変わらず常時焦ってばっかな感じは拭えないし、「浅はか」なのだなと論理的に思うことも多々あるが、それでも、生きていけたらなぁと、思う、感じる。

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    2025年08月12日
  • ミーナの行進

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    ネタバレ

    宝塚の祖母の家には、暖炉や三角天井の屋根裏部屋や網戸にできる裏口や裸足で駆け回れるフカフカ芝生の広い庭があって大好きだった。庭には大きな桃の木と柑橘の木が植えられていて、夏休みに遊びに行くと桃の実には新聞紙を折った袋がかけてあり、柑橘の木にはアゲハの幼虫がいた。
    父と母が離婚して、その家に行くことは許されなくなってしまったので、そんなことももうずっと忘れていた。でもこの本を読んで、その家で過ごした夏休みのことを鮮明に思い出した。

    ミーナがベッドの下に書き溜めて隠したお話が、存外に暗いものだったことで、彼女が身近に死を感じていたのだと分かる。
    朋子は「完璧な家」に「全員が揃う」ことが何より大切で、子供心に叔父さんの行動にストレスを感じている。
    おばあさんは独りで日本に来たことで、家族が皆ナチスによって失われ自分だけ生き残った悲しみを抱えている。
    叔母さんも、米田さんも、小林さんも、お兄さんも…

    そういった各々の薄曇りを感じさせながらも、思春期の少女2人が1年間子供らしい伸びやかさで成長していくストーリー。一日が30時間くらいあったあの頃。

    祖母の家を、大人になってストリートビューで覗いてみたら、平凡な家でささやかな庭だった。
    それも何年か後には住宅地一帯が取り壊され、マンションになった。
    でも朋子の記憶に鮮明に残るあの家のように、祖母の家とあの庭も、私の中に永遠に在り続ける…

    何度も読み返したくなる一冊になりました。

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    2025年08月11日
  • 遠慮深いうたた寝

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    「ほんの数ページしかない小説でも、一度読んだだけでは見えてこない世界が隠れている。活字の間からこぼれ落ちてしまう何かがある。安易に分かったつもりになるのは、読み手の傲慢さに他ならない。──だからこそ再読には意味があるのだと思う。百年でも二百年でも小説は、書かれた時のままの形でそこにあり続ける。にもかかわらず、読み手の成長や社会の変化によって、見せる姿が違ってくる。その時必要とされているものを、差し出してくれる。つまり小説は、作家一人の力で書かれるのではなく、読者の働きがあって初めて、成立できるのだ」

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    2025年07月30日
  • ホテル・アイリス

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    ネタバレ

    読者を選ぶ内容だと思いますが
    すごく主人公に共感しました

    変わらない日々、どうしようもない嫌悪と、母親(他人)殻否定される主人公、だけど今現状の世界から出ていくことはできない少女
    そんな少女はたまたま老人に恋をした、それが汚い罵り言葉から始まった事だが、きっとどこに彼女の希望があったのだと思う。
    罪を抱え最後にしたいと考えていた老人、そして変えられないけど終わりにしたい認めて欲しいと望む少女。
    二人が認め合える、愛し方というのは「破壊」しかないのかもしれない。

    自分がどこか消えてしまいたい、破壊されたいと望んだ時に読むと救われた本です。

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    2025年07月27日
  • ゴリラの森、言葉の海(新潮文庫)

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    か〜な〜り〜前から
    読みたいなと思いつつ
    なかなか出会う事なく
    保留にしていた本
    (↑そんなんばっかり)

    初見でびっくり!という
    知識的な所は無かったけど
    おふたりそれぞれの
    知識や経験や諸々...が
    スパークしてる感じが
    とても良かった

    人間も「父親」になる
    というのは難しいように
    ゴリラも学んで経験して
    尊敬される「父親」に
    なるのだ...格好いい〜!

    人様にもおすすめしたい本!

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    2025年07月22日