小川洋子のレビュー一覧
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小川洋子さんのものの見方とその表現が、本当にわたしは好きなんだな、と再認識させてくれた一冊。工場という未知の世界への誘いとしてもとても面白かった。Posted by ブクログ
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この作品を読みながら、亡くなった祖父を思い出しました。
私の祖父は、戦後の何もないところから小さな町工場を立ち上げた人でした。
その祖父が亡くなった時、葬儀場へ向かう前「最後に寄りたい場所がありますか?」と葬儀屋さんが一言。私達家族は迷わず祖父が必死に守ってきた工場を選びました。
紹介されていた工...続きを読むPosted by ブクログ -
ものづくりの魅力。筆者の原体験から始まった大人の工場見学。瑞々しい感性と表現力はさすが。
筆者の生まれ育った岡山。近所のお菓子工場、溶接火花の飛び交う鉄工場、子供には謎だったお酢工場など。
そんな原体験からの工場への深い思い入れから始まった企画。6つの工場、それぞれの下調べから訪問、執筆までおよ...続きを読むPosted by ブクログ -
小川洋子さんは、それほどたくさん読んでいるわけじゃないが、文章が詩的で美しいと思う。
これは小説ではなくエッセイなのだが、毎日の暮らしを描写するだけでも、例え方とかが、まるで音楽のよう。
私は綺麗なものには綺麗とか美しいとかしか言えないんだが、
小川さんにかかると、そこにひとつの物語が現れるような気...続きを読むPosted by ブクログ -
小川洋子さんは、それほどたくさん読んでいるわけじゃないが、文章が詩的で美しいと思う。
これは小説ではなくエッセイなのだが、毎日の暮らしを描写するだけでも、例え方とかが、まるで音楽のよう。
私は綺麗なものには綺麗とか美しいとかしか言えないんだが、
小川さんにかかると、そこにひとつの物語が現れるような気...続きを読むPosted by ブクログ -
私の人生の教科書がまたひとつ増えました。
大切な、大切な本になると思います。
あとがきで泣いてしまったのは初めてです。Posted by ブクログ