そこに工場があるかぎり

そこに工場があるかぎり

1,386円 (税込)

6pt

作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小川さんの目を通すとただの機械も美しく息づいている。ただの機械、ただの工場なんてひとつもないんだなと気づかされる。

    0
    2022年06月17日

    Posted by ブクログ

    子どもの頃、お菓子の工場へ学校の社会科見学
    で行った時に、心をトキめかせた記憶を持つ人
    は多いはずです。

    小川洋子氏もそんな子どもだったそうです。

    大人になった今、そんなトキメキをもう一度と
    いうことですが、大人になって気づいたのは、
    トキメキの正体はお菓子だったのではなく、
    「モノつくり」の現

    0
    2022年02月25日

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんのものの見方とその表現が、本当にわたしは好きなんだな、と再認識させてくれた一冊。工場という未知の世界への誘いとしてもとても面白かった。

    0
    2021年06月13日

    Posted by ブクログ

    この作品を読みながら、亡くなった祖父を思い出しました。
    私の祖父は、戦後の何もないところから小さな町工場を立ち上げた人でした。
    その祖父が亡くなった時、葬儀場へ向かう前「最後に寄りたい場所がありますか?」と葬儀屋さんが一言。私達家族は迷わず祖父が必死に守ってきた工場を選びました。

    紹介されていた工

    0
    2021年05月07日

    Posted by ブクログ

    ものづくりの魅力。筆者の原体験から始まった大人の工場見学。瑞々しい感性と表現力はさすが。

    筆者の生まれ育った岡山。近所のお菓子工場、溶接火花の飛び交う鉄工場、子供には謎だったお酢工場など。

    そんな原体験からの工場への深い思い入れから始まった企画。6つの工場、それぞれの下調べから訪問、執筆までおよ

    0
    2021年04月15日

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんの数学者や学者へのインタビューやスプリング8などの探訪記は読んだことがある。本屋で工場の見学記を見つけ購入。

    興味深かったのは、最初の金属の細穴空け加工。最終製品を知らず、依頼の穴を空ける。セッティングの感覚的な微調整のシーンは息を飲む思い。

    お菓子、ボート、ベビーカー、ガラス加工、

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    今生活で使っているものはいろんな人の企業努力で成り立っているんだなっていうことを感じた。
    特にグリコのビスコのビスケットの配合を日によって微調整してることに驚いた。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    本屋大賞「博士の愛した数式」受賞作家さんは幼少頃から工場オタクだったらしい東大阪女性が活躍細穴グリコピア神戸、競技用ボート製作、保育園で大活躍サンポカー、理科化学実験ガラス北星鉛筆6つの工場のものづくりへの想いをわかりやすく

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    「科学の扉をノックする」同様、小川さんならではの文章で、ものづくりの工場の様子がとてもよくわかった。それにまつわる感想、考察も共感したり、そういう見方をするのかと感心したり、一緒に工場見学している気分になれた。
    ただ、矛盾しているかもしれないが、ここは小川さんの目を通して、小川さんの文章で想像するの

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    普段そんなに考えたことないけれど、絶対に誰もが1度は目にしたことがあるような、日々の生活に沿うものをつくる工場巡りエッセイ。

    小川洋子については小説をいくつか読んだことがあるのですが、静謐な美しさとちょっと仄暗いイメージがありました。しかし今作ではそんな雰囲気がなく、ものづくりに興味津々の少女と一

    0
    2023年03月21日

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