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まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。
それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。
その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。
ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!
まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。
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Posted by ブクログ
こないだ公園を通りがかったとき、親子連れがいて、目についた。
子供さんは女の子で小学生か幼稚園の年長さんくらいで、お父さんもお母さんもぼくより若い。
女の子が、スケボーをしてて、飛び乗ってコナン君みたいに素早く移動したい感じで、大きくジャンプした。スケボーに乗った瞬間に、きれいに転んだ。
すこーんという感じの効果音が聞こえる、本当に綺麗に尻餅をついた。
子供さんは泣くかとおもったら、大爆笑。お母さんも大爆笑。お父さんは飛んで行ったスケボーを取りに走っている。
お母さんが子供のズボンの土を払って、
「あんたおしりが二つに割れたんちゃうか!」
といっておしりを確認して
「割れてもうてるやん!」とまた大爆笑していた。
子供さんもおしりを確認して
「ほんまやー」とけたけた笑っている。
お父さんも戻ってきて笑っていた。
読みながら、思い出したエピソードを上に書きました。
本の感想ですが、小原さんの文章は、切なくて寂しい。生活がぜんぜんままならない。
やる気になればものすごい成績を残すことは、前作の「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」でもよくわかった。ひらがなをすこし多めにして、漢字をひらいて開放的な雰囲気が文章に漂う。
これが生活。
詩のような文章は、書くたびに自分を削る。カップ麺ばかり食べてたら、生活も削られる。
でも、書くことでしか得られない栄養もある。
カップ麺でしか得られない満足感があるように。
素敵で寂しくて、不器用なのにやる気になればなんでもできる小原さんをこんな場所から応援しています。
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