これが生活なのかしらん

これが生活なのかしらん

1,650円 (税込)

8pt

まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。

それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。

その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。

ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!

まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。

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これが生活なのかしらん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前作につづき、小原晩さんの人柄が文章や選ぶ言葉に溢れており、この唯一無二の世界観が心地よくて、好き。

    小原晩さんの豊かな感受性は、やり過ごしてしまうような何気ない日常、きっと相手にとってはほんのささやかな関わりの中からも、何かを感じ取る。その時の感情に向き合うことで、社会を知り、心を育てていく。自

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    友人の杉野さんが姉につけられたあだ名が「斎藤」というエピソードは、
    田中芳樹氏『創竜伝』の子犬に「松永良彦」と名付けた以来の衝撃だった。

    それと兄のレモンティーたまらん。

    美容室の先輩の客引きのコツが自分に全く応用できなかった話はふつうに経済のTipsとして感心した。
    対象(客)と自分(販売)が

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    気取ったとこもなくて、何か美しいもので埋め尽くされているわけでもない。凡庸なのに非凡な不思議な筆致。これが生活なのかしらん。

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    すごく詩的な文章を書かれる人ですね…!
    恋愛感情に振り回されるようなところもあって親近感。内容も文章も読みやすい。
    ずっと文章を書いていた人なのかと思っていましたが美容師さんだったとは。波瀾万丈な生活をシンプルにまとめていて面白い!

    個人的に三人暮らしがとても微笑ましくて愛おしく感じました。
    他の

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    影響を受けて今日は日記を書いた。

    わたしは過去を思い出す力が弱いので、小原さんは小学生時代を覚えていてすごいな〜と思ったり。
    苦しかった時期もあっただろうけど、いまは穏やかに暮らしていそうでいいね。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    小原晩さんの移り変わる生活とその中で起きた出来事を記したエッセイ。 ヤンチャな兄の存在、労基アウトな職場、生活用品全捨てリセットとかなり波乱万丈なことも、淡々とさりげなく描かれているためかえって引き込まれた。





    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    最近暮らすことや生活することに対してうっすらと興味があったので、こちらを。言葉の選び方やリズムが心地よくてすきです。おろおろとしたものを出す、という表現を気に入りました。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    『ここで唐揚げ弁当を…』も読んだけど、
    日記なのか、エッセイなのか、文学なのか、カテゴライズなんてどうでもよくなるような、あけっぴろげな書きっぷりが気持ちいいよね。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    ところどころ言葉遣いが好き
    からっぽではなく、心に無が満ちている
    憂うつのみずうみ、衝撃のしんじつ、などひらがなの使い方上手い

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    一人暮らし、実家暮らし、寮、3人暮らし、と過去を振り返り話が進んでいくのだが、時系列はバラバラなのに読み終わった後、1人の女性が学生から成長して最期誰かと一緒になるまでを見届けたような気持ちになる

    0
    2025年07月21日

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