【感想・ネタバレ】これが生活なのかしらんのレビュー

あらすじ

まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。

それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。

その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。

ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!

まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。

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ネタバレ

『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』がとても好きだったので、りんごちゃんとめろんちゃん(お友達)が再登場してくれて嬉しかった。ひとつひとつの小さなお話があとで大きな糧になるような気がして付箋をつける。かわいくて少しとんがってて柔らかくもあるエッセイ。小原先生は心の中にある激情をおだやかに描写していて、すごい。

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2026年03月23日

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2026年11冊目『これが生活なのかしらん』
小原晩さんの文章って、なんだかおしゃれで読みやすくて、すっと入ってくる。
ティーを用意して、窓から差し込む光をあびながら読んでるようなほっこりした気分になる。
ほのおかしいって初めて聞いたけど、このことかと納得。
「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」も読みたい!

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2026年03月03日

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優しい。優しくて人一倍感情に敏感なのだ。
殆どの「うまくやれる側」の人間はずっと矢印が外へ向かっているでしょう。何かあっても深く理由は考えず、自分の方へ矢印を向けることはないと思う。他へ向けて、その向けられた相手もまた他へ向けて。
それでも他人の感情に敏感で、変なところで真面目なタイプの人間は、その矢印連鎖を自分のところで止めてしまいたいと思ってしまう。むしろ自分がその矢印の最終地点なのかなとも。なんとなくそんな印象をこの本を読んで感じました。

心のホウプと対話したい。自分の心に耳を傾けたい。
本当に何もかもが自分のこれまでの生活の中で実際にあったことと重なって、まるで自分の日記を読んでいるみたいだった。ひとつひとつ丁寧に、考えながら生きている感じなんだけど、でも考えすぎて一周回って何も考えられなくなったり、このまま入浴剤みたいにお湯に溶けてしまいたいって気持ちに激しく共感してしまった。

とにかく優しく繊細で布団みたいに包み込んでくれるエッセイで心が温かくなりました。

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2025年12月21日

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やっぱりこの人の文章が好きだ。前作と内容や登場人物が被る部分も多いのに、読みたくなってしまうのは、ひとつの出来事や同じ人物に対して、小原さんが特定の感情にこだわることなく、色々な感度から覗きこんで、色々な可能性を含んだ解釈をしているからだと思う。特に「ほんとうはやさしい子」「兄のサービス」なんかは、前作の兄への印象とは大きく異なっていてすごく印象に残った。生き様は真逆でも、同じ人間から生まれ、同じ家で、同じルールのもと育ったから共有できる感覚みたいなものをここまで表現できるのはすごいと思う。

それから、わさびとテストの話を読んでどこに江國香織を感じるのかまた少しわかった。恋人の善意を無碍にできず、涙を浮かべながらわさび入りの寿司を食べるなんて健気だし、それに気づいてほしいなんて意地らしくてかわいいなあと思った次の瞬間、「私はいつのまにかわさびを平気で食べられるようになっていた」とつづく。こっちが切なさを覚えた途端に突きはなされる。
テストの話もそう。苦手だった勉強に目覚めて、それまで雑に扱われてきた先生たちから認められた瞬間、「私はざまあみろと思って、すっかり満足し、また勉強に興味がなくなった」。人間くさくてリアルな一方で、熱が冷めて現実に戻る残酷さがある。
がんばって誰かの望む自分になるところまでは健気なヒロインそのものなのに、途中でぶりっ子(言葉のあや)をやめて「じゃ、私のスタンスに戻りますね」ってところに芯を感じるし、その温度差に惹きつけられる。

こういう、ふんわりした雰囲気のなか、最後にスッと真顔に戻る文章を書けるのも才能だと思うけど、何より小原さんは生きてるだけで勝手にドラマになる星に生まれてるみたいだ。三人暮らしの初日を祝っていたら居酒屋で救急車を呼ぶような喧嘩が起きるなんてあまりにもフィクション。三人暮らしのメンバーも個性豊かで、奇人の周りには奇人が集まるのかな、と思ってしまった。

p67
次へ行くと決めた人間というものは、そうやって、自然に、当たり前に、さらりと顔を合わさなくなるものであるのだと、私はそのとき知ったのだった。

p155
彼はたしかにやせている女のひとが好きだったけれど、たぶん、ほんとうは、彼は、彼のためにやせようとする私を見て、やっと彼へのきもちを確かめていたのだ。

小説の一文すぎる。エッセイでこの空気を出せる人を私はこの人と江國香織以外知らない……

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2025年12月13日

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前作につづき、小原晩さんの人柄が文章や選ぶ言葉に溢れており、この唯一無二の世界観が心地よくて、好き。

小原晩さんの豊かな感受性は、やり過ごしてしまうような何気ない日常、きっと相手にとってはほんのささやかな関わりの中からも、何かを感じ取る。その時の感情に向き合うことで、社会を知り、自分の心を育てていく。自身の等身大の言葉で綴られるエッセーにはリアリティや重みを感じて、感情移入させられた。

自分自身も日記を残したいと思った。日常で経験するどんな退屈、平凡に思うことさえも、何かを得ているんじゃないかと思わされる。自分の感性とも向き合って日々の棚卸をしていきたい。

p.s.
心が「無」である時の感覚表現がしっくりきて好きな一文。
"その間、心のなかは無である。からっぽ、というのとは違くて、心には無が満ちていて、それ以外はもう入る隙間がないという感じである。"(生きたくなるセット より)

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2025年12月07日

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友人の杉野さんが姉につけられたあだ名が「斎藤」というエピソードは、
田中芳樹氏『創竜伝』の子犬に「松永良彦」と名付けた以来の衝撃だった。

それと兄のレモンティーたまらん。

美容室の先輩の客引きのコツが自分に全く応用できなかった話はふつうに経済のTipsとして感心した。
対象(客)と自分(販売)がお互い人間だとマニュアル化できなさすぎる好例。
「自らのストロングポイントを生かして対応しよう!」
とか具体性に乏しい自己啓発本みたいなのが流通するのはこういうケースがあるからだろう。

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2025年09月20日

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有楽町の三省堂の平置きで見つけて、持って返って風呂場で読み切った。
色んな生活やこれからの生活を思えて良い。
手巻き寿司作るのとか、親が家電買ってくれたなとか、思い出せるのが良いのか。土曜日8時にルーキーズを見ていたとか、そういう話をするのは楽しい。

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2026年03月27日

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やっぱりわたしに似ていると思う。だからすっと入ってくるしすぐに(一日で)読み終わっちゃう。
自転車を取られないようにうまくやれとだけ言われて何回も自転車没収されるとか、わたしも自転車を駆使して働いてて没収されて確か桜木町?まで行っておじさんにいろいろ書いて渡してお金も渡して取り返したなとか、大阪出張でやめるのやめないの?とか聞かれた話でも、Mさんのとこ1週間ついてヘトヘトで、Kさんに確かカフェ連れてってもらってどうするの?的な話になってこれ以上は厳しいと思うと答えたなとか。Mに言っとくし明日の9時までに鍵ポストに入れといてとか、あっ、これで終わりなんだ、えっとこっからどうしよってなった。
いろいろ返しそびれてたものあってそれを返しにやり取りしてる度に、今この瞬間もKさんは都内駆けずり回っててわたしはこうして家にぽつんといるの、これでよかったんだって言い聞かせて。親に周りになんて言おう、、とか昼間から家でなみだなみだで。でも優しかったママもパパも友達も。上京後2週間とかで帰ってくるやついる??笑
おもろいな今振り返ると。
そんな似たような事例が多すぎて、共感しつつ笑える。文章の擬音がかわいくって。あと句点の使い方が他の人にはない、喋ってる感じがして好きだなぁ

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2026年03月12日

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すきー。ほんわかした空気感が、とても気に入った。出てくることばとか、ひらがなの使い方とか。三人暮らしのパートが特にすき。バランスのいい三人だ。こんな暮らし、とってもすてき。

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2026年01月29日

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影響を受けて今日は日記を書いた。

わたしは過去を思い出す力が弱いので、小原さんは小学生時代を覚えていてすごいな〜と思ったり。
苦しかった時期もあっただろうけど、いまは穏やかに暮らしていそうでいいね。

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2025年11月18日

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小原晩さんの移り変わる生活とその中で起きた出来事を記したエッセイ。 ヤンチャな兄の存在、労基アウトな職場、生活用品全捨てリセットとかなり波乱万丈なことも、淡々とさりげなく描かれているためかえって引き込まれた。





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2025年10月18日

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最近暮らすことや生活することに対してうっすらと興味があったので、こちらを。言葉の選び方やリズムが心地よくてすきです。おろおろとしたものを出す、という表現を気に入りました。

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2025年09月29日

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『ここで唐揚げ弁当を…』も読んだけど、
日記なのか、エッセイなのか、文学なのか、カテゴライズなんてどうでもよくなるような、あけっぴろげな書きっぷりが気持ちいいよね。

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2025年09月25日

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ところどころ言葉遣いが好き
からっぽではなく、心に無が満ちている
憂うつのみずうみ、衝撃のしんじつ、などひらがなの使い方上手い

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2025年09月06日

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一人暮らし、実家暮らし、寮、3人暮らし、と過去を振り返り話が進んでいくのだが、時系列はバラバラなのに読み終わった後、1人の女性が学生から成長して最期誰かと一緒になるまでを見届けたような気持ちになる

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2025年07月21日

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ひとり暮らし、友人たちとの三人暮らし、実家暮らしなど、著者が実際に体験した日々の小さな(たまに大きな?)出来事を綴ったエッセイ。

自分を飾らずにありのままを書いていて、脱力感があって、するすると読み切ってしまいました。

平和な日々や楽しいとはいえない日々が混ざりつつ、けどなんだかんだ人生を楽しんで自由に生きている著者の言葉に、私自身も元気づけられました。

「それより私とサボりませんか」の話が特に好きで、誰もが考えてしまうような人間の弱いところを表現していて、面白かったです。

著者の別のエッセイである「からおげ弁当をここで食べないでください」にも登場した方たちも垣間見れて、よかったです。
その作品は半年前に読んだのですが、読みやすい文章の中に丁寧に、個性的に描かれているので、著者の印象に残す力が強いのかと思いました。

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2025年07月05日

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私も一人暮らしをしたり、実家に戻って今生活をしてる中で、生活って、こんなにも愛おしいんだ、ひとつひとつの何気ない生活なのに、こんなにも思い出や愛おしさが詰まってるんだ、わたしがしたいのはこんなせきかつだー!!!みたいなものが詰まっててよかった

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2025年06月16日

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日常の切り取りが描写が言葉選びが自然ですらすら読めます。何も残らなかったような残ったようなら気はしますがなんとなく心地よさは残りました。

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2026年04月05日

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「なんてことのない日常だな」と油断してページをめくっていると、いつの間にか他人の人生の『劇的なターニングポイント』のど真ん中に立たされている。

小原晩さんのエッセイ『これが生活なのかしらん』を読み進めながら、私はずっと「どうしてこんなにも、ただの生活の記録に引き込まれてしまうのだろう?」と不思議でたまらなかった。だって、描かれているのは、本当にどこにでもありそうな、個人的でリアルな日々の風景ばかりだからだ。

けれど、途中ではっと気がついた。
彼女がなんてことのないような軽やかさで書き留めているのは、実は人生におけるすごく大事な分岐点ばかりなのだと。普通の人なら、もっと大げさに、ドラマチックに、涙や感傷を交えて語りたくなってしまうような出来事。それを小原さんは、まるで近所のコンビニへ行くような足取りのまま、さらりと描写してしまう。

だからこそ、ターニングポイントではない「ほんとうの日常」を綴ったエッセイすらも、単なる日常ではなくなってくる。それはまるで、次にやってくるサビ(人生の転機)に向けて静かに熱を帯びていく、名曲の「Bメロ」のようなのだ。ただの生活の描写が、助走としての心地よい緊張感を孕んでいることに気づくと、もうページをめくる手が止まらなくなる。

そして相変わらず、気まぐれのように、しかし絶妙なタイミングでふっと差し込まれる短歌がたまらなく良い。散文のなかに現れるその短い言葉の連なりは、文章の心地よいアクセントになり、ふわりと心を浮かせてくれる。

作中に出てくる『ほのおかしさ』という言葉が、私はとても好きだ。
きっと彼女自身も、その渦中にいる時は生活や恋人に振り回されて、目の前のことしか見えていないはずなのだ。でも、後になってその出来事をそっと俯瞰し、ゆっくりと咀嚼する時間を意識して作っているからこそ、この「ほのおかしさ」という絶妙な温度感の言葉と視点が生まれるのだろう。

本を閉じたあと、ふと自分自身の生活を振り返ってしまった。
「私は、自分の日常をこんなふうに俯瞰して、味わう時間を作れているだろうか?」
答えはノーだ。全然足りていない。目の前のことに追われて、せっかくの人生の機微をただ通り過ぎてしまっている。それを言葉にしてアウトプットできていないことが、急に途方もなく「もったいない」ことのように感じられてきた。

何気ない自分の生活も、少し離れて見つめ直せば、愛おしいエッセイになるのかもしれない。そんなふうに、毎日を生きる視点を少しだけ優しく変えてくれる、静かなお守りのような一冊。

*読書メモから生成AIで体裁を整えた感想です

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2026年03月22日

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ままならない日々の、とるに足らない出来事をつづったエッセイ集。著者の小原晩さんは、自費出版した『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』でブレイクした方。
エッセイなので小原さんの実体験がベースになっているのだろうが、創作にも思えるようなふわふわとした読み心地が不思議だった。3人で暮らしたシェアハウスでの日々のことが、明るく温かくて好きで、もっと読んでいたかった。

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2026年03月10日

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スーパーマーケットをふらふらしていると、ペヤングの超大盛りが目についた。私はそれを三つ買って帰り、黒のマジックペンで『すべてかどうでもよくなったときのためのペヤング』と書いてみる。P65

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2026年01月29日

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こう言っちゃ本当申し訳ないが、著者の趣味嗜好には1ミリも興味が持てず、なにもかも別の星の生き物の観察日記を読んでいる気分だった。が、ストレスで味覚を失い、上からも下からも食べ物が出るような繊細さ、五感のセンサーの鋭さだけは、おそろしく伝わってくる。
著者の経験した劣悪な環境下での搾取すら、「よわよわしい」「ふあん」「ばか」のような、ひらがなに崩された単語の感性によって、どこか「かるみ」のあるエッセイに変えてしまうのはすごいと思った。

『生きたくなるセット』の、太陽の塔を眺めていたときの一節が特によかった。

「その間、心のなかは無である。からっぽ、というのとは違くて、心には無が満ちていて、それ以外はもう入る隙間がないという感じである。誰の顔も浮かばない。無からは感謝も懺悔も生まれない。無とは命である」

この「無」の捉え方。わかってるな〜、と。

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2026年01月18日

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難しい言葉が使われておらず、かなり読みやすいエッセイだと思う。

小原晩さんの作品は初めて読み、文体のリズム感が特徴的で面白かった。

美容師時代の精神的・肉体的な疲労感が伝わって来た。
美容師時代のスティックパンしか食べてなかった食を意識する余裕のない時代から、ずいぶん食を楽しめるように回復されていて良かった。

生活の一つ一つを、愛おしむ様な優しい表現も良かった。

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2025年09月28日

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さり気ない日々の中の たのしさ、ときめき、きらめき、どんより、もやもや。そんな一瞬が散りばめられて、それぞれの日々に優劣はなく戻ることもできないけど、どれも自分の欠片なんだと気づかせてくれるような一冊。

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2025年08月23日

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なんてことない普通の生活をちょっとのぞき見したようなエッセイ。
ひとり暮らし、友人たちとの3人暮らし、恋人との2人暮らし、それぞれに普通の生活があってどれも味わい深い。

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2025年08月18日

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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!
気になっていた唐揚げ弁当の著者。わくわくしながら読みました。新しい作家さんでまだ有名になりきっていないときの新鮮さというか、独特の光がある感じ、いいよね。文章は読みやすくて、あーいいねと気軽に頷ける感じ。その分ぎゅっと刺さるかと言われると正直私には微妙だったけど、好きな人は多いんじゃないだろうか。3人暮らしの話が一番面白くて、やっぱり気が合う女同士のシェアハウスってまじで楽しそう。一回やってみたいなあと思った。彼氏との同居生活は、彼氏の思考回路がいまいち理解できなかったのもありそこまで面白味を感じず。

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2025年08月14日

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とても好きな本屋さんで装丁に惹かれて
衝動買いした本。初読の作家さん

で、いきなりエッセイはなかったかなと。

冒頭は軽めの文章でさらっと入れたのだけど
後半は何やらイマドキの遠回しな言葉で
恋の話。なんだけど使い慣れない言葉を
わざわざ選んで使ってみた?的な印象。

好き嫌いがはっきり出そうな作家さん?では
あると思う。単に自分には合わなかった
だけだと思うけれど1冊読んで批評するつもりは
全くない。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

「こんな生活あるのかしらん」なんて思ったりして

なぜか悲しくて可笑しい文章が
ストレートに心にささる。

読むのを止めることが出来ない
この魅力はどこからくるのか?
これからもそっと小原晩という人を見続けていたい。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

休日にゆっくりコーヒー飲みながら読むエッセイとしてはいい温度。
兄との関係が描かれてるところが一番好きかな。

最初の洗濯物の話は、ザワザワして「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」に通ずるものがあるね。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

人間とはなんと自分勝手なものかと思い知らされる数々のエピソードを、鳥のような高い視点から冷静にエッセイに落とし込んでいて、読んでいて落ち着く。

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2025年06月17日

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