【感想・ネタバレ】これが生活なのかしらんのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月22日

三人暮らしが一番楽しく読めた。
「すべてがどうでもよくなったときのペヤング」は心強いお守りだなと思った。

『火をつけて』は切ないな。
そして『寮暮らし』は辛かった。

そんな小原晩さんの暮らしのエッセイが面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

皆自分のこととなると、他人は気にしていないようなちいさな部分でも気になるのに
周りの世界のちいさな部分は流してしまう

でもこのひとは、例えば高校時代に好きだった教師がよく飲んでいた缶コーヒーの銘柄とか、同居人のパジャマとか、待ち合わせした相手が金髪で木の下で寝てたからすぐわかったとか、そういう自分...続きを読むの周りの世界にある「ちいさな部分」を憶えている。それを流さずに自分ごととして感じているからなのだろうか。

このひとと、おそらく同じような感性で生きているだろう穂村弘との対談をこの前観たら、穂村弘はこの本の「ちいさな部分」を切り取って素晴らしいと誉めていた

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Posted by ブクログ 2023年11月12日

小原晩さんの本は、誰にでも書けるようでいて、誰にも書けないような、そんな筆致が読んでいて心地よい。流れていく日常の中で、わずかにひっかかるものを捉えて書くのがとても上手く、自分のなかの似たような思い出を彷彿とさせるような文章。それが小原晩さんの魅力なのかもしれない。
あとはやけに食べ物の描写がうまい...続きを読む。お腹が減ります。あと小原晩さんの喫茶店での描写は必見だと思う。前著「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」にも喫茶店の描写があった。いつか行ってみたい。

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Posted by ブクログ 2024年05月05日

噂の『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』が届くまでに次作を先に読ませていただきました。

私はこの作家さんの擬態語がすごく好きでした。聞いたことのないのに、すごく頭に入ってきやすい言葉たち。
それにそこをチョイスするのか!というエピソードのセンス。

おもしろかったです

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

確かな妖精の会の書き出しは最高だった。
書けそうで書けない文章。日常の切り取りと言葉の選択。くだらない時も、楽しい時も、ツライトキモ。
書くのがしんどうだろうなと思う文章も。
また次回作が読みたいです。

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

読みやすく面白い文章と日常。
結局、誰かの人生の話が1番面白いのかもしれないなってエッセイを読むたび思う。
一人暮らし、二人暮らし、三人暮らし、実家暮らしで章分けされてるのがとても素敵。
三人暮らしのパートと大阪日記が良かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月23日

感想
時々信じられないことが起きる。だけどそれは実際に起きている。信じられないほど煌めくこともある。恐ろしくなるほど沈むことも。でも楽しい。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

3人暮らしが1番すき。でもラーメン2杯目に行ける愛も素敵。
各々すきなことしながら楽しく暮らせるのってなかなか難しい。誰と生きるでもこうありたい。
追い詰められてる日々の「あと⚪︎日」「⚪︎人」とカウントダウンする気持ちに共感して、終わりを意識しないとだめになりそうなときは黄色信号だと肝に銘じた。頑...続きを読む張りすぎも良くない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月26日

ずっと気になってた小原さんの本。ホウプが好き。怒涛の出張話は一気に読んでしまった。
どこか余白のあるような柔らかい文章が好きです。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

文章が面白くて一気に読める。
労働や住まいといった生活に関するささやかなエピソードがとっても面白く描かれている。
ただ、読んでいてこの作者の方の生活や人生をもっと知りたいと思ってしまうからこそ、抽象的な表現やバラバラな時系列で書かれていることに物足りなさを感じてしまった。

そして、読み終わってから...続きを読む作者さんが1996年生まれと知ってびっくり。同い年!?とは、とても思えない表現力と感性。
Instagramも覗いてみたけど、イメージ通りの写真と文章。自分の世界があって、生活を大切にしている方だなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月02日

一人暮らし、三人暮らし、寮暮らし、と、暮らしのしかたで章立てされたエッセイ。楽しいときもしんどいときも、始まりも終わりもぜんぶが等しく描かれていて、そうやって生活は続いていくのだなあ、と思う。生活は決してきれいなものではないが、そう悪いものでもなかったりするのかあ、と思う。目に浮かぶ食べ物の描写、温...続きを読む度を感じる擬音語が、小原さんの生活をありありと思い浮かばせる。「なのかしらん」というタイトルも秀逸。生活というのは、こういうものなんだろうか、こういうものでよいのだろうか、という、宛先なく空中に浮かぶ問い。でも、その答えはすぐに出す必要もなければ、出さなくってもいいかもしれない。得体の知れない、ままならない生活そのものを面白がっている「ん」の役割、おそるべし。いろいろ分からなくなったときはこの本を手に取って、もともと生活なんてのは分からないもんなんだ、と再確認したい。冒頭の詩もすごく好き。

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

SNSでよく見かけたので気になっていた本。
不思議な世界観。頭の中の世界と、現実を行ったり来たりしているような。
少しづつ味わいたくなるような文章だけど、一日で読んでしまった…!
時折はさまれる詩や短歌もすき。
唐揚げ本の方も読んでみたいな。

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