最果てアーケード

最果てアーケード

660円 (税込)

3pt

使用済みの絵葉書、義眼、徽章、発条、玩具の楽器、人形専用の帽子、ドアノブ、化石……。「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まっている、世界で一番小さなアーケード。それを必要としているのが、たとえたった一人だとしても、その一人がたどり着くまで辛抱強く待ち続ける――。

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最果てアーケード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    生と死の間にある小さな物語たちが、小川洋子さんにしか描けない優しく穏やかで静謐な、しかしときに冷たく曖昧な描写で淡々と紡がれていきます。
    途中途中で感じられる違和感も、最終章で納得が行く形となりますが、まだまだ私が未熟なこともあって全てを理解しきれてはいないような気がします。とはいえ、全てを語らない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月25日

    良かったです。
    小川洋子さんの作品で今まで読んだ中では「ことり」が1番好きですが、同じ位大切にしたい本になりました。
    いつも独特な世界観で中々感想を書くのが難しいのですが、この作品は読みやすく主人公の気持ちに触れ合えるような気持ちになれました。
    変わらず不思議な世界です。

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    「紙店シスター」と「人さらいの時計」が好きだった
    こんな商店街があったら行きたい、というよりは
    この商店街の中の人になりたいと思った

    登場人物は皆、一様に優しくて温かいのに、何故か物語全体は少し薄暗くて冷たい印象があって不思議な本だった。

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    Posted by ブクログ 2021年11月15日

    1人1人奇妙ながら物語があって小川さんらしい温もりとミステリアスで骨董品のほこりのような落ち着く本だった。べべとお嬢さんとお父さん、そしてアーケードの人たちが愛おしい。

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    アーケードを中心とした短編小説。
    時系列がバラバラで1遍1遍は不思議な世界観だが、最後まで読んだ時にこの本の仕掛けがわかるちょっと切ないお話です。

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    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    とにかく頭に映像が思い浮かぶ。読んだ人と一緒に同じような映像を想像してるのか絵に描いて突き合わせたりしたい。

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    Posted by ブクログ 2021年06月15日

    1日に客が一人も来ないようなマニアックな店が並ぶ、古い商店街。その商店街の大家をしている父と、老犬べべと暮らす主人公は、商店街で買われた商品を客の家まで届ける仕事をしている。古着から取ったレースばかりを扱っているレース屋に訪れた老女は、家で誰にも着られない舞台衣装を作っているという…。

    同一主人公...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    とあるアーケードを軸にした短編集。それぞれの話が絡み合って短編集全体として一つの作品となっている。何かをテーマにした短編集は小川洋子さんのよくあるパターンだが、それぞれの話が関連し合うというのは意外と珍しいかも。こういう個別の話はそれぞれで完結するものの全体として大きな話が流れてる、というのは連続も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    特殊で個性的な店が集まる世界で一番小さなアーケード。
    配達係の女の子の視点でアーケードの出来事が語られる。
    お客さんも個性的で面白く引き込まれる。
    微笑ましさと物哀しさが同居した著者ならではの世界を堪能する。

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    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    アーケード街大家の父親を亡くしたわたしが、お店を訪れるお客様と織り成す小さな物語。
    どこかもの悲しい雰囲気のなかに灯る小さな光、お店それぞれの味わいがありました。

    小川洋子さんの作品に漂う雰囲気は本当に独特。
    穏やかで静謐な世界観。

    レース屋、義眼屋、ドアノブ店、勲章店など、
    「一体こんなもの、...続きを読む

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