【感想・ネタバレ】最果てアーケード のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年10月13日

面白かったです。
世界の最果てにある古びたアーケード、行ってみたくなります。
世界の片隅に本当にありそうです。文房具屋さんに一番行ってみたいです。
義眼屋さん、レース屋さんと遺髪レース編み師、ノブ屋さん…どの店主もひっそりとしていました。
主人公も、つかみどころがなくてひっそりとぼんやりとしていまし...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年08月08日

これは面白い。
気になっていた作家だけれど、これほどまでに好みだったとは。
本の中全体に広がる怪しさ、美しさ。
ものを売る、買う、運ぶ、そこにあるのは生きた感情だと思うのに、何故か生き生きとした感じがない。
あるお店もあるんだけど、どちらかというと終わりにするためにやってきて、何かを買っていくような...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年08月14日

どこか幻想的なアーケード。
1話1話心に沁みる小噺。そして抒情感溢れる終幕。

「この世界では、し、ではじまる物事が一番多いの。し、が世界の多くの部分を背負ってるの。」

物語の途中から薄々気付いてはいたけれど・・・

心に残る名作です。

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Posted by ブクログ 2017年04月02日

義眼屋、古着のレースだけを扱うお店、ドアノブだけを売るお店、、気付かれないような小さなアーケードに育った少女の目線で、不思議なお店、不思議なお客さんの物語が描かれている。ゆったりと暖かな空気感の中に、死の気配が濃厚に漂っている静かなお話たちは、とろりとした液体みたいに読み手を充たしてくれる、読んでい...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年10月16日

世界でいちばん小さく、目立たないアーケード。
誰が一体買うのだろう?という品物が、それをまさに必要としている人と出会うまでひそやかに静かにじっとたたずんでいる様子や、プライドをもって丁寧に大切に仕事をしている店主たちの姿が、つつましくも確かに描かれていてひきこまれる。
そして、アーケードの配達係であ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年06月21日

この本を読んで「ジャワマメジカ」に興味を持ち
上野動物園に見に行きました。
まっくらやみの中で暮らしていました。

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Posted by ブクログ 2016年04月15日

世界で一番小さいアーケードで見つけた心に沁みる物語です。「レース屋」「義眼屋」「ドーナツ専売店」「紙店」「ドアノブ専門店」「勲章店」があって、一番奥には中庭と1Fが読書休憩室、そしてその2Fにアーケードの大家さんとその娘が住んでいました。娘は、愛犬ぺぺと一緒に、それぞれの店の品物をお客さんの自宅に配...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年11月22日

タイトルから寂れた商店街を想像したが、ドーナツ屋さんはじめ、意外とお客さんが多くて驚き。ここに出てくるような、小さいけれど○○についてならお任せあれ的なこだわりのお店ってすてきだ。

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Posted by ブクログ 2015年08月26日

久々に、読み始めの文章からドキドキしました。なんて魅力的!なんて刹那的!読み終わるのが寂しくて仕方ないのは、いい本の証です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月31日

世界で一番小さなアーケードで生まれ育った女の子が主人公の連作短編集。

‪どんなに古びた物でも、どんなに小さな物でも、それらが辿ってきた記憶すべてに価値があると思えてきた。贈り物として人と人を繋ぐこともできる。ひとつの物を通して同じ景色を見ることだってできる。そして誰かにとっては大事な唯一の愛だった...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月12日

この世とあの世の端境にあるような小さなアーケード街。
そこで扱う品々の多くは、人々の思いや記憶が染みついた品々。
儚さと切なさをまとったそれぞれの物語があって、エンディングでは少女も父の元へ帰っていく。
小川洋子さんの放つ独特の世界観が堪能できる私好みの秀作でした。

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Posted by ブクログ 2019年08月13日

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「いらっしゃいませ」
あたりの静けさを決して破らない声で、
店主は言う。
世界の片隅にひっそりとたたずむアーケード。
そこは愛するものを失った人々が、
思い出に巡り合える場所。

小川洋子が紡ぎ出す、
生と死のあわいにある夢の時間。
ーーーーーーーーーーーーーーー
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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年04月12日

使用済みの絵葉書、義眼、徽章、発条、玩具の楽器、人形専用の帽子、ドアノブ、化石…。「一体こんなもの、誰が買うの?」という品を扱う店ばかりが集まっている、世界で一番小さなアーケード。それを必要としているのが、たとえたった一人だとしても、その一人がたどり着くまで辛抱強く待ち続けるー。


初期からずっと...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月23日

この小説に出てくる人たちはひっそりと、そして淡々と暮らし、どこかでだれかの支えとなっている。生きているあいだにできることは、そう多くはない。けれど、少ないわけでもない。そんなふうに思わせてくれる物語が集まって、この小説の世界ができている。(解説より)

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ネタバレ

面白かったです

kenjigp0123 2018年10月23日

一部ネタバレありです。
どこかに身を隠す様、ひっそりと存在していて、それでも誰かに必要とされる小さなアーケードを「私」の視点から描いた作品。
死を題材とした話が多いため暗い印象がありますが、どこか暖かく優しさを感じさせる不思議な世界観でした。

ラストシーンが特に印象深く「私」がどうなったの...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年02月26日

サヨナラだけが人生さ。
ただし「サヨナラ」はゼロではない。
手のひらからこぼれていくのをただただ見ているしかない、こぼれていくものはたただた美しく愛おしい。あかぎれだらけの手のひらにしみいる。
こぼれていくもの以上に私が存在をつかめなかったのは、大家さんの娘である少女でした。

追記)解説を先に読ん...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年02月08日

大衆文学寄りの小川洋子作品。漫画化されたものも読んだことがあるけど面白かった。小川洋子は、名前にRがつく人物を多く登場させる。

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Posted by ブクログ 2017年05月22日

不変の小川ワールド。
ただただ静か。
雑用係のお祖父さんの手紙、遺髪レースの赤ん坊のところは、ほろっときた。
最後のお父さんの焼死から見えてくる物語の構造。結構、入り組んでいる。

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Posted by ブクログ 2017年05月10日

世界でいちばん小さなアーケード。そこに並ぶお店と客を描きながら紡がれる物語。使い古しのレースの端切れを売る店の客は、劇場の衣装係さん。この衣装係さんを皮切りに、使用済みの絵葉書を売る店、ドーナツ屋、義眼屋、ドアノブ屋などなどが登場します。語り手はアーケードの配送係の女性で、かつアーケードの大家の娘。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年04月03日

レース屋さん、義眼屋さん、輪っか屋さん…
最果てアーケードの店主たちと、そこに訪れるわけありのお客さんたち。
主人公の生まれ育ったアーケードのひっそりとした懐かしい空気にひき込まれ、最終章で涙が出そうになった。

どんなに時が流れても、悲しみを癒すことのできる静かな場所がここにはある。

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