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Posted by ブクログ 2024年02月05日
「謎」の生物、ブラフマンが本当に愛くるしい。
この物語の、登場人物は
干渉せずただ、静かに各々の時を過ごしています。
しかし、干渉しない物語から足を1歩踏み出してしまった「僕」。
その先に訪れるのは…。
なぜ「僕」はあんな行動をしてしまったのか
好意か嫉妬か、愛すべき...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
場所は日本なのか?登場人物は日本人なのか?それとも外国の話なのか?ブラフマンと名付けられた動物は猫なのか、野生動物なのか?最初から最後まで想像力をあちらへこちらへと働かせながら読書する絵のない絵本のような小説でした。
人生経験を総動員して小説中の情景を想像する。その情景をこれまで見聞きした人物、生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月19日
“夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。”
その子犬のような小さな生き物は、痩せて傷つき、震えている
“最初に感じ取ったのは体温だった。
そのことに、僕は戸惑った。
朝露に濡れて震えている腕の中の小さなものが、こんなにも温かいなんて信じられない気持ちがした。
温もりの塊だった。”
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月10日
太陽の光を浴びて輝く泉の水面、風に誘われてさざめく樹々たち、自然の中で思いきり遊ぶブラフマン……。すべての描写を記憶したくなる程、美しい文章だった。
架空の動物であるブラフマンの仕草は可愛さに溢れていて、見た事のない生き物を、ここまで鮮やかに描き出す文章に魅了され続けた。
穏やかな日常が次第に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月07日
宿泊施設を管理する僕が、小さな生き物と共に過ごす日常を描いている。
全体を通して、情報が少ない。つまり、余白が多い。小さな生き物に関しては、各章末に説明文がある。しかし、僕に関しては最初の情報しかない。
この余白の多さが、この一篇の魅力だと考える。
読者によって、余白の埋め方を委ねる。そんな作品...続きを読む
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