小川洋子のレビュー一覧

  • 科学の扉をノックする

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    小川洋子の想像力は、苦手。
    小さいものを見ようとすればするほど大きな装置が必要になってくる、というのはおもしろかった。

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    2012年05月06日
  • 科学の扉をノックする

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    一群のサイエンスライターは措くとして科学がテーマの対談と言えば知の巨人こと立花隆氏。若手なら『パラサイト・イヴ』の瀬名秀明氏か?両氏とも非常に面白いのだが時にはテーマにのめり込み読者そっちのけで熱く語り過ぎる嫌いがある。さて本書は直木賞作家 小川洋子による『文系の文系による文系の為の』科学読み物!宇宙、鉱物、遺伝、極微、粘菌、遺体に関して斯界の権威に教えを請う。最後に科学は科学でも少し毛色の異なるトレーニング科学についてタイガースの続木コーチと対談するところが大の猛虎党らしく同病患者としては微笑ましい^^

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    2012年04月30日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    小川洋子の最初のエッセイ集。
    著者の「書きたい」という思いと言葉に対する信頼を強く感じた。
    三章以降のエッセイは特に面白かった。
    ただもう少し小川さんの作品を読んでから手に取った方がよかったかもしれないなあ…

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    2012年03月23日
  • 博士の本棚

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    題名が少しあざとい書評&エッセイ。作者は「なぜ(小説を)書くのか」「何を書くのか」について、何度も立ち止まって考えてきたのだろう。その読者に対して誠実な姿勢に好感が持てました。

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    2012年03月07日
  • 最果てアーケード(1)

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    小川洋子さん原作ってのと表紙買いでした。けど思ったよりいい組み合わせではなかったような。。。話はもちろんいいし、絵もかわいいけど、漫画向きではなかった気がします。

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    2012年02月15日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    言葉を深く見つめている人なんだろうなぁ・・・。

    前に読んだエッセー集と一部重複していた。

    何となく好きだなぁと思う人です。

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    2012年01月08日
  • 博士の本棚

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    書評とエッセイ。紹介されているすべての本を読みたくなるような書評。今年はこの中からいくつか読んでみようかな。

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    2012年01月03日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    私は理系ですが、数学の法則に美しさを見出して感動するのは、私のような凡人理系ではなく、一部の数学者か小川洋子さんのような文系なんだなと思いました。

    数式を見て美しいと思ったことはなかったので。
    ただ、楽しいとは思っていました。

    「美しい」であれ「楽しい」であれ、数学に対してプラスの感情を引き起こさせてくれる本は素敵だと思います。理系と文系が歩み寄れる場所。

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    2011年11月08日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    そんなに熱心なタイガースファンだったとは!笑

    いかに小川さんが繊細に大事に言葉に触れ、言葉を扱い、組み上げて小説を作っているかがよくよく伝わってくるエッセイ。
    ですが、小説家としての小川さんの文書(前半多め)よりも、後半の母親として子供と歩いたり、ワープロを取り合ったりする小川さんや、タイガースの勝敗に一喜一憂したり、佐野元春のライブで幸せいっぱいな小川さんの話の方が、なんだか「可愛らしい人なんだなぁ」と思って、楽しんで読んだ。

    相撲についてとか、野球についてとか詳しくわからないんだけれど、小川さんがその人の「物体」としての美しさ(筋肉のしなやかさや、表情の表れ方)を見ているようで、だから

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    2012年05月29日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    デビュー間もない頃から小川洋子が書き綴ってきたエッセイをまとめた一冊。
    芥川賞作家、ひとりの女性、妻、そして母親、
    そんな色んな顔を持っていることが不思議なほど、
    本書に収められているエッセイから浮かび上がってくる彼女の姿は、
    ある種の「一貫性」に溢れている。

    しかし彼女のもつこの「一貫性」は、
    鋼鉄のようにがちがちに硬いものではなく、
    ゆたかにしなる若い竹のような、そんな柔軟さにあふれたものだ。

    作家であること、家庭をもつ女性であることなど、
    一定の何かの形に捕らわれたりせず、
    彼女はあくまでも「小川洋子」というひとりの人間として、
    日々の小さな発見や幼い頃の記憶に自由に思いを馳せ、文章

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    2011年09月05日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    小川洋子らしいムードは漂う。
    けれども、いかにもエッセイとしては作りが弱い。

    エッセイとは個人的な体験を
    その特権性でもって世界を切りだす彫刻刀にしてしまうものだが、
    彼女はここでも小説と同じように水を汲み、
    水甕からこぼしながら運んでいく。

    いつもなら、それがゆっくりと蒸発する時に
    大きな図形ともなるだろうが
    このくらいの小品となると、ただそれが現れている、というだけだ。

    もちろん、それが彼女の手渡したかったものであるにしても。

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    2011年08月08日
  • 偶然の祝福

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    現実と非現実を行き来する小説家の私。
    連作となっているけれど、作品ごとにおだやかな躁だったり静かに欝だったり、受ける印象はさまざま。
    選ぶなら「キリコさんの失敗」 
    今頃どうしてるのかな?キリコさん。(笑)

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    2018年10月08日
  • 博士の本棚

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    小川さんの読んだ本と、彼女の作品との関連が感じられる興味深いエッセイだった。丁寧なことばで、謙虚な姿勢で綴られている。
    気になる本を読んでみたい。

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    2011年03月03日
  • 妖精が舞い下りる夜

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    エッセイ。
    最初の章で、ものを書くことへの小川洋子のこだわりが見えてよかった。
    後半に行くにつれて、同じ内容の文が重なるのが目に付いたかなというのが、正直な感想。

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    2011年01月11日
  • 博士の本棚

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     著者がいままでに出会った本の中で、取り立てて印象にのこっているものを紹介している。エッセイが途中に入ることで著者の人となりが更に分かる仕組みだ。全体的に流れているムードは、華やかさとか強烈な個性は必要はない、ただただ日常を積み重ねていくことが大事なのだと感じさせる。なんだか、そんなやんわりした穏やかな気持ちになった。

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    2015年05月11日
  • 世にも美しい数学入門

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    数学が苦手な私が、映画「博士の愛した数式」を見て、数学というものに多少興味を持ちました。そしてこの本を読んで数学の面白さを知りました。多少ですが・・・。

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    2019年01月16日
  • アンネ・フランクの記憶

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    10 代のころ「アンネの日記」がきっかけで作家を志した小川洋子さんが、アンネゆかりの地を訪ねる旅日誌。最近「アンネの日記」を再読したばかりで興味を持っていたのと、小川さんのアンネへの思い入れの強さからくる筆の勢いにひっぱられて、表紙を開いてから最後まで一気に読み上げた。小川さんが移動中の電車の中や訪問先で子どもを見かけるたびに 「この子が隠れ家に住んだり収容所に送られたりすることがありませんように」 と祈りのことばを書き付けているのは、感傷的すぎてひとりの作家の表現としては抑制が効いていないと思うが、彼女がアンネを心の友にして思春期を過ごし、いま (旅行当時) アンネの母の年齢に達したひとりの

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    2010年04月10日
  • 博士の愛した数式

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    この本はアルツハイマの博士と、お世話に来ている家政婦、その息子のお話です。
    どうして感動なのかは、読んでみればわかります。
    ぜひ読んでみてください。

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    2010年01月28日
  • 博士の本棚

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    0109

    ラブと小川さんの繋がりが好きです。
    村上春樹の中国行きのスロウ・ボート読んでみたい。

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    2011年04月26日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    一つ一つのエッセイが短いので、持ち歩き本にぴったりです。
    アンネ・フランクへの旅に関わるエッセイは、涙腺潤みましたが、その他は、けっこう笑いを抑えるのがたいへんです。
    ちょっとよそのお家をのぞかせて貰っている感じの面白さがありました。
    それにしても、小川洋子さんの空想力はすごいですね。

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    2009年10月04日