小川洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小川洋子さんって、すごい売れっ子作家さんなのに作品に出てくる人とおんなじで慎ましい人、無欲な人って印象なんだけど、よりその印象が強まった。
親の嫌いな部分、欠点ばかり似てきてしまったなあと思っているけど、小川さんの「子どもが自分に似ちゃったなぁと思うのはたいてい欠点の方。ああ、やっぱり、みたいな」(P133)というとを読んで、親の視点から見てもそうなのか、と思った。まだ娘からの視点でしか考えられないけど世のお母さん方もそんなことを考えているのかな。
以下共感したところ、覚えておきたいところをかいつまんで
✳︎子どもが巣立つ時、もう取り返しがつかないんだという後悔がくる。
もっと日々感謝しながら大切にすべき日々だったのに、お弁当作りを面倒に思ったり
✳︎南桂子の銅版画の少女と「道」(フェリーニ)のジェルソミーナの視線が重なる。対象のその向こうにあるものをすーっと見通すような
✳︎人って理解し合えてなくても誰かが必要
✳︎旅は、いつかは終わらなくてはいけないものとしてそこにあると思う。永遠にどこかに向かい続けると人は疲弊していく(P123)
✳︎多和田葉子の「容疑者の夜行列車」と「インド夜想曲」は重なる。前へ前へ自分の魂を抱えながら先に進み、同時に後ろからひたひたと追いかけてくるものがある(p124)
✳︎どんなに嫌な相手でも人間である限りいつかは死にますので、そんなに無理に別れなくてもいいのではないかと思うようになりました(P232)
→わらった
✳︎友人夫婦の話だけど、万一どちらか片方が目の前で倒れたら、「大丈夫?大丈夫?」って言いながらぐらぐら揺すろうねって約束してるんです
→わらった