世にも美しい数学入門

世にも美しい数学入門

ビジネス・実用
858円 (税込)

4pt

数学とは当面は何の役にも立たないが、後世になって非常に役立つこともある、という奥床しい学問である。そうすると、何によって価値判断するかというと、主に「美しいかどうか」なのであり、美的感受性を育てることが非常に重要である――ガウス、ラマヌジャン、谷山豊と古今東西の天才数学者たちのエピソードも交えながらユーモア溢れる語り口で、数学の美しさを証明していく〈世にも珍しい〉対談集。

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世にも美しい数学入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    藤原正彦の「数字を弄ぶ」という表現がとても気に入りました。
    自分も多少は弄んだとは思うのですが、数学者のそれには足元にも及ばないことが、よくわかりました。

    藤原正彦は、数学史にも造詣が深いようで、その点でも面白く読めました。

    『博士の愛した数式』の背景が垣間見れる本でもあるので、興味がある人は読んでみてはどうでしょうか。
    肩肘張らずに読めるので、数学の苦手な人にもオススメします。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    「すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる」の反対が数学。
    なかなか役立つ時が来ないし、その時が何千年後だったりする。
    そもそも役立つことを目指さない、美しさと感動だけを求めるのが数学。ただその一心で取り組んでるのが数学者だというのは、世間の数学者へやイメージとだいぶかけ離れている気がする。

    0
    2020年08月14日

    Posted by ブクログ

    三角形の内角の和は180度。
    平べったい三角形もとんがった三角形も…。
    そしてそれは100万年前も100万年後も変わらない。こんな真理はない。
    →「三角形の内角の和が180度だという美しさを
    どれだけ情熱的に語ってくれたかで、小学生の数学への興味は変わる」
    →本当にその通りだ。
    この本を読み終わったら数学は確実に好きになる。

    今後、友愛数や完全数を
    ユーモアを交えて日常会話に溶け込ませたい。

    0
    2019年10月19日

    Posted by ブクログ

    ホント、美しい!!

    学校教育としての算数&数学と、数学者たちを魅了する数学との齟齬はなんだろう。
    本来、そっちへ進むべき人たちが、学校の数学で多く淘汰されてしまってる気がしてならない(><)

    あきゅFBで、どなたかがオススメしてた本。
    すっごい!すっごい!面白かった♪

    0
    2014年05月24日

    Posted by ブクログ

    ​サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』を読んでいる途中、ふと本棚の隅にある本書を思い出して手に取った。『博士の愛した数式』はかつて映画で観たはずだが、内容はほとんど覚えていない。しかし、対談形式で進む本書の面白さには引き込まれ、一気に読み終えてしまった。
    最近、仕事を通じて数学に触れる機会が増え、関心が高まっていたタイミングだったこともあり、この美しい世界への「入門」に胸が躍った。
    数学者という人種はきっと世間一般から見れば風変わりなのだろうが、一度直接会って、その思考や情熱に触れてみたいと思わせる一冊だった。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    「数学の美しさ」について、対談の形で語られている。途中数式等も出てくるが難解なものはなく非常に読みやすい。一見無秩序に見える事象に対し、わずかな言葉で表現することで秩序をもたらすという美しさが数学と俳句は似ている、という捉え方には感銘を受けた。

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    もともと数学好きだしなんかかっこいいから読んでみた。
    知識乏しくても調べながらなんとか読めた。
    対話形式だから読みやすいし説明も分かりやすい。
    今の時代、効率とか合理的とかも大事だけど、人は感動して生きててよかったって思えるらしい。そのための文学であり数学であり芸術であるとのこと。
    たしかに美しいなと思った。

    0
    2026年03月12日

    Posted by ブクログ

    中学生、高校生などがこれを読んだらかなり勉強熱心になるのでは、と思う。
    そんな時代に読みたかった本。
    数学の疑問について調べたくなる癖が着くと思う。
    対談形式なので読みやすい。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    私は数学が大の苦手科目でしたが、高校生の時にある数学教師との出会いをきっかけに数学への捉え方が変わりました。その恩師の口癖は「どうしてそうなるのかも理解せず、公式覚えて問題解いて、それって虚しくないか?」「わからない問いにぶつかったらとにかく実験してみればいい」でした。数学が得意科目になることは遂にありませんでしたが、少なくともこの言葉たちはその後の私の人生の指針になっています。

    この対談の中でも「数学は実験科学のようなもの」と、どんな天才による大発見も地道な実験を重ねて生まれていることが示唆されていて、「腕組みしててもなにもわからない。まず実験してみる。そして観察する」というスタンスはこれからも大切にしたいと思いました。

    また、数学における中世ヨーロッパの遅れは、宗教や哲学の流れを踏まえると当たり前のように感じますし、ゼロを発見したインド人の包容力も既知のことでしたが、本書で紹介されていた日本人の数学における活躍の目覚ましさは恥ずかしながらあまり知らず、とても驚くとともに誇りに感じました。目の前に様々な問題はありますが、美しさへの感性が研ぎ澄まされるような国に生まれ育ったことは幸せなことですね。

    さて、「不完全性定理」が発見されてしまった今、数学や哲学の未来はどうなっていくのでしょうか。また千年後は今とは違う真理の地平が開けているのでしょう。でも、どのような未来を辿ったとしても、この対談を読んだ今、その世界は神様の悪戯としか思えない美しさに溢れてるんだろうと思えます。

    今この瞬間もこの世に隠された美しき真実があると信じ、未解決問題に人生を賭けて向き合う数学者の皆さんに、心からエールをおくりたくなる一冊です。

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

    藤原正彦(1943年~)氏は、東大理学部数学科卒、東大大学院理学系研究科修士課程修了の数学者、エッセイスト。お茶の水女子大学名誉教授。新田次郎と藤原てい夫妻の次男。『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。「論理より情緒」、「英語より国語」、「民主主義より武士道」という氏の自説を説いた『国家の品格』(2005年)は、200万部を超えるベストセラーとなった。
    小川洋子(1962年~)氏は、早大第一文学部卒の小説家。『妊娠カレンダー』の芥川賞ほか、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、菊池寛賞、紫綬褒章等を受賞・受章。また、記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦の母子との交流を描いた『博士の愛した数式』は、読売文学賞、本屋大賞(第1回/2004年)を受賞し、ベストセラーとなった。
    本書は、『博士の~』を執筆する前に、小川氏が知人を通じて藤原氏を紹介してもらったことをきっかけに、同書発表後に改めて行われた二人の対談をまとめ、2005年に出版されたもの。
    私はノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった本で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。また、私は対談本をあまり好まず、それは、焦点がぼやけて物足りなさが残ること多いためなのだが、本書については、藤原氏も小川氏も過去に作品を何冊も読んでいて、この二人の対談がつまらないはずはないと確信があり、手に取った。
    そして、(学校で習ったもの、習わなかったもの含め)様々な定理・公式が如何に美しいか、また、数学者が何故それらに魅入られるのかが、期待に違わず興味深く語られ、一気に読み切ってっしまったのだが、それは、小川氏がもともと、『科学の扉をノックする』(様々な分野の科学者7人との対談エッセイ)や『そこに工場がある限り』(様々な工場の見学エッセイ)のような本を出してしまうほどの好奇心の塊で、また、藤原氏が、(『国家の品格』で繰り返しているように)現在の実学重視の風潮に大いに疑問を持ち、「高貴な学問の代表である数学の復権を試み」るという思いで答えていることにもよるのだろう。(尚、本書は単独でも楽しめるが、『博士の~』に関する記述も多いので、同書を読んでからの方がベターだろう)
    藤原氏は、あとがきで、次のように書いている。「数学や文学や芸術でもっとも大切なのは、美と感動だと思う。これらは金もうけに役立たないし、病気を治すのにも、平和を達成するのにも、犯罪を少なくするのにもほとんど役立たない。しかし、はたして人間は金もうけに成功し、健康で、安全で裕福な生活を送るだけで、「この世に生まれてきてよかった」と心から思えるだろうか。「生まれてきてよかった」と感じさせるものは美や感動をおいて他にないだろう。数学や文学や芸術はそれらを与えてくれるという点で、もっとも本質的に人類の役に立っている。読者がそんな私の、そしておそらく小川さんの、想いを感じていただければ幸いである。」
    藤原氏と小川氏ならではの対談で、「数学の美しさ」が分かりやすく説かれた良書である。
    (2022年9月了)

    0
    2022年09月08日

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