小川洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10 代のころ「アンネの日記」がきっかけで作家を志した小川洋子さんが、アンネゆかりの地を訪ねる旅日誌。最近「アンネの日記」を再読したばかりで興味を持っていたのと、小川さんのアンネへの思い入れの強さからくる筆の勢いにひっぱられて、表紙を開いてから最後まで一気に読み上げた。小川さんが移動中の電車の中や訪問先で子どもを見かけるたびに 「この子が隠れ家に住んだり収容所に送られたりすることがありませんように」 と祈りのことばを書き付けているのは、感傷的すぎてひとりの作家の表現としては抑制が効いていないと思うが、彼女がアンネを心の友にして思春期を過ごし、いま (旅行当時) アンネの母の年齢に達したひとりの
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Posted by ブクログ
これは、少女の頃に、アンネ・フランクの日記を読み、影響を受け続けてきた小川洋子の、アンネを巡る旅のエッセイだ。
彼女の書くことの原動力は、アンネからもらったものなのだそうだ。
アンネ・フランクという女の子の文才にほれ込み、心の友としてきた作家の、感傷的な旅日記。
同じように、中学生のとき「アンネ・フランクの日記」に出会い、それに触発されて日記を書き始めたことのある私には、なかなか、面白いものだった。
残念ながら、私の日記は、半年も続かなかったけれど・・・。でも、日記帳を親友として名前をつけ、手紙を書くように綴っていくアンネの日記に憧れたのは、はっきりと覚えている。たしか、私も日記帳に名前をつけ