小川洋子のレビュー一覧

  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    題通り不思議な話が多かった。
    結局なんなんだ?というものが多かった
    短い割に意外と進まず….

    パラソルチョコレートがすごく好き

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    2023年03月13日
  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    初手から小川節炸裂で大変よかった。精神的なグロテスクさというのかな。リアリティのある筆致ではないのに、その情景を鮮やかに想像させる文章が相変わらず好み。夜明けの縁はそう、あちらとこちら。ボーダーにいるのはこの物語の人々か、それとも私か。

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    2023年03月12日
  • 完璧な病室

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    完璧な病室 小川洋子
    『ダイヴィング・プール』

    4作の中で印象に残ってる、お気に入り。
    小川洋子さんの中で少し稀有な作品に感じた。

    大きな括りでいうと青春小説なのだろう。

    主人公の表の部分は。所謂、ピュアさ。
    心の中に抱えている部分は青春小説では表現する必要のないはず。所謂、ダークさ。

    ダークさとピュアさの対比が興味深い。
    対比という構図になっているが、混合されていく。
    この感覚を表現されている所が、小川洋子さん流の青春小説なのだろうか。

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    2023年03月21日
  • ボタンちゃん

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    ボタンちゃんをブラウスに繋ぎ留めていた糸が切れたことで思わぬ旅に出てしまうボタンちゃん。
    アンナちゃんの成長の過程のお気に入りに出会い、アンナちゃんの今を教えてあげる。
    やがてボタンちゃんも「思い出の箱」の仲間入りする。
    柔らかい絵と共にボタンちゃんによって語られるアンナちゃんの成長。
    ボタンちゃんが旅に出ているとき、ボタンホールちゃんのことをちょっぴり忘れていることはボタンちゃんの独り立ち?深読みかな。
    最後のページのガラガラの音がアンナちゃんには聞こえない、という場面はちょっぴり寂しくて、でも誇らしげに見守る「思い出箱」の仲間たちの姿だ。
    優しい気持ちになれる絵本だ。

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    2023年02月26日
  • 口笛の上手な白雪姫

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    久しぶりに読んだ、小川洋子さんは以前と変わらず、目の付け所に優しさと怖さを感じられたのが印象的で、それは彼女独自の、孤独感を持った人達への眼差しとも思えましたが、どこかそれだけではない繋がりも感じられたところに、奇妙な面白さを感じられました。

    また、それとは別に、石上智康さんの解説の中の、『縁起』の意味について、よく「茶柱が立つと、縁起が良くて、いいことありそう」等と言いますが、それは誤用で、『他との関係が縁となって生起すること、縁(よ)っておこること』が本来の意味だそうで、仏法の真理観として、この世の真実の一つとして解き明かされていることを知り、私も勘違いしていたので、とても勉強になったのですが、もしかしたら、この縁起が、本書のテーマ性とも密接に関わっているのではと思えてきました。

    本書は全8話の短篇集で、それぞれに共通するものは、人生における、ある『空白』の存在なのではないかと感じ、それと、どのように向き合っていくのかを問われているように思えました。

    そして、向き合っていくために必要なのが、自分以外の人間である点には、一見、当たり前にも思えそうですが、今の多様な世の中において、実はハッとさせられるものもあるのではないかと思い、各話について、書いていきたいと思います。


    (1)先回りローバ
    生まれたときに、正式に名付けられなかった『空白の六日間』が存在する、吃音の僕は、名前を言えないことに、自らの出生の事情があるのではと悩み苦しんでいたときに、何でも先回りして、僕の言葉を拾い集めてくれる老婆との出会いが、僕の心の隙間を埋めてくれるようで、その存在感は奇妙ながらも、その唯一無二な存在に温かさを感じられたのも事実でした。

    『どなたの耳にも触れていないお声ですからねえ。実に見事に透き通っておられます』

    (2)亡き王女のための刺繍
    幼い頃から、「りこさん」の刺繍された服をお気に入りとして、育ってきた私は、おそらく妹用のベビー服のあまりの完璧さを身を以て感じた瞬間、『私だけに許された特権』が途切れてしまったのではないかと思い、以後、50年近く経った現在においても交流し続ける、私とりこさんの微妙な距離感の物語。

    ちなみに、ツルボランの花言葉は、
    『生涯信じます』

    (3)かわいそうなこと
    かわいそうなことリストを記録し続ける、僕の物語で、その内容は、孤独なシロナガスクジラ、進化過程において天涯孤独といわれるツチブタから、映画の撮影風景の一枚の写真、「左から主演の○○、監督の○○、相手役の○○、一人置いて共演の○○」の、一人置いてゆかれた人までと幅広く、そこには僕の繊細な優しさに加えて、彼等を庇うような表現に、どこかユーモラスな性格も覗えたが、実は、僕自身を投影している存在を通して判明した、家族との微妙な距離感にやるせなさを感じられたのが、最も印象的でした。

    (4)この歌を分け合う
    突然、原因不明の病気で亡くなった従兄の悲しみから、その満たされない思いを、「レ・ミゼラブル」の「ジャン・バルジャン」役の俳優に投影しようとする伯母と、当時17歳の僕の、一回きりの観劇を通して、観客がそれぞれに思い浮かべる、自分にとって大事な死者たちと再会を果たせる事の大切さや、11年後に、一人でも再び観たいと感じた僕の思いに、時を隔てても決して忘れることのない、従兄を介した、年齢差はあっても分かり合える繋がりと切なさを、レ・ミゼラブルを通して静謐に伝えてくれた素敵な物語で、これを読んで、レ・ミゼラブルに興味を持つ方も、きっといらっしゃると思います。

    『言葉だけだと薄っぺらに聞こえるのに、歌になると真実に聞こえるの』

    (5)乳歯
    生まれてきた赤ん坊(君)の、神秘的な描写の美しさが印象的ですが、両親にとっては、『迷子』が『君のいない空白』であり、その後、君が偶然辿り着いた聖堂にある、見る角度や窓から差し込む日の光によって自由を謳歌できるような、柱の『浮彫』の存在との対比も素晴らしく感じられた、大いなる世界に飛び出そうとする、君の姿が思い浮かぶ物語。

    『彼らにとって君は、驚異的に美しい謎だった』

    (6)仮名の作家
    物語は言葉ではなく、声で書かれていることを重要視している、『声』にこだわりを持つ私が、理想的な声を持つ小説を書く作家と出会うことで、密やかな関係を妄想していく物語で、自らの声を出すことをためらう時期からの空白期間を埋めるかのように、作家を想って生き続けるその姿には、周囲から理解されない哀しさもあるが、それでも最後の行動には私の中に於ける、『縁』が引き起こしているようにも思われて、やるせないものがありました。

    (7)盲腸線の秘密
    廃線の危機に立たされた路線に、毎日乗り続けることで、反対の意思を訴えようとした曾祖父と、それに付き合う、ひ孫の、ひとときの交流には、他の家族から疎んじられているような曾祖父に、何とか貢献しようとする、ひ孫の優しさが健気であり、路線とは別に、ウサギを希望の象徴としているところも、それを更に強調させるようで、最後の、二人だけが分かり合える、ひ孫の思いに繫がっています。

    (8)口笛の上手な白雪姫
    女子浴場で赤ん坊の世話をする小母さんの、原初的で完璧な美しさを持つ赤ん坊への愛しさと、ひとりで生きている自らの人生とを対比させながら、その葛藤に悩む姿は、自らの出生不明な点や、浴場の裏にある、白雪姫を思い浮かべるような小屋に住んでいる、不思議な要素も絡むことで、小母さんの現実的な思いがより際立ったが、それでも心に残り続けている赤ん坊への、見返りを求めない慈悲の気持ちの神々しさには、白雪姫以上に気高き美しさを感じられましたし、その素朴で情感的な上手い口笛は、赤ん坊と小母さんだけの、目に見えなくても密かに共感し合う事の出来る、かけがえのない『縁起』に思えました。

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    2023年02月06日
  • 約束された移動

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    初期の小川作品に顕著な、静謐な物語世界の中にあるグロと悲哀が最近の他の作品よりも際立っていてよかった。

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    2023年02月05日
  • 口笛の上手な白雪姫

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    文学として追いかけている唯一の作家かもしれない。そこに共感があったり、学びがあったり、気付きがあったりするわけじゃない。ただただうつくしい文章に浸る、という読書体験。この文学世界をうつくしいと思わせる著者の感性と眼差し、表現力に脱帽。

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    2023年01月10日
  • 口笛の上手な白雪姫

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    短篇集。「亡き王女のための刺繍」「盲腸線の秘密」「口笛の上手な白雪姫」と赤ん坊の神秘性、聖性に触れる作品が多く感じられた。
    「一つの歌を分け合う」はレ・ミゼラブルをまた観たくなる言葉の紡ぎ方で作家のちからを感じた。実際に福井さんへ取材したらしい。
    「仮名の作家」はさすがの小川先生。固執、執着からの狂気が見事。途中で共感性羞恥になって読むのがつらかった。共感してはいけないのは承知。
    「かわいそうなこと」のシロナガスクジラへの視点が好き。

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    2022年12月31日
  • 科学の扉をノックする

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    73冊目『科学の扉をノックする』(小川洋子 著、2011年3月、集英社)
    作家・小川洋子が科学のスペシャリストたち7人にインタビューをし、それを纏めた一冊。
    ジャンルは天文学や鉱物学、生物学、スポーツ科学など幅広いが、いずれも専門的な内容ではないため、全くの門外漢でも問題なく読むことが出来る。
    小川洋子らしい柔らかな文章で書かれており、一つ一つのインタビューはまるで物語のようなユニークさ。
    科学に興味がなくても十分に楽しめる。

    「私は今日ほど安らかな気持で、死の話に耳を傾けたことはなかった」

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    2022年12月15日
  • 約束された移動

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    穏やかで静かに進んでいるような雰囲気なのに、不気味さや不穏も存在している。
    移動に関わる様々なプロフェッショナルたちの思考が新鮮で、深く考えされられます。

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    2022年12月01日
  • 沈黙博物館

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    形見と沈黙を軸に進んでいく謎めいた物語です。登場人物の感情表現やスリリングな展開に引き込まれながらも、どのように物語が終着するのかが予想できず、先に先に読み進めてしまう変わった魅力のある本でした。

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    2022年11月05日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    ネタバレ

    あぁ、書かなくちゃ。精進しなきゃ。
    といつも思っているんだなぁ。
    そしてあの素晴らしい小説が産まれているんだなぁ。

    表紙にも登場するわんこさんは後書きの頃のは虹の橋を渡っているらしいけれど、そこに残るぬくもりが感じられるエッセイ。

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    2022年09月28日
  • 凍りついた香り

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    ある日突然恋人は命を絶った。理由が不明なその死を受け止めきれず、恋人の生きた軌跡を辿る主人公の物語。
    恋人そっくりな弟や母親から、自分より前の恋人(元カノ的な何か)から、そして異国の街で、その記憶や記録の断片を辿って恋人の過去を構築していく。結局のところその理由は不透明なまま、でもなんとなく美しい感じで物語が終わる。
    不穏な湿度を含んだ母親とのやり取りにぞわぞわし、終盤に至ってはもはや自分が何を読んでいるのか分からなくなってくるあの感じ、読んでいると引き込まれ現実世界をちゃんと忘れることができて、結構好きだった。

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    2022年09月17日
  • 洋子さんの本棚

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    小川洋子さんって、すごい売れっ子作家さんなのに作品に出てくる人とおんなじで慎ましい人、無欲な人って印象なんだけど、よりその印象が強まった。

    親の嫌いな部分、欠点ばかり似てきてしまったなあと思っているけど、小川さんの「子どもが自分に似ちゃったなぁと思うのはたいてい欠点の方。ああ、やっぱり、みたいな」(P133)というとを読んで、親の視点から見てもそうなのか、と思った。まだ娘からの視点でしか考えられないけど世のお母さん方もそんなことを考えているのかな。

    以下共感したところ、覚えておきたいところをかいつまんで

    ✳︎子どもが巣立つ時、もう取り返しがつかないんだという後悔がくる。
    もっと日々感謝しながら大切にすべき日々だったのに、お弁当作りを面倒に思ったり

    ✳︎南桂子の銅版画の少女と「道」(フェリーニ)のジェルソミーナの視線が重なる。対象のその向こうにあるものをすーっと見通すような
    ✳︎人って理解し合えてなくても誰かが必要

    ✳︎旅は、いつかは終わらなくてはいけないものとしてそこにあると思う。永遠にどこかに向かい続けると人は疲弊していく(P123)

    ✳︎多和田葉子の「容疑者の夜行列車」と「インド夜想曲」は重なる。前へ前へ自分の魂を抱えながら先に進み、同時に後ろからひたひたと追いかけてくるものがある(p124)

    ✳︎どんなに嫌な相手でも人間である限りいつかは死にますので、そんなに無理に別れなくてもいいのではないかと思うようになりました(P232)
    →わらった

    ✳︎友人夫婦の話だけど、万一どちらか片方が目の前で倒れたら、「大丈夫?大丈夫?」って言いながらぐらぐら揺すろうねって約束してるんです
    →わらった

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    2022年08月11日
  • いつも彼らはどこかに

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    博士の愛した数式を書いた作者の短編集
    どこか欠落しつつ、どこかにひっそりと他人の人生の通行人程度にしかならないような人たちの愛らしいこだわりや考え方を、何か別の事象や出てくる生き物に重ねて描く。
    一番好きな作品はビーバーの小枝
    ビーバーの勤労と物書き、翻訳家との心の交流がとても丁寧に描かれている

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    2022年07月30日
  • ボタンちゃん

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    やさしくやわらかな雰囲気でした。子供が成長がはやすぎて色々なモノを捨てたし買いました。捨てずに残すととんでもない量になるんですよね。

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    2022年07月02日
  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    ・曲芸と野球
    ・教授宅の留守番
    小川さんにしては珍しいタイプのホラーだと思った!
    ・イービーのかなわぬ望み
    E B(elevator boy)の話
    どうしてこんなストーリーが思い浮かぶんだ‥
    ・お探しの物件
    ・涙売り
    ・パラソルチョコレート
    わたしの裏側を生きるのはどんな人かな
    ・ラ・ヴェール嬢
    ・銀山の狩猟小屋
    ・再試合
    レフトの君のお話

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    2022年06月16日
  • やさしい訴え

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    主人公の女性はあまり男運?はない人なのかも。
    旦那さんも、出会った男性とも上手くはいかず。時にはとても冷静で急に大胆な自分勝手な行動に出たりと生々しい。彼女は自立に向けて新しい場所で自身の人生をこれから始めるところで終わる。
    そんな人生を小川洋子さんが書かれている事で繊細な世界観になっている。生きるって綺麗事ではないけれどもそれでも希望を持ってその先にすすむ。
    人は失敗したり、駄目だったりしても終わりではないと思える本。

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    2022年05月07日
  • 余白の愛

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    静かで、汚されない世界。
    記憶と現実に主人公も読者も迷い込んでしまう。
    読み終えてからの本のタイトルにまた感心してしまう。
    この不思議で虜になってしまう世界をどんな言葉で感想を書けば良いのか分からない。

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    2022年04月25日
  • ホテル・アイリス

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    何か異国情緒漂う作品で、読んで思い浮かべる風景は、全て紗がかかっているような感じがしました。文庫本の後ろに載っていた4行の作品紹介では、老人と少女の純愛、と書いてあったが、果たしてこれは愛なのかどうなのか…少女が自分の性癖に目覚め、求め合う2人がたまたま老人の少女だった、としか私には読み取れず。文庫本にも解説が載っていなくて残念だったので、解説がほしいなぁと思いました。映画も観てみたいです。

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    2022年03月20日