小川洋子のレビュー一覧

  • やさしい訴え

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    主人公の女性はあまり男運?はない人なのかも。
    旦那さんも、出会った男性とも上手くはいかず。時にはとても冷静で急に大胆な自分勝手な行動に出たりと生々しい。彼女は自立に向けて新しい場所で自身の人生をこれから始めるところで終わる。
    そんな人生を小川洋子さんが書かれている事で繊細な世界観になっている。生きるって綺麗事ではないけれどもそれでも希望を持ってその先にすすむ。
    人は失敗したり、駄目だったりしても終わりではないと思える本。

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    2022年05月07日
  • 余白の愛

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    静かで、汚されない世界。
    記憶と現実に主人公も読者も迷い込んでしまう。
    読み終えてからの本のタイトルにまた感心してしまう。
    この不思議で虜になってしまう世界をどんな言葉で感想を書けば良いのか分からない。

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    2022年04月25日
  • 小箱

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    普通に考えたらちょっと怖い世界だったり、なんて感想をまとめたら良いのか分からない。けれども小川洋子さんの作品は読みだしたら止まらなくなる。この不思議な世界に毎回惹かれてしまう。

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    2022年04月24日
  • 口笛の上手な白雪姫

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    世界の隅っこでちいさく、でも確かに息をする存在を、丁寧に、丁寧に掬う筆致。「亡き王女のための刺繍」、あるいは表題作のような、抱えきれない不器用な優しさは、あまりにうつくしい。

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    2022年03月28日
  • ホテル・アイリス

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    何か異国情緒漂う作品で、読んで思い浮かべる風景は、全て紗がかかっているような感じがしました。文庫本の後ろに載っていた4行の作品紹介では、老人と少女の純愛、と書いてあったが、果たしてこれは愛なのかどうなのか…少女が自分の性癖に目覚め、求め合う2人がたまたま老人の少女だった、としか私には読み取れず。文庫本にも解説が載っていなくて残念だったので、解説がほしいなぁと思いました。映画も観てみたいです。

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    2022年03月20日
  • 小箱

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    ネタバレ

    子どもを失ったというのは希望や未来を失ったのと同義だ。人々がどれだけ穏やかに暮らしても、箱の中での成長を楽しみに見守っていたとしても、子どもの声がしない日々はもう朽ちていくだけのもののように思える。晴れやかな結婚式も、みんなが真剣にやればやるほど虚しく響く。
    最後まで、何故子どもが1人もいないのか、何故子どもが産まれないのか、その理由は明かされない。箱の中に大事に置かれたそれらはきっと誰にも言えない悲しい物語を内包しながら、愛を受けて満たされているだろう。手放せないものを大事に持ち続け、自分なりに愛することを肯定されても、死が増殖していくだけの世界を残酷に感じる。ふとした瞬間にとてつもない寂し

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    2022年03月16日
  • まぶた

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    不思議な本だった
    現実では有り得ないことなのに、読んでいるのは日常の1場面ですごい不思議な感じになった。
    【バックストローク】って国語の教科書に載ってるのかな?
    この話が個人的には1番好き

    こちらの1冊を教えてくださったブクトモ様に感謝☆

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    2022年02月28日
  • 凍りついた香り

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    小川氏の作品にしては輪郭がはっきりしていた様に感じた。
    しかし透明感のあるゼリーにコクのあるバターを包んでる感じはしっかりある。

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    2022年02月23日
  • ホテル・アイリス

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    究極の愛なのか、狂気の愛なのか。
    小川洋子の新たな境地がここに始まる。
    私の個人的な意見としては、究極のマゾヒズムと、どこか日本っぽくない文章の甘美さ、官能小説の
    ような荒々しいエロスじゃなく、芸術に満ち溢れたエロス。すべてが詰まっています。
    映画化されたみたいなので、ぜひ見に行きたいです。

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    2022年02月18日
  • 世にも美しい数学入門

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    数学の偉大な部分や美しさ、それらについて、藤原正彦先生と小川洋子さんの対談が描かれています。
    数学が嫌いになりそうな人に読んでほしい一冊です。

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    2022年02月14日
  • ボタンちゃん

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    なんとなく、いつも冬になると読みたくなる絵本。

    たぶん、コートに付いてるボタンちゃん…ってことで冬を連想するのかなぁ⁇

    ボタンちゃんのなかよしは、ボタンホールちゃん
    ふたりは、いつもいっしょ。
    ボタンちゃんが ころがった先に 見つけたもの。
    そこには、忘れられた 思い出のものたち。

    ガラガラ よだれかけ ホッキョクグマ

    すべて思い出の箱へ。

    こどもの成長ってほんとうに早い‼︎

    あの頃を忘れないで…。

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    2022年02月10日
  • 偶然の祝福

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    穏やかな語り口なのに、どこかぞくっとさせる不穏さをはらんでいて、癖になります。
    どの物語も短く読みやすいので、通勤時間や待ち合わせの間などにさくっと読むことができます。

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    2021年12月27日
  • ゴリラの森、言葉の海(新潮文庫)

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    山極さんと小川洋子の対談、まるでNHKのスイッチインタビューのようだが、ゴリラに生きることの根本を見つつ我々の存在そのものを問い直す、洞察に満ちた対談。

    タイトルが素晴らしい

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    2021年11月16日
  • アンネ・フランクの記憶

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    アンネの日記に刺激されて日記を書くようになり、創作めいたようなものが現れるようになり、やがて小説になった。私はまだ読めていないけれど、歴史的な価値だけではなく、大変に文才のある人の日記なのだろう。実際に生き延びられた方々との面談の様子から、アンネやまわりの人達の人柄や聡明さが伝わってくる。今の著者と直接会って話ができるなんて、本当にあと少しだったのだ。あと少し密告が遅ければ、あと少し生き延びていたら解放されていた、そんな無念が無数にあることを、私たちは後世に伝えていく必要がある。

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    2021年11月06日
  • まぶた

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    どの作品も良かったけど、私が特に気に入ったのは、「リンデンバウム通りの双子」と「匂い収集」です。「匂いの収集」は素敵な恋の話かと思って読んでいたら・・・・。
    怖かったです。「リンデンバウム通りの双子」は最後の2行がいいですね。すごーく主人公の気持ちがわかりました。

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    2021年10月26日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    小川洋子さんのエッセイ集。
    どの話にも過去の読書体験が紐づいていて、小川さんの引き出しの多さにびっくりします。
    表題作の「とにかく散歩いたしましょう」の愛犬ラブとのエピソードがラブとの散歩が小川さんにとってかけがえのない時間だったことを実感します。

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    2021年10月17日
  • ボタンちゃん

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    登録もれ。おかだちあきさんのやさしい絵柄と小川洋子さんの物語がうまくマッチ。子供はすぐにおおきくなり、着るものはすぐに小さくなって、いつか思い出へと変わる。

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    2021年10月04日
  • まぶた

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    まぶた。
    ひらがな3文字だと、なんか間抜けな感じ。
    目蓋。目の蓋のような役割。
    その目で見えているものも、蓋をすれば見れなくなる。
    良いものも、悪いものも。
    蓋をされた目でも、観えるものは人それぞれだろう。
    闇をただ感じるのか、虚飾の世界に埋没するのか、過去失敗したオムレツのとんとんを思い返すのか、
    未来に待ってる壁一面の本棚に囲まれた部屋を作りたい夢なんかを。
    そう、考えると、目蓋って奥が深いな。

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    2021年09月21日
  • 不時着する流星たち

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    文庫版で再読。
    そこはかとない不気味さ、そわそわしたまま終わる短編たち。
    味わい深い。
    ちょうど出勤の片道で1編読み終わるボリュームで、通勤電車の幸せなお供になりました。
    小鳥を愛する私には辛い話もありましたが。。。

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    2021年08月21日
  • 世にも美しい数学入門

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    博士の愛した数式 の背景が記載されたような内容。現実は美しい。数学は神の隠した法則を導く、と言ったような内容。博士の愛した数式含めて中学の頃に読んでいたら何か変わったかも。子供はこれを読んで何を感じたか。

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    2021年08月11日