小川洋子のレビュー一覧

  • ことり

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    小父さんはとてもお兄さんを思いやる素敵な人なんだと思います。

    物語の途中で、世の中にたまにいる勘違いおじさんになりかけてるなんて思って、ごめんなさい。

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    2026年07月27日
  • 劇場という名の星座

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    Geminiによると、小川洋子の作風は
    「静寂と優しさに満ちた、微小なもの・滅びゆくものへの鎮魂歌(レクイエム)」
    とのこと。

    今作も同様、どこか「欠損」を抱えた人たちの物語を温かい眼差しで掬い上げる。

    日本語が美しい。
    過剰な装飾や比喩のない、丁寧で過不足ない表現が心地よい。

    また、悪意や毒を持った人物が出て来ないので、安心して作品世界に浸れる。

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    2026年07月26日
  • サイレントシンガー

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    小川洋子さんの本は3冊目。
    自分にはあまり合わないお話だった。たぶん設定の部分になんで?って思ってしまったんだと想う。前半読み進めるのが大変だった。

    ただ、世の中の何げない歌を歌っている、名前も知らない歌い手のことを思った。
    角の絡まった羊、料金所の人、亀の話など、印象に残ったところもあるし、後半はすごくよかった。

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    2026年07月26日
  • 遠慮深いうたた寝

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    表紙がとても可愛らしく素敵でした。
    著者の方々はいかなる時も?コトも?
    物語が生まれ、想像力豊かで
    楽しそぅで羨ましい。

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    2026年07月26日
  • 妊娠カレンダー

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    *妊娠カレンダー

    妊娠という不思議な体験と向き合うわたし、姉、義兄の生活。
    お腹の中にいる子が産まれてくるということが全然理解できないという姉と、同じく理解が出来ないわたし。だけど月日は刻々と過ぎ、お腹の赤ちゃんはすくすくと育つ。
    周りの気持ちが妊娠や出産に追いつくことは待たずに、赤ちゃんの方はどんどん産まれる準備をしていく。
    そんな妊婦と周囲の葛藤を描いているのかなと感じた。

    *ドミトリイ

    不思議なお話だった。自分の知らないところでそれぞれの人生が展開しているということが、最後の蜜蜂の巣の描写と同じことなのかなとも思ったり。うーん、でも解釈が難しかった…

    *夕暮れの給食室と雨のプール

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    2026年07月24日
  • 劇場という名の星座

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    ネタバレ

    小川洋子さんの作品は、3作目です。
    相変わらず不思議な世界に連れて行ってくれます。

    全体的にゆるく繋がっていて、気に入ったストーリーが幾つがありました。

    私自身は小劇場にはよく足を運んだのですが、帝国劇場には行ったことがなく。非常に惜しいことをしたなと思いました。

    ・ホタルさんへの手紙
    盲目になってしまった父と、娘の話。サワコは幼少期名前が言えずチャバコと言っていた。
    ある公演のチャヴァと娘を重ねて、盲目の父が1人で観劇をしに行った際に、サポートしてくれた新人案内係さんとの話。
    これが一番好きでした。泣いている父に寄り添う案内係さんの素敵な気配りにも泣けました。

    ・こちらへ、お座り下さ

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    2026年07月23日
  • 妊娠カレンダー

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    表題作「妊娠カレンダー」
    妊娠そのものというより、「人間の身体が自分の意思では止められない方向へ変化していくこと」を描いた小説だと思います。

    つわり、食欲の変化、体重増加、むくみ、胎児の成長、そして放っておいても出産へ向かう時間。妊娠中の身体は、自分の意思とは別の論理で進みます。その変化は「成長」というより「異質化」に近く、人間が生物として持つ強い力が前面に現れることで、かえって「人ならざるもの」へ近づいていくようです。このことは妊娠の当事者だったときにもそう感じましたので、こうした変化を神秘として描かないのは、非常に正直で素直な書き方だと思いました。

    妹の気持ちは、そうした変化への抵抗か

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    2026年07月20日
  • 掌に眠る舞台

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    久しぶりの小川洋子さん
    短編集。
    舞台に魅了されているという小川洋子さん
    すべての短編が舞台をモチーフに語られる
    ちょっと不思議で、ちょっと怖くて、
    ちょっとせつなくて
    小川洋子さんはやっぱりいいなと思える
    安心の物語

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    2026年07月19日
  • 妊娠カレンダー

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    小川洋子さんはいろいろ読んだが、今回は芥川賞を含む3つの短編集。受賞作は妊娠中の姉に対する妹の心理が伝わってきて怖い感じ。

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    2026年07月13日
  • 口笛の上手な白雪姫

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    小川洋子さんの短編集。彼女の書く世界観はやっぱり独特で、各登場人物たちの独自の観点や考え方が興味深かった。
    表題作の、口笛の上手な白雪姫は、タイトルから想像していたイメージとは全く異なり、赤ん坊の面倒を見る先頭の小母さんのお話しで、役割を果たし続けているところが、愛らしかった。

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    2026年07月11日
  • 小川洋子が読みとく『アンネの日記』 NHK「100分de名著」ブックス編

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    アンネの日記について、私が過去に読んだ時の記憶が蘇る。苦しい潜伏生活についての記憶よりも、何か常に希望をもちながら生活をしているアンネの心の中の声が、恋する乙女の想いが、不自由なはずなのに凛とした少女の姿が思いだされる。だからこそ最後の結末が最悪なものだったにも関わらず、ヒトラーのユダヤ人迫害を描いた暗く辛い物語としての記憶になっていないのだと気付かされた。

    父としての視点から見たとき、また自分への戒めとしても誕生日に父オットーからアンネにプレゼントされた詩が印象にのこる。

    一ここではいちばん年若だが、おまえはもう幼児ではない、しかし人生はきびしいだろう、われわれ年長者が周囲から、あれこれ

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    2026年07月10日
  • 薬指の標本

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    この著者は毎回静けさを感じる。
    そしてゾワッっと感じる。
    理解できているとは思えないけど、読めてよかったとは思える。

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    2026年07月08日
  • 遠慮深いうたた寝

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    日々の暮らしについて書かれている。ブックカルテの一冊。(3冊目)
    実は小川洋子先生の本は初めて読んだ。他にも持っているが、なんだか読むぞ!という気持ちが起きなかったのだ。
    いつも感じるけれど、作家というのは、別に超人離れしていなくて、もしかしたらファミレスの隣のソファ席でハンバーグのドリンクセットを頼んでいるかもしれない。と思うと夢も膨らむ。
    淡々としていて、でも深く考えていて、小川先生のものの捉え方も勉強になった。

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    2026年07月06日
  • 劇場という名の星座

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    建て替えられる帝国劇場へのオマージュ。連作短編集8篇。劇場に関わるいろいろな人たちの劇場への思い。小川洋子さんの慈しみに満ちた語りで小さな心温まる物語が広がります。劇場の周りで迷う人を案内する背負い屋には驚きました。

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    2026年07月05日
  • いつも彼らはどこかに

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    優しい物語です。動物や主人公がそっと寄り添ってくれてる感じがします。ぼくはデモストレーションガールの話がお気に入りです。

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    2026年07月02日
  • 掌に眠る舞台

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    「指紋のついた羽」のやさしさとさびしさと嘘の話に、少し物足りなさを感じていたら、「ユニコーンを握らせる」から登場人物やシチュエーション・ストーリーのどこかしらが奇妙でズレていて、それによって常に後ろから不安に覗き込まれている感じがして、それが最高だった。
    特に「鍾乳洞の恋」が痛みや歯、虫といったもので、生っぽい、湿った、嫌悪感といったものが存分に、そして静かに語られているのが素晴らしい。

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    2026年07月02日
  • 劇場という名の星座

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    光と闇、生と死、絶望と愛……この世のすべてを内包する、比類なき劇場【帝国劇場】。2025年2月をもって一時休館となった同劇場の記憶を未来へと繋ぐ、世界でたった一つの“帝国劇場”小説が誕生!

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    私も若い頃、観たい舞台、ミュージカルのために、東京・帝国劇場まで
    よく足を運びました。

    この本の中で語られる舞台の作品もいくつか生で観てます。
    そういえば、そんな話だったな、とか、あの役者の事を言ってるのかな、とか。
    想像しながら、また懐かしく思いながら読み終えました。

    とはいえ、正直に言うと、
    そこまでの感動はなかったかな。
    いくつか短編で綴られてい

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    2026年06月30日
  • 耳に棲むもの

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    小川洋子ワールドが展開される。
    耳の中やクッキー缶の中、日ごろ気にもかけないところにフォーカスして薄暗くジメジメした感じのお話がちょっと不気味。

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    2026年06月28日
  • 遠慮深いうたた寝

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    小川洋子さんのエッセイ。
    小説は読んだことがあるけど、エッセイははじめてで色々知れて面白かった。

    ・岡山県出身
    ・阪神タイガースのファン
    ・趣味でランニングをしている
    ・ミュージカルが好き

    意外な一面はあったけど、小説の元ネタとなる着眼点は小川洋子さんらしいなと思った。
    まだまだ読んだことがない作品もあるので、読んでみたくなった。

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    ■良いなと思った言葉↓

    "再読には意味がある"
    安易に分かったつもりになるのは、読み手の傲慢さ。読み手の成長や社会変化によって、見せる姿が変わってくる。

    "何の役にも立たないことを一

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    2026年06月28日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    想像していた結末とは違ったけど最後はあったかくてジーンと微笑みながら読んでいた。
    野球は全く知らないし数学も苦手だからどちらかというと作中のそういう描写を理解しながら読み進めていくのは結構しんどかった。
    博士と夫人の関係ははっきりしなかったけどどんな過去があったか気になった。
    ルートにとって博士と過ごした幼少期はきっとかけがえのないものだっただろうな。
    博士にはたくさん学ぶところがあった。博士もルートも私も思いやりに溢れた人たちで素敵な気持ちになった。

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    2026年08月08日