小川洋子のレビュー一覧

  • 続 遠慮深いうたた寝

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    エッセイあり、書評あり、日記ありと小川洋子さんの味わい深い文章の数々。
    最後に紹介されていた「じゃむパンの日」感慨深く読みました。赤染晶子さんの作品もっと読みたかった。

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    2025年12月07日
  • サイレントシンガー

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    なんか最近妖しい感じの内容が多くなってきたような気がする。寂しくて悲しくてひっそりと生きている世界観。無とは何かを考えさせられる。ただ、あまりにも詩的すぎて没入できないまま読み終わってしまった。

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    2025年12月06日
  • 耳に棲むもの

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    とても久しぶりに小川洋子さんの本を手に取りました。
    そうだった。美しく偏狂的でひっそりと閉ざされた世界観が小川洋子さんだった。
    補聴器売りの方にまつわる短編集なのかな?

    "骨壷のカルテット"が好きでした。
    父は「耳鳴りがひどかったようです」
    「しかし、それを苦にされていたご様子はありません」
    「はい。むしろ外から入ってくるより、内側でなっている音の方に耳を傾けている方が、心が落ち着いたようです」

    読み終わって、印象に残った言葉はここでした。

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    2025年12月01日
  • ミーナの行進

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    ミーナと言うユニークな女の子と、素敵な家とコビトカバのポチ子と過ごした時間が穏やかで楽しそうで羨ましくなった

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    2025年11月24日
  • サイレントシンガー

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    小川洋子さんは俗世から離れた人たちの話を描くのが上手いと思う。沈黙に包まれ静かに暮らす人々の情景が浮かぶようだった。最後は切なかったな。そこ含めて良かった。

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    2025年11月24日
  • 人質の朗読会

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    最初はスローペースで読んでいたのだけど、だんだん気になっていって最後はとても集中して読み込んだ。
    私が人に朗読するなら、自分のどんな思い出を語るだろう。

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    2025年11月22日
  • ボタンちゃん

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    ネタバレ

    作は小川洋子さん
    絵本も描かれるのですね

    よくある事ですね
    物を大切にしなさいって事ですね
    あの子にもこの子にも1つや2つは小さい時から大切な物ありますよね
    貴方は何を大切な宝物にしてますか?

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    2025年11月19日
  • そこに工場があるかぎり

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    小川洋子のこのシリーズは肩の力が抜けていて、ほどほど学べて、ほどほど好奇心が満たされ、そして何故だかノスタルジックな気分になる。

    もしかしたら工場なんて、人間を機械の一部として組み込み、飽くなき生産性の追求に骨身を削るような世界かも知れない。でも、そんな無機質な日常に「手の温もり」とか「職人の技」といった“人間性“を見い出すところに本書の温かみがある。

    取材先は、金属加工、お菓子、ボート、乳母車、ガラス加工、鉛筆。派手さはなくても、地道にものづくりに取り組み、人間にとって変わらず必要なものを作り続けている工場ばかりと著者はいう。経済の原則を考えれば、工場が存続しているのは、世の中に必要だか

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    2025年11月14日
  • そこに工場があるかぎり

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    あの工場を見てみたい!
    お菓子、ボート、鉛筆など、私たちが日常で見たり使ったりしているものは、一体どこで、どのように作られているのだろう。
    ”ものづくり”の愛しさが綴られる工場見学エッセイ。


    小川洋子さんが身近なものを製作している工場に見学に行き、その経験を綴る工場見学エッセイ本です。
    「なんて面白そうなんだろう」という基準だけで選ばれた工場は、お菓子や鉛筆、ガラス加工製品、サンポカー(子供をのせる車輪のついた箱みたいなやつ。街中で小さい子が保育士さんにのせられ運ばれている。かわいい)など様々。
    工場見学というのは、小学校のとき以外はバスツアー旅行なんかでしか行ったことがないですし、バスツ

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    2025年11月06日
  • サイレントシンガー

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    沈黙を愛する人々が集う共同農園。そこに言葉は無く、指文字での会話が行われている。
    門番小屋に幼少期から祖母と住むリリカ。ある日、リリカの歌を聞いた祖母は羊の毛刈りの時に、側でリリカが歌うように取り計らう。羊も聞き惚れる奇跡の歌手が誕生か、と思わされる展開とは真逆。町内で流れる夕方の「家路」が最初の仕事。何十年にも渡って流されるが、誰も気に留めない。沈黙の人々に寄り添うような歌声が持ち味。
    祖母が亡くなったり、共同農園の人々も亡くなったり減少して行く中で、どんどん不吉な方向に向かって行く。一時、恋人ができることもあったが、やはり駄目なようだ。全体的にも静謐な中で物語を終えてしまった。重い内容に、

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    2025年11月04日
  • サイレントシンガー

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    不穏な事件がたびたび起こりながらも緩やかな時間が流れる街で生きた声なきものにしか歌えない少女(から女性)のお話。数秒間だけしか聴かれない使い捨ての歌、大衆歌謡が死滅した現代へのアンチテーゼとも読める。我々に必要なのはリリカの歌うような、全てを持たなくなった時に必要とされる歌なんだろう

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    2025年11月02日
  • 妊娠カレンダー

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    読むきっかけがある男性芸人さんがおすすめしていたこと。タイトルから男性が進んで読むものだとは思わなかったためどんなストーリーなのか気になりました。

    「妊娠カレンダー」
    もちろんフィクションとはわかっているのですが、どうも合いませんでした。登場人物全員、誰にも共感ができませんでした。妊婦検診の様子もちょっと違うのではと思いました。

    「ドミトリィ」「夕暮れの給食室と雨のプール」
    グッと引き込まれるストーリーでした。こちらの方を表題作としても良かったのではないかと思いました。

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    2025年10月30日
  • 人質の朗読会

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    一万円選書の5冊目。
    題名の通り、異国の地で誘拐された人質たちが語る朗読会。
    その内容は自分自身の人生の1ページについて。


    自分の中にしまわれている過去、未来がどうあろうと決して損なわれない過去だ。
    それをそっと取り出し、掌で温め、言葉の舟にのせる。


    それぞれの語った内容が短編として綴られていました。
    どの話もどこか不思議で、特にオチがあるわけでもありません。
    でも他の人からしたらなんでもないその思い出が、きっとその人の人生にとってなくてはならない瞬間だったのだと思います。

    彼らの話はしっかり届いていましたね。
    私にも届きました。
    私が語りたい人生の1ページは何だろうって考えさせられ

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    2025年10月26日
  • 密やかな結晶 新装版

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    ずっとR氏が秘密警察に捕まらないかとハラハラしていたけど、そんな単純な話ではなかった。私たちは奪われ、それを忘れ、慣れていく。そうする方が簡単だからだ。頑なに忘れずにいることは、辛いし難しいが、結局はそれが自分を守ることにもなるのかな。そんなことを考えた

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    2025年10月25日
  • サイレントシンガー

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    ネタバレ

    話すことをやめた人たちの集落でうわれ育った1人の女性の話
    彼女は奇跡の声を持ち、どんな音色も奏でることができ、様々な要求に応える
    彼女に恋人はできたが、その地から離れることを拒んだ彼女は恋人と別れることになる
    話すことをやめて人たちの話だからか、静かなトーンで進む物語
    言葉は必要なのか?
    考えさせられた

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    2025年10月24日
  • 遠慮深いうたた寝

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    読みやすい。たまに小川さんの世界が炸裂して、ハッとする瞬間がある。
    小川さんの長編小説が読みたくなっちゃう。ギャップがすごい。

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    2025年10月18日
  • 最果てアーケード

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    最近長編を読む気力が薄れていたのでこの短編なら読めるかも!と思って読んだら正解だった。

    やはり仄暗くて少し埃っぽいような空気感。静かな絶望、諦め、受容、みたいな。明るさとか希望とかはないけど登場人物みなその絶望をひっそりと受け止めているような感覚?

    小川洋子さんだなあ、という感じ。

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    2025年10月18日
  • サイレントシンガー

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    ネタバレ

    うーん、私としては今ひとつ。このところの小川洋子ワールドは、切なさよりも不気味さ気持ち悪さの方が若干優ってきてないか。

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    2025年10月15日
  • 掌に眠る舞台

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    舞台をテーマにした幻想的な雰囲気のある短編集。
    体調の悪い時に見る不思議な夢のような、現実か非現実か分からなくなるあの境目の感覚に近い物語でした。

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    2025年10月15日
  • 妊娠カレンダー

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    独特な視点から描写される世界。静かな嫉妬。妊娠=幸せという図式が必ずしも成り立つわけではない、幸せの裏側。他2篇も不思議な感覚の物語。キレイな文章。

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    2025年10月10日