小川洋子のレビュー一覧

  • 不時着する流星たち

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    たしか、フジファブリックの山内総一郎くんがおすすめしていた本だったから読んでみた。
    素敵な歌詞を書く人が好きな言葉が気になって、いつも自分から選んで読むジャンルではなかったけど…
    読んでいて不思議な気持ちになる感じで、言葉遣いが繊細で綺麗という印象の本だった。

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    2020年10月13日
  • 凍りついた香り

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    死んだ彼の過去を追う女のお話
    彼の過去について何も知らなかった
    彼の家族から知らされたことなどから
    海外へまで足をのばし・・・
    今さら知ったからどうなるものでもないのだけど
    それでも彼のことを知りたい
    そして知らされる事実
    とくにびっくり展開でもないですが
    読んでいてこちらも彼の過去が気になっていきました

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    2020年09月23日
  • 世にも美しい数学入門

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    学校教育で数学に馴染まなかったけれど、最近興味を持つ機会があったので、読みやすそうなものから。数学…見えないものを見るような不思議な世界。

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    2020年08月29日
  • まぶた

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    「えっ ここで終わるの?」と思ってしまった話がいくつかあった。雑踏の中である人物の後を頑張って追っていたら途中で見失ってしまって、追いかけるのに必死だったもんだからふと周りを見たら自分が今どこにいるのか分からなくなっていて、急に孤独を感じて戸惑う、みたいな。勝手についていって勝手に置いてけぼりになったくせに、「こんなところにひとりで置いていくなよ」と思ってる、みたいな。
    『博士の愛した数式』のイメージでこの本を読むとちょっと難しいかもしれない。
    「あれ?これ前の話にもあったような?」と思う箇所がいくつかあった。(野菜売り、身を小さくしていれば、ナチス、などなど)坂木司の『短劇』みたいだなと

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    2020年08月23日
  • やさしい訴え

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    勧められて初めて小川さんの本を読んでみた。
    感情の機微が伝わり、ゆっくり読めるような感じだった。
    違うのも読んでみたいと思えた。

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    2020年08月02日
  • 原稿零枚日記

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    「最果てアーケード」「ことり」「いつも彼らはどこかに」「夜明けの縁をさ迷う人々」など独特の世界を醸し出す小川洋子さん、「原稿零枚日記」、2010.8発行。飛び飛びの、時に続いた26日分の日記をもとにした小説。入院中の母親を介護し、生活保護を受けている女性小説家の話。「健康スパランド」で、8歳の時死んだ娘にそっくりで許されるならあなたの顔に触らせていただきたいとお願いされる日記。公民館の「あらすじ教室」の講師で、タイトルを聞いてパッとあらすじを語る日記。押しの強い生活改善課の人と盆栽祭りに行った話。印象大。

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    2020年07月13日
  • 不時着する流星たち

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    不時着とは
    「不時着陸」の略。航空機が、故障や燃料欠乏等のため、初めに予定しなかった場所に降りること。

    生きていくということは結構やっかいなことなので、いちいちすべてを真面目にやっていたら、とてもじゃないけど頭がおかしくなってしまう。だからわたしたちは無意識のうちに、さして重要でない約束や、どうでもいいような想い出や、自分にとって必要ではなくなった人々などを、箒のようなもので集めて隅っこに追いやることで折り合いをつけるのかもしれない。
    でも、そういうことが出来ない人がこの世にはいる。どうでもいいと思われることをそう思わずに、ちゃんと向き合う人。そういう人たちの10個の物語だ。

    小川洋子さ

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    2020年07月06日
  • 小箱

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    ネタバレ

    奇妙な世界観で、不気味さを感じながら読み進めていったが、ふと東北の震災の跡なのか?とイメージしてみたら全てが腑に落ちた。愛する人を失った者達が、何かに縋り、そこに居る人と手を取り合い、静かに生きている。そう、静かに幕を閉じる事を願っているようにも思えた。こちら九州での地震を経験しながらも、ここまでの境地には辿りつけない…東北の震災は、遭遇してしまった人達をまだ置き去りにしているんだなぁ…。小川さんの文章の美しさをそのまま纏った装丁にうっとり。

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    2020年06月17日
  • 沈黙博物館

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    この物語は日本?外国?この世界?死後の世界?
    シロイワバイソンも…
    季節が変わる様子も見ているように感じた。
    爆破事件や殺人事件の恐ろしい事件もおこるが
    物語は優しい雰囲気のまま淡々と進む。

    沈黙博物館の形見はメス、剪定ハサミ…
    こんなものと思うがその人を語るにはとても重要なもの
    私の形見として老婆は、僕は、なにを見つけて
    くれるのだろう、聞いてみたい。

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    2020年06月11日
  • 小箱

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    小川洋子さんらしい小説というか、独特の世界が広がっていた。静かな、静かな物語だった。
    子供を亡くした親というのは、こういう感じなのだろうな。

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    2020年05月31日
  • 洋子さんの本棚

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    どちらも好きな作家さんなので、読んでいて楽しかった。
    ふたりの対談が全部素敵な言葉ばかりで、言葉を楽しんだ感じ。
    アンネの日記はもう一度読み返したいな。

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    2020年03月09日
  • まぶた

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    短編集です。
    えっ?という終わり方や、怖い、怖い!という終わり方や、やっぱりそうなるよね。という話があります。

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    2020年03月08日
  • 小箱

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    それだけで読む前に満足してしまうほど、銅版画風の表紙とマーブル模様の裏表紙がとても美しい装丁。内容はいつもの小川洋子で、悼む心が美しく描かれている。タイトルにあるように”小さい”がポイントだと思う。たとえば制服やランドセルをミニチュア化するサービスは実在するし、思い出を”小さく”残すことは人の心を慰めるのだろう。

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    2020年03月07日
  • 余白の愛

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    すごく静か。文章の美しさと、物語全体に漂う静けさを楽しめた。
    読んでいる途中で、読み終わって欲しくないと思う。

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    2020年02月25日
  • いつも彼らはどこかに

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    きれいな文章の短編集だけど、読みやすいとは言えない独特の雰囲気。
    普通の日常らしい静けさの中の、優しさやら不穏やら・・・「大好き」にはなり得ないけど、好き。

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    2020年02月16日
  • 不時着する流星たち

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    十篇から成る短編集で、物語の最後に、モチーフにされた人物や事柄が短く説明されていた。
    発想や着眼点の豊富さに驚く。
    小川さんの手にかかると、いくらでも物語が生まれそう。
    物語を紡ぎ出す名手だと思った。
    おとぎ話の要素もたくさん詰まっていて、結末に驚かされる。

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    2020年02月02日
  • 犬のしっぽを撫でながら

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    小川洋子さんのエッセイ集を読んだのは、『とにかく散歩いたしましょう』と『カラーひよことコーヒー豆』に続いて3冊目。3冊の中でもこの本は、他の2冊に比べて小川さんの熱量がかなり高かったように感じました。

    内容が『博士の愛した数式』に関連したことや、小川洋子さんの愛する『アンネの日記』を巡る旅のことであったりと、特に思い入れの強い事柄について書かれていたからだと思います。

    いつものエッセイでは限りなく控え目で、街行く人々の人生に物陰からこっそり拍手を送っているような小川さんの熱に触れることが出来たような気がしました。

    でもやっぱり、本の最後に納められた「自信満々の人」という話では、

    -自分

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    2020年01月04日
  • 偶然の祝福

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    以前は、女性作家と日記、手記などは読まなかった。読書は空いた時間に、それも出来るだけ現実から遠いものを選んでいた。海外の小説が多いのも当時の気持ちや環境から距離があったからかもしれない。
    時間に少し余裕が出来てベストセラーなども読むようになり、時間があまって来ると、本来の好奇心からかさまざまなジャンルのものを読み、手に取ったことがなかった女性作家のものが心に響くことに気がついた。

    小川さんは長い間記憶の中で「博士の愛した数式」を書いた人だった。それがほかの作品も読んでみたい、と読んだ途端好きな作家に入ってしまった。
    どの作品も独特の味があって、ちょっと変わっている。

    余りたくさん読んでいな

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    2020年01月11日
  • 偶然の祝福

    匿名

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     エッセイを思わせる短編集。丁寧に紡ぎ出された言葉が小川洋子独特の世界を描き出している。妊娠、恋人の指揮者、生まれたばかりの子供、犬のアポロ、小説。
     短編集の中でも「盗作」が印象的だ。左腕を上げたままの水泳選手の弟。
     お手伝いのキリコさんは肉間的でとても魅力的だ。

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    2019年11月27日
  • 刺繍する少女

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    「トランジット」
     アンネの日記へのオマージュ。控えめな表現だがナチスから逃げていたユダヤ人の心象がよく表されている。
     短編集。適当にグロテスクであり、怪奇小説的なところもある。読ませる技術は上手く、村上春樹を思わせるところがある。

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    2019年11月27日