小川洋子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幼い子どものいない世界。
主人公は年齢不詳だが、きっとものすごく若くはないのだろう…今は廃墟のように古びた幼稚園に住んでいる。
すべてが幼い子どものために作られた、部屋も食事も園庭もプールも講堂も、小さな作りのこの建物に。
きっと何十年も前からこの街から子どもたちは消えてしまったのだろう。
どうしてこの街の全ての子どもたちが死んでしまったのかはわからない。
ただ死んでしまった子どもたちへ、街全体が哀悼からくる切なさと、亡き子どもたちへの想いを抱き続けることへの静謐な幸福感…それらが感じられる、舞台は確かに日本と感じられるのに不思議な…安らかな感覚になれる世界。
亡き子どもたちの遺骨と遺髪でで -