小川洋子のレビュー一覧

  • ミーナの行進

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    海外のお話し⁉️って何度も思った作品!

    何十年も前に観た“赤毛のアン”とか“フランダースの犬”な世界観を感じました✨♡

    小川洋子さんの作品にまた触れてみたい^_^

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    2025年12月10日
  • 薬指の標本

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    勝手に登場人物を外人にして読んでしまうくらい現実離れしていて、でも普通に読めてしまっていて
    自分もこの話の中に取り込まれているような気がして変な感じになった

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    2025年12月04日
  • 遠慮深いうたた寝

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    小川洋子さんの言葉に触れるたび、私の心を守ってくれた物語たちを思い出す。小川洋子さんの作品もその一つだし、このエッセイもその一つになった。
    心が頑なになって、みんなが敵に見えてしまったときに、また読み返したい本。私は弱いし何もできないけど、そんな私を守ってくれる物語が世界にはあふれていると気づかせてくれる、お守りのような本。

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    2025年12月01日
  • 刺繍する少女

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    ネタバレ

    どうしてなのか分からないんだけど、急に胸をつかんでくる文章や、短編に出会う。
    そういう文章には五感も鮮明に立ち表れてきて、その物語が心に住み着く、そんな感じがする。

    これは〇〇をモチーフにしてるのか?と疑問符がついたまま終わる作品がいくつかあるけど、何度も読み返してわかったりするんだろうな〜
    小川洋子先生の本もっと読ませてもらいます

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    2025年11月29日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    素晴らしかった。大切に、大切に読み進めた小川さんのエッセイ集。エッセイ集と言っていいのかわからなくなるほど、短めの深い思いで唯一無二。いろいろなところで書かれたエッセイを章に分けて載せている。1、2章あたりのエッセイがたまらなかった。日常や、家族の幸せが美しく切なく心に響くエッセイがたくさんあった。亡き両親との思い出。よその子や赤ちゃんとふと、些細なきっかけで顔見知りでないその子たちと触れる中で思い出す、自分の子供との思い出。想像するということ、読書ということとは何か。と思えば、少し抜けた感じのクスッと笑えるエッセイもあり…ということで絶妙なバランス。小説も美しく、エッセイも美しく、すごい、小川さん。前作もそうだったが、5章の読書記録のような、解説や小川さんが読んだ本にまつわるエッセイはなんだか入り込めず、ここはさらっと読んだ。小川さんの読む本の中で読みたいと思えるものはあまりなくて…

    でも小川さんのエッセイも小説も大好きだ、ということを再確認できる。
    また折に触れて読みたいエッセイ。

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    2025年11月28日
  • ボタンちゃん

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    成長とともに消えゆくもの。
    それは見える物であったり、見えない価値観や感情ではありますが
    たち帰れる場所を作るのもありかなと思いました。
    すぐに使わなくなった物や価値観は少しだけ残して(記して)見返せるようにしてみようと少し思えました。

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    2025年11月26日
  • ミーナの行進

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    物語の舞台である芦屋市内は学生時代、そして今も、と馴染みのある街なので、頭のなかで街並みを映像化しながら楽しんだ。


    思春期の、あの時期に過ごした1年間は主人公の朋子にとっても、ミーナにとっても濃密な時間だったんだろう。

    少しざわざわすることもあるのだけれど、読み終わる頃、すこーんとした気持ちになりタイトルの『ミーナの行進』が読み始めとは違う響きを帯びてくるのだった。

    Bのパン、クレープシュゼット、食べてみたくなった!

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    2025年11月21日
  • 薬指の標本

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    ネタバレ

    終始湿度のある文章で、爽やかさは一切なかった。「好き」「愛してる」の言葉がなくても、ひんやりとした狂気に溢れたお互いの感情が伝われば良いというのも愛の形なのかなと。弟子丸氏の魅力が私には全く伝わらなかったけれど、二人が幸せならそれで…という感想。二つの作品どちらもすっきりとした終わり方ではなかったので、その続きはどうなったんだろう?って気になった。

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    2025年11月21日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    日常の一コマや学生時代の思い出話、短編小説を読んでいる感覚の文章だったり、小川さんの愛する本の考察や感想だったり、と大変素敵な構成で深く染み入る言葉の数々でした。

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    2025年11月19日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    小川洋子さんのエッセイ。お母さんのガクアジサイ、お父さんの猿のシンバルのおもちゃ、お祖父さんと庭で見る月。せつないけど幸福でもある思い出。

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    2025年11月15日
  • ブラフマンの埋葬

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    ネタバレ

    不思議な手触りの小説。
    まずブラフマンが人間ではないこと。でもどんな種類の生き物かは明かされない。
    「僕」が何歳ぐらいなのか、どんな過去があってどうしてそこで働いているのか、そもそもどこの国のいつ頃の話なのか、すべてがはっきり語られない。
    この手掛かりの少なさにも関わらず、ブラフマンの生き生きとして描写に冒頭から引き込まれる。

    何と言ってもほとんど犬っぽいブラフマンの仕草の描写が可愛い。タイトルどおり「ブラフマン」は「埋葬」されてしまうという予測ができていたが、あまりの愛らしさに、ブラフマンが無事に元気なまま終わるように願いながら読んだ、

    時々現れる、「僕」のブラフマンに関する観察日記のような、覚え書きのような文章。最後まで淡々と描かれるところが余計に悲しい

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    2025年11月13日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    2025.21

    遠慮深いうたた寝をコロナ禍に
    家の屋上で寝っ転がって読んでから
    小川洋子さんの文章が好きなことに気付き
    あの頃救われた気持ちになったので
    特別な本だったのだけど、
    "続"が出て嬉しい。

    あの時本屋でつるんとした装丁に惹かれたけど
    "続"も陶器のようなデザインでかわいい。
    小川洋子さんの文章は心が穏やかになる。
    これからも遠慮深いうたた寝が続いてほしい。


    ***


    P23 精いっぱい仕事を頑張る、というその頃合いが分からない。私は今、ぎりぎりまで自分を追い込んでいるか?もうこれ以上は無理だ、というところまで這い上がろうとしているか?そう自問するが、自信を持ってうなずくことなどとてもできない。
    P31 神さまのお家。何と素晴らしい表現だろうか。
    P34 別に贅沢を言っているわけではない。ごく普通のワンピースが、一枚あればいいのだ。ここには無数の洋服が並んでいるのに、なぜ私に合うたった一枚がないのか。だんだんと腹が立ってくる。服というものを買わなければならないこと自体、忌々しく思えてくる。
    P63 現実でいくら袋小路に迷い込み、行き詰まっていても、本のページさえめくれば、広大な世界が開ける。そこには、窮地から脱出するための心躍る冒険があり、究極の愛が潜む、死の気配に満ちた静けさがある。取り返しがつかないはずの過ちを、許すための方法がある。生かされている世界は、自分が考えるよりずっと奥深いのだと気づかされる。
    P114 赤染晶子『乙女の密告』
    P121 そうだ。その通りだ。人間、騒いだら負けだ。いつどんな時でも、心静かにどっしりとしてればいい。
    P127 以前、岸本佐知子さんが、自分専用の屋根を持ち運びする傘は奇妙な道具だ、とおっしゃっていたのを思い出す。だとすれば日傘は、影の携帯なのか。
    P165 奈良原一高の写真集『王国』
    P165 修道院であろうと刑務所であろうと、眠る前のひとときであろうと、やはり人間には沈黙の時間が大切なのだ、と分かる。
    P217 論理的であることは気分がいい。とりあえずは、その正しさに浸っていられる。いざとなれば、とりあえず、の但し書きだって、見て見ぬ振りで誤魔化せる。しかし、独りよがりに正しい方向ばかりへ進んでいると、いつの間にか落とし穴に落ちている。なぜか分からないままに過ちを犯している。はっとしても、もう手遅れだ。
    P220 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』
    P222 自らの暗闇の底まで降下してゆけるのは、自分自身より他には誰もいないのだ。

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    2025年11月08日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    有田焼のような装丁がとってもかわいい

    「一番の不思議」
    男の子とおばあちゃんの会話、なんて尊いんでしょう!

    「矛盾に満ちた人生」
    コリをほぐしてもらいたいのは当然なのだが、先生の期待を裏切りたくない、と言う気持ちの方が大きい
    ーこれわかる!

    「本の世界は、誰も見捨てない」
    後半の再読の楽しみについての記述は共感しかない!そうそう!ホントそれ!
    「人生の豊かさを示す秤」
    これも再読について。
    小川洋子の表現は崇高にて美しい

    「おじいさんと通りすがりの者」
    まるで一本の小説

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    2025年11月07日
  • 遠慮深いうたた寝

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    私たちと同じような日常の中でも
    小川洋子さんは誰も気づかないようなことに
    気づいたり、たくさん思考をしていて。
    それらを丁寧に紡いでいくと
    こんなにも煌めく言葉になるの、すごいな。
    彼女の小説がとても美しく繊細であり、
    また少し不気味なところもあるのは
    こんな風に日々を過ごされて、生み出されたからなのかと頷ける作品だった。
    自分の感性や言葉をもっと磨きたいと思ったし
    日常をどのように感じ取るかは自分次第だとも
    思えた。

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    2025年11月01日
  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    小川洋子さんの作品の全てを読みたい。
    けして社会の真ん中に居ないであろう、少し変わった人々にスポットを当てる静かな世界観とその描写が心にストレートに刺さります。

    この短編集では、ちょっと怖いと感じる話が多めでした。
    「パラソルチョコレート」が特に好きでした。

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    2025年10月31日
  • 続 遠慮深いうたた寝

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    小川洋子さんのエッセイ。
    日常の出来事や創作、読書について書かれた作品です。特に好きなエピソードは、『細雪』を読み、ある登場人物の行為がうまく思い描けず、愛犬のラブを使って試してみる小川さんがとてもチャーミング。
    『秘密の任務』で、夏の甲子園で歴史に残る名勝負、早稲田実業対駒大苫小牧の決勝を観戦しながら感じた小さな恐怖も面白かったです。
    内容も素晴らしいですが、装丁が美しすぎる!
    赤い帯がまた良いです。
    また小川さんの作品を読みたくなりました。

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    2025年10月30日
  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    9話の不思議な世界の短編集だ。
    特に印象深かったのは⋯

    ⚫︎「 曲芸と野球 」
    「私」が少年野球を楽しんでいた小学校4年生の時、常に3塁側のファールゾーンで女性の曲芸師が椅子を4脚積み重ねての稽古をしていた。
    しかしチームメイトには、その曲芸師の姿は視界に入っていないようだった。
    大人になった「私」は、年に数回のペースで草野球を楽しむのだが、今でも三塁側のファールゾーンから曲芸師が「私」を見つめている。

    ⚫︎「 イービーの叶わぬ望み 」
    老舗の中華料理店のエレベーター内で、誰かに産み落とされていたイービー。
    お店に勤めていた心優しいチュン婆さんがイービーの育ての親になる。
    成長とともにイービー少年はエレベーターボーイ(E.B.)として働くようになり、その優秀さもあって皆から愛される存在となった。
    育ての親のチュン婆さんが亡くなると、イービーはエレベーターから一歩も出なくなり、狭いエレベーター空間に合わせるように身体の成長も止まってしまう。

    他の短編に登場してくる人物も、独特の個性を擁した者ばかりで魅力的なのだ。
    小川洋子女史が綴る人物たちは、ただ単に変わった人物像に留まることなく、世を超越した存在感となって綴られている。

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    2025年10月26日
  • そこに工場があるかぎり

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    有名作家の仕事インタビューということで、気になった。ビジネス書とは違い、経営や業務の特徴を学ぶというのではなく、読み手に魅力を感じてもらえるよう、作家らしい喩えは斬新だった。

    町工場の魅力というか、一見普通に見える仕事を掘り下げるというよりも、見方を変える話の展開は気づきが多かったと思う。

    読み物としてだけでなく、仕事に対する啓発本としても読める。

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    2025年10月26日
  • 夜明けの縁をさ迷う人々

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    9編の話のうち、恋愛感情に触れた話がいくつかあった。小川洋子さんの小説が纏っているほんのりとした愛情が、明確に恋愛感情として描かれている話は特に好きなので、登場人物のそれぞれの愛し方に読み耽った。タイトルの『夜明けの縁を彷徨う人々』という一文になったつもりで、私もページを捲った。『ラ・ヴェール嬢』という題名の話が登場するが、ラ・ヴェールとはフランス語で緑という意味らしい。賃貸物件のサイトの引用を見つけてようやく見つけた意味だったが、この簡単に、明確に辿り着かない答えすらも題名に込められているのかなと思う。

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    2025年10月14日
  • ブラフマンの埋葬

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    謎という意味のブラフマン。動きもなにもかもがかわいくて、僕との生活は微笑ましくて。タイトルが「埋葬」だからいつ死んでしまうのかドキドキしながら読みました。静かで独特な雰囲気の不思議な世界観。

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    2025年10月10日