小川洋子のレビュー一覧

  • 人質の朗読会

    Posted by ブクログ

    不思議な会があつまる公民館。これは現実なのか夢なのか。少しホラー味のある小川陽子さんの素敵な本でした

    0
    2026年09月20日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    星4.2

    昔、映画で観た気がする。

    80分しか記憶がない博士。
    そのため、体のあちこちに付箋をいつも身に付けてします。
    そんな博士の所に来た家政婦、そしてその子供。
    そんな3人の日々が描かれていきます。
    少しおかしな博士との温かい物語です。

    0
    2026年09月19日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

     登場人物がそれぞれ純粋な優しさを持ち合わせていて心が温まった。特にルートと博士のお互いを思いやる気持ちには心打たれた。
     

    0
    2026年09月18日
  • ことり

    Posted by ブクログ

    静かで冷たい、この作家の空気感は残しつつも、マイノリティに対する温かさと優しさが詰まっていた。
    冒頭で、小鳥の小父さんが亡くなる事が分かっているので、どんな出来事でゾッとさせてくれるのか期待をしてしまったのだが、そういう事ではなくて、淡々として静かな結末だった。しかしそれが、妙に納得したし、冷酷さを求めていた自分を浅はかだと思った。

    ※マイノリティと書いたけど、あとがきにあるマージナルな人という方が、表現的には合っている気がします。

    0
    2026年09月18日
  • 妊娠カレンダー

    Posted by ブクログ

    小川洋子の書くはなしは、いつも終わり際にほんとうに終わることができるのかと不安になる。それでいていつもぴったり終わるのだ。最初からそこで終わると決まっていたというように、ぴたりと。食べることはグロテスクであり、だからこそ官能的でもある。小川洋子は食べることに恨みでもあるのだろうか。小さな震えが本を持つ指から伝わってくる。あまりにも小さいものだから息を止めていないと感じられないようなそれが、いつも僕を幸福(しあわせ)にする。

    0
    2026年09月17日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    小川洋子さん著の数学と純文学の融合となった初代本屋大賞作品。
    博士は80分しか記憶持たないながらも、不器用だが愛のある行動や数式の美しさを通して繋がろうとする場面は温かな気持ちとなった。
    ただなぜ博士はルートのことになると過保護になるの?やなぜ博士の場所を頸になったのに、もう一回戻って来れたの?という疑問についてあまり理解できず、一回読んだだけではうっすらよく分からない箇所もあった。出版が2000年台前半ということもあり、時代背景や諸々が変わって来ているからと思われる。

    0
    2026年09月17日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    80分しか記憶がもたない博士と家政婦の私と息子のルート3人の家族ではないがそれ以上に数式から繋ががった絆。そんな3人の関係が素敵だった。お互いがお互いの事を大切に傷付けないようにしているからこその暖かい雰囲気。それが読んでいてよく感じられた。
    博士のその後、ルートの成長も書かれていて心打たれた。未亡人と博士との関係もとても気になるが、細かく書かれていないのがまた良いのかもしれない。

    0
    2026年09月13日
  • 小川洋子が読みとく『アンネの日記』 NHK「100分de名著」ブックス編

    Posted by ブクログ

    アンネの日記の斬新さは、架空の親友キティに宛てた手紙という形式をとったことにあるという。
    それによって、単なる日常の記録から、「特定の誰かに読まれる」ための、飽きさせないユーモア、推敲、演出、空間を想像させる表現力が加わって、文学に昇華した。
    誰かに読まれるかもしれない(し読まれないかもしれない)文章を書くことには、なんとも言えないスリルがある。書かなければ忘れ去られ思い出すこともできなかったような些細な洞察や考え方の変化、風景が軌跡として積もっているというのは、なんとも甘美なライフワークかと思う。

    0
    2026年09月13日
  • 遠慮深いうたた寝

    Posted by ブクログ

    記憶の中の川を辿り、小鳥を見れば彼らがどのように暮らしているかを想像し、それがいつの間にか心の中で動き出し言葉を発している、、、なんて豊かなんだーー小川洋子を読むといつもその感性の豊かさ、鋭敏さに嫉妬しそうになる。

    モディアノの章とフランクルについての章が良かったな。やっぱり小川洋子にとってホロコーストの記憶はすごく大切なものなのだと思う。と同時に、彼女は今の世界をどう捉えているのか気になる。

    0
    2026年09月12日
  • サイレントシンガー

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんの大切にしている世界なのかな。
    静寂のなかでも伝わるものがあるのは生きているうえでの強みみたいなものだなあと感じた。
    個性が皆輝いていて、不思議なんだけど、なんか共感できる…。なぜだか自分の存在が優しく肯定されているような、美しくて儚い物語でした。

    0
    2026年09月11日
  • サイレントシンガー

    Posted by ブクログ

    静寂を愛する人々の間で育った少女が、歌を通して無生物と心を通わせていくさまを描いている。小川洋子らしさはあったが、何を最も描きたかった話なのかはよくわからず、話としてもオチが弱いために残念さが残った。

    0
    2026年09月11日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    数論に興味あるタイプではなかったんやけど、不安になった時に数字の雑学言うのかっこええかも

    数学ジョークを集めたい

    鎌田実の名前が出てくるなんて、古い阪神ファンやなと思ったら、小川洋子先生は西宮在住でした

    数学から情緒的な雰囲気を感じさせるの、すごい

    0
    2026年09月10日
  • ブラフマンの埋葬

    Posted by ブクログ

    美しい言葉で表現される
    美しい景色や情景がとても印象的。
    また、夏の終わりに読みたい。

    今回は、私の好きな小川洋子表現(地下室のような湿った感じと、仄暗さを併せ持っていて、少し得体の知れない感じがするのだが、温度が無いわけじゃなくて、ほんのり温かい)が、最初から最後まで漂っているという小説ではなく、ただ一言「埋葬」という表現で、切なさと哀しさが小説全体で表現される美しさを包んでいて、表題と内容の対比がより世界を際立たせている。それによって「諸行無常」の美しさを感じた。

    0
    2026年09月09日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    第1回本屋大賞受賞作に、ついに手を出した。
    80分という短い時間の中で、一から関係性をつくり、徐々にお互いの緊張感がほぐれたとしても、80分後にはまた「はじめまして」がやってきてしまう。けれども博士の姿勢は一貫していて、数学への無邪気さ、ひたむきさ、ルートや子供への優しい心は記憶が消えていっても変わることはなかった。
    『一日経ったら記憶がリセット』ではなく、『80分で記憶がリセット』だから一日のなかで、何回も恐怖を味わっているのだと考えるとやるせない。

    0
    2026年09月08日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    「美しい」の一言に尽きる。

    小説らしく、行間というか、物語に余白を残しているのも美しい。

    不器用な数学者と、その周りの人物たちが、どう生きるのか、どう周りと接していくのかというお話の軸を数学で綺麗にまとめられてる。

    終わり方も好き。

    0
    2026年09月06日
  • 妊娠カレンダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妊娠の経験はないが、いつか来るその日が少し怖くなった。毒は盛らない。
    ドミトリーや給食室、プールは学生時代に経験したものたち。そこに対する考え方が興味深い。自分もプールは怖くて、泳げない。あそこでどうしようもない恐怖感と一種の侮辱感を味わった苦い思い出がある。

    0
    2026年09月06日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    記憶が80分しか続かない博士と家政婦親子の交流を描いた、静かで温かな物語。数学を通して少しずつ心を通わせていく三人の姿が美しく、切なさの中にも人とのつながりや愛情の尊さが感じられる。

    0
    2026年09月05日
  • ブラフマンの埋葬

    Posted by ブクログ

    悪戯好きで泳ぐのが得意な不思議な生き物、ブラフマンと青年のひと夏の物語。
    何処か遠くの田舎の情景が浮かび上がり、静かに物語に引き込まれていく。
    短いけど素敵なお話だった!

    0
    2026年09月04日
  • 遠慮深いうたた寝

    Posted by ブクログ

    とても美しい文章で日常が描かれていてとてもよかった。やはり作家さんのエッセイは日常の解像度とその言語化表現に感嘆するものがあり、毎度圧倒される。読者の働きがあってこそは自分が小説を読む動機が作者目線で綴られていて本当に良かった。

    0
    2026年09月03日
  • 劇場という名の星座

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんの美しい文章で帝国劇場を舞台に様々な人たちの心情、見える景色が描かれていて素晴らしかった。
    盲目な男性が観劇をし、その案内係となるエピソード「ホタルさんへの手紙」がとても印象深い。

    0
    2026年09月02日