小川洋子のレビュー一覧

  • 博士の愛した数式

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    純文学、数学が苦手な自分には難しかった。
    でも、数学で人を結びつけて温かい気持ちにさせてくれたのは間違いない。

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    2026年07月21日
  • 掌に眠る舞台

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    80分の記憶や鳥とだけ話せる言語など、
    脳内の箱庭を描いてきた小川洋子さんが描く、
    人が外側に持つ箱庭の物語たち。

    「便宜上我々が未亡人や双子や職業婦人や病人や社長、などの呼称がいかに大雑把か。皆さまお一人お一人が特別な存在でした。」
    固有名詞の少ない作品が比較的苦手な自分が小川作品を
    どれも楽しく読めている理由がこの文に詰まっていると思った。

    呼称をラベルではなく、個人を表象するいちばん有用な名詞として扱うからこそ、当人の名前よりも確かに、「個」が立ち現れてくるのだと感じた。

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    2026年07月20日
  • 言葉の誕生を科学する

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    小川洋子と科学者の対談モノにハズレ無し!
    今作は小説とも密接に関わる言葉がテーマとあって、なぜ人は言葉を使い、物語を生み出すのかという問いにまで迫る

    『歌』が言葉の起源かもしれない
    小鳥の歌には和声があり、小鳥はそれを繊細に聞き分ける

    ジュウシマツの研究を通して明らかにされた研究結果や学説は、後年発表された小説『ことり』に大きな影響を及ぼしたと初めて知った
    改めてそちらも読み返してみたい

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    2026年07月19日
  • 博士の愛した数式

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    80分しか記憶がもたない数学者。
    一つ一つの言葉が刺さります。

    時間を空けてゆっくり読んでみます。

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    2026年07月18日
  • 密やかな結晶 新装版

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    記憶が少しずつ消滅していく中で、自分が自分であるために失ってはいけないもの、その輪郭をひとつひとつ削られていった先にある、最後の結晶、それが何なのかを、記憶を失わない人や書いていた小説の物語ともパラレルに比較されながら突き詰めていく、最後に残った読後感が密やかな結晶なのだとじんわり感じた

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    2026年07月18日
  • 博士の愛した数式

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    数学者の博士は記憶が80分しか持たない
    そんな博士の家政婦になった母親と息子のルートと博士の3人が送る日常をえがいた作品

    所々に出てくる数学と野球がアクセントになっていて、とても興味深い
    博士が伝える数式がどういう意図をもっているのかを考えるとより面白いと思います

    純文学的な表現がなんとも言えない3人の関係性を伝えてくれます

    何回も読み直したいです

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    2026年07月18日
  • サイレントシンガー

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    ネタバレ

    羊と人間の対比の美しい表現に胸打たれた。
    静かに流れていく物語。
    心をあまり揺らしたくない夜に読み返したい。

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    2026年07月18日
  • 完璧な病室

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    小川洋子さんの最初期の4つの短編集。
    全体的に切なく物悲しく、でも温かみのある作品。
    中でも「冷めない紅茶」が好きです。
    切なくて不思議な読後感があった。
    そして、レモンムースが美味しそうで食べたくなりました。

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    2026年07月17日
  • 博士の愛した数式

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    数学は冷たいものだと思っていたのに、この物語は数式の中に人の優しさや温もりを見せてくれた。
    80分しか記憶が続かない博士と家政婦親子が育む絆は切なくも温かく、読み終えた後は心がじんわり満たされる。
    数字の美しさと人を思う気持ちが見事に重なり合う一冊だった。

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    2026年07月16日
  • 博士の愛した数式

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    親から子への愛情はもちろん、親ではない大人からの親愛も子どもの成長を豊かにするものだと、しみじみ感じられます。

    家政婦である母親と野球少年が、記憶障害のある数学博士との絆を深めていく、一夏の心温まる物語です。

    僕は文系で数式があまり理解できなかったので⭐︎4つです(笑)

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    2026年07月16日
  • 最果てアーケード

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    一般的な評価は高くないが、幻想的で不思議な話だった。全ての短編が繋がっているようでいて、バラバラにも感じる。主人公の年齢も、どれくらか時間が経ったのかも分からないが、どこか心に残る話がいくつかあった。小川さんの作品なので、やはり構成は上手いし読みやすかった。

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    2026年07月15日
  • 博士の愛した数式

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    数学――もとい、数字がたくさん出てくる作品は苦手。読み始めはそう思っていたし、実際に数式が登場したときは、読む手が止まってしまうのではないかと不安でした。

    しかし、読み進めるうちに、その考えは大きく変わりました。数字や数式は単なる知識ではなく、登場人物たちの心をつなぎ、物語を彩る大切な要素として描かれており、その美しさに引き込まれました。

    この作品には、さまざまな「愛」が描かれています。博士の数学への深い愛、主人公である「私」の息子への愛、そして博士と親子の間に育まれていく家族のような絆。どれも相手を思いやる気持ちにあふれていて、とても温かく感じられました。

    博士には記憶という大きな制約

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    2026年07月15日
  • 博士の愛した数式

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    ずっと気になってた本!読めて嬉しいです*ˊᵕˋ*

    中学受験のとき、隙間時間にずっと数字のこと考えてたなぁと思い出しました。
    友達に言ってもキモがられるだろうから絶対言えないけど、64は2の6乗だから綺麗な数字だなぁ、とか17、19みたいな素数って孤高の存在って感じだなとか考えてたなぁと、今思うとちょっと懐かしいです笑
    今はそんなん頭の片隅にもなくなっちゃったけど、だから友愛数とか双子素数とか、めっちゃ興味深くて読むのが楽しかったです。
    りのんみたいな考えの人がいるんだなあと思ってちょっと安心しました、友達にはやっぱり言えないけど.ᐟ.ᐟ
    思ったより共感できるところが多くて面白かったです(*

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    2026年07月13日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    一言で表すなら予定調和の感動を目指した箱庭のような小説であった
    本当は最初は母子が博士と交流して最後に博士が死ぬ小説だと思っていたが博士は死ななかったことだけは違った
    家政婦でシングルマザーの主人公が依頼されて行ったのは80分しか記憶が持たない博士
    博士は数学を得意とし数字にやたらこだわり数字の事を聞いてくる
    これは確かに主人公より前の家政婦たちが辞めて行ったのが分かる訳あり物件だった
    主人公はそれに淡々と対応して博士の義姉の言う通り普通の生活が送れるように努める
    次の日には忘れられるがまた数学の事を聞いたり自分で数字の事を考えてりして主人公は博士を数字を通して理解していく
    読者の私は数学が物

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    2026年07月11日
  • 博士の愛した数式

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    博士の静かな生活に寄り添う家政婦さんとルートが心優しくて、胸がじーんとした。切ないけど、愛情深いお話で素晴らしかった。

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    2026年07月10日
  • ミーナの行進

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    幼い頃に親戚の家で過ごした、キラキラした思い出が目に浮かんできて、まるで朋子の宝物を覗いている気持ちになった。
    親戚のキャラもそれぞれみんな優しくて、朋子を暖かく迎え入れる様子が描かれていて、優しい気持ちになれる小説だった。
    家族との時間を今後も大切にしたいなぁと思った。

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    2026年07月10日
  • 妊娠カレンダー

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    不気味な作品集でした。自分の理解力がなくてこれって結局どういうことなの?と思った部分があるのでもう一回読み直そうと思いました。

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    2026年07月10日
  • 博士の愛した数式

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    遠い昔に映画を見て、220と284が約数の和が一緒な友愛数であるということをそれで知った覚えがある。なんならそれきっかけで数学好きになったまであるんじゃないか?

    なんか物語の流れが美しくてスラスラ読めるね、こういう系の本は。

    「なぜ星が美しいか、誰も説明できないのとおなじように、数学の美を表現するのも困難だがね」P27

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    2026年07月10日
  • 博士の愛した数式

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    数学や野球の知識が全然なかったから完全に理解はできていないけど、
    80分の記憶しか持たない博士にとって数字だけが永遠に変わらない事実であり、
    その事実を理解しようと努める家政婦とルートの優しさが暖かかった。
    博士のおかけで数字が持つ不変の美しさを知ることができたし、博士の子供に対する態度が素敵でした。

    にしても、博士があの時差し出したオイラーの等式にはどんな意味が込められていたんだろう

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    2026年07月08日
  • 劇場という名の星座

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    2025年2月、建て替え工事のために長期休館した「帝国劇場」に纏わる8篇の連作短編集。
    歴史ある「帝国劇場」の舞台を愛する案内係、幕内係、楽屋係、熱心な観客の人々たちの人生が綴られている。
    表には現れることのない舞台の裏側で働く人々にスポットを当て、何故に「帝国劇場」が多くの人々の心を掴んでいたのか、小川洋子さんらしい静謐な文章で綴られている。

    どのお話も小川さんの創作だと思って読み終えたのだが、果たしてそうなのか、少々の疑問が生じた。
    ちょっと調べたところ、小川洋子さんは帝国劇場に関わった多くの人々から対談をされていた。
    その詳細は省くが、長い歴史上には様々な個人的物語が含まれているようだ

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    2026年07月07日