小川洋子のレビュー一覧

  • 博士の愛した数式

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    博士の静かな生活に寄り添う家政婦さんとルートが心優しくて、胸がじーんとした。切ないけど、愛情深いお話で素晴らしかった。

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    2026年07月10日
  • ミーナの行進

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    幼い頃に親戚の家で過ごした、キラキラした思い出が目に浮かんできて、まるで朋子の宝物を覗いている気持ちになった。
    親戚のキャラもそれぞれみんな優しくて、朋子を暖かく迎え入れる様子が描かれていて、優しい気持ちになれる小説だった。
    家族との時間を今後も大切にしたいなぁと思った。

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    2026年07月10日
  • 妊娠カレンダー

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    不気味な作品集でした。自分の理解力がなくてこれって結局どういうことなの?と思った部分があるのでもう一回読み直そうと思いました。

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    2026年07月10日
  • 博士の愛した数式

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    遠い昔に映画を見て、220と284が約数の和が一緒な友愛数であるということをそれで知った覚えがある。なんならそれきっかけで数学好きになったまであるんじゃないか?

    なんか物語の流れが美しくてスラスラ読めるね、こういう系の本は。

    「なぜ星が美しいか、誰も説明できないのとおなじように、数学の美を表現するのも困難だがね」P27

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    2026年07月10日
  • 博士の愛した数式

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    数学や野球の知識が全然なかったから完全に理解はできていないけど、
    80分の記憶しか持たない博士にとって数字だけが永遠に変わらない事実であり、
    その事実を理解しようと努める家政婦とルートの優しさが暖かかった。
    博士のおかけで数字が持つ不変の美しさを知ることができたし、博士の子供に対する態度が素敵でした。

    にしても、博士があの時差し出したオイラーの等式にはどんな意味が込められていたんだろう

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    2026年07月08日
  • 劇場という名の星座

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    2025年2月、建て替え工事のために長期休館した「帝国劇場」に纏わる8篇の連作短編集。
    歴史ある「帝国劇場」の舞台を愛する案内係、幕内係、楽屋係、熱心な観客の人々たちの人生が綴られている。
    表には現れることのない舞台の裏側で働く人々にスポットを当て、何故に「帝国劇場」が多くの人々の心を掴んでいたのか、小川洋子さんらしい静謐な文章で綴られている。

    どのお話も小川さんの創作だと思って読み終えたのだが、果たしてそうなのか、少々の疑問が生じた。
    ちょっと調べたところ、小川洋子さんは帝国劇場に関わった多くの人々から対談をされていた。
    その詳細は省くが、長い歴史上には様々な個人的物語が含まれているようだ

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    2026年07月07日
  • 劇場という名の星座

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    私も場所は違えど、劇場(東京宝塚劇場)に思い入れのある者として、こんなに神聖で美しい場所に通える日々に感謝の気持ちでいっぱいになった。自分がどんな状況でも、舞台は幕を開ける。終演後に毎回心が浄化されて幸福に満ち足りるこの趣味(というかオアシス?)を続ける為にも日々頑張ろうと思うばかり。チケットを買えなかった少女が支配人に劇場に入れてもらってグッズを買わせてもらった話は私にも見覚えがあったのでより一層感動したな。

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    2026年07月05日
  • ことり

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    静かで孤独にも感じる小父さんの人生が、彼にとって穏やかで満ち足りた時間であったなら良いなと思う。

    平凡に思う私たちの人生にも物語がそれなりにあって、それぞれ大切に思うことに耳を傾け、尊重していきたい。

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    2026年07月05日
  • 遠慮深いうたた寝

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    知人からおすすめされたエッセイ集。
    色んな題材でエッセイが書かれていて
    一般にイメージするような日常の中での気になった話や面白い話だけじゃ無くて
    中には読書感想やホラー、幻想といった小説的なものまである。
    この一冊で幅広いエッセイの形に触れる事ができる。

    あとがきにも書かれているが
    「結局は文学のない世界では生きられない」
    というのが全体的なテーマとの事で
    読み終わって
    意識的にしろ無意識的にしろ
    日々の生活の中って否応なく文学的要素って転がってるんだよな
    と再認識させてくれた。

    文芸作品を読むのってなんの意味があるのって考える人もいると思うけど
    今まで感じ取れなかった視点に気づけるという

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    2026年07月05日
  • 劇場という名の星座

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    小川洋子さん&帝国劇場という、好きのダブルパンチだったので迷わず購入。家に持ち帰ってよくよく本を見て魂消た。装丁すごく良い!!
    上製本の仮フランス装、たぶんあじろ綴じなんだけど天アンカットで花布が無いからなのか、上から見たときに糊が見えなくて、紙の一枚一枚が際立っている。扉の紙質と見返しの赤もすごく綺麗!
    デザインだけで買って良かったと思った。
    物語は、劇場という場での一期一会が様々な立場から描かれていて、じっくり味わいたくなる短編がそろっている。
    神聖な場でありながら泥臭い努力によって日々幕が上がっていた帝国劇場。新しい建物になっても伝統が受け継がれていくといいなと思う。

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    2026年07月04日
  • 博士の愛した数式

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    思ってたより野球の話が出てきて全然詳しくないのでえーまじか(ノーヒットノーランの意味を知らないレベル)と思いつつ、博士の絶対これは忘れたくないんやろなていうメモの内容とか泣いた

    プレゼント貰った時の反応とか想像したらやばかった小川さんの作品これから読んでいこう

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    2026年07月02日
  • 耳に棲むもの

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    箸休め的に読んでたけどこっちの方がおもしろい気がする。

    純文学、耳という官能器を繊細に表現してる。

    癖に刺さりそう。
    特に4話目がエロい!

    純文学。

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    2026年07月11日
  • NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

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    ネタバレ

    小川洋子の「物語の役割」を読んだことがあり気になったので。アンネの日記が文学的にも優れていたことを初めて知り驚いた。

    物語ることで自らを救うことがある
    学びは未来への希望である

    極限だからこそ本質が見えてくるのだと思った。

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    2026年07月01日
  • 不時着する流星たち

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    変わった人たちが描かれた短編集で、個人的に好みだった。
    どの話も独特の感性を持った人達が描かれていて気になる。
    でも時々私の読解力が良くないせいかどうゆうことか分かりづらいところもあり。話が全然入ってこない時もあった(通勤中に読んでたから私がたまたま疲れてただけかもしれないけど)
    どの話もどこか病的なものを感じて少し怖いというか不気味な気もするけど爽やかなような気もするなんとも言えない話ばかりだった。

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    2026年06月29日
  • 博士の愛した数式

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    ネタバレ

    博士もルートも相手を思いやることに長けている。
    まだ10歳のルートに敬意を払う博士。
    博士を傷つけまいと気をつけるだけでなく、博士を信頼しているルート。
    博士のことを疑った母に対して許せないと感情を顕にするのも敬意の現れなんだろうなと。
    誰かとの出会いで見える世界が増えていく、素敵なことだなと改めて感じた。

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    2026年06月29日
  • 薬指の標本

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    表題作『薬指の標本』

    童謡「赤い靴」を流しながら読みたいお話。あとなんか、唐突に「ぼのぼの」の「しまっちゃうおじさん」を思い出しました。どちらも、「子供の頃なんとなく怖かった記憶」ですかね。

    以下は「密やかな結晶」との比較も含みます。

    『密やかな結晶』の後に読んだのだけど、雰囲気が似ていて、特にその作中作と構造が似ている。
    発表としては『薬指の標本』表題作の初出:1992年7月
    『密やかな結晶』単行本:1994年1月
    『薬指の標本』単行本:1994年10月
    とのことであり、『薬指の標本』からさらに純度を増したのが『密やかな結晶』であるように見える。
    『薬指の標本』は短いが、小川洋子の作品

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    2026年06月30日
  • ことり

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    小鳥を通じて兄と、人と、繋がりながら生きた「小鳥の小夫さん」の不思議な人生の話。

    小川さんらしい、不思議なお話でとても好きでした。
    「小鳥の小夫さん」は、きっと本の中に暮らす彼の周囲の人々から見たら、平凡で、無口で、ちょっと変わっていて、やや話しかけづらい男性だと思います。

    しかし、そんな人の人生の中に、一冊の本になるような物語がある。
    そんな感じの本です。


    私が特に好きなシーンは、目白の鳴き声大会での、小夫さんの一世一代の大胆行動です。
    その前に出てくる鈴虫の老人の話も伏線になっているような感じで、小夫さんらしい行動だなあと。

    鳥は飼わないと言ったお兄さんや、鳴き声大会の小夫さんの

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    2026年06月29日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    可愛いタイトルに惹かれて買ってみた。
    謎の浮遊感に満ちた御伽噺のようだった。主人公ののチェスに重ねるのは図々しすぎるけど、人生とは一期一会というセッションで、私も1つ1つの歌う機会を大切にしようと思えた。そして、自分の幸せは自分で決めること、かなー。
    個人的な話ほど普遍的なメッセージが宿る不思議と、誰かの宝物をそっと見せてもらったような静かな高揚感に包まれた。

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    2026年06月28日
  • 劇場という名の星座

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    帝国劇場で働く人、観劇に来た人などの短編集。舞台の周りでは、色んなことが起こっているのだなぁ。久しぶりにミュージカルに行きたくなった。ミスサイゴンにしようかな。

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    2026年06月28日
  • 琥珀のまたたき

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    琥珀の中に映し出される繊細で美しい世界。
    少しの綻びが更なる綻びを生んで、元に戻らないからこそ一瞬一瞬が綺麗なんだろうな。

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    2026年06月27日