小川洋子のレビュー一覧

  • とにかく散歩いたしましょう

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    最初は、なんとなぁく好みじゃないなぁと生意気な感想を抱いて読んでいたのに、
    気がつけば夢中になっていた。
    静かでなエッセイで突拍子もないエピソードで読者を驚かせるということは一度もなかった。
    それなのに中毒になったように読み続けたくなるのは、
    ひとえに文章そのものの魅力なんだろうと思った。
    文体や選びとられた言葉、それと知性。
    小説という自分の仕事に向き合う真摯な姿勢。
    これがすべて。

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    2014年02月12日
  • 言葉の誕生を科学する

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    ネタバレ

    ・無駄な行動が生物学的な強さであり、異性の評価を受ける。発展して美的評価に。独立して芸術に。
    ・言語の歌起源説。
    ・歌から言葉へは「一瞬」。
    ・ミラーニューロン。
    ・天才は刺激の過剰さ。子孫は残せないが芸術を残す。
    ・赤ん坊が泣くのは人間が天敵から身を護れるから。
    ・母と子供の言葉のコールアンドレスポンスによる、相互カテゴリー化仮説。
    ・言葉は情動を動かせない道具として進化した。
    ・フェルミのパラドックス……エイリアンが来ないのはなぜか……言語をもってしまうと文明は滅びるから。
    ・「つながる」こと自体の快感が独り歩きして、空疎なメールなどの言葉。
    ・統合失調症患者の「死にたい」……言い換えてい

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    2014年01月23日
  • 心と響き合う読書案内

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    小説家の小川洋子さんによる読書案内。1作品あたり5~6ページで、52作品が紹介されている。
    ミヒャエル・エンデの「モモ」、カズオ・イシグロの「日の名残」、ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」などなど。読みたい本が一気に増えた。
    ですます調の優しく語りかけるような文章が良い。自分は本を読んで泣くことが多いほうだけど、本書のような紹介本で泣いたのは初めてかも。

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    2013年12月24日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    なんで小川洋子はこんなに自分に自信がないんだろーとそこが面白い。
    でもすごく共感してしまうからきっとわたしも自分に自信がないんだろうな。
    面白かった^^

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    2013年12月11日
  • 言葉の誕生を科学する

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    作家と、小鳥のさえずりやハダカデバネズミの歌から人間の言葉の起源に迫ろうとする研究者の対談。
    言葉について突き詰めてゆきながら社会や文明、時間、自分、人間の意識の問題に迫る。鳥やネズミなどの音楽についての研究ひとつひとつが驚きに満ちて興味深く、人がなぜ言葉を持つようになたのか、言葉を持つことで何を得て何を失ったのか・・・全編目からうろこのわくわくする話ばかりだった。

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    2013年12月02日
  • 言葉の誕生を科学する

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    ずっと読みたかった本。文庫になったと知って即買い。
    おもしろい。鳥のさえずりから歌になり文節になり言葉になるって。ざっくりしてるから、間違ってたらごめんなさい。言葉のすごさみたいなのを思い直すことができた。やっぱり言葉で生きて行きたい。
    2013.11

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    2013年12月07日
  • 言葉の誕生を科学する

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    『博士の愛した数式』の小川洋子さんと、脳科学者の岡ノ谷教授の対談本(文庫)

    言葉の起源についての説や考察を、岡ノ谷教授の研究や近接領域の話題で盛り上げる。
    唐突に繰り出される作家小川洋子さんのアイデアが、岡ノ谷教授を触発する様子が読み取れて面白かった。

    やはり、言葉の探求は興味深い。
    本書では、岡ノ谷教授の言葉の発生には”歌"が起源になっているという内容が、なんとも興味深かった。
    言葉ってなんだろう?歌ってなんだろう?と想いを廻らせながら読んだ。

    本書はもともと2011年4月に発刊されたもの。
    対談は、東北の震災前に行われていて、震災後に発刊となった。

    今回の文庫版の出版に当

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    2013年11月14日
  • 刺繍する少女

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    小川洋子の真髄をみた作品でした。
    小川洋子作品に共通する、甘美なる残酷さ、人間の欲望がストレートにかつ、美しく描かれていました。
    1つ1つの物語はさほどページ数が無いものの見事に上記の点が表れていました。
    本当に美しく、残酷な物語。
    秋の夜長に一人ゆっくりと味わいたい作品でした。

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    2013年11月12日
  • 原稿零枚日記

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    ああ、これは恐ろしく美しい。とても美しい、という意味でもあるし、恐ろしくて美しいという意味でもある。
    日常と異界と間にあるはずの境界がふと揺らいでなくなってしまい、頭では「逃げなくては」とわかっているのに目も足も動かない。美しさに釘付け。
    『博士の愛した数式』ではなく『薬指の標本』の方の、ファンタジーホラーな小川洋子。しかも円熟味を増して怖さに色気艶渋みが加わり、ある日ふと友人から「お前、最近痩せた?」と聞かれたら真っ先に「この本の精に取り憑かれたから」と思うくらい楽しんだ。
    売れない中年独身女性作家が日々狼狽しこっそり人混みに紛れて誰にも気づかれないように何かしてくるだけの話しなのに。
    見て

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    2013年10月25日
  • 原稿零枚日記

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    とある作家の日記。苔料理を食べ、小学校の運動会に忍び込み、あらすじを語り、生活改善課の職員はトランペットを吹き、現代アートの祭典では人が消えていく。
    夢と現の狭間をたゆたう小川洋子ならではの作品でした。幻想的でありながら肉体的である筆致に圧倒されます。こういう世界に浸れるのも小説の持つ魅力ですね。

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    2013年10月08日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    小川さんはとても気になる作家さんだった。なのに、まだ小説はひとつも読んでいない。とりあえずお近づきになりたくて、これを読んでみた。
    Domaniという女性誌の連載なので、職業について書かれているものが多く、働く女性にさわやかなエールを送っている。清少納言は千年前の職業婦人だが・・・枕草子をそう読み解きますか!?この一文で、小川洋子さんが大好きになった。

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    2014年07月20日
  • ホテル・アイリス

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    なんて残酷で美しいのだろう…と初めて感じた作品です。
    小川さんの作品はどれも傑作ぞろいですが、ホテルアイリス特にオススメの作品。
    夏の暑い日に一人でひっそりと読みたい桜庭。

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    2013年07月01日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    作家・小川洋子さんのエッセイ。
    著者の人々に注ぐ暖かなまなざしが感じられ、優しい気持ちになれる本です。

    中心から少し視線をずらした時、世界の見方が変わることがある。

    心に沁みました。

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    2013年06月06日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    とても親しみやすいエッセイで、小川洋子さんを身近に感じられました。
    ご自身がパーソナリティをされているラジオ番組で紹介された本や、ちょっと不思議な生物や、小川さんの大好きなものが沢山詰まった作品です。

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    2013年04月26日
  • 科学の扉をノックする

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    この本を楽しむのに、見ただけで頭が痛くなるような化学式や、小難しい物理法則といった知識の類は必要ありません。
    主役はあくまで、科学の根底にある美と、その神秘を日夜追い続けている科学者達の生き様であるからです。

    また彼等を描き出す小川洋子の清潔な文章からは、科学への強い憧れと静かな感動が溢れんばかりに感じられます。
    宇宙、鉱物、粘菌、遺伝子――テーマによってマクロとミクロを自由自在に行き来しつつも、常に肌に近い言葉でもって表し読者に伝える表現力は、さすがという他ありません。

    小説家の感性から科学の現場を捉えている本書は、タイトル通り科学という学問への案内書となるだけでなく、私達が生きるこの世

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    2013年04月15日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    小川洋子さんのエッセイ。

    ここに取り上げられているさまざまな本を読みたくなった。
    作家さんが読む本。
    とくに好きな作家さんが読む本を読みたくなる。
    魅力的に紹介する。

    もちろん、書評集ではなくて、ほとんどは、日常の出来事。

    どれもこれも、小川さんの味が出ていて、ほっこりした気分になる。

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    2013年03月24日
  • 沈黙博物館

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    『猫を抱いて象と泳ぐ』を思い出しながら読んでました。
    チェスの世界と博物館の世界という違いはあれ、どこか似通った幻想的な雰囲気があります。そもそもどこの国の話なのかも判然としませんし。
    登場人物はそれなりに(と言うか結構活発に)動き回りますし、会話も豊富なのですが、どこか絵画的な静止状態と静けさを感じてしまいます。何処から醸し出されるものなのか判りませんが、小川さん独自の静謐感です。最後は少々荒っぽい感じがありましたが。。。
    続けて読む気はないけれど、これからも折に触れ小川さんの作品を読んで行こうと思います。

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    2016年06月19日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    もう見慣れた雨粒。

    水面に落ちて、波紋が広がろうとも
    特に気にする事もなく、さっと目を逸らしてしまう。

    小川さんは
    目を逸らさない人だな、と思った。
    ニコニコと面白そうに
    いつまでも波紋を見続ける事が出来る人。

    雨粒達は、ちょっと嬉しくなって
    本のなかから、思い出のなかから、言葉のなかから、日常のなかから、
    (彼女に褒めてもらおうとして?)
    次々飛び出してきては、ポンポン白いページの中へとダイヴして行く。

    不規則ではあるが、その跳ね上がるような言葉の調べがなんとも心地よいエッセイ。

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    2013年02月12日
  • 博士の本棚

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    まだ、できないな~。
    今まで読んだ本を振り返るのは。
    と思いました。

    特に学生時代読んだ本は宝物のように大切であると同時に、ひょっとしたらそう思い込んでいるだけで、再読してガッカリしたら宝物が逃げるような予感がします。


    アンネの日記とサリンジャーの行を読んで、閉じ込めた宝物を開けたい気もしましたが、もう少し先のような気がします(〃⌒ー⌒〃)ゞ

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    2012年11月08日
  • カラーひよことコーヒー豆

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    ネタバレ

    短編のエッセイになるのかな。
    あたしの好きな文調で 読みやすかった。

    小川さんって 「博士の愛した数式」の作家さんだったんだな。
    知らずに読んでいた。。
    必要とする誰かのところへたどり着いてほしいとの願い。
    あたし 読んで よかったな。


    タクシーの無線や ハロー注意報とか ちょっと視点がおもしろい。
    あとは縁日のカラーひよこ。
    知らなかった!
    (小川さんは カラーひよこがもう縁日で売られていなくて、知らない人が多いことに衝撃を受けていたけど。知らないことを知った あたしも衝撃的)

    他の作家が書いた本のタイトルも ちょこちょこ出てきて
    知っている本も 知らない本も。
    こういう風に 次に

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    2012年11月03日