小川洋子のレビュー一覧

  • 最果てアーケード(1)

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    小川洋子氏原作の漫画。小説も出ており、内容は概ね同じ。
    ただ、漫画では小説でぼかしていた所をはっきりと描いているので、両方読むとしたら先に小説を読むのがお勧めです。

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    2017年04月21日
  • とにかく散歩いたしましょう

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    エッセイでした。
    たくさんありすぎて、9割ほどは良かったのですが、ちょっとだけ普通な話が混じってて、ちょっと残念でした。

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    2017年03月17日
  • 沈黙博物館

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    象徴に満ち溢れている。

    沈黙。形見。博物館。冬。
    身寄りのないことが、逃げ場のないことが分かった主人公。高齢の老婆。バイソン。
    解説でホロコーストとの関連に触れているが、その文脈で行くと多くのことがなにかにあてはまる。

    そして、圧倒的で静謐な世界観。
    特に沈黙の伝道師の存在が不可思議で考えさせられた。
    死の象徴か。冷たくも温かくもない。常に意識すれば寄り添っているもの。あちらから語ってくることはない。

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    2017年01月31日
  • 凍りついた香り

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    なんと魅力的な主人公だろうか。視覚を塞ぎ、嗅覚、聴覚、触覚に生きた。
    誰かが損なわれることに我慢がならず、自分を失った弘之。ルーキー。
    プラハのジェニャックも魅力的。言葉を超えた世界。
    最後の算数を教える場面の描写で泣いた。
    自殺の理由なんて外からは分からない。それがメッセージ。
    ただ彼は受け入れたんだな、死を。

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    2017年01月24日
  • ホテル・アイリス

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    感動作ではない。ただ、息が詰まるような、それでいて生きている実感に乏しい場面が続く。SMも含め倒錯とはそういうものなのかもしれない。

    これからマリはどうなるのだろうか。
    物語は閉じたが、希望は見えない。

    これは少女のエゴの物語なのだろうか。思索は尽きない。

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    2017年01月20日
  • やさしい訴え

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    深み、静謐を描ききった、チェンバロと三人を主軸に廻る物語。小川洋子の傑作。演奏家の方の解説で、チェンバロという楽器の持ち味を知る。

    全ては失われたのに、永遠が見つけられた。奇跡としか言いようのない読書体験。

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    2017年01月17日
  • 刺繍する少女

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    善人として生きるのは、限界がある。誰もが両義的で、言葉にしてはいけない闇を抱えている。そういう短編集。

    どれも心に強い染みを残していった。

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    2017年01月14日
  • ボタンちゃん

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    小川洋子さん初の絵本ですって
    やっぱいいなあ
    2016課題図書(低学年)だったそうです
    特に劇的なことが起こるわけではないけれど
    子供の成長
    岡田千晶さんの絵が胸にしみました
    心がほっこりして本を閉じました

    ≪ ボタンちゃん 今はゆっくり 夢の中 ≫

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    2016年12月13日
  • ボタンちゃん

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    ボタンちゃんとボタンホールちゃんの笑顔見れただけで幸せな気分になった。

    なんて優しい視点で書かれた絵本なんだろう*

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    2016年09月29日
  • ボタンちゃん

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    低学年の課題図書を見ていたら、小川洋子さんの絵本が!小川洋子さんの小説が好きだけど、知らなかった…初の絵本。
    ということで、娘のためにというより自分のために即買いした絵本。

    娘に読んで聞かせてたら、最後の方でウルウルきてしまい、あやうく泣きながら読むところだった。

    小川洋子さんらしいストーリー。
    忘れ去られたもの、見捨てられたもの、収集、なんだか物悲しい気持ち、そういうモチーフ。
    うまーくまとめられている。
    そして、ちょっとした正直さ、冷静なユーモア(“ほんの少し忘れていました” )

    子供が読むのと、母親になって読むのと感想が変わってくるだろう。
    子供が大きくなるまで保管しておきたい。親

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    2016年07月23日
  • 偶然の祝福

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    ネタバレ

    ああ、エッセイかと思って読んでいたから!
    すごいハラハラしちゃって。
    いまも、ほんとはエッセイ?とちょっと思ってる。
    作品と現実の境界線をいい意味で曖昧にしちゃったすごい作品だ。

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    2016年08月21日
  • 博士の本棚

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    ネタバレ

    『博士とは誰か』

    小説を書き始めてから、あまり小説を読まなくなった。エッセイや写真集に物語を探している。

    私は今毎日コツコツと小説を読んでいる。その中の物語にどっぷりと使っている。

    世界に魅せられているのは、同じ。内側の世界と閉じる世界。

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    2016年06月23日
  • ボタンちゃん

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     平積みの課題図書を見ていて見つけました。今年の小学1,2年生の課題図書です。
     あの、小川洋子さんが絵本を?!
     「妊娠カレンダー」しか読んだことありませんが、妊婦の姉に対する、妹の毒を隠し持った視点に驚愕したのを思い出しました。
     そんな人が絵本・・・!
     興味本位で開いてみると・・・。
     引き込まれました。やはり、独特の視点。
     忘れ去られた、幼いころの持ち物たち。でも、それらがあったからこそ、成長したその子がいる。そして、いつか今の持ち物もその子の成長とともに過去のものとなる。寂しさもあるけれど、でも、忘れ去られることこそ誇り。
     記憶にすら残らない時代との訣別。忘れられたものたちが集

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    2016年06月11日
  • ボタンちゃん

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    赤ちゃんのもちもののような、やさしい絵本。
    絵本でも、やっぱり小川洋子さんらしい丁寧な文体だと思った。

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    2016年05月04日
  • 博士の愛した数式

    Ikm

    購入済み

    絵が綺麗

    小説は未読ですが、フンワカした絵が魅力です。
    お話はチョット悲しいですが、その分引き込まれました。

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    2016年04月19日
  • ボタンちゃん

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    第62回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。懐かし思い出が蘇ってくるような物語です。自分の子供たちの成長の時の流れを感じながら読みました。忘れ去られてしまった物の小さな声。そこに目一杯詰まっている思い出。優しい絵と文章で綴られています。

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    2016年04月13日
  • ボタンちゃん

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    細かいレースのついた丸襟のブラウス。
    その一番上についているまぁるいボタン。
    表紙の絵を見たとたん、あまりの可愛らしさに本を抱きしめたくなりました。
    小川洋子さん初の童話。
    だけれど、失われて戻ることのない幸せだった時間や
    失われることのない大切な思い出の記憶、
    書かれていることの根底に流れているものは
    大人の本と同じこと。
    子どもの頃にこの本と出会える子たちがうらやましいです。
    物語と同じくらい絵が素敵。
    何度も繰り返し手にとって読みたくなる本でした。

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    2016年01月22日
  • いつも彼らはどこかに

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    一話目の『帯同馬』とてもよかった。

    飛行機や列車を使って、遠くに行くことの恐怖。
    このまま帰れないのではないか、
    自分の部屋に戻ることはもうないのではないか、
    そんな感情がとても共感できる。
    飛行機に乗るときは、一種の覚悟のようなものを携える。このまま死んでしまうかもれない、という可能性と不安に対しての。
    レースのため海外へ行くディープインパクトのストレスを減らすための帯同馬として、一緒に連れて行かれるピカレスクコート。その哀れみを感じるのは私だけかという問いかけも、心に響く。

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    2017年11月02日
  • 猫を抱いて象と泳ぐ

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    なんと情緒に富んだ物語だろうか。最後のケーブルカーとミイラのすれ違う場面と報道記事に何度も涙がこみ上げた。チェスをめぐる、この世からなき者にされていた人たち。

    お話しも人物も愛おしい。

    リトル・アリョーヒン
    おばあさん
    おじいさん

    ミイラ
    ポーン
    バスで暮らす大男
    老婆お嬢さん
    総婦長

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    2025年08月25日
  • 刺繍する少女

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    著者の作品はいくつかのジャンルに分かれると思うのですが、これは色んなタイプの話がバランスよく収録された短編集。
    ちょっと不思議な感じのもの、グロテスクで残酷なもの、きれいで悲しいもの、感動的なものなど色々。
    個人的には「地道な作業にひたすら専念する人の話」と「妄想癖があって少しヤバイ感じの人」の話が好きなのですがそういうのも入っています。

    小川洋子さんの魅力を多角度から見ることが出来る、初めての方にもおすすめの一冊。
    逆にこれを読んで好きな話が一つもなかったら、小川さんは合わないと言えるかも?

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    2015年07月20日