山田風太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
破天荒な男、六文銭は、惚れた女のために大久保長安を狙うのだが。一途な愛と激闘の忍法帖。
風太郎忍法帖を復刊という形で読めることにまず幸せを感じます。
そして、本編の主人公の絶妙な魅力に惹かれながら一気に忍法世界に浸ることになりました。
この作品の魅力は、主人公のキャラクター性、大久保長安の壮大な野望、忍法合戦、科学兵器、謎の女の秘密、といった様々の要素が絡み合い、物語が紡がれているところだと思います。
その中の忍法対科学兵器の闘いも読みごたえがあり、これまでのとは一味違う忍法合戦を堪能しました。
最後の六文銭の姿もこの男らしい行動だったと感じ入りました。 -
購入済み
けして報われぬ因縁の戦い
徳川家の跡継ぎを決める為
不戦の約定が解かれた伊賀と甲賀は
10対10の決闘を強いられる
一方両家頭首、弦之介と朧は
祝言をあげ和睦をしようとしていた
長年の因縁に終止符が
打たれようとしていた最中に訪れた戦い
消して報われぬ悲しき忍の話 -
-
-
Posted by ブクログ
どういう読み方をするかで、どう感動するかが決まってくるような60年前の日記である。
60年とは遠い昔だし、戦時という異常な状態の記録でもある。私としては私が幼かった時代を知りたかった。戦争も末期、そして終戦と激動の一年、冷静に事実を記してあるその体験をくまなく知ることは出来た、がそれだけではなかった。
毎日のようにB29の爆撃を受けて、いつ死ぬかもしれない東京の一医学生の青春だからではない。貧しい孤独な青年の内的生活の豊かさに感動してしまったのだ。
空襲警報で不安な眠れない一夜を過ごしたとしても、配給制度で食糧の不足、お腹がすいてる日でも、日記の終いには何々を読んだと淡々と括ってある。ツ -
購入済み
夏に読むべき
勝田先生の作品だ!と思って読んでみました。普段のほのぼのゆったりした作風からは、戦時中の日記というのがあまり想像できませんでしたが、空気感はそのままに、風太郎が世の中を眺めるやるせなさが伝わってくる作品です。夏に読むべき。
-
ネタバレ 購入済み
医専学生の日常
戦時中の医専学生の日常を描いています。
「この世界の片隅に」と同じくフラットな目線で描かれていて、ヒステリックに反戦を叫ぶようなタイプの漫画ではないので読みやすいです。
試験中に空襲が来たら全員進級できるから空襲を待つとか笑えます。
空襲の後に歌舞伎やってたのもすごかったw