山田風太郎のレビュー一覧

  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    この作品は、山田風太郎さんの忍法帖シリーズの記念すべき第一作であり、漫画化やアニメ化や実写映画化もされています。一読の価値がある素晴しい作品だと思いますので、是非お読みください。

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    2018年12月10日
  • 新装版 戦中派不戦日記

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    "昭和20年1月~12月までの日本が太平洋戦争敗戦へといたる時代、山田風太郎さんが記した日記。当時の雰囲気が現実感を伴って伝わってくる。われわれは終戦の日がいつだかも、原爆が投下された日がいつということも知った上で日記を読み返していることになる。自分がその時代を生きていたらどんな行動をしていたか?いろいろなことに思いをはせる。
    敗戦後寒い中寝床を暖めるものがなく、食べるものもなくても、山田さんは本を読んでいる。借りものなのか購入したものなのかわからないが、とにかく本を読み続けている。とてつもない量の本だ。
    驚くと同時に、平和な今の時代ではもっともっと学べる環境にあるはずであるが、当時

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    2018年10月28日
  • 人間臨終図巻 2

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    50歳から64歳までに亡くなった人が紹介されている。いろんな人がいろんな最後を迎えていることを知ることで、自分自身の生き方を見直す良書。

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    2018年10月21日
  • 人間臨終図巻 1

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    "山田風太郎さんが、人間の死を見つめたもの。歴史別でもなく亡くなった年齢順で紹介されているところがとてもユニーク。自分の年で死んだ歴史上の人物の生きざまを垣間見れる。
    芸術家、音楽家、作家、政治家、芸能、犯罪者、犯罪被害者などなど紹介される人物も多種多様。
    1巻は40代まで。2巻は50代~。
    興味を持った人物を知りたくなれば、また新たな書物との出会いが生まれる。"

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    2018年10月21日
  • 人間臨終図巻 4

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    77歳~100歳代までに亡くなった方々。高橋是清の最後が印象に残る。哀しい出来事だ。死にざまは人それぞれ。死を見つめることで、生を考える。

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    2018年10月21日
  • 人間臨終図巻 3

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    "65歳から76歳まで。これは、亡くなった年齢。死に方も100人いれば100通りの死に方がある。だんだん、何かをきっかけに身体が良くなるという記述が多くなる気がする。死を迎えるにあたり、いろいろなことを思いあぐねても、なるようにしかならないということとさとる。死して屍拾うものなし。
    3巻の解説は、三浦しをんさん。「舟を編む」を書いた人。"

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    2018年10月21日
  • 戦中派虫けら日記――滅失への青春

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    再読
    『戦中派不戦日記』に先立つ昭和17年から19年の日記
    日記は公開を目的としたものでなくとも
    読まれることは意識しているのでそのまま本当ではないにせよ
    ちょっとしたどうでもよいようなところの集積に
    その時代が映し出されて心地良い
    いつの時代もひとの変わらなさゆえに
    それぞれの時代が価値深い作品

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    2018年10月19日
  • 新装版 戦中派不戦日記

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    再読
    最高潮の東京空襲から大転換へ
    昭和二十年で作者が消えてなくなるわけではないのだけれど
    その後も全部読んだあとで読み返すと
    この日記作品の面白みは急速に薄れていく
    個々人の紆余曲折はありながらも戦中の日常から
    戦後の平和な日常への切り替わり
    戦後生まれだからと戦中を暮らす人々と何も変わらない一方で
    時代は確かに誰かが動かして転がっていく
    自分は平均だとは思っても平凡だとは思っていない皆がつくる大衆がそれを映しているのであり
    そのまったく理性的でなく流れ行く先徒ならぬ景色は
    それでいて文明技術の変化を表層直ちに受ける
    一身にして二世を生きるような転換期にそれは見えるようであり見えないようでも

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    2018年10月19日
  • 戦中派虫けら日記――滅失への青春

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    山田風太郎さんの日記。昭和17年(1942年)11月から昭和19年(1944年)12月までの日記である。大東亜戦争まっただ中の日本がどんな様子だったのかを知ることができる。昭和20年(1945年)~の日記も出版されているようだ。

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    2018年10月17日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    明治捕物シリーズしか山風の忍法シリーズ。
    アニメ化されたので結末は知っていたが、もう圧巻。1950年代にこれが登場していたとは…!!

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    2018年10月10日
  • 戦中派不戦日記 山田風太郎ベストコレクション

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    戦時中のB29来襲の恐ろしさやポツダム受託後の行動など軍人ではない角度での描写であり、感情がありありと書かれていて興味深い。

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    2018年09月26日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    アニメにはまって小説の方も気になって読んだ。
    戦いのシーンとか文字でどんな感じで表現されてるんだろうと思いながら読んだけどとても臨場感があるし、読んでて楽しめる!1日ちょっとで読み終わった。

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    2018年09月03日
  • 十 ~忍法魔界転生~(13)

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    遂に待ち望んだ決戦の巻。

    やはりせがわ先生の真骨頂は「文字説明ではなくすべて絵で描く」センスというか、最後の武蔵戦をあらためて原作で読むと本当そのままで驚く。

    ラストについてはちょっとしたアレンジ。アレンジ改変の少なかった本作ですが、ここばかりは長いこと連載続けてきた上でのせがわ先生なりの原作への思いなのかもしれません。

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    2018年08月17日
  • 十 ~忍法魔界転生~(13)

    購入済み

    快作

    バジリスク以来のファンですが、柳生シリーズも期待にたがわず面白かったです。一太刀で勝負が決まるような緊張感は独特ですし、緩急のついた構成といい、キャラクターの立ち具合といい、素晴らしい出来だと思います

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    2018年08月07日
  • 人間臨終図巻 2

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    50〜64歳で亡くなった人ということでガン率高し
    喜んだらちょっとアレかなーと思いつつ、でもすっごいおもしろい!このシリーズ
    3、4巻も買ってこなくちゃ

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    2018年06月18日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    犬田小文吾の死に様がかっこよくてそこから一気に引き込まれた。相変わらず忍法は突飛だけどすごく面白かった。

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    2018年01月20日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    山田風太郎作品はどれも計算され尽くされている物語の展開が読後に「うわぁ!もー!すごい!」となって、読み返したくなります。今回も、この順番で戦わなかったら…という素晴らしい展開でした。甲賀忍法帳と同じようなシチュエーションでありながら、一人一人戦っていくことになる理由付けがきちんと書かれているのが素晴らしい。特に今回はその理由が色恋なだけに読みやすかったです。

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    2017年10月21日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    家康の跡継ぎ問題~かと思えばバリバリのエンターテイメント!楽しく一気読み。
    あり得ない忍術使い伊賀甲賀に分かれての死闘!

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    2017年10月11日
  • 風来忍法帖 山田風太郎忍法帖(11)

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    極悪非道な香具師たちの心境の変化と、非戦闘員である彼らが強大な敵(風摩忍者)に立ち向かう絶望感と、誰もが魅了されずにはいられない麻也姫が、本作の魅力。
    そこそこボリュームがありながらも、香具師たちの陽気な騒々しさが全篇にみなぎり、停滞や失速なく一気に読ませる疾走感がすごい。
    後半は思わず涙ぐんでしまうこともしばしば。
    間違いなく忍法帖シリーズベスト5に入る傑作だと思う。

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    2017年09月22日
  • 地の果ての獄(上) ――山田風太郎明治小説全集(5)

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    山田風太郎といえば娯楽時代小説の大家。
    近年は「甲賀忍法帖」が「バジリスク」のタイトルで漫画化・アニメ化したことでも記憶に新しい。
    四郎助の赴任直後から監獄では度々不審な事件がおきる。
    囚人が有り得ない不可能状況から脱走を図る。横暴な看守が変死を遂げる。
    呑んだくれのアイヌ医者、人間の良心を信じ続ける神父。
    それら多彩な人物に囲まれ囚人と触れ合ううちに、四郎助の心境にも徐徐に変化が芽生えていく。
    なんといっても牢屋小僧がめちゃくちゃかっこいい。ほれます。野卑で狡猾、過酷な苦役と折檻にもめげず不敵な笑みを浮かべ続ける男。
    そこはかとなく不気味な存在感で他を圧倒し、極悪人ぞろいの獄でも一目置かれる

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    2017年08月24日