あらすじ
人は死に臨んで、多くはおのれの「事業」を一片でもあとに残そうとあがく。それがあとに残る保証はまったくないのに。――これを業という。偉人であろうが、名もなき市井の人であろうが、誰も避けることができ事……それが死。巨匠が切り取った、様々な死のかたちに、あなたは何を思うか? 不朽の名作、第2巻では50歳から64歳で死んだ人々を収録!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
50〜64歳で亡くなった人ということでガン率高し
喜んだらちょっとアレかなーと思いつつ、でもすっごいおもしろい!このシリーズ
3、4巻も買ってこなくちゃ
Posted by ブクログ
例えば小林一茶。イメージとしては俳句が上手で貧しい中にも心の豊かなおじいさんなんだけど、「俳句の世界から出れば、金銭的にも性欲にも、エゴイズムと性欲の化身だった」と著者は書く。まじか。様々な病に冒されながらも52歳で初めて妻を迎え、1週間で日当たり3交という奮迅ぶり。そんな有名な人、そうじゃない人たちの生き様、死に様が怖いくらいの表現力でつづられている。淡々と。この人天才かと思う。
Posted by ブクログ
[作品]
2011年出版。(オリジナルは1986年)
徳間書店。
[内容・感想]
忍法帖シリーズで有名な作家 山田風太郎 の歴史上の人物に関するエッセイ集。エッセイといっても作中で取り上げている人物に対しての作者の思いや感情といったものの記述は少なく、基本的には淡々と延々、歴史上の人物一人一人の死に様が享年順に短い文章でまとめられている。紹介される歴史上の人物は、武将、軍人、文化人、作家、役者、犯罪者など多岐にわたり、全巻通すと延べ900人に上る。
本書は、2011年に出版された文庫サイズ全四巻の新装版。二巻は、五十歳から六十四歳まで。本書は古今東西ありとあらゆるタイプの歴史上の人物の死が網羅されている。中には、名前を聞いたことはあるが実際何をしたのか詳しく知らないといった人物や、歴史の影に隠れがちだが表舞台と密接な関わりを持っていた人物など紹介されていて、ものを知らない私のような人間にとっては大変勉強になる一冊である。
それにしても、本書を読んでいて感じたが、歴史にその名を残すような人物の死に際は悲惨なものが多い。これは歴史に残るような人物だからこそ悲惨な死に際なのだろうか?それとも、人間の死に際なんてたいていそんなものなのだろうか?だとするとなんだか切ない気分だ。