人物評伝 - 徳間書店作品一覧

  • 史上最強の平民宰相 原敬という怪物の正体
    値引きあり
    4.0
    日本の政治はなぜこれほどまでにダメになったのか? 菅首相にまで続く自民党政治をつくったのは原敬だった。 「平民宰相」として知られる原敬は、藩閥政治を打破した大正デモクラシーを象徴するかのようなイメージでとらえられてきた。 しかし、実際の原敬は、怪物としかいいようのない最強の政治家だった。 並みいる明治の元勲たちが、原によってなぎ倒された。 伊藤博文や西園寺公望は踏み台にされ、山本権兵衛は傀儡でしかなく、 山県有朋や桂太郎は跪かされ、寺内正毅や大隈重信は叩きのめされる。 そんな原敬をなぜ今取り上げるのか。 それは、原が現代の日本の政治を決めた存在だったからだ。 自民党政治の根源は自民党にあるわけではなく、長所も短所も、原が実質的につくった政友会にあった。 今の日本の政治、特に「何回選挙をやっても必ず自民党が勝つ」という体制は、元をたどればすべて原敬に行きつく。 「最初の本格的政党内閣」をつくったと多くの歴史家に評価される原敬の政治とは実際にはどのようなものだったのか。 最後に凶刃に斃れるまでの原敬という希代の政治家の一生をその暗部も含めて描き切った傑作評伝。 [目次内容紹介] 第一章 青年期――寡黙な怪物の誕生と雌伏 第二章 怪物政治家の誕生──大臣、議員、政友会幹部へ 第三章 日露戦争と桂園時代──怪物、遂に政権を奪取 第四章 怪物の死闘 第五章 怪物の「是々非々」の政治とは? 第六章 怪物、最強の宰相に 終 章 原と政友会が残したもの
  • 越山 田中角栄(電子復刻版)
    -
    戦後初の疑獄事件に連座し、華々しく獄中立候補した青年代議士は、30年後、再びロッキード疑惑の主役として総理の椅子から被告席へ転落した。――越後平野の一角から突如頭角をあらわした、涙もろくて親孝行、浪曲好きの青年が“昭和の太閤”への階段を上りつめて行く。そのユニークな個性に魅せられた直木賞作家が、いまなお強固な支持層「越山会」の背景にアプローチして、その虚像と実像を炙り出した問題作。

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  • 田岡一雄自伝《迅雷篇》(電子復刻版)
    -
    昭和二十三年、山口組二代目の七回忌追善として広沢虎造らの興行をうつが、この頃から田岡の周囲には一流芸能人が集まるようになる。そんな折、山口組の四人が鶴田浩二を襲撃、田岡もまた全国指名手配された。興行、港湾事業……田岡の打つ手は見事にあたり、山口組は磐石の態勢をつくるが、昭和三十一年、徳島県で小松島事件に突入。この大抗争を皮切りに全国で戦いの火蓋を切り、破竹の進撃を開始する。

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  • 異能の男 ジャニー喜多川 悲しき楽園の果て
    値引きあり
    3.5
    謎のベールに包まれたジャニー・擴(ひろむ)・喜多川氏の真の姿を、この半世紀に出てきた本人の言葉、証言や資料を分析して明らかにしていく。そこで見えてきた、「滝沢秀明の引退」「嵐の活動休止」などに揺れるジャニーズ帝国の真実とは? そして、誰も書けなかったジャニー氏の肉声を掲載し、アイドルを「輩出し続ける力」や「プロデュース力」、類まれな「戦術」「戦略」の源泉をひも解いていく。取材歴50年の著者が赤裸々に描く渾身の評伝!
  • 亀井静香 天馬空を行く!
    -
    なぜ、小泉改革の否定を叫ぶのか? なぜ、連立内閣の暴れん坊と言われるのか? 亀井静香にはちゃんとした理由があるのだ!※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 巨魁(岸信介研究)(電子復刻版)
    -
    岸伸介――東条内閣の商工大臣、軍需生産の総参謀。戦後はA級戦犯に指定されたが、起訴をまぬがれ、ついには総理にまでなった、自称〈民主主義に徹した政治家〉。60年安保改定の失態で退陣を余儀なくされるが、その後もロッキード疑獄、日韓癒着と事あるごとに暗躍が取沙汰される不死身の巨魁である。直木賞候補にもなった気鋭のルポライターが、安保闘争の際の〈敵〉として、日本を動かす巨魁の解明に挑んだ力作。

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  • 激流 一日本人の戦後(電子復刻版)
    -
    昭和二十年八月十五日。陸軍少佐井戸尚夫は、埼玉県朝霞の陸軍士官学校で玉音放送を聞いた。井戸は一億特攻を声高に叫ぶ教官ではなかった。負けは負けで素直に認め、屈辱に耐えて再生の道を歩むしかない、そう思った。残務整理をこなしてから郷里に帰ったが、公職追放令の身ではこの町に入り込む余地はない。井戸の零からの再出発が始まった。激動の戦後をエネルギッシュに生き抜いてきた日本人を描く。

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  • この道を正解にしていく。 Jリーグ、海外移籍、闘病、帰郷――プロ20年の軌跡
    -
    鈴木啓太 本田圭佑 長友佑都 香川真司 岡崎慎司 槙野智章 赤星貴文 サッカーレジェンドによる HOSOGAIへのエール収録! 浦和レッズへの加入から プロサッカー選手としての20年。 日本代表 ブンデスリーガをはじめ 海外リーグ7シーズン そして柏レイソル 故郷のザスパ群馬へ。 栄光の過程には 様々な挫折 すい臓腫瘍との 命懸けの闘いと克服があった。 人生に起きる様々な出来事を 「正解」に変えていく。 その覚悟はあるか――。 不死鳥・細貝萌 初めて明かした 真実とマインド。 <目次> プロデビュー20 年の節目に まえがきにかえて 第1章 不死鳥 すい臓手術からの復活 ・インタビュー 中村明花さん(タレント・モデル、妻) 細貝恵子さん(母) 第2章 浦和レッズ プロ意識を覚醒させてくれた最強集団 ・インタビュー 鈴木啓太氏 (元浦和レッズMF AuB株式会社代表取締役) 赤星貴文氏 (元浦和レッズMF 岳南Fモスペリオ代表取締役) 第3章 ドイツ移籍 自分の選択を正解にする覚悟 ・インタビュー 香川真司氏(セレッソ大阪MF) 大野祐介氏(代理人=アスリートプラス) 第4章 時間と思考 「細貝萌」の血肉となった考え方 ・インタビュー 相澤陽介氏 (White Mountaineering デザイナー) 樋口昌平氏 (担当マネジャー=アスリートプラス) 第5章 少年時代 世界で一番サッカーが好きになる方法 ・インタビュー 岡崎慎司氏 (シント=トロイデンVV FW) 槙野智章氏(元日本代表、解説者) 第6章 ホームタウン 初めてサッカーが好きになった場所へ ・インタビュー 茂木洋晃氏(G-FREAK FACTORY) 長友佑都氏(FC東京DF) 本田圭佑氏 (NowDo株式会社CEOほか) 謝辞 前例のない出来事を伝えておきたい
  • 叛骨 最後の極道・竹中武
    値引きあり
    4.0
    その暴れっぷりから“ごじゃもん”と恐れられた竹中武。実兄の四代目山口組・竹中正久組長がヒットマンの銃弾に倒れると、仇討ちのために一和会へ猛烈な報復戦を展開する。だが、敵将の首にこだわる武は、いつしか山一抗争の決着を急ぐ執行部と対立。ついには山口組を離脱する。巨大組織の猛攻を受けながらも、自身の信念を貫いた──。最後の極道と称された侠(おとこ)の生涯を描いた実録ノベル!
  • 政商 小佐野賢治(電子復刻版)
    -
    刎頚の友といわれた田中角栄が、少年時代を種々な形で知られているのに対して、小佐野賢治は、自ら当時を語ろうとはしない。長男に生れても引き継ぐ財産もなく、人一倍の勤勉と努力、そして生来の商才をもって、戦後の復興期という時代をガッチリと掴んだのだ。ロッキード裁判で実刑判決を受けたものの、依然として、小佐野は日本の政商である。直木賞作家が政商の実像に迫る会心作。

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  • 戦国の女城主 井伊直虎と散った姫たち
    値引きあり
    4.0
    お家のために生涯を男として生きたおんな城主「井伊直虎」を中心に、瀬戸内のジャンヌダルク・鶴姫、加藤清正をも恐させた立花ぎん千代、夫への愛を貫き殉教したキリシタン・細川ガラシャなど17人の戦う姫君を紹介。
  • TIGER WORDS タイガー・ウッズ、復活の言霊
    値引きあり
    -
    誰もが憧れる絶対王者として君臨していたウッズ。不倫騒動、くり返された故障と手術、まさかの逮捕劇……と、人生の風雨にさらされたウッズ。自分を見つめなおし、見事に復活優勝を果たしたウッズ。どれもタイガー・ウッズだが、彼の言葉を紐解いていくことで人間・ウッズの実像が見えてくる。トップアスリートとして、堕ちた英雄として、困難に悩み苦しみながら、復活を果たした者として。ウッズが紡いだ48のメッセージがすべての人の心を打つ!
  • 田岡一雄自伝《仁義篇》(電子復刻版)
    -
    昭和三十八年、“広島代理戦争”は敵味方のデマが乱れ、まさに“仁義なき戦い”であった。終結する昭和四十二年までに中国地方五県警が扱った検挙者数3,625人、5,173件。その間の昭和四十年、田岡は心臓発作で倒れたが、混乱に乗じて警察は山口組壊滅作戦に乗り出す。各地の組織は解散を声明するが、田岡は病床で誓う。山口組は何らやましいことをしていない、世の審判を受けるにはいい機会だ、と。血と野望の完結篇。

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  • 田岡一雄自伝《電撃篇》(電子復刻版)
    -
    大正2年、田岡一雄が徳島の寒村で生まれたとき、父はすでに病没していた。極貧の中、過労のため母をも失った少年は神戸の叔父にひきとられ、孤独の癖にひきこもるが、同時に喧嘩も強くなった。小学校卒業と同時に旋盤見習工になった彼は、ある日、現場主任を殴打、工場を辞めるが、そんな彼に声をかけたのが同級生の山口秀雄、山口組二代目・山口登の弟である。やがて全国制覇をとげる男の血の記録!

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  • 誰も書かなかった 武豊 決断
    3.6
    「『自分が武豊であること』の意地と矜持と覚悟を、どん底から這い上がる過程で、非常に強く持つようになった」(本文より)。有名馬主との確執から悪夢の落馬事故、そしてどん底のスランプまで。天才は何を悩み、「決断」したのか? 20年来の“心友”作家が初めて明かす、天才騎手・武豊の「苦難の日々」と、逆境から這い上がるまでの「心の軌跡」全記録! 競馬ファンのみならず、逆境に苦しみ、日々葛藤するすべての人に読んで欲しい一冊です。
  • 日本史上最高の英雄 大久保利通
    値引きあり
    4.4
    ペリー来航から倒幕、維新へと歴史は一直線に繋がっていたわけではない。繋いだのは大久保利通がいたからだ。大久保の前に立ちふさがったのが怪物・徳川慶喜だった。板倉勝静、原市之進を片腕として幕末の十年を振り回す。この三人に何度も叩きのめされる大久保。そして、最後の敵は皮肉にも盟友・西郷隆盛だった。大久保が西郷を殺してまでもやり遂げたこととは? 幕末の動乱から明治国家の成立まで――「未来への意思」を貫いた男の真実を描く快作!
  • 人間臨終図巻 1
    4.0
    この人々は、あなたの年齢で、こんな風に死にました。安寧のなかに死ぬか、煉獄の生を終えるか?そして、長く生きることは、幸せなのか?戦後を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、歴史に名を残す著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人、犯罪者など)全923名の死の様を切り取った、稀代の名著。 1巻では15歳から49歳で死んだ人々を収録。

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  • 白色山塊(上)(電子復刻版)
    -
    戦火くすぶるソ満国境に参事官として赴任した田中吾一は、匪賊討伐を望む住民たちにたいして、帰順説得工作を提案、元匪賊の陳宝祥の手引で、頭目との単独交渉に成功した。そこへ、山中の道路工事現場を虎が襲ったとの凶報が――。吾一は、獣皮を纏った老狩人・于竜飛を案内役に、虎を求めて、地図もない白色山塊へと踏み入った。陰惨な戦争の蔭に咲いた感動の人間秘話を描く長篇ノンフィクション・ノベル。

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