無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
水滸伝の頃の中国。豪商の西門慶は7人の妻妾と多数の手伝いの者を豪邸に侍らせ、贅沢三昧の日々であった。西門慶の親友である応伯爵」は西の城に入り浸っているが、目にするものは妻たちのドロドロとした人間関係。その中でも最も美しく、力を持ち、様々な問題のきっかけになるのが、淫魔で妖艶な潘金蓮だった…。
長いがこまめに章分けされ、目まぐるしく展開するエログロ歴史小説。序盤から手足を切り落とされるとか、はらわたを切り裂き、という描写もありつつの、一方で要所要所でかなりきつめのエロ要素があるため、かなり読者を選ぶ内容である。
妖術などが出てくる話かと思っていたが、そういう物は特になく、多くの章は謎解きのような探偵小説チックな話である。また、江戸川乱歩や横溝正史のように、悪役もまた固定されているところが読みやすい要因であろう。
ただ、中国名に馴染みが無いため、男女の違いがわかりにくかったり、劉が何人か出てきたりと中盤まで誰がどうしたのかわからないまま読んでいた。
また、文章は現代語が織り交ぜられたりと、かなり砕けた内容にはなっているが、章の終わりくらいには漢詩のようなフレーズを織り交ぜてきたりするので、どっち方面の終わりでいいのかな?と悩むところもあり。
なお、本としては終盤に「えっ?」となる展開となるが、まあそれはそれ、読んでのお楽しみである。
エンターテインメントとしては良作であるものの、やはりエログロの表現が少し現代には合わないかと思うし、読者も選ぶ一冊である。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸