池波正太郎のレビュー一覧
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈10〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』以来ですね。
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相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。
むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。
いまはお上の御用ではたらく身ながら、人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲んでいるものだ。
鬼の平蔵、自分でさえ、妻を捨てお上の御用を捨て、岡場所の女と駆け落ちをするかも知れぬ、という。
彦十をみはる平蔵、密偵たちの活躍を描く「むかしなじみ」他、「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「消えた男」「お熊 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈8〉』以来ですね。
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「女は何よりも、男の肌身に添うているべきものだ」「な、なある……」おなじみの密偵おまさと、大滝の五郎蔵が、平蔵の粋なはからいで夫婦となった。
おまさは、少女の頃から平蔵にひそかな想いを寄せており、平蔵もそれを知らぬわけはないのだが……苦労人・鬼平の面目躍如たる「鯉肝のお里」、内部から暗殺計画が! 鬼平まさに危うしの「白い粉」ほか、「雨引の文五郎」「泥亀(すっぽん)」「本門寺暮雪」「浅草・鳥越橋」「狐雨」の全七 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈8〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈7〉』以来ですね。
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悪い事をしながら善い事をし、善い事をしながら悪事を働く。
心を許し合う友を欺して、その心を傷つけまいとする。
全く人間とは奇妙な生きものよ……とは鬼の平蔵の心の底からの述懐である。
盗賊でも市井の者でもみな普遍の業を心にしまいこみ、矛盾を抱えながら生きてゆく。
その虚実を突きながら、情を持って応える人生の達人・鬼平の魅力いやますシリーズ第八巻。
「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あき -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈7〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈6〉』以来ですね。
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「長谷川平蔵と自分とが、もう切っても切れぬ間柄になってしまったことに、私は気づかざるを得ない」(作者の言葉)。
ますます円熟味をました筆先から次々と新しい鬼平像が描き出される…。
「雨乞い庄右衛門」「隠居金七百両」「はさみ撃ち」「掻掘のおけい」「泥鰌の和助始末」「寒月六間堀」「盗賊婚礼」の七篇を収録。
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文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1971年 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈6〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈5〉』以来ですね。
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「つくづくとばかばかしく思うのだよ」なれど「このお役目が、おれの性にぴたりとはまっている」のである。
清廉な心意気だけで悪行を取り締まることなどできない。
俗を知り、人の本性を見据え、火盗改方の長官・長谷川平蔵は疲れをものともせず、また出動する。
シリーズ中読者からの人気が高い、粋狂な鬼の平蔵の一面を描いた「大川の隠居」ほか「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「盗賊人相書」「のっそり医者」の七篇収 -
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健啖家
美食家で知られた池波先生が我が家、旅先問わず食事のことに
絡む話を書いたエッセイ。食へのこだわりが垣間見えるのは
もちろんだが、それにしても食事、酒ともに量がものすごい。
これが作家としてのエネルギッシュな活動を支えていたのだな、
と思う。
しかしこの電子版、脱字がいくつか見受けられて惜しい。わざわざ「こ」の古い字体まで表示したりしてるのになぁ。 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈5〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈4〉』以来ですね。
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横なぐりに脇差をたたきつけてきた。
かわしきれなかった。
浅手ながら左肩を切り裂かれた平蔵。
「鬼平。お前もこれまでだな」闇の底から、網切の甚五郎の声が聞こえた……鬼平の危機せまるスリルを描く「兇賊」をはじめ、「深川・千鳥橋」「乞食坊主」「女賊(おんなぞく)」「おしゃべり源八」「山吹屋お勝」「鈍牛(のろうし)」の七篇を収録。
間取りの万三、猿塚のお千代、霧(なご)の七郎、芋酒やのおやじこと鷺原の九平などの名キ