池波正太郎のレビュー一覧
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈21〉』を読みました。
『決定版 鬼平犯科帳〈20〉』に続き、池波正太郎の作品です。
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大島勇五郎は、名前ほど勇ましくないが有能な同心だ。
しかし最近おかしい。
不審を感じた平蔵が、自ら兇盗の跳梁を制する「春の淡雪」、探索方から勘定方に戻されて、ふて腐れていた細川峯太郎が、非番の日に手柄を立て、再び探索方に戻るまでを描く「泣き男」、浮気の虫が騒ぎ出した木村忠吾にも温かく厳しい眼をそそぐ「麻布一本松」ほか、「瓶割り小僧」「討ち入り市兵衛」「男の隠れ家」を収録。
“仏の平蔵”の部下への思いやりをしみじみと -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈20〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈19〉』以来ですね。
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女は、いきなり甚助へつかみかかり、「何をしゃあがる」立ちあがった甚助に突き飛ばされると、「か、敵討ちの約束がまもれぬなら、わたした金を返せ、返せえ!!」白眼をつりあげて叫んだ。
逃げ廻る甚助に旧知の平蔵は助太刀をするが、事は意外な方向に展開して行く。
女心の奇妙さに、さすがの鬼平も苦笑い。
花も実もある鬼平の魅力──「助太刀」。
ほか「おしま金三郎」「二度あることは」「顔」「怨恨」「高萩の捨五郎」「寺尾の -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈19〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈18〉』以来ですね。
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双肌をぬぎ、太やかな腕を剥き出しにして、せっせと桶をつくる働き者のおろくは、息子の変事をきいて顔色が変わった。
「これ、どうしたのだ?」「うちの子が、勾引(かどわか)されたんでございます」叫ぶようにいったおろくが、平蔵の手を振り切って家を走り出た。
──幼児誘拐犯は、実の親か? 卑劣な犯罪を前にさすがの平蔵にも苦悩の色が……。
「霧の朝」「妙義の團右衛門」「おかね新五郎」「逃げた妻」「雪の果て」「引き込み -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈18〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 鬼火〈17〉』以来ですね。
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大恩ある盗賊の娘が狙われていると知った密偵・仁三郎は、平蔵に内緒で非常手段をとる。盗賊上りの部下を思いやる長官の情と密偵の苦悩を描く「一寸の虫」。
尾行中の鬼平の前で提灯が闇に飛んだ。辻斬りか? 「神妙にせよ!」、途端に逃げ失せた賊と共に傷ついた男も消える。謎が謎を呼ぶ「蛇苺」。
盗賊改方の勘定方・細川峯太郎が初の調査にのりだす「草雲雀」。
そのほか「俄か雨」「馴馬の三蔵」「おれの弟」と、 -
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池波正太郎の長篇時代小説『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 鬼火〈17〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈16〉』以来ですね。
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その居酒屋には名前さえついていない。
うまい酒を出すが、亭主がたいそう無愛想なその店を、土地の人びとは「権兵衛酒屋」と呼んでいる。
その身のこなし、もと二本差であったらしい。
興味をひかれた長谷川平蔵は「権兵衛」に立ち寄り、評判の酒を堪能することに。
しかし、直後、店の女房は斬られ、亭主はいずこかへ逐電した。
捜査をはじめた平蔵に迫る怪しい影は、ついに鬼平を斬った! 武家社会の闇と悲哀が -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈16〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 雲竜剣〈15〉』以来ですね。
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出合茶屋で女賊の裸身をむさぼる同心・黒沢。
どうも妙だ、と同僚の小柳は気づいた──「網虫のお吉」。
結婚を目前に最後の悪所通い、としゃれこんだ木村忠吾が出くわしたのは──「影法師」。
妻を寝とられ腹いせに放火を企てた船頭が、闇の中、商家へ吸い込まれてゆく黒い影の群れを見た時──「火つけ船頭」。
巷にしぶとく生きる悪に鬼平は如何に立ち向かうのか? 「白根の万左衛門」「見張りの糸」「霜夜」と -
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池波正太郎の長篇時代小説『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 雲竜剣〈15〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈14〉』以来ですね。
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二夜続けて、腕利きの同心が殺害された。
その剣の手練は、半年まえ平蔵を襲った兇刃に似ている。
あきらかに、何者かの火盗改方への挑戦だ。
その目的は?
あの大鴉のような男が向けてきた刃の凄さを思い返した長谷川平蔵は、湧き上ってくる闘志を押さえかねて思わず身震いした──正体不明の恐るべき強敵の登場に、じりじりと追い詰められる平蔵。
亡き恩師・高杉銀平の言葉が思い出せれば、手がかりになるのだ -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈14〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈13〉』以来ですね。
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鬼平犯科帳が、時代を超えて現代人の心を強く捉えるのは、部下を束ねる平蔵の“リーダーシップの見事さ”にある。
部下を思いやる心の篤さ、だからこそ部下も我を忘れて働く……名管理職・平蔵の真骨頂を描く「五月闇」のほか、お頭へ盗賊を周旋する口合人(くちあいにん)と平蔵のかけひきが愉快な「殿さま栄五郎」、兎忠こと木村忠吾が久しぶりに活躍する「さむらい松五郎」、そのほか「あごひげ三十両」「尻毛の長右衛門」「浮世の顔」