池波正太郎のレビュー一覧
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈13〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『決定版 鬼平犯科帳〈12〉』以来ですね。
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盗賊にも守るべきモラルがある。盗まれて難儀をする貧しいものに手を出さぬこと、人を殺傷せぬこと、盗みに入った先で女を手ごめにせぬこと。
この三カ条を守らない盗賊を畜生盗(づと)めという。
さて、本巻の「一本眉」では掟を守りぬく真の盗賊が、畜生盗めの一味を成敗する痛快譚。
その他に、平蔵が盗賊のお頭に変身? お忍びの湯治先で一行が出会った事件「熱海みやげの宝物」と「殺しの波紋」「夜針の音松」「墨つぼの孫八」「 -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈12〉』を読みました。
『決定版 鬼平犯科帳〈11〉』に続き、池波正太郎の作品です。
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若き日、平蔵と左馬之助は高杉銀平道場の竜虎といわれ、もう一人又兵衛を加えて三羽烏とも呼ばれたものだった。
それから幾星霜…盗賊となった又兵衛、火盗改方の長官・鬼の平蔵、二十数年ぶりの凄絶な対決を描く「高杉道場・三羽烏」。
彦十に五郎蔵、粂八の元・本格盗めの男たち、いまはお上の手先だが興が乗り、〈昔とった杵柄〉に話がまとまってしまう「密偵たちの宴」。
ほか「いろおとこ」「見張りの見張り」「二つの顔」「白蝮」「二人女房 -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈11〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈10〉』以来ですね。
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色白でぽってりとした同心・木村忠吾の好物は、豊島屋の一本饂飩。
親指ほどの太さの一本うどんがとぐろを巻いて盛られていて、柚子や摺胡麻、葱などの濃目の汁で食べるのである。
そんな忠吾が、豊島屋で男色の侍に目をつけられ誘拐される「男色一本饂飩」ほか、ちょっとうまそうな食べ物が脇役となっている作品が印象的な第11巻。
「男色一本饂飩」「土蜘蛛の金五郎」「穴」「泣き味噌屋」「密告」「毒」「雨隠れの鶴吉」の7篇を -
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈10〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』以来ですね。
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相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。
むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。
いまはお上の御用ではたらく身ながら、人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲んでいるものだ。
鬼の平蔵、自分でさえ、妻を捨てお上の御用を捨て、岡場所の女と駆け落ちをするかも知れぬ、という。
彦十をみはる平蔵、密偵たちの活躍を描く「むかしなじみ」他、「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「消えた男」「お熊 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈8〉』以来ですね。
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「女は何よりも、男の肌身に添うているべきものだ」「な、なある……」おなじみの密偵おまさと、大滝の五郎蔵が、平蔵の粋なはからいで夫婦となった。
おまさは、少女の頃から平蔵にひそかな想いを寄せており、平蔵もそれを知らぬわけはないのだが……苦労人・鬼平の面目躍如たる「鯉肝のお里」、内部から暗殺計画が! 鬼平まさに危うしの「白い粉」ほか、「雨引の文五郎」「泥亀(すっぽん)」「本門寺暮雪」「浅草・鳥越橋」「狐雨」の全七 -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈8〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈7〉』以来ですね。
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悪い事をしながら善い事をし、善い事をしながら悪事を働く。
心を許し合う友を欺して、その心を傷つけまいとする。
全く人間とは奇妙な生きものよ……とは鬼の平蔵の心の底からの述懐である。
盗賊でも市井の者でもみな普遍の業を心にしまいこみ、矛盾を抱えながら生きてゆく。
その虚実を突きながら、情を持って応える人生の達人・鬼平の魅力いやますシリーズ第八巻。
「用心棒」「あきれた奴」「明神の次郎吉」「流星」「白と黒」「あき -
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池波正太郎の連作時代小説『新装版 鬼平犯科帳〈7〉』を読みました。
池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈6〉』以来ですね。
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「長谷川平蔵と自分とが、もう切っても切れぬ間柄になってしまったことに、私は気づかざるを得ない」(作者の言葉)。
ますます円熟味をました筆先から次々と新しい鬼平像が描き出される…。
「雨乞い庄右衛門」「隠居金七百両」「はさみ撃ち」「掻掘のおけい」「泥鰌の和助始末」「寒月六間堀」「盗賊婚礼」の七篇を収録。
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文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1971年