池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売番外編 黒白(下)

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    後編になって、一気にストーリーが展開した。浪切八郎の物語であり、若き小兵衛の成長譚である。バイプレーヤーの岡本弥助は小兵衛に殺された。ある意味本望だったような。

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    2023年06月21日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    登場人物やプロットはたしかにおもしろいが、さすがに番外編も含めて18巻も読もうという気にはなれない。

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    2023年06月15日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    藤枝梅安は、昔、さいとうたかおさんの劇画で目にしていたので、映画の豊川悦司は、イメージとぴったり過ぎて驚いた。でも、この作品の梅安は、ちょっと違っていた。豊川悦司ほどいい男ではないけれど、人間的な魅力があって面白い。このシリーズも読まなくちゃいけない。鬼平も剣客商売も読まなくちゃいけないのに、困ったもんだ。

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    2023年06月12日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    ネタバレ

    懸隔商売シリーズ第14弾
    いよいよ終わりに近づいていくシリーズ(^^;)
    ず~と読み続けていきたいシリーズだが、16巻で終わるのであと二冊。番外編も一冊は読んだが、もう二題あるのでそれで終わりか。
    暗殺者は秋山小兵衛が波紋で永き友の内山文太を亡くして少し歳をとって弱気になっていて、なぜかいつもの強い小兵衛でない一面が滲み出ていい。大治郎を手に掛けようとする策略に右往左往(大げさだが)する人間味が出ている。
    「暗殺者」はこのように大治郎を狙う暗殺者を使った策略を小兵衛が親として大治郎を守ろうと奔走する様を綴った物語となっている。
    しかし、秋山親子はほんとうに強うございます(^^;)

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    2023年06月12日
  • 真田太平記(二)秘密

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    時代背景、地理、登場人物相関図どれをとっても名作と呼ばれる所以と深く感じいる、また場面場面の描写が素晴らしい武将の息遣いが伝わってきそうな気がするくらいの緊張感はついつい読みふけってしまう。特に著書(シリーズ)においては会話が魅力的で他の作品と違う世界観を醸し出しており、登場人物の魅力を際立たせている。そして著書(シリーズ)の特徴として文章の区切りが明確で読み易く、わかり易い!どんどん引き込まれていく。続けて続けて読んでしまう!

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    2023年06月12日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    <目次>


    <内容>
    長編である。それ故か、筋は複雑になっている。が最後にその縺れた糸が一気にほどけてくる。老中田沼意次の暗殺の実行シーンでだ。暗殺は失敗に終わる。暗殺犯グループの浪川周蔵の裏切りによってである。無論、秋山親子もこの次第を読んで対応している。ドラマの同作のシーンを思い出した。

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    2023年06月05日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    ▼「殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)」池波正太郎。講談社文庫。初出は1972年の「小説現代」不定期連載のようです。高度経済成長期の出版界のスターだった池波さんらしく、鬼平=文春、剣客商売=新潮、梅安=講談社、と見事に棲み分けていますねえ。表稼業は針医者、裏稼業は職業殺し屋という藤枝梅安と、バディである彦次郎というふたりを軸に描く一話完結連作シリーズです。池波さんの死去(1990)まで断続的に連載が続いて、鬼平や剣客商売と同じく最後は未完に終わっています。

    ▼時代小説ファンには説明不要な有名作で、江戸中期1800~1810くらいの期間の舞台設定。ちなみに鬼平は10年くらい前(1790年代くら

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    2023年06月05日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    シチュエーション込みで美味しそうなものを紹介するのでヨダレが出る。
    大正生まれの作者だから、今ポジティブにしか語られない東京オリンピックとか、高度経済成長を昔の良さがなくなったと批判的に語るのが面白い。

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    2023年06月04日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    表紙に今村翔吾さんが書かれたコメント「小学五年生の夏、夢中に読み耽ったことが私の原点である」とある。これまでも歴史小説が大好きで多くの本を読んできた、司馬遼太郎さん吉川英治さん阿部龍太郎さん勿論今村翔吾さん他多くの作家さん、どういう訳か池波正太郎さんはこれが初めてであった。名作と呼ばれる作品がそうであるように、読み進めると著作も例外でなく長く愛されるワケが伝わり熱中してしまう。時代背景の描写、戦の迫力、戦闘における緊張感どれをとっても読み応えあり、また非凡であり現実離れしすぎず「忍」という視点や描写がこの物語の世界観を創っている。非常に面白い!十二巻という長編にも疲れたら休憩しワクワクしながら

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    2023年06月04日
  • 仕掛暮らし

    江戸の情緒と仕掛暮らしの三話

    池波正太郎による仕掛人シリーズの原作『殺しの掟』から三話を選び,それを描く山田芳裕の漫画「仕掛暮らし」では絵の中にどんな工夫がされているのだろうかと頁をめくった.原作を読めばわかるが,仕掛人イコール,単純な「殺し屋」というわけでもない.それは表の仕事では手に入らないような高収入を得るため裏で殺しを請け負う稼業である.表の顏は妻帯もしていたり子供もいたりだが,過去にあった秘密を抱えながら生きている男が登場する.さて山田芳裕は原作中に登場する篆刻や絵画を仕掛人とともに,どのように描いたのだろうか.そこがひとつの見所かもしれないと思った.

    #深い #タメになる #ダーク

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    2023年06月02日
  • 梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。

    令和5年5月29日~6月1日

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    2023年06月01日
  • 幕末新選組 新装版

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    わくわくしました。芹沢鴨の評価は、そこまでの性格異常者でないってものもあるらしいけど。永倉新八の明治以降の人生も感慨深いよね。

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    2023年05月30日
  • スパイ武士道

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    日本海に面した10万石の筒井藩に潜入し、一子相伝で幕府隠密の秘密を守ってきた弓家。9代目の虎之助の代にあっても忍びの修行怠りなく、公儀の密命に当たれるというのがワクワクさせる。本筋は、公儀が筒井藩の埋蔵金に目を付けたことから始まった騒動の中、筒井理右衛門老中も良い味を出していた。堀口左近老中の妹の豹変ぶりは、著者の、というよりその時代の女性観の現れであろうが、今読むと少し引いてしまうな~

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    2023年05月29日
  • 池波正太郎の銀座日記[全]

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    再読。
    今となっては、懐かしい映画ばかり。作品ガイドが付くといいのにとも思うのだが、オリジナルを尊重したいのでしょうね。

    今年は著者の生誕100年だが、私自身が同じ年代に近づきつつあるのが驚きである。

    山の上ホテルが来年春に休業。何てこった。

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    2023年05月26日
  • 鬼平犯科帳(十七)

    購入済み

    緊張感の連続

    鬼平シリーズは小気味良いリズムの短編物が楽しいですが、これはがっつりした長編物。手応え有り^ - ^

    #アツい #カッコいい #感動する

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    2023年05月25日
  • 剣客商売十 春の嵐

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    <目次>


    <内容>
    『剣客商売』の第一長編。秋山大治郎の偽物が辻斬りを繰り返す。それは御三卿一橋家の陰謀であった。秋山小兵衛が脇キャラを総動員しつつ、事件を解決していく(特に傘徳は大活躍!)。読み始めると止まらない…

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    2023年05月22日
  • 剣客商売十三 波紋

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    <目次>


    <内容>
    過去の巻よりも複雑な筋書き。無二の友人の裏人生など。
    話も少し長いが堪能した。

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    2023年05月19日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    今から50年以上前に、緒方拳が梅安役を演じた”必殺仕掛人”を思い出しました。こんな素晴らしい原作だったんですね。当時、テレビ放映を楽しみにしていました。池波正太郎の原作はどのシリーズも美味くて飽きさせない。

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    2023年05月07日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

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    〈目次〉


    〈内容〉
    『剣客商売』のスピンオフ。お福という越後出身の女性の成長を描く。秋山小兵衛や小川宗哲なども登場し、哀しくも読後感の良い作品である。

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    2023年05月06日
  • 剣客商売十五 二十番斬り

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    〈目次〉


    〈内容〉
    短いネコの話を巻頭において、そこから「二十番斬り」の長編で終わる。意次の息子が殺され、いよいよ『剣客商売』も終わりである…

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    2023年05月03日