池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳[決定版](二十三) 特別長篇 炎の色

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    後味スッキリ!
    と思いきや、お夏だけが気になります。
    本当にどうやって、逃げたのでしょう?
    おまさか!?とも思ったけど、そこは書かれていなかったし、平蔵さんなら見破るはずなので、お夏はお夏なりの勘が働いたのかな?
    荒神一味を乗っとる計画もあったし、初蔵を警戒したのかもしれない。

    あと1冊で終わり
    鬼平ロスが近づいている…

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    2022年06月26日
  • 真田太平記(二)秘密

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    第二巻もおもしろい。真田昌幸は疎んじるものの、それに反して池波正太郎の筆致によって、源三郎がかっこいい!

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    2022年06月16日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    ついに完結。ずっと疑問だったのは昌幸・幸村はなぜ戦うのか、ということ。秀吉が世から去り、徳川家によって長き戦乱が収まろうとしているのに、なぜこれに抗うのか。豊臣家が天下を治める器は無く、徳川家が天下を治める方が世のためなのに。戦国武将の血が活躍の場を求めてしまうのだろうか。
    若い頃は幸村の鬼神のような戦いぶりに魅かれたし、世間一般にも幸村が人気を集めるのだろうが、今となっては信之がもっと評価されるべきでは、と考えている。

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    2022年06月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

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    ネタバレ

    長編だったけど、あっという間に終わってしまった。
    今回はさすがに解任されたままなのかな、と思ったけど、復活しましたね!

    恨まれることも多いけど、それだけ悪人を捕まえているという証でもあるので、そのへんは平蔵さん自身も一番よくわかっているだろうな…

    あと2冊で終わりかー

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    2022年06月12日
  • 蝶の戦記(新装版)上

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    時代小説らしく、時代背景が書かれているところが多く、なかなか進まない所も多かった。
    くノ一の於蝶が活躍する物語、くノ一らしく女の武器を使って任務を遂行する。まだ若く、結婚か忍として生きていくかなど悩んだりするところも良い。
    下巻も読んでいく。

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    2022年06月08日
  • 梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七)

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    著者急逝により、未完となってしまい残念。これからドラマは大詰め、という感じになっていたのに。もっとよみたかった!

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    2022年05月29日
  • わたくしの旅 池波正太郎未刊行エッセイ集2

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    ネタバレ

     我が家では暴慢主人へ対抗することによって姑と嫁が仲良く協力している
    人間はひっきょう食べて眠ることに尽きる
    とにかく、私のように時代小説を書いているものが仇討ちのテーマに心惹かれるのは、討つものも、討たれるものも絶えず人生の断崖を渡りつつ必死懸命の生活模様を展開してくれるからだ
    今は、それぞれに忙しすぎ、友情を温める時間がない時代になってしまっている
    顔を知る事は心を知ること

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    2022年05月20日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    関ヶ原と同じ繰り返し。現場を知らぬ人間が重要な位置に座り、現場の意見に耳を傾けず上位者の機嫌伺いに終始した結果、破綻した名門企業というところか。
    豊臣家が天下を治めることは不可能であり、自ら去るべきだった。徳川慶喜とはあまりにも対照的である。

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    2022年05月17日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

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    ネタバレ

    メロディアスライブラリー5月8日の課題本。
    今回は、放送の前日に読み上げられた。

    テレビの時代劇と、あのジプシーキングスのテーマ曲は印象に残っていたが、あの当時あまりちゃんとは見ておらず、全てにおいて初めての気持ちで読み進めた。
    結構、登場人物が多い。
    メモ読しないで読んだので、途中怪しいところはあったけど、まあ何とか最後まで読むことができた。
    割と最近『雲切仁左衛門2』(BSPで放送)を見ていたのも良かったかもしれない。ちなみにそちらも同じ池波正太郎氏の作品。ただし、全く正反対の立場の人物が主人公というのが面白い。盗みのシーンなどは、その時の情景を軽く思い出したりして想像の補完をしたところ

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    2022年05月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](五)

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    厳密にいうと、読んだのは1978年5月25日代一刷の文字がまだ小さい時のもの。収録作品は新しいものと同じ。別の版で一回別に読んでいるから、二度目。久しぶりではあるけれど、骨太のようで実に書き込んであって、それでいて無駄がない。前読んだとき泥棒の年表とプロフィールを抜き書きしたら、人物関係がわかって面白いかもと思ったのだが、実行していない。でてくる泥棒グループは大元をたどると、地域、人殺しをするかどうか、ひとりばたらき、縁故関係などで、わかれるのか。親子関係、男女関係、人間関係は泥棒さんたちのほうがバリエーションに富んでいる。

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    2022年05月09日
  • 真田太平記(九)二条城

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    主題ではないけど、故郷に縁の加藤清正公が高い評価を得ていて嬉しい限りだった。
    「熊本城」がここまで称賛されるとは思わず、堪らんかった。

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    2022年05月08日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    あまりに有名ですが、ドラマも見た事なくそもそも時代劇を見て育ってもいないので読む機会もなかったのですが。。池波氏の『散歩のときなにか食べたくなって』や『男の作法』を読む中で、その生業としている作品を読んでおかねば、、と言う理由から。
    さすがに面白かった。一つ一つは短編ですが、盗賊や登場人物が繋がっていて、少しずつその生い立ちなどが明かされ、絡み合って行くところが、さすが、と思ったし、人気シリーズとなる事にも納得。
    そして江戸の街並み、情緒、人情。。。今更ながら好きです。今後もちょっとずつ読み進めていこうと思います。

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    2022年05月07日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

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    関ヶ原の戦いでは秀忠の大軍を足止めし、誰よりも大きな貢献したにも関わらず、西軍は敗れ去り、自身は国を奪われて紀州九度山へ…
    再起の機会を待ち望むも叶う気配はなく、寿命が尽きていく。「俺はもっと覇を競う事ができた筈なのに」と思いながら絶望感を味わったのだろうか。
    昌幸が、自身の限界が見えた時に何を思ったのか、に興味が向かった。

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    2022年05月05日
  • 真田太平記(一~十二) 合本版

    購入済み

    長いですね…

    昔本で読んだのですが、本を捨ててしまったらしく、改めて購入しました。
    描写も細かく、非常に面白いのですが、忍びの裏活動の描写が長く、ちょっと冗長な気もします。
    その辺は適当に読み飛ばしても、12巻は長いですね。
    毎日それなりの時間読んでも相当にかかります。

    #タメになる #カッコいい #深い

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    2022年04月30日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    戦前戦後の東京や各都市の良き風景や食の情景は、そこに身を置いた事のない私でも、その匂い、空気感に浸る事が出来てとても楽しかった。
    著者が語る美味なるものの数々は、著者の言葉を拝借して「たまらない。。」の一言に尽きる。
    そして時代の移り変わりを懐旧するただの食日記に収まらないメッセージを残す事を忘れない素晴らしいエッセイでした。一部を抜粋。
    「ーこのように書きのべてくると、いたずらに古いものをなつかしみ、それを追いもとめているようにおもわれようが、それでは、新しいものは何かというと、それは、だれもが知りつくしている味気のないものなのである。その味気のない新しいものしか知らぬ世代のみの時代がやって

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    2022年04月25日
  • 黒幕

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    敵討ちの相手の男とくっついてしまった女性を書いた「猛婦」を池波氏のエッセイで知って読みたくて手に取りました。戦国の世だから男も女も血が燃えているから、思いがけない結び付きが生まれる、とは氏のエッセイの言ですが、面白かったです。

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    2022年04月15日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

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    中村吉右衛門さんの鬼平が好きすぎて、イメージしながら読みました。酷い事件も多いです。にしても、やっぱり鬼平カッコイイ…!

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    2022年04月06日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    名作。時代劇を見ていたし、アニメも見ていて、原作を読んでみることに。池波正太郎さんの作品、難しいにちがいない!と、凝り固まった先入観で読み始めたが、面白い!そして、読みやすい。母が大好きな理由がわかった気がする。全作品読破目指します!

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    2022年04月04日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十)

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    『寺尾の治兵衛』泣けた…
    やはり、正統派の盗賊って素敵です(雲切仁左衛門ファンとしては)

    ひさしぶりにお熊婆さんも登場して、何だか嬉しかった

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    2022年04月03日
  • 新年の二つの別れ 新装版

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    時代の感動は現代も通じる
    池波正太郎の「鬼平犯科帳」、「剣客商売」など「追う者も追われる者も一命をかけて戦い、生活し、愛し、愛されていくところに、期せずしていくつもの主題が生まれてくるから」と書き続けたという。時代を重ねた表現は今でも感動し、元気を得たような気持ちにさせる小説は素晴らしい。それはその時代のことでも現代リアルの世界を克明に映し出していることなのかもしれない。

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    2022年03月25日