池波正太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
▼鬼平シリーズ、50歳にして初上陸、ということで読んできたんですが、徐々に魅力が分かって来て、そうなると読み終わりたくなくなってきて(笑)、引き伸ばすように一度中断して「梅安」と「剣客商売」を手に取って。それらが終わっちゃったのでしぶしぶ(笑)?戻ってきました。
▼「いろおとこ」「高杉道場・三羽烏」「見張りの見張り」「密偵たちの宴」「二つの顔」「白蝮」「二人女房」
▼どれも久々に鬼平を読むと「ああ、やっぱり鬼平がそりゃいちばん安定だな」というオモシロサ。敢えて言えばこの巻だと「密偵たちの宴」が印象に残ります。
鬼平シリーズの、裏主役とでも言うべき密偵たちが、「きれいに盗む、美しい盗みを俺 -
Posted by ブクログ
矛盾を描く物語。
けっして、ヒーローではないし、人を殺した理由も、仇を返り討ちにするのも、ある意味でクズな主人公。そして、女性に対する蔑視。
にもかかわらす、後半徐々に漢気が出てきたり、慈悲のある常識的、冷静でリーズナブルな差配を示したりもする。
彦さんの方はまだ理解ができるが、梅安は理解の外だ。
しかしまあ、そこは池波正太郎の術中にどっぷりはまっている。
人間は、よいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながら良いことをしている
というテーマを描いたという池波氏。まさにその、状況に直面して混乱している自分がいるようだ。
理解できないが、理解できないままうけとめて、寄り添えるか、コミュ