池波正太郎のレビュー一覧

  • 夜明けのブランデー

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    思いつくまま気ままに筆を運んでいるように見えて、黒澤明の『乱』をはじめ試写評などは劇作家としてなかなか読ませる批評となっている。著者自身による挿絵もどこか茶目っ気が感じられて楽しい。
    気学(占いとは違うらしい)に凝っていたという意外な一面も。

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    2025年03月19日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    こんなスラスラと漫画のように読める小説だとは知らなかった。特別派手なことが書いてある訳でもないのだが、とにかく食欲をそそる描写が目立つ。蕎麦やら大根とアサリの汁やら菜飯田楽やら、夜中に読んでいてお腹が空いてきた。殺し屋稼業にまつわるストーリーはもちろん、紀行文的要素もかなり魅力的な一冊。

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    2025年03月14日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    ①麻布ねずみ坂➡️長谷川裁きが光る
    ②盗法秘伝➡️盗賊に弟子入り⁈
    ③艶婦の毒➡️忠吾穴兄弟♪
    ④兇剣➡️鬼平危機一髪
    ⑤駿州・宇津谷峠➡️男の友情
    ⑥むかしの男➡️久栄の過去

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    2025年03月02日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    このシリーズは基本的に短編集ながら、一つの事件が後々まで影響するとこが多い。そして悪人に必ず二つ名が付いているものの、後になるとどんな奴だったか記憶も薄れていてその面白さを味わいきれていない気がする。
    元犯罪者が町奉行でいうところの岡っ引きのようなはたらきをして事件捜査に貢献するところが江戸時代らしくて良い。

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    2025年02月27日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十七) 特別長篇 鬼火

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    ▼15巻も特別長編でしたが、そちらは正直に言ってイマイチでした。17巻の「鬼火」は面白かったです。普通に長編ミステリとして組み立てができていますね。

    ▼要は2/3くらいまでは、全貌が鬼平にも読者にも分からない。3/4までと言って良いかな…。その「分からなさ」を愉しみます。そのネタ自体は短編でも済むような話ですが、語り口がレギュラーを上手く使って広がりがあって、謎の展開も段取りが深い、という印象です。

    以下、ネタバレあります







    ▼鍵を握るのは、「権兵衛酒屋」という居酒屋の不愛想な老人夫婦。これが要は、

    「落剝したかつての御家人」で、

    「落剝した理由はお家騒動で、決して根っから

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    2025年02月16日
  • 江戸前 通の歳時記

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    食べ物への想いや造詣の深さ、その表現が素敵だ。
    そして食べ物・食事の背景にある文化風俗が読めるからさらに楽しい。
    どれも美味しそうだったが、小鍋立てが特によかった。

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    2025年02月15日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    女である私からみても、すごくお江は魅力的…。真田家の会話の中にお江が出てきて、反応してしまう人たちが愛い(#^.^#)
    秀吉が耄碌してきて朝鮮出兵なんて企み始めた。あーあ、豊臣家が滅びた理由の一つにそれがあるんだよん(⌒-⌒; )
    というか、幸村の妻が大谷吉継の娘さんて、まじかぁ!!推しと推しの娘のコラボレーション、最強です…ヽ(;▽;)ノ

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    2025年02月14日
  • 抜討ち半九郎

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    2025.02.09
    池波正太郎の良さはこういった短編集によく現れる。人間の業を救いのない結末とともにあっさりと描き切るのがうまいといつも思う。

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    2025年02月09日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀頼が生まれ、秀吉が死んで朝鮮出兵はうやむやに。武断派と文治派の対立が表面化する中、のらりくらりと家康が怪しく台頭。家康の全てにおいて一枚上手感が凄く良いなー。

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    2025年02月01日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    秀吉は老境に入り、朝鮮出兵を起こすなど次第に胡乱に。孫権の様だ。
    そんな中、真田家の草の者、童貞キラーお江は敵地で大ピンチ。

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    2025年02月01日
  • 真田太平記(二)秘密

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    日本は秀吉のものになりそうだ。
    老獪な秀吉に親近感を覚える昌幸。
    自分に似ている幸村は大好きだが、自分より頭が切れそうな信幸はちょっと苦手だ。

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    2025年01月25日
  • 侠客(下)

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    歴史の表舞台には出てこない主人公の幡随院長兵衛や水野十郎左衛門を全く知らなかった。時代背景が戦さの終焉、幕政が安泰となる過渡期で旗本奴、町奴が起こり、消滅していく過程と、男気の絡み合いを大いに楽しめた。2025.1.22

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    2025年01月22日
  • あほうがらす

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    鬼平犯科帳の作者による短編。それぞれの登場人物が重なっていたりして、ゆるくまとまりがあった。

    江戸時代の男色が描かれた話がいくつかあり印象的であったし、やはり当時は男色が日常の一部であったことが伝わるようであった。

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    2025年01月10日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

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    ネタバレ

    池波正太郎鬼平犯科帳シリーズの最終巻
    と言っても作者が執筆途中で亡くなったので最後の小説の文章が尻切れトンボに成ったので結末は想像するしかなくなっているので評価を一つ下げましたが、結末まで書いてあればいつもと変わらず★5つだったと思うともったいないし、作者池波正太郎氏のご冥福をお祈りいたします。

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    2025年01月08日
  • 鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】

    鬼平シリーズは毎回楽しみです

    やっぱりいい感じですね、

    #憧れる #深い

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    2025年01月03日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十四)

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    ▼収録作品は

    あごひげ三十両
    尻毛の長右衛門
    殿さま栄五郎
    浮世の顔
    五月闇
    さむらい松五郎

    ▼レギュラーの密偵・伊三次が、過去の因縁もあって殺害される「五月闇」がなんといっても印象深いでしょう。石原プロ刑事ドラマ的にいうと、「殉職モノ」ですね。

    ▼その次のエピソードが、木村忠吾が、<高名な大盗賊>とうり二つで間違われる、という「さむらい松五郎」。こういう、とても悲しい悲劇譚の次は、明るい笑えるお話、というもっていきかたは、昔からあるものなんですね。三谷幸喜さんが大河ドラマを書くときに、よくこれをやります。

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    2024年12月31日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十三)

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    ▼収録作品
    熱海みやげの宝物
    殺しの波紋
    夜針の音松
    墨つぼの孫八
    春雪
    一本眉

    ▼「一本眉」というのが、殺生をせぬ良き盗人が、悪い盗賊を懲らしめるという一風変わった味わいの一篇。キャラクターが魅力的。

    ▼平蔵が疲れて湯治したり、やや経年感があるか。

    ▼だんだん、パターンは出てきますね。

    ・仲間が殺される

    ・仲間が悪さをする

    ・隠密たちの心情

    ・忠吾をめぐる話

    ・昔の剣友

    とかになりますね。まあこのあたり「剣客商売」もですが。
    それはそれとして、味わえちゃうし美味しいから、名人芸。

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    2024年12月27日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    このシリーズは勧善懲悪というよりも、人情味のある長谷川平蔵の捌きと、大物悪党を捉える短編が絶妙な
    塩梅で混ざっているところにあるように感じます。
    おまさの頑なな生き方がいじらしい。

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    2024年12月25日
  • 男の作法

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    新婚夫婦が飛行機内で人目を憚らずベタベタしたり、ホテルのタオルを持ち帰ったり、というエピソードが紹介されていた。今でいう、外国人エピソードみたいで笑えた。日本人だから…てのは幻想なんだなぁと感じた。一昔前の人々も今とまったく変わらないことで悩んでいたことがわかり、興味深かった。

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    2024年12月17日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    1人の人としては、魅力は感じないけど、こういう人が歴史を動かす一因にもなるんだろうなとは思った。変に西南戦争の戦いをくどくど描かなかったのも良かった。

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    2024年12月15日