【感想・ネタバレ】侠客(下)のレビュー

あらすじ

塚本伊太郎は、忠実な協力者の助けで、ついに殿様の一行を急襲、寺沢家を断絶に追い込む。その後、幡随院長兵衛と改め、宗右衛門の「人いれ宿」を継いで人足や運送業者を率いる「町奴」、いわば「侠客」の頭領として人望を集めるようになる。だが、江戸市中では「町奴」と乱暴者の「旗本奴」が対立し始め、長兵衛は「旗本奴」を率いる親友の水野十郎左衛門との対決を迫られた……。

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Posted by ブクログ

幡随院長兵衛の波乱の生涯を書いた上下2巻の作品。
唐津の殿を襲撃した後、伊太郎から幡随院長兵衛と名を変え、人いれ宿の主人として人望を集め始める長兵衛。
その立場から、かつての親友である水野十郎左衛門と対決しなければならなくなる。
長兵衛と水野。取り巻く環境が二人を悲劇へと導いていく描写は、涙無しに読むことは出来ない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

時代はちょうど隆慶一郎の「吉原御免状」と同じ頃で、侠客の元祖・幡随院長兵衛の若き日から長兵衛となって最後を遂げるまでが描かれています。戦国から江戸の平和な時代へ移り変わる過渡期に生きる男たちがカッコイイです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

歴史の表舞台には出てこない主人公の幡随院長兵衛や水野十郎左衛門を全く知らなかった。時代背景が戦さの終焉、幕政が安泰となる過渡期で旗本奴、町奴が起こり、消滅していく過程と、男気の絡み合いを大いに楽しめた。2025.1.22

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2025年01月22日

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