池波正太郎のレビュー一覧

  • 真田太平記(二)秘密

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    2巻では正史として本能寺の変の後、山崎の戦い~秀吉の天下取りの足掛かりや小牧・長久手の戦いが描かれる。真田家の動きではお家騒動?のようなストーリーが展開される。真田昌幸の隠し妾騒動や信繫の出生にかかわる物語が進んでいく。毎回500ページを超えるのだがサクッと読めてしまうのは池波先生の腕がすごいとしか思えない。ラストには超有名なあのキャラが登場し、おおこう繋がるのか!と感心した。エンタメとしてめちゃくちゃに面白くて歴史小説以上の価値があると思う。

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    2025年04月16日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    歴史小説の大家、池波先生の代表作であり、真田ものとしての代表作である。とうとう手を出してしまった感がある。そしてそれにもまして読みやすく面白すぎる。1巻は武田家滅亡から本能寺の変までを描く。この作品の関心した点は物語の軸が2つある所だろう。歴史に忠実な真田家の物語とそれを支える草の者と呼ばれる忍者集団の物語。前者はノンフィクション寄り、後者はフィクション寄り、なのでエンタメとしても十分に楽しめる作りになっている。ここから12巻。いつ読み終わるのだろうか・・・

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    2025年04月16日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十九)

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    ▼収録作品は以下。

    霧の朝
    妙義の団右衛門
    おかね新五郎
    逃げた妻
    雪の果て
    引き込み女

    ▼「霧の朝」 
    平蔵馴染みの御用聞き(桶屋職人)夫婦がおり、男の子がいる。
    実はこの男の子は、生まれてすぐにとある瓦焼き職人の夫婦が手放したもの。
    桶屋夫婦は我が子として大事に育てている。
    瓦焼き夫婦は、夫が酒に溺ればくちに溺れ身を持ち崩し、女房が泣く泣く赤ん坊を手放した。

    ここまでが前段で、6歳くらいか?に育った男の子が、誘拐される。
    これはお上の用事をしている桶屋への恨み。
    このことを、ひょんなことから元瓦焼き夫婦、つまり実の親も知ることになる。

    そんな前後の描写で、引用すると以下があります。

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    2025年04月08日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十八)

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    ▼収録作品は以下。

    俄か雨
    馴馬の三蔵
    蛇苺
    一寸の虫
    おれの弟
    草雲雀

    ▼「馴馬の三蔵」が印象深い。
    密偵たちが、「過去にお世話になった良き盗賊」と「平蔵」との間で葛藤するシリーズはいくつもあり、割と佳作が多い気がします。

    ▼密偵が「殉職」する回はどれもぐっときますね。
    これはさしずめ、「太陽にほえろ」とどっちがどっちみたいな影響下だったのでは。時代的にも。

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    2025年04月08日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    まず序盤は武田家の滅亡から本能寺の変まで。
    といっても有力武将のはたらきだけでなく、それを陰で支える忍びの役割にも焦点が当たっている。
    どうもこの先キーパーソンの1人になりそうな佐平次がこの物語にお江と一緒にどんな役割を果たすのか楽しみです。

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    2025年04月07日
  • 食卓のつぶやき

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    池波正太郎の食エッセイは安定して面白い。池波正太郎の生きた時代の食を味わってみたいと何度も思う。三井老人のいう大根のうまさやフランスの田舎料理などなど、その土地土地、四季折々の旬を食べることが醍醐味だと思う。

    最近、家の裏のベーカリーが開店前から行列してしまう。朝焼き上がるパンを週末の楽しみにしていたがもうそれも叶わない。バズることに囚われたライフスタイルや経済活動から離れて、好きなものやうまいものを味わいたいなと思う。

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    2025年04月06日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    最後は恩田木工によって、藩の財政が立直る事に成功した。
    自ら範を示さなければ 、全員の賛同は得られない。
    其の点において、欲の深い凡人は、何事も自由になる権力と同じく大金に目がくらみ、節度を失い、其の末路は哀れなものとなる。

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    2025年04月06日
  • 鬼平犯科帳(七)

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    このシリーズはたいてい粂八やおまさといった元盗賊の密偵が昔の顔見知りを偶然見かけて盗賊一味が江戸にやってきた気配を掴むか、平蔵が独特の勘で道ゆく人の何気ない素振りから怪しさを感じるかのパターンですが、それにはまらない寒月六間堀が今回は良かったな。
    あと、盗人の三箇条を守るか否かで平蔵の対応が変わるという分かりやすさも良い。

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    2025年04月04日
  • むかしの味

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    池波正太郎が実際に足を運んだ料理屋の紹介を中心とした食エッセイ。銀座の煉瓦亭、資生堂パーラー、日本橋のたいめい軒など今に続く名店がたくさん紹介されている。
    どの店も池波さんの思い出と共に、とても魅力的に描写されているので、食べてみたくなる。

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    2025年03月31日
  • 真田太平記(七)関ヶ原

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    関ケ原である。真田の草の者は決死の家康暗殺を敢行、しかし…。次々と下手をうつ三成に対し、老獪な家康は一枚も二枚も上手。家康の悪者感がすげえ。三成最後は男泣き。

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    2025年04月03日
  • 剣客商売 3巻

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    ネタバレ 購入済み

    よくわかっている

    三冬さんが刀を持っている表紙です。
    刀の持ち方がよく分かっています。左手の小指にも軽く力が入っている。
    女性向けの製品だと、分かってねえ、木刀はおろか竹刀も握ったことがないのが描いてるよ、
    と感じることが多々ありますが、さすが大島先生はよくわかっていらっしゃる。
    刀で最大限にリーチを伸ばすためには端っこを左手で掴んで、小指に力を入れて締めないといけない。
    竹刀にしろ木刀にしろ、実際に振り回さないとピンと来ないでしょうね。
    峰打ちする時も刀をきちんと返しているし。
    押さえるところを押さえてきちんと話が組み立てられてゆきます。
    もちろん漫画、劇画と小説では文法が異なるので、割愛された箇所も少なくな

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    2025年03月28日
  • 鬼平犯科帳(六)

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    今回も上々です。
    「狐火」ではおまさに対する気遣いを見せ、「大川の隠居」では意外な茶目っ気を見せるなど、平蔵の人的魅力が満載の一冊でした。

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    2025年03月27日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    ①霧の七郎➡️辰蔵…倅事は頭が痛いね
    ②五年目の客➡️悪い事はせぬ事
    ③密通➡️エッチビデオやん…
    ④血闘➡️おまさピンチ
    ⑤あばたの新助➡️ハニートラップ
    ⑥おみね徳次郎➡️Mr.&Mrs.スミス
    ⑦敵➡️五郎蔵登場
    ⑧夜鷹殺し➡️将軍も夜鷹も同じ人間

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    2025年03月21日
  • 熊田十兵衛の仇討ち〈新装版〉 人情編

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    盗賊・雲霧仁左衛門の子分である州走の熊五郎に、目明しの夫を殺されたお延。ある日、お延の茶店に旅の男がやってきて、お延はその男を泊める。やがてふたりは深い仲に・・・。しかし、男の体の特徴が逃走中の熊五郎とそっくりなことに気づき・・・?時代小説の巨匠による傑作短編五編を収録。

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    2025年03月21日
  • 夜明けのブランデー

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    思いつくまま気ままに筆を運んでいるように見えて、黒澤明の『乱』をはじめ試写評などは劇作家としてなかなか読ませる批評となっている。著者自身による挿絵もどこか茶目っ気が感じられて楽しい。
    気学(占いとは違うらしい)に凝っていたという意外な一面も。

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    2025年03月19日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    こんなスラスラと漫画のように読める小説だとは知らなかった。特別派手なことが書いてある訳でもないのだが、とにかく食欲をそそる描写が目立つ。蕎麦やら大根とアサリの汁やら菜飯田楽やら、夜中に読んでいてお腹が空いてきた。殺し屋稼業にまつわるストーリーはもちろん、紀行文的要素もかなり魅力的な一冊。

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    2025年03月14日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    ①麻布ねずみ坂➡️長谷川裁きが光る
    ②盗法秘伝➡️盗賊に弟子入り⁈
    ③艶婦の毒➡️忠吾穴兄弟♪
    ④兇剣➡️鬼平危機一髪
    ⑤駿州・宇津谷峠➡️男の友情
    ⑥むかしの男➡️久栄の過去

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    2025年03月02日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    このシリーズは基本的に短編集ながら、一つの事件が後々まで影響するとこが多い。そして悪人に必ず二つ名が付いているものの、後になるとどんな奴だったか記憶も薄れていてその面白さを味わいきれていない気がする。
    元犯罪者が町奉行でいうところの岡っ引きのようなはたらきをして事件捜査に貢献するところが江戸時代らしくて良い。

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    2025年02月27日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十七) 特別長篇 鬼火

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    ▼15巻も特別長編でしたが、そちらは正直に言ってイマイチでした。17巻の「鬼火」は面白かったです。普通に長編ミステリとして組み立てができていますね。

    ▼要は2/3くらいまでは、全貌が鬼平にも読者にも分からない。3/4までと言って良いかな…。その「分からなさ」を愉しみます。そのネタ自体は短編でも済むような話ですが、語り口がレギュラーを上手く使って広がりがあって、謎の展開も段取りが深い、という印象です。

    以下、ネタバレあります







    ▼鍵を握るのは、「権兵衛酒屋」という居酒屋の不愛想な老人夫婦。これが要は、

    「落剝したかつての御家人」で、

    「落剝した理由はお家騒動で、決して根っから

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    2025年02月16日
  • 江戸前 通の歳時記

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    食べ物への想いや造詣の深さ、その表現が素敵だ。
    そして食べ物・食事の背景にある文化風俗が読めるからさらに楽しい。
    どれも美味しそうだったが、小鍋立てが特によかった。

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    2025年02月15日