池波正太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
▼収録作品は以下。
霧の朝
妙義の団右衛門
おかね新五郎
逃げた妻
雪の果て
引き込み女
▼「霧の朝」
平蔵馴染みの御用聞き(桶屋職人)夫婦がおり、男の子がいる。
実はこの男の子は、生まれてすぐにとある瓦焼き職人の夫婦が手放したもの。
桶屋夫婦は我が子として大事に育てている。
瓦焼き夫婦は、夫が酒に溺ればくちに溺れ身を持ち崩し、女房が泣く泣く赤ん坊を手放した。
ここまでが前段で、6歳くらいか?に育った男の子が、誘拐される。
これはお上の用事をしている桶屋への恨み。
このことを、ひょんなことから元瓦焼き夫婦、つまり実の親も知ることになる。
そんな前後の描写で、引用すると以下があります。 -
ネタバレ 購入済み
よくわかっている
三冬さんが刀を持っている表紙です。
刀の持ち方がよく分かっています。左手の小指にも軽く力が入っている。
女性向けの製品だと、分かってねえ、木刀はおろか竹刀も握ったことがないのが描いてるよ、
と感じることが多々ありますが、さすが大島先生はよくわかっていらっしゃる。
刀で最大限にリーチを伸ばすためには端っこを左手で掴んで、小指に力を入れて締めないといけない。
竹刀にしろ木刀にしろ、実際に振り回さないとピンと来ないでしょうね。
峰打ちする時も刀をきちんと返しているし。
押さえるところを押さえてきちんと話が組み立てられてゆきます。
もちろん漫画、劇画と小説では文法が異なるので、割愛された箇所も少なくな -
Posted by ブクログ
▼15巻も特別長編でしたが、そちらは正直に言ってイマイチでした。17巻の「鬼火」は面白かったです。普通に長編ミステリとして組み立てができていますね。
▼要は2/3くらいまでは、全貌が鬼平にも読者にも分からない。3/4までと言って良いかな…。その「分からなさ」を愉しみます。そのネタ自体は短編でも済むような話ですが、語り口がレギュラーを上手く使って広がりがあって、謎の展開も段取りが深い、という印象です。
以下、ネタバレあります
▼鍵を握るのは、「権兵衛酒屋」という居酒屋の不愛想な老人夫婦。これが要は、
「落剝したかつての御家人」で、
「落剝した理由はお家騒動で、決して根っから