夏目漱石のレビュー一覧

  • それから(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「こころ」で先生がKに娘さん譲ってて大人になってから奪い返してたらこうなってたのかなとか思った。最後に平岡‪

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    2024年11月08日
  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだけど、面白かったなぁ。
    猫の最後がなんとも劇的であり印象的。
    子供達の食事風景の描写、なんか以前読んだ時より場面を想像できて面白く読めた。年をとった巧妙か。
    巻末の年表が良かった。

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    2024年10月06日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても良い!!!!!!!
    読んだことあるやつもあったけど、乱歩の芋虫、坂口安吾の桜の森の満開の下、太宰治の駆込み訴え、辺りが気になっていたので読めてよかった。

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    2024年10月01日
  • 門(新潮文庫)

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    過去の出来事に対する後悔に苛まれながらも、日々何事もなく過ぎていく日常に深く幸せを感じる矛盾。
    「こころ」ととても似ているところが多くて、あ〜漱石だなと感じた一冊でした。

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    2024年09月30日
  • 門

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    ネタバレ

    三島由紀夫『豊饒の海』のあのアラヤシキ攻めがとても辛くて(涙)、本作で禅寺のくだりに差し掛かったときに本を閉じそうになった。
    禅寺のくだりは結局、宗助が自らの運命をかえようと思って縋りついた一筋の藁穂である禅の教えが、宗助には最後まで会得できず、宗助自身もそれを続けてゆくだけの心をもちあわせず、したがってまた元の運命の中に自らすごすごと戻ってゆかざるを得なかった、ということなのかな。
    家に戻るとまた日常が始まり、幸にか安井も坂井の家を離れ蒙古に戻り、宗助とおよねの生活はまた旧の状態に復したが、宗助はそれを運命としてめぐってくるものと観念している風でもあり、受け入れたというよりは俎の魚として自覚

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    2024年10月06日
  • それから(新潮文庫)

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    定職を持たず父からの援助で暮らしている明治期の高等遊民である長井代助が主人公の小説。
    代助が働かない理由を友人である平岡に語る場面でもあるように代助の言っていることは屁理屈にも感じるが、世の中をできるだけ公平に見て自由に論じるためには代助のような立場の人間の方が適している面もあるのかなと感じた。
    平岡と平岡の妻である三千代とのやりとりはもちろんだが、個人的にはかつては代助と同じように文学書を熱心に読んでいたのに生活に追われるようになり次第に読書の面白さがわからなくなった但馬にいる友人の描写が代助の生活との対比を上手く表現していると感じ印象に残っている。

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    2024年09月16日
  • 硝子戸の中(新潮文庫)

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    変わりゆく心が鮮明に映し出されている。表現が手に取るように分かるでもなく、私に溶け込むように沈んでくるはような言葉が多々ありました。

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    2024年08月24日
  • 草枕(新潮文庫)

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    言葉を、意味を指し示すという「機能」から解放してみる。
    「なんかいい」という主観を、客観的に突き詰めて書いていく。

    夢なのかもしれない、というストーリー。

    風呂場に現れる女の幽霊のような姿。

    画が浮かぶ。

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    2024年09月25日
  • こころ

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    ネタバレ

    一言でいえば、裏切りの連続って感じだった。まず上「先生と私」で主人公の一人称が「私」というだけでてっきり女性かと思っていたら男性で、そこでえっっっとなった。やたらと先生に執着心を持つから、同性愛的な話なのかと思えば、中「両親と私」の最後の方で先生が死ぬという急展開でまたも「えっっっ」となった。正直ねちねち些細なことを細かく描写する文体?に飽き飽きしていたが、この展開でやっと読み切ろうという気持ちになったのは印象的だ。
    最後の下「先生と遺書」では、上と中の伏線回収のような感じだった。この手紙は先生から私宛に書かれたものだが、「私」に向けた「あなた」が次第に呼んでいる自分自身のことを指しているので

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    2024年08月14日
  • 草枕(新潮文庫)

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    2002年に留学先の和書コーナーで購入し、日本語の奥深さ・複雑さ・美しさに改めて感化した作品。
    この作品が私を読書狂いにしている。

    ◾︎ 再読記録@2024.08
    2024年に後書きを含めて久しぶりに読み返し、
    なんとも懐かしい思いになると同時に、
    お終いはこういう終わり方であったか!、
    (後書きを読んで) 漱石先生はかういう気持ちで買いたのか…、
    など、昔は感じられなかった感覚があって面白かった

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    2024年08月08日
  • 吾輩は猫である

    購入済み

    ユーモアと切れのいい文章

    夏目漱石のデビュー作であり初期の代表作でもある。「作者は処女作の中にその後の全てがある。」という格言があるが、大文豪 夏目漱石もその代表例である。小学校高学年の頃初めて読んだが、難しい単語はともかくとして そのユーモアと切れのいい文章にとても惹かれ、何回も読み直したのを覚えている。その時の感動は今でも生きている。

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    2024年08月07日
  • 吾輩は猫である

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    この作品は、地の文が苦沙弥先生の家に住み着いた猫に
    よるもので一貫されていて、人間心理の内側はまったく見えないので、
    各人の言葉の裏側をのぞき見ることができません。

    猫は実質主人公ですが、ストーリーを動かす力はまったくなく、
    折々のシーンの空間に『居ても構わない』立場、
    かつ、人間よりも幅広い高低差レンジでの機動力を活かして
    人間を俯瞰視しつつ、事細かい観察でもって数々の批評を
    繰り出しては読むものの笑いを誘います。

    恐らくこの作品はオートフィクションであり、漱石本人の
    自虐ネタがふんだんに盛りこまれていて、
    それをとりまく家族や交友関係を巻き込んだ
    壮大なイタズラ心で出来ていると思います

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    2024年07月21日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    苦慮して作り上げた文体は正直なところ意味を掴めないが、美しさは伝わってくる。西洋的なハイカラな思想が昔ながらの考えにぶつかる、そこで起きる波紋というのも一つのテーマとして感じる。藤尾は美しく傲慢な女として描かれているが、こんな人は現実に実際いそうだ。自分の美しさを把握しているから、人に対して小悪魔に振る舞ったりする。その我儘さが美しさに拍手をかける。みたいな。まぁ、こんな人には敵わない。なんだかんだで結局美しさに敵うものはないのではないか。と勝手に思ったりもする。
    藤尾だけではなくて、この小説に出てくる人は皆現実にいそうだと感じる。それぞれが自立した性格を持っていて、そのもつれの中で結末を迎え

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    2024年07月15日
  • 明暗(新潮文庫)

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    夏目漱石の未完にして遺作。しかし、もしここで漱石は『明暗』の完了を考えていたとしたらどうだろうか。『明暗』を読み終えて、小説がここで終わっていてもいいのではないかとも思える。

    漱石と言えば、私は高校生の時に現代文の授業で、『こころ』を読み通し、読み込む授業を受けた。クラス担任の国語の授業である。『こころ』は日本近代文学の最高傑作であるとされ、当時国語が苦手であったので、知識や読解力がなく、深い意味がよく分からなかった。大人になった今、読み直してみたい作品である。

    これまで、『こころ』の他に『坊ちゃん』『三四郎』『それから』『門』『草枕』を読んだ。どれも当然面白かったが、何度読み返しても面白

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    2024年07月04日
  • 明暗(新潮文庫)

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    ブッ刺さった。今の自分にグサグサ刺さる…
    体面を気にしてるのに、壁を作ったり、牽制することでしか自分を保てない。一度した結論を納得しながらどこかで
    変わるんじゃないかと思ってる。でも自分からは行動を移せない。自分を表現することと相手を理解することのバランス…

    少々ダウナーに浸ります
    漱石すげぇ

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    2024年06月10日
  • 夢十夜

    購入済み

    キラリと光る小粒の宝石

    永日小品とならんで夏目漱石の中でもっとも好きな作品である。これでもかと言わんばかりの大作名作揃いの作品群の中でキラリと光る小粒の宝石のような作品である。とりわけこの作品は幻想味があって漱石としては大変に珍しい作品である。

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    2024年06月08日
  • 行人(新潮文庫)

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    教科書以外でしっかり夏目漱石読んだの初めてだったけど、めちゃめちゃ面白い
    緻密で少し神経質な感じがする文体が良い

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    2024年06月01日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    第一夜で引き込まれて、
    第三夜で恐怖し慄き、
    第八夜が物凄く面白く好きだった。

    オムニバス的で読みやすく、一夜のたびに引き込まれて非常に味わい深い十夜でした。

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    2024年05月15日
  • 吾輩は猫である 上

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    こんなに面白いと思ってなかった。
    登場人物(と猫)のキャラクターみんなそれぞれ癖があって、尚且つ、互いに論じ合ってなんだかんだ仲良く和気藹々としてる感じがとても良い。
    日本社会への風刺も、痛烈とならず、小気味の良いリズムで描かれていて、面白い。
    120年前に書かれているのに令和に通ずるものが多く、痛快。

    日本文学を、夏目漱石を読むなら、まずは「吾輩は猫である」を読んで欲しい!

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    2024年04月26日
  • 虞美人草

    000

    ネタバレ 購入済み

    作品末尾の漱石節

    草枕の頭の漱石節は有名ですが、
    本編ではほぼほぼ最終ラウンドで漱石節が炸裂、
    考えさせられます。
    ハムレットの恋人役のオフェーリアを彷彿させる藤尾さんの最期、
    脳足りんの毛唐と違って、元祖ツンデレの藤尾さんの方が全然いいです。
    漱石といえば三角関係の白眉となる出来の本作をお楽しみ下さい。
    お好みで。

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    2024年04月12日