夏目漱石のレビュー一覧

  • こころ
    高校の時に教科書で出会ってから数年おきに読み直してるけど歳をとるにつれて感じ方が全然変わってすごい
    先生と同じくらいの歳になった頃にまた読んでみたい
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    『蜜柑』
    この短編は学生時代にも授業で取り上げられていたし、大人になってからも何度か読み直す機会があったのですが、歳を重ねるにつれ、娘が投げた蜜柑の色鮮やかさに切ないものがこみ上げてきます。

    疲労と倦怠、退屈な人生に辟易している「私」の目に飛び込んできた、心が踊るような暖かな色。走り去る汽車で起き...続きを読む
  • 坊っちゃん

    原作と別物として楽しめます。

    大和田先生の作品で、主人公が女の子という時点で、原作小説の筋をほぼ忠実に
    なぞっているとはいえ別物と考えてます。まあ大和田先生だから購入しましたが。
    大和田先生の大魔法峠シリーズのファンなので、大変痛快で面白い作品でした。
    もちろん原作も読んだことがありますが、もう古典といえる作品で、これを忠...続きを読む
  • こころ

    屈折した「先生」の話

    書生である「私」は「先生」に心惹かれて交流を始める。謎めいた先生の過去は最後に遺書として明らかになるもので、それまで不思議で仕方なかった。面白かったです。
  • 虞美人草
    表現が難しくて理解できないところも多いけれど、
    不思議と美しい文章だと感じられる。

    調べながらだと読み進められないので、
    なんとなくで読み進めて3回読みました。

    人間関係の構図はわかりやすく、
    心情や状況の描写に集中できる。

    自分のために、他人を犠牲にして生きるな。
    知識だけではなく、情をもて...続きを読む
  • 文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒
    今までいろいろ怪談モノ読んできましたが、この本が一番読んでる最中にゾワゾワとしてくると言いますか、読者のメンタルが不安定になっていくような恐怖を感じさせてくれて、とても面白かった。

    目が覚めた後に振り返ると理論の展開がおかしいことに気づく夢物語と言えばいいか……夢を見ている最中は変な展開になっても...続きを読む
  • 吾輩は猫である
    一度は読んでみたくてチャレンジしました。私には少し難しかったですが何日もかかってなんとか読み終わりました。

    正直で変わり者な主人がなんとも憎めなくて面白かったです。
  • こころ
    人間の罪や本質、今の時代にも通じる寂しや優しさが詰まった作品でした。Kの手紙のもっと早く死ぬべきだったのに、なぜ今まで生きてきたのだろうという言葉に泣きました。
  • 吾輩は猫である
    ラストにやられました。
    波があるようで波がない。猫視点の日常です。
    どう終わるのだろうと思って読んでいたら、驚きました。

    猫が可愛いです。猫が悟りを開いている感じです。

    少し分厚いので、薄い本が好きな人は少し読むのが大変かもしれません。

    ちなみに、私が初めて読んだ文学作品でもあります。
  • 坊っちゃん mt×角川文庫 specialカバー版
    坊ちゃんがさっぱりした性格なので、読んでいてスカッとします。
    学校の教師にあだ名をつけるなど、学生のノリで楽しく読めます。
    本も薄いので、無理なく読めました。
  • 乙女の本棚 女生徒
    今も昔も思春期の子というのは変わらないのですね。
    冒頭から最後に向けて少女が大人になっていくようなそんな感覚がこの一冊に詰まってます。
    少女の気持ち何となく自分も10代に感じていた気持ちのような気がして自分に置き換えながら読みました。もっとこの少女の気持ちを知りたい。ご縁があれば元の本読もうと思いま...続きを読む
  • 私の個人主義
    夏目漱石の演説をその言葉遣いのまま文字起こししたもの。

    漱石の言葉遣いの面白さを感じられる。
    内容も現代に通じるところがあるので、なお面白い。YouTubeに朗読版があるみたいなので、それも聞いてみたい。
  • こころ
    初めて読んだのは中学生の時だった。
    自分でも説明できない、心の奥底にひっそりと、でも間違いなく潜んでいる感情を、どこまで自分に向き合えばこれほどまでに意識の表に・文字として表せるものだろうか。漱石はどれほどまで人の心情に向き合い、それをこれほどきれいな日本語で、言葉で表し綴るのか。その驚きと、同時に...続きを読む
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    夕陽と蜜柑の色が鮮やかで、深く心に残る話。
    芥川龍之介はほぼ全作品読んでいて、
    「蜜柑」は好きな作品。
    こんなに素敵なイラストをつけてくれて、げみさんありがとう。
  • 夢十夜

    不思議なお話

    ●とにかく凄く短い物語り
    ●教科書に載っている有名人もの
    活字の苦手克服の為、上記2点を基準に選んだこの物語
     読むと漫画のように頭の中に場面がするする浮かんでくる
    読み易いからだろうか
    1年に1度くらいの頻度で「読みたいな」と本棚を探してしまう本
  • 乙女の本棚7 蜜柑
    心が暖かくなるお話でした(^-^)
    げみさんのイラストがいい感じにお話とマッチしててとても読みやすかったです♪
    このシリーズ読みやすくて本当におすすめです♪
  • 乙女の本棚5 押絵と旅する男
    当時のファンタジー小説みたいなものでしょうか。
    江戸川乱歩発想がすごいですね(^-^)
    イラストも綺麗ですし読みやすかったです(^_^)
  • 文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩
    あー面白かった。
    乱歩のこーゆー系は河出文庫の『不気味な話1江戸川乱歩』読んでたから中身はほとんど知っとる話やったけど、なんべん読んでもおもしろーーい。
    もうこんなんばっかり読むせいで、例えば「人でなしの恋」とか、いやまあまあ変態じみとるけどまああるわいそういうこと、とか思ってしまっとる。
    読んだこ...続きを読む
  • 乙女の本棚4 檸檬
    げみさんの描くイラストが好きで手に取りました(*^^*)
    もうどのページも素敵です。(*^^*)
    檸檬一つでこんなにも物語が繰り広げられるなんてすごいです。
    私の掌が誰のよりも熱かった。その熱い故だったのだろう、握っている掌から身内に浸み透ってゆくようなその冷たさは快いものだった。この表現が好きです...続きを読む
  • 坊っちゃん

    すごくよい。

    著作権の期限が切れていてなのか分からないが、明治時代の文豪の一人である夏目漱石の作品を無料で読めるのはかなり嬉しい。まだ、半分以下しか読んでいないが、主人公の不器用ながらも純粋な態度を貫き通すところが、いとおしくもうらやましくもある。