夏目漱石のレビュー一覧

  • 明暗(新潮文庫)

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    ブッ刺さった。今の自分にグサグサ刺さる…
    体面を気にしてるのに、壁を作ったり、牽制することでしか自分を保てない。一度した結論を納得しながらどこかで
    変わるんじゃないかと思ってる。でも自分からは行動を移せない。自分を表現することと相手を理解することのバランス…

    少々ダウナーに浸ります
    漱石すげぇ

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    2024年06月10日
  • 夢十夜

    購入済み

    キラリと光る小粒の宝石

    永日小品とならんで夏目漱石の中でもっとも好きな作品である。これでもかと言わんばかりの大作名作揃いの作品群の中でキラリと光る小粒の宝石のような作品である。とりわけこの作品は幻想味があって漱石としては大変に珍しい作品である。

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    2024年06月08日
  • 行人(新潮文庫)

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    教科書以外でしっかり夏目漱石読んだの初めてだったけど、めちゃめちゃ面白い
    緻密で少し神経質な感じがする文体が良い

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    2024年06月01日
  • こころ

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    高校生の時に授業で習って以来、
    たまにふと読みたくなり何度か読み返している。
    初めて読んだ時も心にズシンときた。
    先生、K、御嬢さん誰の気持ちになってみても辛い。

    Kが死んでしまうのが分かってるから、なんで早くKに言わないんだよ…!この段階でKとちゃんと話していればなにか違ったかも!とか思ってしまうよ。
    焦ってお嬢さんを手に入れようとする様子やお嬢さんとの結婚が決まったことをKになかなか言わない気持ち、Kが自分宛に遺した手紙に奥さんや御嬢さんが軽蔑するような内容が書かれていないことに安心する様子などは、うわーずるい人…と思いつつもとても人間らしい。
    時間が経つにつれてどんどん苦しくなっていく

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    2025年10月12日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    第一夜で引き込まれて、
    第三夜で恐怖し慄き、
    第八夜が物凄く面白く好きだった。

    オムニバス的で読みやすく、一夜のたびに引き込まれて非常に味わい深い十夜でした。

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    2024年05月15日
  • 吾輩は猫である 上

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    こんなに面白いと思ってなかった。
    登場人物(と猫)のキャラクターみんなそれぞれ癖があって、尚且つ、互いに論じ合ってなんだかんだ仲良く和気藹々としてる感じがとても良い。
    日本社会への風刺も、痛烈とならず、小気味の良いリズムで描かれていて、面白い。
    120年前に書かれているのに令和に通ずるものが多く、痛快。

    日本文学を、夏目漱石を読むなら、まずは「吾輩は猫である」を読んで欲しい!

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    2024年04月26日
  • 虞美人草

    000

    ネタバレ 購入済み

    作品末尾の漱石節

    草枕の頭の漱石節は有名ですが、
    本編ではほぼほぼ最終ラウンドで漱石節が炸裂、
    考えさせられます。
    ハムレットの恋人役のオフェーリアを彷彿させる藤尾さんの最期、
    脳足りんの毛唐と違って、元祖ツンデレの藤尾さんの方が全然いいです。
    漱石といえば三角関係の白眉となる出来の本作をお楽しみ下さい。
    お好みで。

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    2024年04月12日
  • 草枕

    000

    購入済み

    オープニング

    虞美人草の最後と、草枕のオープニングは漱石節炸裂の1番美味しいところ。
    草枕は英訳の訳者に恵まれていて、ピアノ奏者のグルードも好んでよく読んだそうな。
    グルードが読んだ英訳された草枕も読んでみたいものです。
    日本でも売れる気はする。少なくとも、自分は購入します。
    お好みで。

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    2024年04月06日
  • 永日小品

    購入済み

    漱石のエッセイ

    漱石のロンドン時代や帰国してからの身の回りの出来事 子供の頃の思い出などを、現代でも十分に味わうことのできるわかりやすい文章で綴られたエッセイである。「蛇」のようにやや不気味なもの、「行列」のように巧まぬユーモアを秘めたものなど様々な味わいの作品がある。中でも散文詩のような「昔」が特に心に残った。

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    2024年04月03日
  • 二百十日

    購入済み

    台風に荒れる活火山阿蘇

    この時期の夏目漱石の特徴である「世相批判」的なセリフがしばしば出てくるが、それよりも、台風に荒れる活火山阿蘇の大自然描写が見事である。草千里の背の高い草が生い茂った中を強引に歩む二人が、とてもリアルに描き出されている。

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    2024年04月03日
  • 私の個人主義

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    「もしあなたがたのうちですでに自力で切り開いた道を持っているかたは例外であり、また他(ひと)の後に従って、それで満足して、在来の古い道を進んで行く人も悪いとはけっして申しませんが、(自己に安心と自信がしっかり附随しているならば、)しかしもしそうでないとしたならば、どうしても、一つ自分の鶴嘴で掘り当てる所まで進んで行かなくっては行けないでしょう。
    行けないというのは、もし掘りあてることができなかったなら、その人は生涯不愉快で、終始不愉快で、終始中腰になって世の中にまごまごしていなければならないからです。」本文より

    ためになる内容だった。
    繰り返し読んで自分の中に落とし込みたい。

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    2024年04月02日
  • 草枕(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美しい。そして緻密。漢詩の引用とか、主人公が詠む歌とかもおそらくすげーのだろう。

    心の余裕のある時に味わいたい。

    感想が短いのは、つまり、自分の中で解釈しきれていないということですから、お目汚しして申し訳ありません…

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    2024年03月24日
  • 作家と猫

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    猫好きな人は変わった人が多いですよね。
    まさにその通り。
    私は伊丹十三の話がとても好きでした。
    皆さんはどんなタイプの猫好きですか?

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    2024年03月21日
  • それから

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    中盤まで話が動かず根無草の主人公にイライラもした。三千代に思いを告げてからは一体どうなるのかという緊張感を持続させながら物語は一気に最後まで進んでいく。結末は描かれないがあのラストは良いと思った。

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    2024年03月11日
  • こころ

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    12,3歳の頃 年上のきょうだいの教科書で初めて読み、
    その後初めて手にした純文学小説。

    ライトノベルも純文学も、
    いろんな本を
    買って読んで売って
    としている中
    この本だけはいつもどうしてだか手元に残る。

    他の本も読み返すこともあるけれど
    それ以上に この本は何度となく読み返してしまってる。

    10代 10代半ば
    20代前後…

    その時々の読み返す時点で
    みえるものも 読める部分も 感じることも
    ぐるっと変わって 毎度微妙に違う物語を読んでいるような心地になる。

    友情 恋愛 .. 大きく見えやすいテーマはその2点のはずなのに
    それらよりもずっと底深い何かが息を潜めて居る気がする。

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    2025年12月05日
  • 私の個人主義

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    私の個人主義
    著:夏目 漱石
    紙版
    講談社学術文庫 271

    夏目漱石の講演をまとめたものであるが、かなり読みにくい。けっこう難渋しました。
    複文、重文のかたまりであり、かなり時間がかかりました。

    明治という、近代化を始めたばかりの日本にある、自立と開化の雰囲気がよいとおもいました。

    気になったのは以下です。

    ■道楽と職業

    ・こと昔の道徳観や昔気質の親の意見やまたは一般世間の信用などからいいますと、あの人は家業に精を出す、感心だと褒めそやします。いわゆる家業に精を出す感心な人というのは取りも直さず真っ黒になって働いている一般的の知識の欠乏した人間にすぎないのだからおもしろい

    ・職業と

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    2024年02月13日
  • 吾輩は猫である

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    日本文学の古典として一応通らないといけないかなと思い読んでみました。
    古い作品なので分かりにくい言い回しなどありますが、内容としては全体的に軽く、とても読みやすかったです。なかには声を出して笑ってしまうほどの滑稽さもありました。
    ラストの方にとうとう漱石がイギリス留学以降に感じていた(と、思われる)近代以降、増長する個人主義に対する疑念のようなものが登場します。
    また漢詩や古典落語などからそのまま引用や元ネタとする書き方など、ある種のサンプリング的な楽しみ方も随所に見られます。

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    2024年02月12日
  • 私の個人主義

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    夏目漱石のことを偉大で凡人が理解の範囲外に押し切られるような人物だとどこか考えていましたが、自分が読んでも素直に納得できる(凡人にも理解ができる)発言を淡々と述べられる人物だということを知り、ただただ身近な存在に感じることができました。
    他のものも手をつけて行きたいと思います

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    2024年02月02日
  • 漱石文芸論集

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    天才の頭の中を覗いてみたいと常々思っていて、そんな願いが叶う本な気がする。漱石がどのような態度や理論で小説を書いているのかが(全ては理解できないにしても)読めるのはありがたかった。芸術に対する考えは深く頷けるものだった。

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    2024年01月20日
  • 硝子戸の中

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    最初は書斎の中での話なのかなと思いましたが、案外そうでもなかったです。有名、無名に関わらず色々な人が出てきましたが、短命な人もそれなりにいたのが少し悲しかったです。明治時代ということを考えると仕方のないことかもしれませんが。

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    2024年01月05日