夏目漱石のレビュー一覧

  • こころ

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    ネタバレ

    心という実体のない物を、先生の葛藤を軸に僕の眼を通してまざまざと描く筆致に衝撃を受けた。
    先生は僕に、過去の自分を重ね合わせていたのだと思う。先生の告白が回り回って僕を罪深き行動へと誘う場面では鳥肌が立った。人生の歯車が狂い始める瞬間が音なき音として伝わってくる。
    先生を自責の念で苦しめる正体は、自ら作り出した記憶の中のKであり、そのK像から解放されるには自死しか道はなかったのかと思うと悔やまれて仕方ない。人間の深層心理に迫る様はミステリー小説を読んでいるようであり、淋しさが根底に漂う儚くも美しい物語だった。

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    2025年03月18日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    最後まで読めてよかった。
    “恋”の瞬間に立ち会ったような感じがした。
    余韻が良い。
    “それから”も楽しみ!

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    2025年03月13日
  • こころ

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    学生時代に授業の課題として部分部分知っていたものの、今回初めて通して読むことが出来ました。

    改めて、いろんな感じ方がある作品だと思いました。「先生」の言動に対する「私」の捉え方に、同意したり反論したりしながら、あっという間に読み切ってしまった感じです。

    人のこころは当人にしか分かりようがない、に帰結するのかも

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    2025年03月11日
  • 坊っちゃん

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    愛してる。大好きな本。そんなに読書量多く無い人生で、1番好きな本。とにかく読んでいて気持ちが良い。坊ちゃんの理不尽には揺るがされないまっすぐさに共感を覚える。本当に大好きな作品。無鉄砲でも、こうやって生きていきたい。

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    2025年02月25日
  • 二百十日・野分

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    道也先生の演説パートがとてもよかった。共感できない部分もあるけれどあんなに長いのにスラスラ読めて、力の籠もった文章だなと感じた。
    もう少し若かったら刺さってたと思う

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    2025年02月18日
  • こころ

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    この本を読んでいると共感できすぎて読む手を止めたくなる時があるが、読んでしまう。すごく共感できる良本。

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    2025年02月18日
  • 坊っちゃん

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    主人公の心情描写が本当にストレートで正直だと思った。
    現代社会においても赤シャツの様な人間は多い。主人公や山嵐の様な正直さは得られなくても、清が坊ちゃんを可愛がった様に、真っ直ぐで正直な人間に惹かれ、愛す事のできる人間になりたい。

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    2025年02月15日
  • 道草(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いつ同じ様な状況になってもおかしくない、ぬるま湯の身動きの取れない地獄がえんえん続く。ラストの場面で一筋の光明を見ようとする。夏目漱石で一番好きな作品。

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    2025年02月15日
  • 草枕(新潮文庫)

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    古本屋で目に入ったので何十年か振りに返しまし
    た。
    あの「智に働けば・・・」で始まる草枕です。

    一人の画家のモノローグが主な内容になりますが、
    このモノローグの語彙力は尋常じゃないです。

    広辞苑で調べても載っていない言葉が次々と繰り
    出されて、自分の見た事象や考えを表現していて
    明治の知識人の凄みを感じます。

    手に取った本は新潮文庫昭和61年2月25日82刷
    あり、単価は何と200円です。

    消費税なんて存在しておらず、バーコードもあり
    ません。

    たった200円程度で最高峰の文学に触れることが
    できる国なんて他にあるのか?

    これはすごいことだと皆、思うべきです。

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    2025年02月02日
  • 吾輩は猫である 上

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    私の大好きな作者の大好きな本です。猫好きではありませんが読んでいる時は猫好きになります。
    100年以上前に書かれた文章とは思えないくらい令和に読んでも内容がスッと入ってきます。さすが、言文一致を推し進めた人ですね。
    個人的に、我輩の心理描写の書き方がとても好きです。音読すると饒舌になれた気がするので発表前に音読するといいですよ笑

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    2025年01月25日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    全体的な感想
    現代に多い女性との交際未経験の青年が恋をする話。私も主人公の青年と同い年で、なおかつ交際未経験なので、私にやけに語りかけてくるものがあった。どこか他人事ではない気がした。でも、同い年の時に、この作品に出会えてよかったと思う。でなければ、ここまでのリアリティーは感じられていないだろう。物語の意味を考えれば考えるほど、余韻をより深く感じられるあたりでは、噛めば噛むほど美味しくなるガムのような摩訶不思議な作品であった。 

    ネットのレビューにもあったが、この作品は恋する女性に対して、好きという言葉を使わずに、彼女への恋慕の情を表している。これに関しては、漱石先生の文才、もとい彼の小説が

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    2025年01月24日
  • 坊っちゃん

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    登場キャラクターもそれに付けるあだ名もビビットで、世界観に引きずり込まれたo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤
    ポップなので只々楽しく愉快に読み終える。語り手の口が悪いのがなんかツボで、文章の面白さがピカイチだった!!

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    2025年01月20日
  • 作家と猫

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    作家さん方が各々書かれた猫についてのエッセイ、漫画などを集めた本。
    様々な猫論(?)が読めて面白かった。

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    2025年01月19日
  • 草枕(新潮文庫)

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    小説なんか本を開いたところをいい加減に読んでいるのが楽しいという主人公の青年画家に「筋を読まなけりゃ何を読むんです。筋の外に何か読むものがありますか」と、山里の温泉宿で出会ったわけありな宿の娘の那美が返すのだが、本作はその那美の台詞に応えるように、筋以上に素晴らしい「画」がたくさん出てくる。宿での中庭越しに、少しだけ空いた障子の隙間に、一人つかっている湯船の湯煙越しに、主人公がとらえる那美の姿。人が誰も入ってこないような森の奥の池の椿の大群生、那美の兄の家から眺める蜜柑畑の広がり、出征する那美の従兄弟を停車場に送るまでの舟からの通り過ぎゆく眺め。それらが画題を切り取るように画家の目を通して描写

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    2025年01月20日
  • 吾輩は猫である

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    登場人物が魅力的です。面白くて記憶に残る名前も作用して、みんな(主人公と仲の良い人たち)を好きになれました。
    猫が猫らしく一歩引いて物事を見ているので読みやすかったです。ラストはびっくりしたけど。

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    2025年01月18日
  • 吾輩は猫である

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    長い。文字数が多いからなのか。長い。

    吾輩は猫である、という語りから入るから猫目線の人間の日常やら猫同士の日常を書いてあるのかとあもったらそれは最初だけ。
    それ以降は、吾輩と主人の周りで起きた日常を、ひたすら書いてあるだけ。それに猫(漱石?)がツッコミを入れていくというなのがだらだら続く。
    途中挫折しそうになったが、いざ終わってしまうともっと日常を見ていたいという気がして、寂しいから不思議。
    最後の章で女性のダメなところをかいてあるところがあるのだか逆にその時代の女性からみた男性のダメなところはどういう風に笑い話にしていたのか気になった。
    最後に教えてくれるのは
    酒の飲み過ぎは良くないのと

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    2025年01月17日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    人名の呼称がコロコロ変わって場面を追うのが難しく、文章が少し難解で文量も多かったため読むのに時間がかかったが徐々に小野の煮え切らない性格のせいでどうしようもない袋小路に突き進んでいく様子は読んでて心が痛んだ。相手の気持ちを想像しすぎるあまり優柔不断になるのはよく分かる。道義が大切。

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    2025年01月12日
  • 坊っちゃん

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    とても面白い。今の人でも理解できる作品。古典として分類される作品だと思うが、読み継がれてきただけのことはあるなと思った。

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    2025年01月12日
  • 道草(新潮文庫)

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    『明暗』の前にこの作品があるのだなと思うと感慨深い。

    筆者自身の環境の変化(入院と退院)がこの批評に影響をもたらしてるのは多分にあるが、本作品中盤から、人物描写がさらに透徹していき小説家としてまた違うステージに立っているような気がする。この小説家としての技巧の変化は『明暗』に引き継がれていったのだなという淡い感想を抱いた。

    谷崎潤一郎は『明暗』を屁理屈を重ねたものだというような批判をしていたような覚えがあるが確かに受け入れることの出来る批判だ。

    しかし各登場人物の行動を細部にまで理屈立ててその原理を描写し、あたかも登場人物に対して絶対的な神のような存在になったかのように思えるまでの心理描

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    2025年01月12日
  • それから(新潮文庫)

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    はたしてハッピーエンドだったのかそれともバッドエンドだったのか。
    それはそれからの代助しかわからない。
    代助の心理描写や思考が所狭しと出てきてとても面白い。
    自分だったらどう選択するのか?そしてその選択の先は正解なのか?所々でこんな事をじっくり想像してしまって非常に良い読書体験だった。
    言葉が古いから読むのに時間はかかるがそれでも色々考えさせられる良い物語である。
    自分の人生は果たして正しい道を行っているのか?
    そんな自分の人生を見直す良い機会になるだろう。

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    2025年01月06日