夏目漱石のレビュー一覧

  • 門

    Posted by ブクログ

    いったいいつ購入したのやら。定価200円って!
    化石化する前に発掘できたというレベルだが、『それから』があまりにも動きのない小説で、ようやく最後に動き出す気配があったのならば、気になるじゃないの、先が。

    語らずとも物語る2人の来し方。いいねぇ、この奥ゆかしさ。そしてその過去があるからこそ、お互いがお互いだけを頼りとし、信頼し合っている姿は夫婦のある意味理想だと思う。

    好きだ。漱石ものの中でも気に入りに入った。

    0
    2025年11月29日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    10/24の #ヨンデルホン
    #吾輩は猫である / #夏目漱石(#新潮文庫)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    夏目先生、読み終わりました。小説の概念が変わりましたよ。当時の読者は、どこをおもしろがっていたのでしょう。そして、文豪と呼ばれる理由も分かりました、先生は文がお上手ですね。さすがです。

    2025/05/28 22:50
    #ヨミハジメ
    夏目先生、「箆棒」と書くのですね、「べらぼう」。勉強になります。それと、字が多いです。頁が遅々と進みません。

    2025/05/29 21:14
    夏目先生、「坂本竜馬」に「天璋院」、幕末がお好きですか?
    それと、枚数が多いからでしょうか、1枚1枚が薄い気がし

    0
    2025年11月28日
  • 夢十夜 他二篇

    Posted by ブクログ

    本書には、「夢十夜」「文鳥」「永日小品」の3つの小品がおさめられています。

    「夢十夜」
    人間の深層心理をえぐっているような、とても怖くてゾクゾクするもの(第三夜)もあれば、漱石の芸術観が表れていて興味深いもの(第六夜:運慶の彫刻)もあります。何度も読み返したくなる文章です。さすが!と思いました。

    「文鳥」
    漱石が執筆するときの“さらさら”というペンの音。文鳥の“千代々々”の声。静かな場面を演出していました。文鳥の観察がとても細やかで、文鳥を“淡雪の精”と表現しているのが素敵でした。漱石のちょっと不器用な一面や、もの悲しさが感じとれました。

    「永日小品」
    漱石の人柄を垣間見ることのできる随

    0
    2025年11月26日
  • それから(漱石コレクション)

    Posted by ブクログ

    audible 。1909年朝日新聞で連載された「それから」について、「日糖事件」が出てくるなど当時の政治や国際情勢についても取り入れられているという新聞記事を見て俄然読む気になった。
    聴きながら「青空文庫」を読むという初挑戦でもあった。口語体の文学を完成させたという漱石の作品は、いま読んでも何の障りもない、さすがである。

    0
    2025年11月21日
  • こゝろ

    Posted by ブクログ

    こういう人は多いと思いますが、初めて読んだのは高校の国語の教科書ででした。先生とわたしの関係から始まり、謎めいた先生の行動、それを探ろうとするわたし、そしてそれだけで1つの話が完結するような先生の遺書。先生に隠された謎を追うところは、まるで推理小説の謎解きのように先へ先へと読み進めてしまえます。ミステリは殺人事件だけでなく、身近な人のこころの中にも潜んでいるのでしょう。これまで何度も読み返し、その度に新たな気付きがある、私のバイブルです。

    0
    2025年11月18日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    寝る前の本、としてゆっくり時間をかけて読み終えた。
    時代を感じさせない今でも通用する感覚に笑ったり不思議に思ったりした。
    読んでいて、自分は自分で良いと言うことを感じた。
    中学生の頃チャレンジしたが挫折
    60歳過ぎて面白く読めた。
    楽しい時間でした。

    0
    2025年11月14日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人間が何故ここまで「物語」に魅了されるのかは、悉皆謎なので有りますが、しかしながら、不勉強ながら、漱石先生の才覚に驚嘆するばかりです⁉️
    普段、思考に耽りがちな方は、この『彼岸過迄』という作品を読む前に、漱石先生の前期3部作を通読されると、尚世界観が深まるのではないでしょうか⁉️
    私事ですが、残り2作がめちゃくちゃ楽しみです‼️

    0
    2025年11月11日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    テンポがよく、何度読んでも面白い作品です。

    読み返すたびに思うのは、「坊っちゃん」のまっすぐさを支えていたのは、清の大きな愛だったということ。

    私利私欲にまみれた人たちの中でも、坊っちゃんが自分の信じる道を迷いなく進めたのは、いつも変わらず味方でいてくれる清の存在があったからなのかもしれません。

    もし我が子が坊っちゃんだったら、私は清のように無償の愛で見守れるだろうか。

    そう考えると、今回は坊っちゃん以上に、清から多くのことを学ばせてもらいました。

    読み終えたあとも、山嵐や赤シャツ、うらなりたちのその後を勝手に想像して楽しんでいます。

    きっと、また読む一冊です。

    ********

    0
    2026年07月23日
  • 小説 こころ

    Posted by ブクログ

    こころとは不思議なものだと思いました。自分の方が勝ちたいという気持ちと相手を思いやる気持ち、その葛藤をすごく感じました。そして、勝っても得るものは少なく、失うもののほうが大きい。しかし負けたとしても、失う。そういうどうしようもない複雑な感情を描いた作品でした。

    0
    2025年11月01日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    8/14〜10/31
    青空文庫でコツコツ

    わ〜ゆっくり(会社で)読んでいたら結構時間かかっちゃった。とても面白かった。感想はゆっくり書くよ。夏目漱石の文好きだなぁ、他の作品も読みたいな。(つづく)

    前半は猫の語りが多いからスラスラ読みやすく、猫がどう考えるのか、猫から見た人間の面白さなどが伝わってくる。中盤から後半にかけては、主人とその友人たちとの他愛のない(しょうもない)生活について、会話文中心で、猫の補足(ツッコミ)という形態になってくる。このあたりからじっくり読む(時間がかかる)イメージ。

    内容の備忘
    1 猫と主人(苦沙弥)との出会い
    何にも優れていないのに、何にでも手を出す主人

    0
    2025年11月10日
  • 明暗(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小林ー!小林よー!
    と卑屈で屁理屈こねこねで強烈な小林に胸焼け気味にもなりましたが、なぜか引き込まれて夢中になって読みました。

    あと、話している間の心理描写もすごいです。
    相手の考えていることを推測してみるけど、夫婦でも兄妹でも、当たらないもんなんだな、と。
    ですが、軽蔑の感情だけは伝わる…ので、自分も気をつけたいと思いました。

    未完の小説ということで、「本当はどうなの?!」と気になることはたくさんあるけれど、読んでよかったです!

    0
    2025年10月23日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

    Posted by ブクログ

    2025/10/23
     自分はただ待っていると答えた。
    すると、黒い眸のなかに鮮に見えた自分の姿が、ぼうっと崩れて来た。静かな水が動いて写るが影を乱したように、流れ出したと思ったら、女の眼がぱちりと閉じた。長い睫の間から涙が頬へ垂れた。――もう死んでいた。

    0
    2025年10月23日
  • こころ

    Posted by ブクログ

    この本の静けさが好き。人間の心の闇みたいなものが生々しく描かれていて引き込まれていった。到底理解し難い部分もあったけど、そこは何だか神秘的とさえ感じた。

    0
    2025年11月22日
  • こころ

    Posted by ブクログ

    一言でこの作品を言い表すなら、
    登場人物全員、童貞拗らせすぎィィ!

    自分の心に素直に生きて、自分を愛せないと他人なんて愛せないよと。人の気持ちなんて分からないし、真実の愛とか、ホンモノの関係なんてそんな簡単に作れないし、見えないし。でも、それでも、自分を愛して、目の前の人を愛さないと、目の前の人間は、生身の心を持った人間なんだって気付かないと幸せにはなれないんだろうなぁと。
    独りよがりに考え込み過ぎるのもダメですね。
    学問ばかりする男って、、みたいな感じで作品でも触れられてましたが、哲学的な学問をやり過ぎるというのは如何なものかなと考えさせられる作品でした。

    途中の御嬢さん&Kの関

    0
    2025年11月03日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    四半世紀前に挫折したのを、初めてちゃんと読んだ。なるほど激務で20代だった私には、歯が立たなかったわけだ。今、ちゃんと自分なりに根気良く付き合うと、歯応えもあり、周りに人がいても声を出して笑ってしまったり。(奥泉光の「吾輩は猫である殺人事件」から戻ってきたのは、内緒)

    0
    2025年09月21日
  • 硝子戸の中(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    漱石のエッセイです。兄弟のこと、母のこと、自分のこと、友達のこと、飼い犬のこと・・・・・
    身辺に起きたことを語るその描写は、真面目に言っているのに妙におかしく思えたり。何だろう、このおもしろさみたいなものもあり。それだけでなく、さりげない優しさも文章全体にしみわたっています。

    人との会話の中で、自分の主張もするけれど、(それが結構おもしろい)相手への気遣い、思いやりが感じられるのです。メンタルを病んだことのある漱石だからこその温かみのある言葉。「漱石さんて、いい人なんですね」と声をかけたくなります。

    他人の死を通して、自分の死を考える描写に、心に訴えかけるものがありました。49歳で亡くなっ

    0
    2025年09月19日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    僕に云わせると、恐れないのが詩人の特色で、恐れるのが哲人の運命である。僕の思い切った事の出来ずに愚図愚図しているのは、何より先に結果を考えて取越苦労をするからである。千代子が風の如く自由に振舞うのは、先の見えない程強い感情が一度に胸に湧き出るからである。彼女は僕の知っている人間のうちで、景も恐れない一心である。だから恐れる僕を軽蔑するのである

    信念の欠乏

    漱石の男ってみんなこんな、よく言えば思慮深く、悪く言えば理屈っぽい臆病。
    愛してないのに嫉妬なんて卑怯って、ど正論。結局千代子はどうだったのか、明言されてないからこそ惜しいことをしたのか。惜しいことと思っているのか。そこらへんを永遠にもや

    0
    2025年10月12日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    坊ちゃんは無鉄砲な性格から子供の時から損ばかりをしてしまいます。小学生の頃は、何か問題を起こしても母親が一緒に謝ってくれましたが今度はそうはいきません。なぜ無闇をしたのか深い理由があったわけではなく、自分の心のまま好きか嫌いかで行動を決めてしまいます。この小説の最後では坊ちゃんは仕事を辞めて、東京に帰ります。無鉄砲な性格の坊ちゃんの一時的な願いは叶ったものの、結果的に損をしてしまったお話です。
    短期は損気になります。周りや自分の感情に振り回されることなく、理由をもちながら行動をしていきたいです。

    0
    2025年12月17日
  • 道草(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    漱石先生の金言がところどころに見られて読んでいてハッとさせられた。
    特に、p183の「何故物質的の富を目標もして今日まで働いてこなかったのだろうと疑う日もあった。〜みんな金が欲しいのだ。そうして金より外には何にも欲しくないのだ」島田のことを「彼奴の事だから人情で淋しいんじゃない。慾で淋しいんだ。」と評した120ページ、p223の「衰えるだけで案外変わらない人間のさまと、変わるけれども日に栄えて行く郊外の様子」の対照。ここ、「坑夫」での漱石先生の主張「人は時事刻々変わって行く」の主張と矛盾しないか?そして最後p333の「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起こった事は何時までも続くの

    0
    2025年08月23日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    年を重ねないと読めない小説というものもあるものだ。
    還暦も過ぎてそろそろ古希を迎えようという歳になって、初めてたいそうおもしろく読めた。

    0
    2025年08月21日