夏目漱石のレビュー一覧

  • こころ

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    近代文学、最初から惹き込まれた。
    スイスイ進む。
    「平生はみんな善人なんです。……それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです」
    根っからの悪人て確かにいないよなと思う。

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    2026年08月02日
  • 坊っちゃん

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    主人公が破天荒で面白かった。山嵐とタッグして、最後赤シャツをボコボコにして、故郷に帰るのが良かった。
    主人公のことを慕う使用人の清と、清がなんでそんな自分だけ慕うのかわからん。と思いながらなんだかんだ清の手紙を楽しみにしていたりする関係性も良かった。

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    2026年08月02日
  • こころ

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    学生時代、教科書や読解問題などで触れたことはあったが、読める自信がなくずっと手にしていなかった
    夏目漱石。

    さすがこれが日本の文豪の作品なのか。
    人間のこころの動き、感情の表現がすごい。

    読めて良かった。

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    2026年08月01日
  • こころ

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    漱石先生の代表作。高校の国語の教科書で〈下〉の一部を読み、凄みを感じて以来、しっかりと一冊を通して読んでみたいと思っていたが、今回純白に金文字の限定ブックカバーverに惹かれて遂に購入。

    「先生」の人生を巡る壮絶な物語。日本人たるもの一度は読むべき傑作である。

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    2026年08月01日
  • こころ

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    ネタバレ

    非常に面白かったですね。
    しっとりと心の中に物語が沈んでいくような感覚がありました。

    初めてこれを読んだのは高3でしたか、高2でしたか、先生の遺書の一部だけが教科書に載っていまして、割としっかりめに読まされた記憶があります。
    割としっかりめに読んだ記憶があります。
    当時の僕は正直、面白さがよくわからなかったです。
    三角関係の末自殺するなんてKも馬鹿だなとすら思ってました。
    おまけにそれで病んで自殺する先生も先生だろとさえ思っていました。

    大学生になり、せっかくだし、『こころ』全部読んでみるかと手に取ってみましたが、近代的な文章が肌に合わず、全く内容が頭に入ってこない。
    そんなこんなで途中で

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    2026年08月01日
  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    ずっと読んでたけど全然読み終わらなくて、結局1ヶ月くらいかかってしまった。
    全体的にはコメディ調で、とんちの聞いた話が多い。笑った。
    吾輩は猫であるが書かれた時代が丁度西洋化が結構進んでいたこともあってか、西洋化への批判も書かれていた。

    西洋の思想は日本のこれまでの思想とは正反対だから受け入れ難いっていう意見は、福沢諭吉はじめこの時代のインテリはよく考えていたんだなあと思った。
    もう西洋思想にどっぷり染まってしまった今だからこそ、従来の日本の考え方顧みることも大切だし、それを取り入れた方が生きやすくなりそうだ。
    それに加えて個性の話もあった。私の考えがちょっと足りてないけど、今の個性ってどう

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    2026年07月29日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    先生は最後、死を選んだ。自殺念願を持つ第三者が亡くなってたという訃報を聞いて、先生は生きた35年と、自殺であればどちらが苦しいのか考えたさきに自殺という選択肢をとった。
    罪の意識を持つ先生は、より苦しい選択肢をとったのか、楽な選択肢をとったのか。これまでの人間らしい先生の性格を見ると、楽な選択肢をとった結果なような気もする。

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    2026年07月27日
  • 坊っちゃん

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    夏目漱石先生ごめんなさい!

    こんなに面白いとは全く思っていませんでした。

    どうせ、学校の授業でやる程度の当たり障りのないものだろう。

    って思いこんでいました。

    とんでもない! めちゃくちゃ面白かったです。

    とても明治時代の本とは思えないほどにあの坊っちゃんが対峙したモヤモヤがヒシヒシと伝わって来ました。

    名作と言われるわけぞなもし。

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    2026年07月25日
  • こころ(まんがで読破)

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    教科書で読んだことがあるのですが、ずっと先生目線のお話かと思っていました。まさか先生の遺言が語る過去回想ストーリーであったとは!作中では先生は人のことを信じられないと言っていましたが、私は少し違うと思いました。先生は友を裏切って好きな子と結婚した自分自身を信用できないのだと思います。自分のことを信用できないから、自分をはじめとする人間を信じられなくなってしまったように思えました。また、私が先生と同じように、友情と恋愛で板挟みになっている立場だったらと思うと耐えられません。物語を読みながら、私のこころも揺れ動いてはらはらしていました。

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    2026年07月21日
  • こゝろ

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    人間の生々しさを存分に味わえる物語でした。先生程勉学に励んでいる物でも、恋1つで如何様にも生き方に矛盾をはらむのことができる。理路整然とした語り口で遺書は進んでいくけども、そこにはたくさん人としての間違いが転がっています。俯瞰して読めば、あぁ、ここでこうすればねー、と言えるのですが、自分が当事者だと絶対にそう正しく生きることができない。この作品から百余年、今でも名作と語り継がれるのは、人間の根底にある、愚かでどこか可笑しい「こころ」は変わらず、誰もが共感できるからではないかと思います。

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    2026年07月19日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    「あなたはまじめですか」

     この問いが深く残る作品である以上、読者にもそれ相応の態度が必要になる作品だと思う。

     親族に裏切られ、なのに親友を裏切ってしまった先生と、文字に起こせばそう目新しいものでもないものに感じられるのに心理の生々しいリアリティに引き込まれてしまった。

     裏切りを憎みながら自分も裏切ってしまった先生、狡猾に立ち回りKを殺してしまったのにも関わらず妻に告白し楽になることはできない先生、心理についてありありと分析できるのに肝心のKや妻の気持ちは分からなかった青春時代の先生。

     醜さと高潔さを抱え、自分の矛盾に悩みながら孤独に生き続けた先生には、とても大きな魅力があると思

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    2026年07月17日
  • こころ

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    さすがとしか言いようがない。
    読みやすく、心理描写が深く、惹きつけられる。
    特に「先生と遺書」のK登場からの後半は、ぐいぐい引っ張られ、先が気になってしかたなかった。

    何十年も前に一度読んだことがあったから、読み進めていくうちに結末を思い出しはしたけど、その時よりもさらに素晴らしさが理解できた。

    これは再読の価値ありです。

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    2026年07月16日
  • 坊っちゃん

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    一癖も二癖もある人たちとの間で苦悩しながらも、曲がったことは許せない性分を貫く主人公に、とても共感を覚える。

    そんな中、清の温かい存在がいつも心の居場所として、主人公を支え続けたことに慰められた。

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    2026年07月15日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    夏目漱石の『夢十夜』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズの一冊です。
    書名の通り、十の夢物語が収録される短編集です。
    夢特有の不可思議さを言葉にするのは大変難しいと思いますが、流石は夏目漱石と言いたくなる良書です。
    個人的に第七夜が好きで、覆水盆に返らずだなぁとしみじみ思いました。
    本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、本作では夢十夜の独特すぎる世界観を補完するように鮮やかなイラストが踊ります。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、とても楽しい読書となりました。

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    2026年07月03日
  • 坊っちゃん

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     夏目漱石が「坊っちゃん」を発表して、今年で120年になるのだそうです。
    それを記念して、先頃、新潮文庫から愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」の特別カバー版が期間限定で発売されました。(ここではお示しできなくて残念)

     キャラものが好きなわたしが飛びつかないはずもなく、見るなり購入しました。
    で、いつ振りだか分からない再読をしました。

     世の中が大きく変わったせいか、今読むとコンプライアンス的にどうなんだろうという出来事満載ですw
    これも再読の妙というものかもしれません。

     自他ともに認める無鉄砲な坊っちゃんは、父の死後、兄から600円をもらって物理学校に入り、1年で200円ず

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    2026年07月01日
  • こゝろ

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    『とにかく恋は罪悪ですよ。よござんすか。そして神聖なものですよ』

    先生が「私」に語ったこの言葉は、恋心が人の心を狂わせる一方で、どんな手を使ってでも誰にも譲りたくないという人間の強い気持ちが、愚かしくも、どこか尊いものであるということを暗示しているように感じた。

    物語の終盤で、人間は決して完全な存在ではなく、常に利己的な本能に振り回される哀しい生き物なんだと突きつけられ、息苦しさを覚えた。だけど、どこかで救われるような、ほっとする感情も覚えた。人間とはそういうものだ、と誰かにそっと肩を叩かれたような感覚に近い。

    生々しい人間のリアルな葛藤が、これでもかと描かれる本書。先生が私に伝えた心情

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    2026年07月05日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    子供の頃、祖父の通夜で熊本の田舎に車で帰った。

    会場に着いた時にはもう夜で、車から降りて夜空を見上げると、落ちてくるのではないかと怖くなるほど大きな満月があった。
    そしてその周りには神様がパッとばら撒いて散りばめたような星屑たちが、チラチラと輝いていた。

    その景色はプラネタリウムで見た星空よりずっと綺麗で、別世界に迷い込んだようで、思わず首が痛くなるほど見入った。

    その中に3つ綺麗に並んだ星を見つけて、あれがオリオン座か〜と呑気に思ったこと、今でもオリオン座を見るたびに思い出す

    ちょうどこんな晩だったな、と

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    2026年06月27日
  • こころ

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    タイトル通り人間のこころと向き合うような内容です。

    展開としては単純なのに、なぜこうも名作と言われるのか。
    恋愛沙汰で自殺するなんて。
    と初めて読んだ学生のころはよく分かりませんでした。

    歳を重ねて改めて読み返してみると心理描写がとても丁寧で、どんどん自分の中にも黒い影が渦巻いてくるようでした。
    自分に正直であること、人に正直であることの難しさを感じました。

    大正の頃の小説なので、今とは男女の価値観が違い、女性の立場からだと理不尽に思うところもありました。
    現代では使われない漢字や表現も多いので、全てが理解出来たかと言われれば難しいのですが、再読を重ねるとまた新たな感想が出てきそうです。

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    2026年06月26日
  • こころ

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    久々に読んで読後にため息。
    つらつらと読んでいるだけで、淡々と進む細かい描写で解像度上がりすぎ。追体験してるようで心が忙しい。
    大まかなストーリーはそこまで意外ではないと思うのですが、そのせいか登場人物の心情により入っていきやすかったのかな。
    「サラッとあらすじを教えて」と言われたら、私の説明ではきっと「どこが名作なの?」となると思います。

    ここまで緻密にやってくれるからこそ、それぞれの言動の背景までキッチリ理解したうえで迎えるこの展開。特に先生の遺書の章は胃がキリキリしそうでした。
    あーもーこれ以上は!と、ズッシリ重くなりきって「ハァー」と終わりました。

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    2026年06月26日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    何から書けばいいだろうか。

    高校生のときに初読し、心を鷲掴みにされたという記憶だけが強く残っている1冊だった。
    10年振りに再読した。

    当時は主人公を身近に感じなかったし、初読の時はある意味ミステリみたいな感覚で、先生のいう悲劇や隠しているものはなんだろうと思って夢中で読み進めていたかもしれない。
    今回は大筋はだいたい知っていたのもあるが、主人公により感情移入した。
    これは私が恋を知ったからかもしれない。

    主人公が若くて、先生に対して色々期待し、思ったより反応が薄くてがっかりするのは非常に親近感が湧いた。
    先生は「私」が恋の心で動いてきていると言っていて、ある種の片想いを先生にしていたと

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    2026年06月25日