夏目漱石のレビュー一覧

  • 私の個人主義

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    夏目漱石先生が病で亡くなる5年前に各地で行った講演を主にまとめている。

    夏目漱石先生は小説の執筆だけでなく、講演もされていたのはちょっと驚きだったが、これがとても面白い。

    講演の中に出てくる謙遜や周囲を引き立てる話もユーモアに溢れ、話の導入は分かりやすくも、話す内容は明快だが斬新で、100年以上前の社会のみならず、今にも通用する事ばかりだった。

    講義の断片だけ見ても、当時の社会で余程愛された人だったんだなと感じられる。

    講義は6講義に分けられ、主たる内容は以下

    『道楽と職業』
    ・自分中心に行うのが道楽、他人中心に行うのが職業
    ・文明が進むにつれ、仕事は分業化し断絶してくる

    『現代日

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    2021年10月03日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    後期三部作の一つ目。主人公の敬太郎がいろんな人の話を聞いていく話。

    もう面白かった‼︎ 最初のほうは「何じゃこりゃ…」といった感じで、なかなか読み進められず、夏目漱石のせっかくの作品なのに好きじゃないわと周りにも言っていたくらい、もう義務感でじりじり読み進めてたんだけど、須永くんとか千代子ちゃんとかの話が出てきたあたりで止まらなくなっちゃって、最終的には読んで大満足の作品になった。須永くんの、なんか内気な一人で考えて一人でうじうじして一人で怒って一人で完結しちゃうとこなんかは自分にもこういうとこあるよなあ…と自分を振り返らずにはいられなかったし、須永くんと千代ちゃんがまとまらないのには切なく

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    2021年09月11日
  • こころ

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    本を好きになったきっかけの一冊。
    教科書にも載ってて授業で詳しくやってたからか内容を少し理解出来たような出来ないような。
    それでも読む度に違う感想がでる。私の中で。

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    2021年09月02日
  • 行人(新潮文庫)

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    夏目漱石(1867-1916)の後期の長編小説、1914年。 所謂後期三部作の二作目で、『こころ』へと続くことになる。

    生きていく人間を苦しめるこの世界の厳粛な事実というのは、根本的にはただ四つだけだと思う。①人間は必ず死ぬということ(有限性)。②人間は時間を戻せないということ(不可逆性)。③人間は他者の内面を知り得ないということ(不可知性)。 ④人間は自己を知るということがいかなる事態かを知り得ないということ(自己関係性)。

    このうち、本作が扱う主題は③の苦悩である。



    他者の気持ちを知ること、他者の気持ちを操作すること。これらは理性の限界を超えている。他者は理性にとって予め到達不

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    2021年08月18日
  • 思い出す事など 私の個人主義 硝子戸の中

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    「私の個人主義」かの大文豪漱石が、終末期に学習院大学で講演会をした文字起こし。他人本位でなく自己本位の生き方の重要性を説き、義務心を持っていない自由は本当の自由ではないと語る。懊悩を赤裸々に講演してて意外だった。あと、漱石って結構謙虚。何度も読みたい。

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    2021年08月08日
  • 吾輩は猫である

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    ある意味では至高。

    猫ちゃんのひとり語りです。
    途中で語るのに飽きてカマキリ狩りに行ってしまったり、自由できままでのんびりな名もなき猫。

    猫の視点から見た、飼い主やその友達は皆んな個性的で、みんながみんな中に生きています。
    難しい言葉選びも多いのですが、一度慣れてしまえばコメディ映画を観ているような感覚で楽しめる作品かと思います。

    #萌え #ほのぼの #笑える

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    2021年08月01日
  • 坊っちゃん

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    無鉄砲

    主人公である『坊っちゃん』はとても魅力的です。
    あ、こういう人いるなぁ
    と思わせてくれるような、快活さと優柔不断さと臆病さと勇敢さが一まとめになったような、とても人間らしい主人公だと思います。
    どこにでもいそうな人だからこそ逆に新鮮で、いつまでも読み伝えられている作品なのかもしれません。

    #カッコいい #笑える #アツい

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    2021年08月01日
  • こころ

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    ほんの一瞬の気の迷いで一生悔やむ事になる。
    人を傷つける事と人を愛する事の辛さや重さを感じる本だった。

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    2021年07月29日
  • 小説 こころ

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    共感できる登場人物もおらず、時代背景も違ってピンとこない事柄が多いにも関わらず、風景や人物像の描写が豊かで、脳内の映像化が止まらなかった

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    2021年07月11日
  • こころ

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    高校の時に教科書で出会ってから数年おきに読み直してるけど歳をとるにつれて感じ方が全然変わってすごい
    先生と同じくらいの歳になった頃にまた読んでみたい

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    2021年06月30日
  • 坊っちゃん

    購入済み

    原作と別物として楽しめます。

    大和田先生の作品で、主人公が女の子という時点で、原作小説の筋をほぼ忠実に
    なぞっているとはいえ別物と考えてます。まあ大和田先生だから購入しましたが。
    大和田先生の大魔法峠シリーズのファンなので、大変痛快で面白い作品でした。
    もちろん原作も読んだことがありますが、もう古典といえる作品で、これを忠実
    にコミカライズしたと思える作品は本ストアでも何冊かありました。
    別に原作にこだわらず、肩のこらない娯楽として、面白い漫画を読みたい方には、
    本作は大いにアリだと思います。

    #笑える #アツい

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    2021年06月16日
  • こころ

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    屈折した「先生」の話

    書生である「私」は「先生」に心惹かれて交流を始める。謎めいた先生の過去は最後に遺書として明らかになるもので、それまで不思議で仕方なかった。面白かったです。

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    2021年06月06日
  • 虞美人草

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    ネタバレ

    表現が難しくて理解できないところも多いけれど、
    不思議と美しい文章だと感じられる。

    調べながらだと読み進められないので、
    なんとなくで読み進めて3回読みました。

    人間関係の構図はわかりやすく、
    心情や状況の描写に集中できる。

    自分のために、他人を犠牲にして生きるな。
    知識だけではなく、情をもて。

    そう言われているような気がした。

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    2021年06月02日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    面白い!

    明治の知識人階級の男女の四角(五角?六角?)関係であり、家や財産の相続、親の介護、若者特有のプライド、職業的マウンティング、恋愛と結婚、自我と世間体、本音と建前などなど、話自体はまあ渡る世間とかその辺のベタなホームドラマとそれほど変わらないはずなのに、なぜこれほどまでにスリリングでリアルなのか!?と考えるに、ストーリーテリングとしての純粋な面白さに加えて、普遍的な人間心理に対する漱石の鋭すぎる洞察と描写。それに尽きる。

    特にそれまでずっと表面上は穏やかに行儀よく、しかし水面下ではハイコンテクストな湾曲表現による高速パンチと寝技の応酬を繰り広げていた人たちが、クライマックスで突然全

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    2021年05月27日
  • 吾輩は猫である

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    ラストにやられました。
    波があるようで波がない。猫視点の日常です。
    どう終わるのだろうと思って読んでいたら、驚きました。

    猫が可愛いです。猫が悟りを開いている感じです。

    少し分厚いので、薄い本が好きな人は少し読むのが大変かもしれません。

    ちなみに、私が初めて読んだ文学作品でもあります。

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    2021年04月16日
  • 三四郎

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    ネタバレ

    久しぶりに読むと、こんなにも美しく面白い話だったかと驚いた。後期3部作の、人間の本質に苦悩する重苦しさとは全く別の、瑞々しく美しい情景描写に惹かれる。三四郎と美禰子の、互いに意識するかしないかの心の通わせ方、距離の感じが素晴らしい。最も印象深いのは雨宿りのシーンで、情景が目に見えるような透き通った美を感じる。
    多分、美禰子は三四郎に心惹かれるものはあったのだと思う。ただ、プライドか何かは分からないが素直にその気持を認められず、どっちつかずの態度を取らざるを得なかったのかと。三四郎がお金を返そうとしても中々受け取らなかったのは、無意識に繋がりを保っておきたかった表れではなかろうか。最後にお金を受

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    2021年04月12日
  • 私の個人主義

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    夏目漱石の演説をその言葉遣いのまま文字起こししたもの。

    漱石の言葉遣いの面白さを感じられる。
    内容も現代に通じるところがあるので、なお面白い。YouTubeに朗読版があるみたいなので、それも聞いてみたい。

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    2021年04月08日
  • 夢十夜

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    不思議なお話

    ●とにかく凄く短い物語り
    ●教科書に載っている有名人もの
    活字の苦手克服の為、上記2点を基準に選んだこの物語
     読むと漫画のように頭の中に場面がするする浮かんでくる
    読み易いからだろうか
    1年に1度くらいの頻度で「読みたいな」と本棚を探してしまう本

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    2021年03月17日
  • 坊っちゃん

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    すごくよい。

    著作権の期限が切れていてなのか分からないが、明治時代の文豪の一人である夏目漱石の作品を無料で読めるのはかなり嬉しい。まだ、半分以下しか読んでいないが、主人公の不器用ながらも純粋な態度を貫き通すところが、いとおしくもうらやましくもある。

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    2021年02月15日
  • 樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外

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    たけくらべ読み終えたところ。樋口一葉を読んでいなかった(日本文学をなんとなく敬遠していた)自分の愚かさを呪う。なんだこの瑞々しさ。おっとりした、それでいて景色のわかる気持ちの持っていかれる文運びと表現(これは現代語訳の賜物かもしれないが)。あー、、、、とにかく今日読めてよかった。

    三四郎読み終えた。NHKの100分de名著の漱石特集を観てうっすら冒頭は知っていたけども、そこからの印象とは違くなっていって。とても良かった。これも繰り返し読みたい。三谷幸喜さん演出の漱石を題材にした演劇、ベッジ・パードン(野村萬斎さん主演)を思い出しつつ、漱石自身の思想はどこかと想いつつ。

    青年、終えた。森鷗外

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    2021年02月14日