夏目漱石のレビュー一覧

  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    読書とは経験則である。というのを身をもって実感した本。
    小学生の時は解読不能だったのだけど、中学生になってようやく内容が頭に入るように…。
    タイトルはチャーミングな癖に、なんて瓦煎餅な本なんだ!と思ってました。
    今ではおもしろく読めますです。はい。

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    2025年05月28日
  • 坊っちゃん

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    漱石の作品の中でも最も大衆的で最も親しまれている作品。主要な登場人物は全員欠陥を抱えている。そして自分は坊ちゃんに似ていると感じた。おそらく読者の誰もがうらなりや野太鼓、山嵐、赤シャツ、若しくは狸といった主要な登場人物の誰かに似ていると感じるであろう。そこがこの作品を今なお親しまれるべき作品にしている理由だと思う。とにかく登場人物に自分の欠点が投射されていて愉快でたまらない。

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    2016年02月15日
  • 夢十夜

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    前から好きだった

    何回読んでもどきっとしてしまう、好きな作品です。

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    2016年01月24日
  • 道草(漱石コレクション)

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    漱石への興味は、私の場合、まず明治に確立されて今なおそのまま名文と感じられる文体です。これは主語動詞がかっちりした英語に堪能だったこと、新聞小説としてのひきしまった章だてをとっていたことなどの影響なのでしょうか。

    自伝的な「道草」も、「片付かない日常」を描きながらも、やはり読ませるなあと感心します。

    幼少時は里子にだされた、ロンドン留学をへて帰国その後はー、経歴では短く語られる間の事情を本人は書き残しています。

    ぎりぎりの線で折り合いをつけていかなくてはならない親戚や縁者、反りの会わない妻。目指すところがあるのにという気持ちが「道草」の題名ににじみます。

    しかし奥さんは、結構近代的で似

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    2015年12月08日
  • 坊っちゃん

    購入済み

    現代にも通じる

    これが1906年に発表されたものかと目を疑いたくなるほどの洗練された文章ということにまず驚かされる。

    そして、約8万文字という短さも、当時付録として発表されたことからも頷ける。

    しかし、内容は何回読んでも新しい発見があるほどの洗練された文章や構成。独特の軽妙な文章のリズムは「って」という促音の多い表現からと、現代のテキスト解析技術によって明らかにされている。

    そう思うと「俺」よりも先に亡くなった清は、私達を見てどう思うだろうか。

    答えが見つからないまま、また今日も読みふけってしまう。

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    2015年11月16日
  • 坊っちゃん

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    こんな職場の人間関係話、
    いつの時代にもあるんだなあと思った。(学生の身だけど)

    山嵐が実は黒幕なのではないか、と勝手にひやひやしてました。

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    2015年10月12日
  • 坊っちゃん

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    ネタバレ

    なるほど楽しい。いや楽しい。読み始めた当初はこんなにものめりこむとは思いもしなかった。痛快というイメージだったが中々哲学チックな事を言っており、ぼっちゃんやるじゃない、と言ってしまうほど。後半は赤シャツシャツしていたがメランコリーな感じも一興。しかし東京を好きにはならない、田舎が好きです。

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    2015年06月17日
  • 坊っちゃん

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    ネタバレ

    四国の中学に数学の教師として赴任した江戸っ子 の坊っちゃん。校長の「狸」や教頭の「赤シャ ツ」は権力をふりかざし、中学生たちはいたずら で手に負えない。正義感に燃える若い教師の奮闘 の日々が始まる。

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    2015年06月10日
  • 吾輩は猫である

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    名著、間違いなく名著。楽しく読めてしまうのにすごく深い内容。西洋の思想が入ってからの日本人の変化についての考察は本当に考えさせられた、というか烏滸がましくも同じようなことで悩んでいただけに、妙な感慨が…

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    2015年05月02日
  • こころ

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    ネタバレ

    国語の教科書で学習し、漫画で読み、やっとちゃんと読めた一冊。漫画の方を先に読んでいたので、どうしても映像がそれになってしまうのは残念だった。次からは改善したいが既に多くの名作を読んでしまっている。失敗だ。もちろん漫画では伝わってこなかったことや省略されている箇所が読めたので大満足だ。岩波の物は少し読みにくいと聞いていたがスラスラと読むことが出来たので、それもよかった。恋愛を取るか友情を取るか、果たして私がとるべき行動はどれが正解なのか、死ぬまでに自分なりの答えが出せればいいと思う。

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    2015年03月14日
  • それから

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    漱石前期三部作の第二作。
    自他共に認める、高等遊民である主人公代助の親友の妻を愛してしまうことによって、実社会に落とし入れられていくまでを描く、漱石による愛の物語。

    まず、代助が高等遊民を自称名乗るに当たり、それに合わせて描かれる高等遊民らしい描写に圧倒されるだろう。
    特に漱石の他作品(特に初期作品)を読んだことがある人なら、彼の幅の広さを感ぜられる。
    漱石自身が持つ百面相とも言える、作品毎の表情の変化は、それだけで読むに値するのかもしれない。

    漱石は文学論上半自然主義派の余裕派に分類される作家であるが、この「それから」内では余裕を感じつつも、自然主義的要素が所々に見ることができる。(あく

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    2015年03月12日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    漱石の時代と現代とで、人間はこんなにも変わらないものなのかと読みながらとにかく驚かされたし、自分自身の醜い部分を時代を超えて見透かされているような気分になってドキっとしました。
    今の自分に喝を入れてくれる様な話で、読むことが出来て良かった。
    真面目にならなければ。

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    2015年07月03日
  • 吾輩は猫である

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    夏目漱石といえば・・・
    と聞かれたとき、私は間違いなくこの作品を掲げるでしょう。

    猫視点で描かれる本作品は、当時非常に斬新でその後同形式の作品が多数出たという。
    私はそのような意味で本作品をお勧めしたい。

    時代に新たな風を吹かせるということは、ごく限られた人物にしか可能たらしめない。

    特に学生さんにお勧めしたい作品です。

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    2014年12月18日
  • 三四郎

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    明治大正期の作品では「三四郎」と「雁」が圧倒的に好きで、もう何回読んだかわからない。特に「三四郎」は10回や20回ではきかないと思う。
    そしてやはり、なんど読んでもいつ読んでもいい。書き出しから最後に至るまで本当に素晴らしい。読むたびに心のいろいろなものが調う。
    本郷上野周辺を好ましく感じるのも、この2作品の影響が大きい。しかし、そんなに好きなのにどうして東大に行こうと思わなかったのか、今さらながら不思議でならない。

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    2014年12月16日
  • こころ

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    糸瓜忌のBBで「仰臥漫録」の代わりにプレゼンした作品。但し集英社文庫で。理由は解説が優れているから。だけどそもそも岩波書店が発行した最初の書物が「こころ」だった。岩波文庫の解説は古井由吉!実父の臨終間際を放って東京行きに飛び乗る道徳性、日露戦争ではなく勃発直前の第一次大戦に見る作品の背景、この2つは意見が違うが「先生」とKと「私」という3人の大学生の精神分析が面白い。Kは郷里を欺いた報いで学業も生活も破綻していく。猜疑心が強い「先生」は端からそれが許せない。自他共にだ。どう読んでも49章と50章は圧巻。

    岩波文庫創刊時のラインナップ。先日の読書会で、今年も岩波文庫を1冊も読めなかったと言って

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    2014年12月11日
  • それから(漱石コレクション)

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    思慮深いがために行動できない主人公。
    周りの環境が次第に変わり、自分自身も成長していく、その成長に耐えられないまま終盤を迎え、なんとか生に抗おうとするその葛藤が絶妙に文章にされていて、どの一つの文も書き落とせない。完成された本だと思う。

    恋愛模様を描くのが上手いですよね。

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    2014年09月30日
  • 漱石「こころ」の言葉

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    夏目漱石の『こころ』刊行から百年、らしい!
    ということで、漱石のこころに触れるための、名言が作中や書簡などから抜粋されて掲載されている。

    読んだことのないものも多数あった。
    心を打たれるものもあれば、反面、内容の解釈ができないものも多数あった。

    本書の構成として、言葉の注釈は幾つか加えられているけども、”名言”に対する解説は一切なく、読者にその解釈(味読)をゆだねている形になっている。
    余計なことはしないという、良い計らいだ。

    漱石の言葉に触れる良い機会だった。

    やはり原著/原作に当たることが大切だと思う。
    ※最近、名言のみを集めた本が多数出版されているけども・・・。

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    2014年07月21日
  • 坊っちゃん

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    高校生以来。
    昔から鼻持ちならない奴はいたんだなぁ。
    そんなに真っ直ぐだと神経衰弱にもなっちゃうよ。
    大人になった今、痛快だけじゃない部分も読める。
    清とのつながりがいとおしい。

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    2014年07月19日
  • 夢十夜 他二篇

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    ネタバレ

    これ、ナゾナゾだと思う。読まれた方々それぞれの答えを尋ねてまわりたい。僕は、一夜は「音楽」。三夜は「歴史」が答えだと思うんだ。

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    2014年07月15日
  • 三四郎

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    ネタバレ

    物語としては「三四郎のキャンパスライフ」というなんでもない話だけど、人物描写が今でも通用するのでおもしろい。今もこんな人いるよね!みたいな。冒頭、名古屋が出てくるのもちょっとうれしかったり。
    漱石先生はときどき文明開化の総括的なことを作品の中で登場人物に語らせるのだけど、文明開化によってまるっと西洋の文明を受け容れてしまうことでがらっと風土が変わってしまった日本に、戸惑っている感じが伝わってくる。きっと漱石先生自身がそうだったのかなと思うのだけど、西洋文化を喜んで受け入れられる人がいる一方で、新しい動きに馴染めなずもやもやしている私みたいな人が、明治時代にもいたのだなぁ。
    いま與那覇潤さんの「

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    2014年06月07日