カツセマサヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供の頃には何者にもなれると思ってた。
でも、その何者にもなれないと分かったのは、そしてそれがしょうがないと割り切れたのはいつからなんだろう…。
子供の頃には、聞く音楽や考えること全てが新しくて、ドキドキしてた。けれど、大人になって、色々な事と折り合いがつけられるようになったけれど、あのドキドキ感や瑞々しさが少し失われたような…そんな自分には、めちゃくちゃ刺さりました。
人生あらゆる事は時間が解決してくれるけれど、
その傷も実は大事な部分で、それがカサブタになってなくなる度に、自分のコアだったはずの部分も含めて、少しずつ剥がれていくような…。
ただ、そう感じている今も、後から見たら何でもで -
Posted by ブクログ
カツセマサヒコさんの小説を読んだことがないのに、タイトルに惹かれて読み始めてしまった。
分かるなーと共感したり、ほっこりしたり、不穏のまま終わったり、理解出来なかったり、とこれだから文章が上手な人のエッセイは面白い。
小説を読む合間の小休憩にエッセイ本を読むことが多いのだけど、物語に熱せられた思考をじんわり緩めてくれる。
そんなエッセイだった。
「行けたら行く」は、行く寄りの返答になる人の話は面白かった。
この場凌ぎの常套句になる言葉だけど、案外本当に行ってみると面白いことが起こるのかもしれない。
あとジブリのトトロの話も良かった。
もう、その人のことをトトロと呼んでいるし。笑 -
Posted by ブクログ
思ったよりも、恋愛についての葛藤要素が強かったですが、主人公と友人(尚人)の、20代後半ならでは進路の悩み、先が見えない人生に対する不安感にとても共感しました。
主人公の友人(尚人)の言葉
「23,24歳あたりは、人生のマジックアワーだとおもうのよね」
にはとても勇気づけられました。
苦しい、もっとやりたい事をしたい、ここでいいのだろうか、といった私自身も感じる悩みは、
自分が自由で、ある程度自由に使えるお金がある「マジックアワー」にいるからこそ生まれる悩みなんだと思い、とても勇気づけられました。
「人生のマジックアワー」の言葉をお守りに、苦しくて悩むことがあっても、悩みすぎずに乗り越えて -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
「ダディトラック」 外山薫
「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫
「連絡帳の父」 岩井圭也
「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏
「息子の進学」 石持浅海
「髪を結ぶ」 河邉徹
「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ
それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
家族の形に正解はない。
今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。